イチオシ作品
ルカがたどり着いた答えは…
最近の投稿作品 (31)
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BATTLELOID「STAGE14 解へ」-(2)
「…見つけましたわ」
リンの声が響いてから数分後が過ぎて、ようやくモモは手がかりを、いや、二人の居場所を発見した。
「まったく、二人になって厄介になったかと思ったら、むしろ始末しやすくなりましたわね」
モモの声からは余裕が見えた。
彼女の目にははっきり見えた。コンテナがあまり積まれていない部分に、ひょっこりとリボンが見えていた。
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BATTLELOID「STAGE14 解へ」ー(1)
[G区画 海エリア]
「げほっ!ゲホッ!」
海辺で大きく咳き込む少女がいた。
その姿をミクが見たらどのような表情をするだろうか、喜びか安堵か、しかし涙を流すことは確実だろう。
完全に水を吸って萎れてしまった大きなリボンを頭に着ける少女。
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BATTLELOID「STAGE13.5」
[某所 廊下]
「…行ったか」
モニタールームにだれもいないことを確認すると、ネルは歩き出した。
ついにこの時が来た。あれを読んでしまってから、私はこうすると決めていた。
今までUTAUたちの雑談やら何やらが騒がしく響いていた廊下も、今はネルの足音のみが響いていた。
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BATTLELOID「STAGE13 表裏」ー(2)
「どうして泣き叫ぶ?よかったじゃないか、蹴落とす敵を減らしてやったんだぞ」
違う、違う、違う…!
「これで余計な感情なく戦えるんだよ?」
違う、違う、違う…!
「まだ泣くのか、お前は一体…」
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BATTLELOID「STAGE13 表裏」-(1)
[G区画 街‐1エリア]
どうする。
レンは困惑しきっていた。なんて運が悪いんだ。…とは言ってもこのままやられるわけにはいかない…!
どうする、どうする、どうする!?
「…いないわね…」
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BATTLELOID「STAGE12 激突戦線」-(2)
「ああ…あ…」
ミクから零れる声は、はたして自分の意志を持って発せられているものなのだろうか。
ざっざっと足音が、テトのほうへ向かっていく。恐らくテイだろう。
「ああ…あ…あぁっ…」
そんな…こんなことって…こんな突然…!
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BATTLELOID「STAGE12 激突戦線」-(1)
[D区画 海エリア]
軽快に電車は進むが、それでも遅く感じてしまう。
ミクとリンは、レンを追うべく彼と同じ方向に移動中。フォンを見る限り、おそらくユキとミキを相手に戦っているのだろうが、仮に勝ったとしても…。
どうやら、グミとリリィも、レンたちの後を追っているようなのだ。しかも、自分たちよりワンテンポ早く。
…彼に待ち受けているのは、地獄の二連戦、かも、しれない。
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BATTLELOID「STAGE11 大切な」
[D区画 街‐2エリア]
「…どうして?」
ルカの口から、それ以上の言葉は漏れない。
すべては…たった数分で崩れ去ってしまった。
彼女の前にはたった今脱落した二人のボーカロイドと、脱落を知らせるメールが二つ分。
まだ誰からも使われていません
何もありません
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BATTLELOID「STAGE12 激突戦線」-(1)
[D区画 海エリア]
軽快に電車は進むが、それでも遅く感じてしまう。
ミクとリンは、レンを追うべく彼と同じ方向に移動中。フォンを見る限り、おそらくユキとミキを相手に戦っているのだろうが、仮に勝ったとしても…。
どうやら、グミとリリィも、レンたちの後を追っているようなのだ。しかも、自分たちよりワンテンポ早く。
…彼に待ち受けているのは、地獄の二連戦、かも、しれない。
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BATTLELOID「STAGE11 大切な」
[D区画 街‐2エリア]
「…どうして?」
ルカの口から、それ以上の言葉は漏れない。
すべては…たった数分で崩れ去ってしまった。
彼女の前にはたった今脱落した二人のボーカロイドと、脱落を知らせるメールが二つ分。
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BATTLTLOID「STAGE10 発狂」-(2)
「三人…ですか?」
ほかに誰かいるのかと、キヨテルはあたりを見渡した。
「ええ、あなた以外にも、私に協力してくれる人がいるの。本当はがくぽさんもそうだったんだけどね…」
遠い目をして、ルカは言った。
「そうなんですか…」
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BATTLELOID「STAGE9 悲劇か、喜劇か」
[D区画 街‐2エリア]
「初めて、じゃない?」
リンが呟いた。
「…何が?」
「こっちから向かうんじゃなくて、あっちから来たのを迎え撃つのって」