ねこぽぽの投稿作品一覧
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不器用な桜が 一つだけ花開いてる
待ちわびてた僕と同じで 早い目覚め
くすぐるような微風吹いて 花びら空に舞う
花占いしようか 表と裏で全部選んで○
春が囁く音はcolorful
ほら蝶々が桜にkissをする
はばたく風は 新たなchoice
僕の手に運んでくる
おろしたてのスーツ 背中をまっすぐに...Colorful new world
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青い顔した満月が音もなく世界睨む夜
薄暗がりの野良猫のようにうっそり歩いていた
飛び出した背中引き留められずに
行く場もないままでただ彷徨っていた
おいでおいで こちらの世界なら
悲しみなんて届かない
代わる代わる 手を伸ばした影は
君を引きづる 影法師に眠れ
あーららこーらら黒猫揃って円を描いて踊...影法師■
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積み上げた計画はおじゃんで
伸びきった爪を噛んだ
間違って鍵開けた窓で
エラーが続いている
ひとりぶんに見合った
才能ってやつが
僕にはなかったんだ
それですませられるわけがないだろ
声にならないlongsout!
どこだかで沈殿している...凡庸遺伝子(コモンジーン)
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銀の毛並みの珍しいライオン
サーカスで飼われてた
鞭を振り躾けるパートナーに
それはそれはよく懐いていた
ある日パートナーは恋をした
寂しげな美しい踊り子に
だけど踊り子が気を許すのは
サーカスの中ではライオンだけ
火のついた激情の導火線
身にあった同情の導火線...火の輪くぐり
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爪痕くいこむくらいに
妬んだ知らぬ人
手のひらを叩きつけては
よこせと叫んでた
血を吐く位に求めていたのか
ほんとのところはよくわからない
同じ位にはじめてた人が
同じ位のがんばりで上にいく
指先鍵盤叩いて
泣き散らかす我武者羅に...嫉妬
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捻じくれた街 人は流れ迷わされている
進化は止まり歩くことも忘れかけはじめ
涙流したAIの家畜に変わる前にどうか
誰かよ世界ごとかき混ぜて
隕鉄はピアノを掻き鳴らし
とめどない世界に音楽を
恒星は踊って歌うたい
何気ない毎日明るく照らしてる
鬱屈してる時代どこか捌け口を望み
強者の振りの弱者いるか探...惑星ヒーリングロッカー
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地球に掃除機かけてしまおうぜ
どうせ世の中ムカつくことばかり
一風呂浴びたい気分
ちょっとはさっぱりするってもんでしょ
だけどどこかの誰かが善意を叫ぶよ
諦めるのはまだ早い
それが僕の脳裏に木霊して
nononono...
青いノイズ 僕を諫める
inspireはhollow...青いノイズ
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雨音歌う気怠げなメロディを
子守唄のように眠りに誘(いざな)うよ
何だか物憂い日曜の朝
傘伝う雨がそれを加速する
難解ななぞなぞ解いてる時みたい
頭が何だかぐるぐるとしちゃう
頬杖ついた人魚姫たちも
恋を果たせず空を眺める
黒い海原晴れるのはいつ
それまでゆっくりお休みしようかな...居眠り雨雲■
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突然のキスに心がざわめいた
予想で考えた何百倍も上
そんなに真顔で 私を見ないでよ
まだ落ち着かないの心臓の音
頬を寄せて宥めてるように
擦りつける鼻が憎らしいのよ
花のように優しいキスをして
夏のような眼差しで見ないで
もう少しまってダーリン
両の手のひらを縫い留めているのは...もう少し待ってダーリン
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あなたは前だけを見ている
足元をきにかけないで
狼に似ている瞳で
誇り高く遠くを見つめて
あなたは花を踏みつけても
そこで止まらずに前に進んだ
その足を私は憎んだ
振り返らないことを憎んだ
花と狼
生き抜くままに生きていけ...花と狼
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ひらりふらり舞い歩く君は
まるでアゲハ蝶のよう
黒髪風にたなびかせ
躊躇いもなく空を切り裂いて
ついつい君を追う視線
シャッターを切るみたいに
吸い寄せられてく 君の方へ
君色図鑑
わからないことばかりで 無常
時には痛みを堪えて 集める頁...君色図鑑
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夜を見下ろせば暗闇に呑まれ
訳のない恐怖にかられて
カーテンで窓塞いだ
誰一人さえいないような 夜に立ち尽くし
たったひとつの言葉があればいい
たったひとつの気配があればいい
だけど澄んだ空は音のない音を奏でる
sing a song heart
心を奏でて
sing a song heart...sing a song heart
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街によくある見えない壁
手を伸ばせば通り抜けるのに
なぜか向こうへ歩いてゆけない 不思議
裏を通り抜けその後から
さっきの道のことを考える
俺はあっちを歩いて行きたかったのに
未知の道も道でしかない
不可侵をすり抜けて進め
壁よ俺を避けていけ
声が聞こえてるなら...不可侵の壁を壊せ♢
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なんだかしあわせ
なんだかしあわせ
息してるだけで
なんだかしあわせ
なんだかしあわせ
なんだかしあわせ
歩けてるだけで
なんだかしあわせ
あなたもあの子も
馬鹿だよというけど ...しあわせうきぐも
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君はいつも酷薄な目をしている
そう誰かが言っていて
そんなもんかと僕も思った
瞳の奥に思いも馳せず
あの子に飾った一輪の花
行き場のない髪飾りみたい
いつも孤独に咲いている
あの子みたいに
泣き叫んだのは君だった
酷薄な目を潤ませて...酷薄
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絶望ってどんな味だかみなさんは知っている?
