タグ「【リレー】僕と彼女の不思議な日常」のついた投稿作品一覧(49)
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「神威」
僕の背中から声をかけたのは初音だった。
初音は僕の友人……というカテゴリでいいのかな。正直言ってよく解らない。かつてはなんでも知っている人間で、そして今はただの僕のクラスメイト。
「どうしたんだい、そんな寝ぼけた声で」
「別に寝ぼけたつもりはないし、まるであんたが話したくないような口ぶ...僕と彼女の不思議なゲーム
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それはとある夏のことだった。
「神威、暑い。あつすぎるわよ」
「知らんよ。というかどうしてお前はこの暑い中何も対策をしていないんだ。ぼくなんてちゃんと対策しているぜ?」
「ふーん、例えば?」
「例えば……アイス!」
初音には絶対に出来ない、研究室を借りている僕だから(?)出来ることだ! 冷蔵庫の...僕と彼女の不思議な日常 Another03
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僕と彼女の不思議な日常 漫画版2話投稿
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僕と彼女の不思議な日常 漫画版開始イラスト(一話)
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「クリスマスね」
「実際には一日遅れてるけどね」
「いいのよ、近似してクリスマスだから」
「……なるほど」
どうして僕が、初音と一緒にデートなんかしてるんだって?
それは――二時間前に遡る。
≪僕と彼女の不思議なクリスマス≫
二時間前。
「よーし神威付き合え」
「何をいきなり言い出すんだよ」...僕と彼女の不思議なクリスマス
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「遅かったわね」
すまなかったね。なんだか三ヶ月くらい過ぎちゃった気分だよ。こういうのってなんていうのかな? ……そう、『メタ発言』ってやつだ。
「まあ、そんなことはどうでもいいのよ。トリックオアトリート!」
「……さっきあげたよね?」
「遅れた罰」
「えー」
まあしょうがないか。まだ飴余ってる...僕と彼女の不思議なハロウィン【後編】
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白衣の神威がくぽ
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(本作は『僕と彼女の不思議な校内探検』第五話の行間部分からの続きとなっております。)
ハロウィン、とは――。
ヨーロッパを起源とする民俗行事で、毎年10月31日の晩に行われる。西ヨーロッパ古代のペイガニズムにもとづく死者の祭りおよび収穫祭、とりわけケルト人の行うサウィン祭に由来するとされている。...僕と彼女の不思議なハロウィン【前編】
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解説を4回に渡って行なってきましたが……今回で最後です。今回は、いろいろあったんですけどまあ名前の由来とか小ネタを中心に。
・名前の由来
リレー小説のタイトルどうしよっかな~って思ってふとwikipediaを見ていたら、世界シリーズというものを見つけまして。そのタイトルを用いて、なら『僕と彼女の...僕と彼女の不思議な日常 解説4
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こんかいは隠し設定でも。
・グミについて
彼女の役目はさしずめ神威を守る役目でしょう。
神威は知らないでしょうが彼女にとって神威は大切な存在なのです。
書いてはおりませんが、彼女の立場――箱庭使者とは本来死にいく人間が使われています。
賽の河原とはご存知でしょうか。三途の川、とも言いますが...僕と彼女の不思議な日常 解説3
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「し、しまった!!」
花の高校生、初音ミクはひとり教室で叫んだ。女の子の恥じらいも見せずに。その理由とは……。
「体操着忘れた!! ってかきょうもしかして水泳だったり?!」
「僕の水着なら貸してあげるけどー」
「神威あんたさらっと私の胸がないって言ったでしょ!?」
「いってないけど……なんで殴られ...僕と彼女の不思議な日常 Another02
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≪7話より≫
「さあ、神の座よこしなさい!」
初音。話の次元が違いすぎて、ついていけない。
「初音、それはどういうことだ」
「そういえば、貴方は私の考えてることが知りたい、と言っていたわね? 私の計画は……私が、私自身が、神になることよ」
「ずいぶんおもしろいことを、お言いになさるのですね……? ...僕と彼女の不思議な日常 Another01
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僕はあれから考えていた。
なんども、何度も考えていた。
あれは想像だったのか? 偽りだったのか? 現実じゃなかったのか?
