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89件
私のこの身体は私が思っていたよりも
ずっと少ない量しか抱えることが出来なくて
私の心も実はそれと同じで
他人から放たれた言葉の全てを持つなどおこがましい
先生が教えてくれた「お・は・し」は分かっても
あの子に言われた「気持ち悪い」は分からない
多くの人はきっと夢の中で棄ててしまうのだろうけど
ドジな...分相応
麻々 翠庵
八つ当たりばかりの世の中に祝福を
憎たらしいほど生真面目な信徒に絶望を
此処で生まれる全ての愛に致死毒を
語られることのない花束に忠誠を
偽りの名前 息を潜める怪物の食前
空は青く人々は抑揚のない笑いを描く
さて
君の望む続きは何処だ結末を。
麻々 翠庵
何をするにも不器用で
だけど笑顔は可愛くて
ねぇきっと
ねぇきっと
私あなたが好きなのよ
だから聞いて
ひとつ聞いて
あなたとずっと笑っていたい
唇から溢れる白い煌めき
好き...好きなの。
麻々 翠庵
いつか来ることは解っていた
誰も逃げたりなんかしない
気付いているのに知らん顔して
ひどく大きな声で笑ってた
夢は描けず空白にした
進路は現在<いま>を希望します
澄んだ青空も煌びやかな星空も
僕には過分なキャンパスだった
きっとまだ夢見るコドモ
「もう大人<よる>よ」「後少しだけ」...巣立ちの時に
麻々 翠庵
存在@出穂宏光
掴めそうで掴めない
星の光のよう
流れる雲のよう
追いかけてくる月のよう
夢なのか現実なのか
正体のないもの
目に見えないもの
だけど確実にそれは存在している
心の中...存在@出穂宏光
出穂宏光
いつも同じ景色をみて 同じ音色を奏でて
笑いあったあの日々は
色褪せることなく 私の中にある
桜色の木漏れ日 瑠璃色の雨 若草色の風
輝きで満ち溢れていた
貴方の笑顔 声 色
すべて私の中に溶けて溶けて溶け込んで
私を形作り 今の私がある
貴方は陽だまりのようで 光の存在
私が暗闇にいても 貴方は見...ガーベラ
Aquarium33
繰り返される日常と
言う名の檻の中から
どんなに叫んでも
誰にも響かないし
誰にも伝わらない
声にも行動にも出せない
私の心は毎日の枷に
縛られて藻掻いている
這ってでも
喉が焼け付こうが...私の籠
真遥
書き残された文字
貴方が存在した証明
指でなぞる切なさ
涙で汚さぬよう そっぽを向いた
いつでも会えるからと
貴方の変化に目を逸らし
ただ生きていた事に怒り
貴方が居ない現実に
僕は貴方に貫かれたように孤独だ
名前を呼んでも...トリノコシ
真遥
雲で覆われた空。
抱えきれないほどの青で溢れますように。
一瞬覗いたあの時から
ただ、それだけを願った。
いつからだろう。
心の中で育んだ大切に君が咲いていた。
きっと、あの雲の隙間に恋をしたんだ。...Smile
kαzu
君の表情が頭から離れないんだ
君の涙声が耳に残ってるんだ
巻き戻せないはずの時間が僕の足に巻きついている
もう無かったことにしようとするけど
忘れたくない自分がいつもそばにいるんだ
何度だってウソをつく 君の笑顔がみたいから
真っ白な君を抱きしめる 僕は何色に視えている?
君の笑顔が頭から離れないん...InSide
めーみゅ
どんな服を着てみても
神様に頼っても
負ける気がした
拠りどころにしてた 君への優しさは
大人になって少し知った あたしの可哀さだったんだ
判ってるつもりでも イイコトを望んだ訳じゃない
人ゴミの中で ただひとり特別で在りたかった...アイドル
妄言乱舞
誰もが誰かを部外者じゃなく
敗者にしたいと囃し立てる様に
主張する事を辞めない
本当は僕たちの生きるこの時代の輪廻において
幸せの鐘を鳴らすような
激烈すぎる言葉のシュートが
物体としてのゴールネットを貫く。
貫く、その瞬間を分かち合う刹那さを
誰もが誰かと迎えられる軌跡をシッテいる
喜びを感じれる...妄言乱舞 ー裸(テキスト)編ー
妄言乱舞
苦しみだけが溢れてるわけじゃないのに、
悲しみだけが溢れてるわけじゃないのに、
この世界で生きてるだけで痛いもんだ。
善く生きようとしているのに、
笑っていたいのに、
どうしたって自己嫌悪。
「死んでしまいたい。」じゃなくて、
「生まれてこなければ良かった。」
そこに辿り着く。
深い闇に潜り込んでは...体温に触れて
kαzu
日常を彩るのは
他愛のない出来事
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本日は晴天 雲一つ無い昼下がり
あいつと笑い転げた
何がそんなに面白かったのか
全然思い出せないや
晴れのち曇り 久しぶりのケンカをした
あいつが謝るまで
もう口もきいてやんないや...ドラマの無い日常(仮)
めーみゅ
君との出会いはきっと奇跡
世界で一番の出会いの物語
今まで 青い世界しか知らなかった
夕陽を映す オレンジ色の海が
こんなにも綺麗なんて 知らずにいた
とても 勿体無いことをしてたのね
揺れる海草 光のカーテン 色とりどりの魚たち
