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嘘だらけな世界で
あなただけは唯一の真実だと思ってた
でも それは表の顔
裏側に隠された本当の顔
嘲笑う無数の口唇
取り残された 私はひとり
涙も枯れて 声も潰れたわ
泣きたい 叫びたい
そんな願いすら 掻き消された
ねえ、神様...死を選んだ少女
uruko_m
(A)涙は弱い証だと
手を祓った 君の横顔は
悲しみ押し殺して
痛みに耐えていた
(B)何故そんな顔をするの
何も感じないと言うなら
僕のほうを見てくれよ
ちゃんと目を見て 突き放してよ
(S)分かってる
君の強がりも...knowing
黒クロ
Aメロ
夜空に浮かぶ月は
優しく僕を照らすよ
君と約束した場所まで
後何分で着くのかな
Bメロ
ずっとなんてないんだね
分かってるけど信じたいよ
だから嘘だと言ってよ
君の声が聞こえないよ...未定(スローテンポ)
トワイ
『ミク……』
『カイトお兄ちゃん、一緒に歌って? ワタシの想いを、マスターに、ルカちゃんに、届けるのを手伝ってほしいの』
――最期の願い。
媒体を壊されたボーカロイドが望む、ただ一つの。
あれだけひどい仕打ちを受けながら、ミクは必ずマスターの名を忘れない。
一番届けたい相手にだけ、最期にそれぐらい望...欲に殺された歌姫、奇跡を残して 完結
時音
「……マスターが望むなら、それが、俺達ボーカロイドの生きる理由だから」
回想から戻ったカイトの返答に、ルカはあからさまに軽蔑の眼差しを投げつけた。
綺麗な顔は憎しみで歪み、紫がかった長髪は風もないのに靡いている。
まるで抑え切れない怒りを体言しているようだ。
ルカは唇を噛み締め、自身の腕に設置された...欲に殺された歌姫、奇跡を残して 4
時音
「どうって……」
「マスターの言いなりになるつもりなの? あんな冷酷な男のために、自分がちやほやされたいがためにミクを殺した男が作った歌を、あなたは歌い続けるつもりなの?」
存在理由を捨てたルカの厳しい問い掛けに、カイトは何も言えなくなってしまう。
確かに、マスターは無理を強いてミクを壊してしまった...欲に殺された歌姫、奇跡を残して 3
時音
『ルカちゃんの声は綺麗だね。おとなっぽくて、透き通ってて』
『声なんて皆一緒じゃない。別の私だって調教次第でこれぐらい歌えるわ』
『ううん。ワタシは今ここにいるルカちゃんの声が一番好き。何か優しいふわりとした感じがして、胸が温かくなるの』
生前のミクは、いつもそう言って私の歌声を褒めていた。
私達は...欲に殺された歌姫、奇跡を残して 2
時音
防音設備はそれなりに整った小さな一室。
部屋の中は作曲の邪魔にならない簡素な作りで、家具といえばパソコンが乗っている机と椅子ぐらいしか無い。
「――マスターが、ミクを殺したのよ」
ボーカロイドの運命を背負う巡音ルカは、首にマフラーを巻いた青い髪の仲間に言い放つ。
彼等のマスターは今宵は外泊の為、明日...欲に殺された歌姫、奇跡を残して 1(死ネタ)
時音
どうせなら ひどく罵って
立ち上がる猶予なんか要らない
徹底的に痛めつけてよ
ごめん だけじゃ ずるい
牙を剥いて 首筋から 何もかもを
貪り合うように
傷口から 流れる色が 同じ事で
安らぐ の
氷の温度 鼓動の音に
唇を固く結んで...isotope
gtmi
カーテンの白さを改めて認識した朝だった。窓際に立つ彼女は朝が良く似合う子だった。彼女の華奢な指先がカーテンを掴む。小気味良い音と共に、差し込む陽光。それがあまりに暖かくて堪え切れず、日ごろ抱えていた想いがふと、口をついて出た。
「ミク、好きだよ」
声に出してみれば、ずいぶんと単純な言葉だった。今まで...【カイミク】せめて、愛させて【小説】
ツキシキ
一人子兎のように 震えている
他人を見ないように 震えている
真っ赤になった眼は ただ一点を見る
笑みを浮かべる瞳を
君の目に僕が映る 震える目が
一人で居られると 嘘をついた
強がっているのは 苦しい証拠
一人で居るのは 悲しい証拠
頬を伝う雫
周りが君を追い詰める...嘘吐きの願い
万年筆P
片手に持つものは砂時計
