ねこぽぽの投稿作品一覧
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絶望ってどんな味だかみなさんは知っている?
僕ずっと昔から気になってたんだ
でも人目はやっぱりなんだか
気にしちゃうもんで
自分で試すことにしてみたんだ
グリモワールに恋して
魔法陣に呪文描いたなら
飛びついておいでよ魍魎
エロイムエッサイム 黒い悪夢よきたれ
見せかけだけじゃない本場仕込みを見せ...Blackdevil
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ゆうしゃさま
ゆうしゃさま
ひとりめのゆうしゃさま
こおったひとみのゆうしゃさま
じぶんもみはなすつめたいめ
あなたのこころはいてつくまま
ゆうしゃさま
ゆうしゃさま
ふたりめのゆうしゃさま
かなしいひとみのゆうしゃさま...ゆうしゃさまかぞえうた
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教会の鐘響く
未来ある果実は
地平線眺めては
高い空彷徨う
街の往来見下ろす
今私がそこにいた
双子は踊るよ運命を
交わす交差点
けれど腕を伸ばしてみても そこは蜃気楼
踊る靴かかと折れ 出会いを拒む...双つの果実■
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ぼんやりと過ごす 夜のティータイム
海と夜空とを眺めてる
テラスはたちまち一等星のよう
ねえ真珠の海に沈む三日月
星々を取り残し
どこへ行くんだい
ここは涙をかき集めた場所
星色のグラスに注いだら
ちょっと悲しい味がする
ぼんやりの海に 浮かんだ綺羅星...真珠と夜空のティータイム
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はねた前髪ピンで隠して
襟を綺麗に正したら
鏡の前で最終チェック
はい準備はよさそうです
正門前陣取ったら
鉄の女気取り
ピシンと姿勢よく立っては
皆の風紀正しますよ
皆さん身嗜みはいいですか?
直すなら今のうちです...風紀委員は恋に負けない■
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もっと輝いていこうぜ
もっと瞬いていこうぜ
月を乗っ取っちゃって
光る夜空のRock'N'Roll Show
星々を足蹴にして
渡っていくSilk Road
予定通りの時計はならず
神さまは大慌て
粉微塵の星屑かき集め
おっきな星作ろうぜ...真夜中のRock'N'Roll Show
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単身先駆 一理八目
恋してるなんて言っちゃってないで
精神回路 無限回廊
まったりしてるうちにいいね押せ
不信全霊 不安倍増
生憎自分は売ってないんで
押してけないなら あっちいっててちょうだい
文字歌って 私笑って
エモーションが拍手する
ねえ 打ち合おうよ...文字ライブ最前線
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お前はそんなんだから
責める声が頭に残っている
勝手言わないでって
悔しくて見上げた 空の色
自分を責め立てる人を
厭うのは容易くて惨めで
ぼやけた空が
それでも青くって
永遠みたいに
握りしめた手の傷跡が...手のひらの傷跡
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うたを探してるの
流離いの吟遊詩人みたいに
さ迷いながら 手探りで
わたしとあなたのうたを探すの
手を伸ばしても触れらない所に
目を閉じて始めて届く場所に
わたしは いるってうた
えいえんのおとを探している
いるよ
ここにいるよって...えいえんのうた
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地球の公転止まり
みんなで空を見上げ顔見合わせる
一体何ごとなのか
そのうちお偉いさん方語るだろうけど
僕はリュックを持ち出して
どこかへ向かってこの部屋を飛び出す
不思議なものを見たい そして
メガホン構え みんなへ向かって歌で伝えよう
できなかったことを 始める時だ
神さまが余所見して僕らみん...神さまの余所見
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今年の春 庭に植えた
花の名前を君は覚えてる?
君の瞳を奪うように
とびっきりの魔法をかけたんだ
花が咲けば 図鑑持ち出し
教えてあげるよ
この花の名前を きっと
赤く色づいた カランコエの蕾は
知りたがる君の
興味をいつまで惹いていてくれるかな...魔法のカランコエ
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初めての声を届けたくて
我武者羅に歌を歌っていた
まるで覚えたての子供のようと
自分でもわかってたけど
僕の音は届いてる?