僕ずっと昔から気になってたんだ
でも人目はやっぱりなんだか
気にしちゃうもんで
自分で試すことにしてみたんだ
グリモワールに恋して
魔法陣に呪文描いたなら
飛びついておいでよ魍魎
エロイムエッサイム 黒い悪夢よきたれ
見せかけだけじゃない本場仕込みを見せ...Blackdevil
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ゆうしゃさま
ゆうしゃさま
ひとりめのゆうしゃさま
こおったひとみのゆうしゃさま
じぶんもみはなすつめたいめ
あなたのこころはいてつくまま
ゆうしゃさま
ゆうしゃさま
ふたりめのゆうしゃさま
かなしいひとみのゆうしゃさま...ゆうしゃさまかぞえうた
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教会の鐘響く
未来ある果実は
地平線眺めては
高い空彷徨う
街の往来見下ろす
今私がそこにいた
双子は踊るよ運命を
交わす交差点
けれど腕を伸ばしてみても そこは蜃気楼
踊る靴かかと折れ 出会いを拒む...双つの果実■
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ぼんやりと過ごす 夜のティータイム
海と夜空とを眺めてる
テラスはたちまち一等星のよう
ねえ真珠の海に沈む三日月
星々を取り残し
どこへ行くんだい
ここは涙をかき集めた場所
星色のグラスに注いだら
ちょっと悲しい味がする
ぼんやりの海に 浮かんだ綺羅星...真珠と夜空のティータイム
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はねた前髪ピンで隠して
襟を綺麗に正したら
鏡の前で最終チェック
はい準備はよさそうです
正門前陣取ったら
鉄の女気取り
ピシンと姿勢よく立っては
皆の風紀正しますよ
皆さん身嗜みはいいですか?
直すなら今のうちです...風紀委員は恋に負けない■
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もっと輝いていこうぜ
もっと瞬いていこうぜ
月を乗っ取っちゃって
光る夜空のRock'N'Roll Show
星々を足蹴にして
渡っていくSilk Road
予定通りの時計はならず
神さまは大慌て
粉微塵の星屑かき集め
おっきな星作ろうぜ...真夜中のRock'N'Roll Show
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単身先駆 一理八目
恋してるなんて言っちゃってないで
精神回路 無限回廊
まったりしてるうちにいいね押せ
不信全霊 不安倍増
生憎自分は売ってないんで
押してけないなら あっちいっててちょうだい
文字歌って 私笑って
エモーションが拍手する
ねえ 打ち合おうよ...文字ライブ最前線
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お前はそんなんだから
責める声が頭に残っている
勝手言わないでって
悔しくて見上げた 空の色
自分を責め立てる人を
厭うのは容易くて惨めで
ぼやけた空が
それでも青くって
永遠みたいに
握りしめた手の傷跡が...手のひらの傷跡
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うたを探してるの
流離いの吟遊詩人みたいに
さ迷いながら 手探りで
わたしとあなたのうたを探すの
手を伸ばしても触れらない所に
目を閉じて始めて届く場所に
わたしは いるってうた
えいえんのおとを探している
いるよ
ここにいるよって...えいえんのうた
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地球の公転止まり
みんなで空を見上げ顔見合わせる
一体何ごとなのか
そのうちお偉いさん方語るだろうけど
僕はリュックを持ち出して
どこかへ向かってこの部屋を飛び出す
不思議なものを見たい そして
メガホン構え みんなへ向かって歌で伝えよう
できなかったことを 始める時だ
神さまが余所見して僕らみん...神さまの余所見
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今年の春 庭に植えた
花の名前を君は覚えてる?
君の瞳を奪うように
とびっきりの魔法をかけたんだ
花が咲けば 図鑑持ち出し
教えてあげるよ
この花の名前を きっと
赤く色づいた カランコエの蕾は
知りたがる君の
興味をいつまで惹いていてくれるかな...魔法のカランコエ
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初めての声を届けたくて
我武者羅に歌を歌っていた
まるで覚えたての子供のようと
自分でもわかってたけど
僕の音は届いてる?
自分に自信なんかなくて
それでも時は助けてくれない
自分がやらなきゃ 自分の音はでないまま
1、2、3 呼吸を合わせて
2、2、3 足踏みでDing! Dong! Dang!...Creator's shout(クリエイターズ シャウト)
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月も見えぬ 昏い夜更け
僕はひとり彷徨ってた
まるで印がある様に
あちらこちらを確かめて
闇に紛れた黒烏(くろからす)
今宵はよい夜(よ)と喋りかけ
そうですねと返そうと
僕は間抜けにカァと鳴いた
さあ 夜行性な僕たちは
深い思想へ繰り出そう...夜行性少年
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どうしてあの青い鳥は
どこかへ行ってしまうの
幼い娘は 空を指さして訊いた
住みやすいどこかへと 渡るため
そんな僕に 目配せして君は語った
青い鳥たちは 願いを叶えながら
たくさんの夢をまもってきたんだよ
物語のように
突然姿を隠すのは自分のためじゃなくて
夢を孵すためだよ...雛の夢
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ゼンマイ巻いて ケースを飛び出す
錆びているので 触れるな危険
おもちゃ箱の外には 不思議がいっぱい
覗いてもわからないもの 見つけに行くんだ
遊び疲れた君の眠るベッド
しーっと口に指あてて そっと通り抜けたら
窓辺にいって外を眺めるの
ゼンマイ仕掛けのマリア
もしも願いが叶うなら お花の香り嗅いで...ゼンマイ仕掛けのマリア■