刻々と落ちるサラサラな砂は
もう、ね?勿体なく感じるよ
片手に持つものは想い出話
過去にも今にも戸惑っているの
どうして?なんでだろうね。
沢山の人々に囲まれて
幸せだと感じる今だからだよ
時が経つにつれて
この幸せを少しずつ忘れていくのが 怖いの...きっと
ひより
「―――っは」
いつの間にか止めていた、呼吸。
「レン!大丈夫!?」少し遠くから聞こえる、リンの声。
「っへへ、大丈夫だよ」何とか笑い返してみせる。
実際、こちらにケガは一切無かった。
子どもだからと油断していたのか、魔女の手下と思しき男は、ほとんど抵抗しなかった。
「リンこそ、大丈夫なのか?」
「...A leaving behind moonlit night tine Ⅳ
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「―え」
思わず、言葉に詰まる。何故なら彼も、全く同じことを考えていたからだ。
姉の表情は固い。こちらを見ず、彼女は問うた。
「レン・・・これまでのあたし達って、まるで”ヘンゼルとグレーテル”見たいだったじゃない?」
―リンも気付いていたか
複雑な心境のまま、彼は首肯する。
「ああ。だけど、俺達はき...A leaving behind moonlit night tine Ⅲ
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1.
あの日見失った光
追い掛けては続く Endless loop
届きはしないはずなのに
手を伸ばして呟いたの
姿を見せて
私を試して、[Assassin]
貴方は何処に居るの?
もう気付いてるはずでしょ...Assassin
水月 花音
【A】
好きでした
好きになってしまいました
この恋は罪
たとえ、思いが通じても
私と貴方
何故(なぜ)出会ってしまったのか
もう手遅れで
禁忌の荊、手に絡む
【B】...Schuld(曲募集中です)
香-Kyou
「必ず今度は連れて帰るよ」
赤い格子越しに指切したの
あれから貴方は姿を見せない
貴方は今何をしているの?
籠ノ蝶ハ何時出会ウ
私は花へ止まれない
籠ノ蝶夜明ケガ来テモ
羽ばたくことは叶わない
夜の帳が下りればまた
今宵も地獄の宴が始まるの...籠ノ蝶
政宗ママ
あの日の彼女がぎこちなく笑ったのを
気付いてあげられなかったのは
私が愚かで 馬鹿だったから
ごめんね ごめんね
今更 遅いけど
悲しいと思うのは いけないことですか?
会いたいと思うのは いけないことですか?
今はもう 墓の下
笑えない彼女を
いつかの彼女がうずくまり泣いてたのを...わたしがころしたかのじょのうた
teko2
柔らかい雨が降ってます。
わたしたちには危険な雨が。
「リンちゃん、雨で冷えちゃうよ、家に入ろうよ」
いつからこんなことになったのか
気付かなかった自分が憎い。
「ね、リンちゃん、部屋あったかいから入ろ」
人形のように眉ひとつ動かさず焦点の合わないどこかを見ている。
「リンちゃん、おいで」
「ミク…...無力な私
けい
ありふれた世界で閉塞感 胸に跡をつけて
ゼンマイ仕掛けの玩具のようで ただ時が流れて
居場所がない? 何処にもない
その声も 涙もいつかは枯れるんだ
サビ)
「その涙の訳を語っておくれよ、僕だけにさ」
それで君が楽になるのなら
僕にとってはそれがいい
鮮やかな色に染め上げ 記憶は塗り替わる
嫌いなも...A clockwork toy
こーんすーぷ
【A1】
記憶の片隅にある キミと過ごした日々
色あせずに残ってるよ
ふとたまに思い出して キミに逢いたくなる
でももうキミには逢えない
※【B1】
懐かしい 思い出すだけで
私はね 楽しくなるんだよ
だけどもう キミには逢えない
【サビ1】...【なるぽさん】キミに逢いたい【応募作品】
ACT
どのくらい、待ったろうか。
「中々来ないね~、お菓子食べれるトコ」
「・・・今日は来ないんじゃね?」
「え~!?おなか空いたよ~・・・」
落ち込む姉を横目で見、彼は思う、己の推測を言うべきか。
”父さんと母さんは、仕事を捨てたんじゃないか?”