自分に自信なんかなくて
それでも時は助けてくれない
自分がやらなきゃ 自分の音はでないまま
1、2、3 呼吸を合わせて
2、2、3 足踏みでDing! Dong! Dang!...Creator's shout(クリエイターズ シャウト)
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月も見えぬ 昏い夜更け
僕はひとり彷徨ってた
まるで印がある様に
あちらこちらを確かめて
闇に紛れた黒烏(くろからす)
今宵はよい夜(よ)と喋りかけ
そうですねと返そうと
僕は間抜けにカァと鳴いた
さあ 夜行性な僕たちは
深い思想へ繰り出そう...夜行性少年
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どうしてあの青い鳥は
どこかへ行ってしまうの
幼い娘は 空を指さして訊いた
住みやすいどこかへと 渡るため
そんな僕に 目配せして君は語った
青い鳥たちは 願いを叶えながら
たくさんの夢をまもってきたんだよ
物語のように
突然姿を隠すのは自分のためじゃなくて
夢を孵すためだよ...雛の夢
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ゼンマイ巻いて ケースを飛び出す
錆びているので 触れるな危険
おもちゃ箱の外には 不思議がいっぱい
覗いてもわからないもの 見つけに行くんだ
遊び疲れた君の眠るベッド
しーっと口に指あてて そっと通り抜けたら
窓辺にいって外を眺めるの
ゼンマイ仕掛けのマリア
もしも願いが叶うなら お花の香り嗅いで...ゼンマイ仕掛けのマリア■
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頭の中に響く命令
この体を突き動かす
その声は愉悦に満ちて
痛みもたらし
声も届かぬ
大事なものたちの泡沫 歯車
計算されて
約束へと組み込まれていくだけ
とんだ最終局面に残った 私は白の騎士
指の動きひとつで散っていく...白と黒の騎士(ナイト)
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鳥は歌い 命告げる
ここにいるよ ここにいるよ
花は香り 行方告げる
ここにいるよ 次のために
残してゆけずに 涙濡れても
いつか続くよ 誰かがきっと
僕は今 生きているよ
群青続く 空の真下で
高い空から 降り続く雨は
全てを伝う ただ平等に...全てに伝う
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赤い赤い薔薇の花弁 空へ放つ香り撒いて
黒い髪にまとわりつき 絡む姿花の乙女
唇で食んで舌と絡めては甘やかに齧りつく
芳しく迸る命の味
美しい顔(かんばせ)にたたえるその微笑みは
まるで永遠に変わらない少女のよう
誰かが言ったまるで生き血啜る鬼の姫と
白い白い珠の肌は 月夜よりも輝かしく
黒い髪...鬼姫■
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飛び出た悪魔 奇人ばかり
這い寄る悪夢 待ってたのに
ああ随分と 期待外れな魍魎
瞳 記憶 心 命
価値があると 口を 揃えるけれど
それならまるっきりあげると 差し出せば
奪わずただ撫でた 変わり者
◆読み◆
とびでたあくま きじんばかり
はいよるあくむ まあてたのに...死にたい僕と優しい悪魔
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ぽつり歌うたいは少し小さな声
やがてクレッシェンド響く大声出し
メロディは伸びやか
星屑のように(星屑のように)
光秘めて瞬いて
気付いたら周囲を震わせてた
歌は遥か虚空をゆらしては
歌は遥か流星を振り降ろし
それは希望を胸にわかせた 綺羅星
◆読み◆...綺羅星
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ねぼすけで髪ちょっとはねてる
見せられませんあなたにはとても
会えない今日はちょっとしょんぼりとした顔になって
もし例えるなら枯れた植物のようです
星が糖花に変わって
私の恋を 届けてくれないでしょうか
あなたを想う心の奥で
砂糖仕掛けは温(あった)かに溶けます
土曜の夜はちょっと夜更かし
...叶えて糖花■
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喧騒は夜を切り裂いて
消え去ってくアイデンティティは
都会が蹴り飛ばしていったんだ
どこかでのさばった悪人が 憐憫もって
タンデムで慰めたのさ 猫と正直者は道を惑わす
梟が芝居がかって 嘴で終末墜としてった
一大事
this is rock
匙加減
this is rock...梟とrock 'n' roll
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満月は暇気味で
流れ星余ってる
願い事書いたら
お手紙でちょうだい
叶えてあげる君の願いを
瞬きをする流星群で
空に向かい僕らを見て
手を合わせて祈ってよ
毎日の日課だよ ...お月様ポスト
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雨は踊り 木々が歌う
夜がくるよ 夜がくるよ
風は土を抱きしめて
今日にありがとうと告げる
私は耳をすませて
鳥の声に触れる
目を瞑れば 聞こえてくる
始まる夜の歌
撫でるように 振りぬいて
匂いだけを 残す 香り雨...夜の歌■
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猫が歌は歌い やがて嘲笑う
ここは現実か 視界も揺らいで
色とりどりのスーツケースに
僕の命を隠した Hallow hollow Halloweenの夜さ
カボチャの毒 瓶に詰めて
本気出してやらぬのならお菓子ほどの価値もない
Trick or Treat
楽しい遊びが待ってる
Trick仕掛けた...All Hallow's Eve
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夜分に失礼一礼して 空へエスコート手を差し出し
足元充分お気をつけて
それでは夜空へ参りましょう
月を跳ねるけど私 兎じゃありません
期待をされていたのなら お生憎様です
宙を舞っていきましょうか ダンスをするように
無重力空中散歩 行きましょう
準備は よいです?
星たちを踏んで跳んでは 残照...無重力空中散歩
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何だか最近モヤモヤします
気づけば同じことばかり
考えても考えても
答えがなかなか見つかりません
動悸がドキドキとまりません
あなたの顔を見ていると
なんだか目眩もしてきます
あなたと目と目があってると
それは恋の症状ABC
なかなか治らぬ病です...先生教えて
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ハードローラー回ってない
生々流転回路の海路
時間はハイソな頽廃のカンジ?
Dive Damn Direct
輪廻転生回ってないで
一直線に降りておいでよ Daring dazzling
ハロハロー
いいんじゃないかい
ちょっとくらいおかしくても
二人出会えてたら正解さ...リーンカーネーション
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銀の籠に蝶を一匹閉じ込めた
ナイフで切り取った夜空
標本にしたような羽 月明かりに反射して
灯籠(ランプ)のように光っては僕を誘(いざな)う
行く先は青い花が一面広がり
それは涙を養分にしたのか
不思議と悲しげな匂いがしていた
僕が探していたのは夢幻だろうか
気付かぬ内に上がる口角
永遠に続くことを...笑う蝶
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他人の不幸は蜜の味
自分の苛立ちの数だけ
誰かの苦さを愛してる
さあさ悲しみを誰かください
それが私の食事です
さあさ苦しみを誰が叫んで
それが私の食事です
心に笑う鬼がいる
だんだん私を蝕んで
鏡に映った修羅の顔...笑う鬼