どれもキレイだけど 君と見る景色には敵わない
あの日から 今までず...seaside lover
めーみゅ
鳴り止まない鐘の音
届ける相手はいない
響かない彼女の歌声
心動く者はいない
飛び交う氷の弾丸
私を穿つ
遠くない未来
君は一人になる
希望の歌を罵る下郎
その喉元を引き千切る...正義
麻々 翠庵
下駄が鳴ります カラコロラン
かんざし鳴りますシャラリララ
桜の花弁サラサラと
流れ落ちます 花時雨
花の波間に長髪(ナガカミ)を サラサラ靡かす彼女(キミ)ひとり
桜の海を抜け出して 息はずませて目指すのは
登りきった坂の上 ひとり佇む大桜
その下明るい陰の中
笑顔で手をふる ...サクラウタ
晁鷹
磨りガラスの球体の様に曇る笑顔
焦げる様な工場の廃棄煙
夕陽と尖る鉄塔
何処からか流れ着いた手紙入りの瓶
それには「5月10日に雨降り街にて待つ」
見覚えのある筆跡、その謎
手紙を小さなポケットにしまい、帰路に着く
5月10日、その日は訪れた
雨の匂いがどこか懐かしい
バス、電車に乗り3時間50分...いつかの君
Hinagi
君の笑顔は何処へ行ったんだろう
僕も君も曇ってしまってて
お互いどうすればいいか分からなくなっていて
机の上の万年筆、手に取らないままで
いつも考えぬよう、画面を睨む、耳を塞ぐ
メロディは答を出さない
二人笑ってるのに、遠い
いつか捨てられるんじゃないかと怖くなる
なんとかしたくても、壊れるのが嫌だ...模範解答
Hinagi
工場の煙突から宙に登って行く廃棄煙が匂う
終わりを孕んだ星が量産され
国を抉り取って行く
小さな子供の願いは届かず消えて行く、
汚い字で埋め尽くされたノート
短くなった鉛筆
校舎から見える夕陽は終わりを告げると共に懐かしさを纏っていた、
銃声、爆発、炎
音を立てて崩れる家
人々の悲鳴...絶望
Hinagi
思い出したくないから、奥底にしまうんだ
無駄にしたくないから、覚えているんだ
まどろむ街を眺めながら、コーヒーを飲む
終わることのない手紙を書こう
古びた写真を添えて
陽の光を背に立つ鉄塔
懐かしいような感覚
やがて陽は落ちて行き
僕も眠りに落ちる
浮遊感と痛み...Loved
Hinagi
丸まるリズム 尊べメロディライン
エゴイスト笑う ケセラセラ
甘えたネイビー 暮れ時シャングリラ
ヴォーカルだって二束三文
でも
曖昧な唄歌っても零れてる
最低な記憶だけを塗り替えて
声と魂だけを削ってる
自分なんてどこにもないのに
賭してるものに見合った...愛の歌
麻々 翠庵
言ってくれ
あんたの選んだ選択は間違っていると
言ってくれ
やりたい事は別だろうと
言ってくれ
自分にだけは嘘をつくなと
言ってくれ
正してくれ
戻れなくなる前に
まだ選び直せるうちに...分岐点
麻々 翠庵
今朝は君より早く起きれた
アラームはじきになるけれど
そよ風が さえずりが
君をギュッと抱き締めたくなる
まだまだ足りない まだまだもっと
君に顔をうずめるんだ
何をするにも一緒が良い
何かをするなら同時が良い
空振りだって慰めてくれる
君の不安を取り払ってあげる...相思相愛 ー 相互依存
麻々 翠庵
寂寥の海に落とされた君は
長い髪を揺蕩わせて沈んだ
そこは心地が良いようで
最後まで安らいだ顔を変えなかった
僕の声は聞こえたかい?
君は最期に何を思ったんだい?
眼差しに誰かを映したようだ
指先は誰かを求めたようだ
多分それは僕じゃなくて
なのに...孤独と海
麻々 翠庵
綺麗な言葉は宝石に
汚い言葉は毒蛇に
心に刻んだ教えすら
どうでもいい
フォークの先で弄ぶ最後の一口
お楽しみは最後に取っておく主義の君と
真っ先に食べてしまいたいせっかちな僕
泣いて嫉妬して飾り立てて
それでも僕だけを見てなんていわずに
なんて可愛い僕のお人形さん...s.o.s
えるめす
行き場のない感情を
味の無いガムのように噛み続ける
吐き出したいのに紙は無い
吐き出したいのに神はいない
自分の尻尾を追い掛けて
自意識過剰の自傷行為
切り刻むのは肉体で
傷付けたいのは精神だ
夜の呼び声は優しく
悲鳴のような朝日をもっと阻んで...グッドモーニング
えるめす
清く正しく美しく
並んだ粒をぶっ潰す
咲き乱れてる可憐な花を
行進しながら踏み潰す
わるいことしたいな
わるいことしたいな
誰にもばれずに
わるいことしたいな
性善説のぼやけた希望を
ニーズヘッグが吹き飛ばす...わるいことしたいな
えるめす
冷たい布団に押し込んだ身体
どこが痛いのかもわからずに
痛くない箇所ばかりを刺激して
平気なふりで誤魔化した
引き千切られた心と体
溶け出すけれど 交わらない
今溢れ出す
雨が全てを溶かして行く
赤いあの子は今は何処へ
知らないふりで目をつむった...criminal
桜月 華爲夜
その1 大きな声で挨拶!
その2 宿題はしっかり!
その3 授業中は1回は手を上げる!
その4 困っている人を助ける!
その5 忘れ物をしない!
その6 遊ばない!
もう疲れちゃったよ。...いい子ちゃんの心得
菊地しろ@活動中止