彼女――初音とは会えないのか?
そんなことを――今日も思っていた。
***
僕はあれから少しして退院、何年ぶりかの学校は僕を優しく受け止めた。クラスメイトも僕に優しく...僕と彼女の不思議な日常 エピローグ
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解説2つめです。
今回はサラっと『僕と彼女の不思議な校内探検』と『僕と彼女の不思議な世界』についてです。
ほんとうはこれは僕だけで書こうと思いましたが、もともと考えていたプロットから鑑みるに絶対に完結させられないと思いリレー小説にしました。
これは第二部でもあり、“if”ストーリーでもありま...僕と彼女の不思議な日常 解説2
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どうも、僕です。
本日、『僕と彼女の不思議な日常』シリーズを完結できたことをご報告させていただきます。
去年10月から多少の休載を挟みつつ、リレー小説の形式で全五十四話と相成りました(日常編十四話、校内探検編三十話、世界編十話の計算となっています)。
リレー小説の形式としては三作目となってい...僕と彼女の不思議な日常 解説1
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少年は、目を覚ますと白い天井が目に入り込んできた。
「なんだこれは……?」
少年は、ベッドに横になっていた。点滴がされ、重いギブスがつけられ。
どうやらここは病院のようだった。
少年が起き上がろうとして横を見ると、ピンク色の何かが見えた。どうやら、それは髪の毛のようで。
「う、うーん……」
...僕と彼女の不思議な日常 最終話
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≪第三節≫
そのころ、リン。
「人間はカミサマになるべきなのよ……。
何がカミよ。
何がカミサマよ。
ヒトの面倒を見ないで、祈ったときに救わないで、何がカミサマだっていうの?」
そんなことをつぶやきながら、真っ暗な場所をただひたすらと歩いていた。
≪ヒトはカミをどのように思うか?≫
不...【リレー】僕と彼女の不思議な世界 05 MGR団【後編】
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【A】
君は全てを解ってるみたいで 退屈そうだね?
理想だなんてそんな妄想 思っちゃいけないよ
飛行機は切なく揺れる まるで君の心みたいだ
【A】
いつも研究所に引きこもって何かを探してるそんな君
愛とか夢だとかの想像 思っちゃいけないよ
自転車を漕いだ空が悲しそうに薙いだ
【B】
3, 2, 1。...僕と彼女の不思議な音楽 歌詞
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≪第零節≫
「当たり前だろ。もう僕は逃げない。
彼女を……初音を救ってみせる」
僕が言うと、
「その言葉が聞きたかった」
グミは笑って、呟いた。
そして、
「……特例ですよ。23942回目の部分リセット。3回目になる10月28日です。
必ず彼女を救ってくださいね。
もう“特例”は存在しま...【リレー】僕と彼女の不思議な世界 05 MGR団【前編】
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僕はとりあえずカイトとともにその光景を傍観していた。初音が僕のよく知る場所へ入っていく光景を、ただただ傍観していた。
気づけば、彼女が僕のいる場所に来たのが全てのはじまりだった。
彼女が僕の世界に、言い方は悪いけど土足で上がってきた。それって遠慮がちになっていたみんなよりかは素晴らしいことなのかもし...【リレー】僕と彼女の不思議な世界 05 壁
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そのころ。
「……ここはどこだ?」
僕は別の世界へと来ていた。
全てが歪んだ、世界。
そして、背景の所々に0と1の数字が描かれている。
「……君か」
声に驚き、振り返ると、
「カイト……だったな」
「ああ。なぜお前がここにいる?」
カイトは傷ついていた。いったい何があったというのだろうか?...【リレー】僕と彼女の不思議な世界 05 邂逅
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「……それじゃあ君は死んでもいいのか? 消えてもいいのか?
