投稿作品34作品
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歌うとは戦うという事だ。
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miku。
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白い野良猫がいました。
たくさんの子供達に可愛がられました。
白い野良猫はそれがとても嬉しかったので
子供達に恩返しがしたいと思いました。
白い野良猫は、子供達に降りかかる不幸の全てを吸い取りました。
悲しみや苦しみを自分へと。
子供達が泣いてしまう事のないように。
悪い夢を見ないよう...野良猫の話。
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今日も僕はまた嘘をつきました
当たり障りの無い事言ってその場をとりあえず凌ぎました
気付かないフリばっか繰り返して
もうホントの自分は見失いました
君を悲しませないためのとびっきりの嘘をつこう
君が笑うのに邪魔な本当があったなら
世界の果てまで吹き飛ばしてしまおう
そうして偽りだらけの僕になろう
け...嘘つき。
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両手じゃ抱えきれない夜空の真ん中で
一際輝くあの星が
大粒の涙でも流してしまいそうな
肌寒く、人肌恋しい静かな夜
舞い降る色とりどりの願いの言葉が
まるで季節外れの雪のように
心に重くのしかかってくる
これは、口から出すはずだった君への想い
飲み込んだその先で
溶ける事の無い冷たい雪は...積雪。
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やぁ、自分自身。
今どうしてる?
いいかげん僕について考えるのに疲れたろう。
お前が暗中模索を繰り返す姿は見飽きてしまった。
そろそろ外を見てみたらどうだ?
雨戸を閉めっぱなしじゃ雨かどうかも分からないさ。
もう春だ。
暖かい風が吹いてるかも知れない。
お前が僕を嫌ってるのは知ってる...Hey. Dear Myself。
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がたんがたん。
景色がふっ飛んでく。
見慣れた駅に着いた。
バカな期待した。
いなかった。
知ってるクセに落ち込んだ。
がたんがたん。
景色がふっ飛んでく。
また誰かさんからのメールを開く。
何度目?...まい はーと いん とれいん。
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君になんか出会わなければ良かった
そうすれば僕は
君を知らないでいられたから
君となんか親しくならなければ良かった
そうすればきっと
こんなにも長い付き合いになる事は無かったから
君なんか好きにならなければ良かった
そうすればもしかしたら
こんなに悩む事は無かったろうから
僕を変えた...君で、そして僕で。
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下を向いたっていい
そんな日があってもいい
そこには僕の足がある
16年もの間、僕を運んできた足が
振り返ってもいい
そんな日があってもいい
そこには足跡がある
まぎれも無くそこを歩いてきた、僕の小さな足跡が
弱音を吐いたっていい
そんな日があってもいい...励ます。
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せめて夢で会えるよう
君を想って眠ります
せめて夢で会えるよう
君を願って眠ります
君がここに来てくれるよう
小さな夢で待っています
君と僕との二人分
小さな夢で待っています
せめて夢で会えたなら
その時きっと言えたなら...夢で会えるよう。
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もう少し
あと少しだけこの場所で
夢の続きを見せて
神様ならばわかるでしょ
私がこれを望むのを
神様ならばわかるでしょ
夢にまで見るこの人を求め続ける悲しみを
いつでも私の心には
何より近くに君がいる
だけども私の心から...夢に見る君。
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そっと触れると
あなたはとても冷たくて
あなたが僕に降り注ぐ時
あまりにも綺麗で僕は声を失うんだ
とても儚いあなたは
誰かに守られていないと
一人ぼっちでいると
簡単に姿を消してしまうけど
僕が頑張って暖めてあげようとしても
涙を残して消えてしまうんだ...冬に空から降りる君。
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建物の隙間を強引に抜けてきた冷たい風が
降りしきる雨を躍らせて
広げられた傘を暴れさせる
指先が冷たくかじかんで
しめった匂いと肌を刺す寒さが
どこか懐かしい思いにさせる
去年の俺はどこにいたかな
今年の俺はここにいるよ
変わらない変わらないとグチを言っても
気付けばすっかり変わっ...冷たい風。
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スピーカーという心の代弁者は
いつでも大袈裟に想いを叫ぶけど
君へ僕だけの想いを伝えるには
この世界にはラブソングが多すぎる
それらはきっと君の心に
たくさんの言葉を残すのだろう
でもその言葉は君のための言葉じゃない
僕の言葉じゃない
思ったんだ
きっとどんなにイイ詞を乗せたメロディ...僕だけの唄。
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傾きかける秋の太陽
今日が終わるその前に世界は色づく
オレンジ色に染まる窓の外の景色
僕の部屋も色づいて違う部屋みたい
こんな時決まって考えちゃうのは
今までの寂しかった時の事
こんな時決まって考えちゃうのは
あのコの別れた時の その時の場所と時間 空の色
和ませてくれるの夕焼けは ...夕焼け。
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もぅいいって
そんな泣き出しそうな顔してまで謝らないでよ
僕は誰よりも君の事を知ってるつもりだよ
君の気持ちはつらい程わかるから
それ以上悲しい顔をしないで
わかってるよ
君がそうしてしまった気持ち
だってきっと同じ状況だったら
僕だってそうしたに違いないと思うから
悔しい程に君の気持...君がしてしまった事。