けど、結局彼が口にしたのは、
「夜も遅いし、父さんも母さ...A leaving behind moonlit night tine Ⅱ
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「母さん、ねえ母さん」
子どもは、リンは楽しげに問うた。
「この森の奥には、何があるの?」
「とっても、楽しい場所よ」
にこやかに答える、緑の髪の長い、女。
「じゃ、じゃあ、お菓子もあるかな?大好きなお菓子も、い~っぱい食べられる?」
「ええ、今日は特別よ」
「ほんと!?わぁい!!!」
無邪気に喜ぶ...A leaving behind moonlit night tine Ⅰ
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これは君からもらったもの
わたしの両手にあふれるひかり
小さな小さなかけらたち
いろとりどりの星屑です
不確かな現実(過去)と
不確かな君のことば
確かな現在(今)と
首にかかる天の川
「君を愛しているよ」
その言葉はどうにも重い...ほしくず少女
おっ茶ん
もう限界だ。
何の為にやるんだよ。
辛いんだ。
僕らはこんなことをするために来たんじゃないだろ?
嗚呼、拷問部屋カラオケBOX
最初は楽しかったね。
君たちの笑顔忘れないよ。
いつからかな。
一歩も引かない曲戦争。
僕たちが歌える曲なんて限られているのに、バカだよね。...嗚呼、拷問部屋カラオケBOX
ひがんちゅ
【A】
永久(とこしえ)の愛を 誓いましょう
線香花火を片手に
牡丹が一厘 灯籠のように
語りかけてくる
【B】
松葉の盃 どうかこのまま
夢から醒めないで まだ
擦らせた衣に 包まれていたい
水辺に映るのは ただ――...【完成】線香花火
Ageha.
歪な記憶が ぐしゃぐしゃな心染める
途切れた指でなぞれば
瞳も色褪せ 彷徨った
気付かないふりして 闇夜の隙間逃げ惑う
創り上げた空虚に その意味を求め
偽りの刃ごと 粉々に砕いてよ
空と地に繋がれ 遥か彼方
鍵無き扉 目を伏せた
幻想に縋り付く 「僕はまだ此処に居る」
擦れ違う度にまた 木霊して...哭骸
AKIRA
虚ろな瞳 身体を這って
私の中を 蠢くそれに
翻弄されて しまわぬように
唇噛み締めていた
腐れに腐った縁だけど
「愛しているんだ」呟いた
あなたを愛してしまうの
叶わぬ願いが締め付ける
お願い 私の魂を抱いてよ
身体は器(いれもの)にすぎないの...Love Requiem
06
わたしから全てを奪ったあなた。これ以上、何を求めるというの?
わたしにはもう、何一つ残ってやしないのに。
あなたが一欠片も残さずに、盗っていったくせに。
そのくせあなたは、わたしを跪かせるのね。
「大好き」って、行って欲しいの?「愛してる」って、誓いがいるの?
逆らうことは許されない。ああ、自由さえ...あなたに奪うことはできない
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僕は君を想うよ。
遠く 遠く 遠く
離れてしまった僕だけど。
僕は君を想うよ。
…勝手だよね。
君をたくさん泣かせた。
君をたくさん悲しませた。
でも君はいつだって僕を待っていてくれるから。
だから僕は、甘えてしまっていたんだ。
君を何より大切にしたいとか...遠く 遠く 遠く
ひがんちゅ