存在が誰にも確認できなくなったとしても……!?」
「だからいいの。私はもう誰かがいる世界にいたくないのよ。
解る? 誰からも救われない世界よ?
例え私をわかろうよする人間がいても、それは偽りの気持ちなの」
「……だから、私は神管。お前...【リレー】僕と彼女の不思議な世界 05 序
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「23941回目の世界の再構成…、全てリセットする、だって?」
僕はとりあえず初音の話を聞いてすぐ驚きしか生まれなかった。
「……なんで、それをするの?」
とりあえず僕は尋ねてみた。
「なんで、って……。簡単に言っちゃえばめんどくさいから。
あれってめんどくさいのよー?
JavaでもなけりゃC+...【リレー】僕と彼女の不思議な世界 03
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神という存在は、人間というものを余りにも軽視していた。
「イアが私に初めて会ったときに言ったセリフよ。あの馬鹿っぷりは健在みたいね」
そう言って初音は僕の脛を蹴り上げた。なぜ蹴る。痛いんだが。
「イアは昔からいたってことかい?」
「昔からも何も、私が作り上げたんだから当たり前じゃない。
にしてもま...【リレー】僕と彼女の不思議な世界 01
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「tyisdennnrrkrr.....!!!!!」
「sjsjsnerhdnwowjsnaowwissn光jdjeensns!!!!!」
「……なんだ?」
カイトは人の言葉ではない、何らかの言語を使っている何かがいる空間にいた。
壁や地面はすべて意味の無い文字列ばかりだった。
「……おい」
「ed...僕と彼女の不思議な校内探検 29【リレー】
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「そんな! 僕は心配したんだぞ?! あの爆発に巻き込まれて、もしかしたら君が死んだのではないか、と……」
「うっさい。アイス大好きだからってクールを気取ってんじゃないわよ?」
「いや気取ってるわけではないんだが……」
カイトはすっかりメイコのペースに乗せられていた。
「……ったく僕は急がなくちゃなん...僕と彼女の不思議な校内探検 27【リレー】
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そのころ、カイトはただ走っていた。
「おかしい…… なぜだ?」
一つ、心の中に疑問が浮かんでいた。
「なぜ、あの時と同じ風景なのだ?」
――あの時、とはかれが初めてこの世界に迷い込んだ時である。
夢の中かもしれないその景色が、これだった。
「つまり、目的に近づいた、ということか」
ニヤリ、とカイトは...僕と彼女の不思議な校内探検 25【リレー】
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「実は、あの世界は弱音ハクという人間が作り上げた『歌』の世界なの」
VY1もといミズキは唐突にそんなことを言い出した。
「……どういうこと?」
「つまり、私たちは異次元の空間通路を利用してここまで、現実まで来た、ってこと」
全くわからない。
「……あなた、カイトが何がしたいか、覚えている?」
なんだ...僕と彼女の不思議な校内探検 23【リレー】
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「おい」
青年の声が、僕の耳に入った。
目を開けると、そこに居たのは青いマフラーを首に巻いた青年だった。
「な、なんでしょう?」
「弱音ハクという人間がいるはずだ。どこにいる?」
「は、ハク姉さんですか?」
「そうだ。どこにいる。彼女はとある“作品”を書いているはずだ」
「まあ、確かにハク姉さんは小...僕と彼女の不思議な一日【番外編後編】
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「ええ。神はもう古い存在よ。神はたかが人間が勝手に作った妄想に過ぎない」
ミクは、ルカに一歩進んで、言った。
「いいえ。違います。神は人間の最終的な進化系となる存在です」
「神は古い存在? 神が崩壊をし続けている。今や神を信仰する人間なんていないんですよ」
「……そうね。神は、」
ミクは、一度考えて...僕と彼女の不思議な校内探検 21【リレー】
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