ミ「明日、お化け屋敷に行きましょー!!」
 突然ミク姉が言う。周りの空気がしらける事なぞおかまいなしに。
 当然のようにMEIKO姉が無視する。KAITO兄はアイスに夢中。レンはウォークマンで熱心に何かを聴いている。ルカさんは携帯電話をものすごい形相でにらみつけてる。
ミ「ねえー、行こうよぉ~」
 レンの耳からイヤホンをむしりとり、耳元でミク姉がささやく。レンが少し赤面。
 ……後でミク姉をシメてやらねば。
メ「金がない」
ミ「じゃじゃーん!! これ、当てたんだ! ショッピングモールの福引券で!!」
 おかしな擬音をつけて、左手を腰に当てて偉そうなポーズをとりながら、ミク姉が差し出すのは一枚のチケット。


『VOC@LAND 超怖い!! お化け屋敷 カップル十組ご招待券』


 十組……多すぎないか?
カ「リンちゃん、そこはつっこまないであげてね」
ル「バカなチミーとかいうアホがボカロ全員カプって出しちまえというアホな事を思いついたから、ってリンちゃんも分かりますよね?」
ミ「で、十組って事は二十人だよね。私たちクリプトンが六人で、インタネさんが四人。AHSが四人で、キューンレコード一人、VYさんたちも呼んで、ネルちゃんたちも呼んで……いち、にぃ……ちょうど二十人だね! ぴったり! あ、でもクオ君呼ばなきゃ……」
 なんか勝手に行くことになっちゃってるみたいですが。一人で盛り上がっちゃってるけど、大丈夫かな。
ミ「そうだ、クオ君には入場料払ってもらおう! うん! それでいいや!」
 バカな私でも、彼氏にだけお金を払わせるなんて好ましい事じゃないって事くらいは分かっていたけど、止めるような元気もない。




 ……私、お化け、苦手なんだよなぁ……



メ「ああ、AHSは無理よ。ユキが授業参観なんだって」
ミ「ええええ!? じゃあ20-4=16…あと四人もあまってるよ! もったいないなぁ……じゃあはちゅねとたこルカ連れてくとして…あとシテヤンヨとしてやにょでいいよね。あ! mikiちゃんこないなら、ピコ君来る意味ないなぁ…ううー」
レ「どうせ無料でもらった券なんだし、余っても損はしないと思うんだけど?」
ミ「そうかなぁ。それじゃ私たちとインタネとVYと亜種さん、クオ君も無料で行ける事になったし…あっ、GUMIちゃんいるんだからGUMIYA君呼ばなきゃ」
 なんでそこまでお化け屋敷に行くのが楽しみなのか、私にはさっぱり分からないのですが。
ル「どうでもいいですけど、一緒に入る二人ってのは決まってるんですか?」
ミ「あったりまえ! まず、お兄ちゃんとお姉ちゃんでしょ」
 この組み合わせは当たり前だ。
 もしKAITO兄とミク姉が一緒に入ったら、叫んでばかりで逆にお化けが寄ってこない。
カ「わーい、めーちゃんと一緒ー」
メ「泣きついてこないでよね」
 あれ? なんでミク姉の言うとおりに行くって決まってるんだ?
ミ「続いては! 私とクオ君! ぱちぱち!」
 これはただ単にミク姉がクオ君と行きたかっただけだとすぐにわかる。
ミ「んで、レン君とリンちゃんなんだけど……ネルちゃんどうしようかな」
レ「なんでネルが?」
リ「ね…ネルはテトさんとハク姉と行けば…」
 ネルとレンは絶対一緒には行かせない!
ミ「うふふー」
 いやあのうふふってちょっと気持ち悪いです。
ミ「カップルだからねぇ…ふつーは男女ペアだし」
グ「私はリンちゃんと入りたいぃ~!」
 なぜかGUMIちゃんの声が聞こえたかと思うと、ベランダからいきなりGUMIちゃんがあがりこんできた。
 リビングはちょうど一階で、庭に面してるから、やすやすと入ってこられてしまう。
 ていうかMEIKO姉! 施錠してよ!
グ「なのにミクちゃんがぁ~なんでなのよぉ~リンちゃんと一緒に行くッ」
ミ「GUMIYA君は?」
グ「ぐみやんとも行くけどリンちゃんとも入るのぉ!」
 遠慮します。
グ「そのメンバーで行くとしたら、三人分余るでしょ?」
 カップル十組招待であって二十人様招待、じゃないんだけど、GUMIちゃんは気にしない。
グ「だから、レン君はリンちゃんとネルちゃんと二回行くの! もちろん私もリンちゃんと行くから、」
ミ「じゃあやっぱりクオ君に入場料払ってもらおう!
 それでのこのこついてくるクオ君ってなんなんだろう……




ク「みっくちゃんっとでぇ~とっ、みっくちゃんっと(ry」
 翌日、自作の歌を歌いながら一番に家に来たのはクオ君。
ク「あれ? ミクちゃんは?」
リ「寝てる」
レ「あの……ミク姉と二人きりじゃないんだけど……」
ク「お化け屋敷の中は二人っきりだろう? 腕に抱き着かれたりしたらどうしようむふふ」
 ミク姉は胸ないから腕に抱き着かれても何も感じな
ミ「リンちゃん、何か言ったぁ?」
 ミク姉、起きてたんだ……。
リ「言ってないよ。思っただけ」
ミ「すごく失礼な事思わなかった?」
リ「クオ君、同じ家なのにGUMIYA君と来てないの?」
 ミク姉はスルー。少し無視するとミク姉は勝手にすねるから、扱いやすいと言えば暑い買いやすいけど立ちなおさせるのが面倒くさい。
ク「インタネと一緒に行くって」
グ「やっほー! 可愛い可愛い鏡音ちゃ~ん! おはよぉぉぉぉ!」
 GUMIちゃんの声が聞こえたのは気のせいだよね。最近疲れてるからなぁ。幻聴まで聞こえるようになっちゃった…
グ「私リンちゃんとレン君と行くからっ! 現地集合だよね? 一緒に行こう!」
リ「いや、私みんなと行くよ…」
グ「じゃあ私ついてく!」
リ「いいからいいから! GUMIちゃんはGUMIYA君と行きなよ」
グ「GUMIYA君もつれてくッ」
 なんなんだこの子。大丈夫かなあ。
グ「それとも、レン君と二人っきりで行きたかったりする?」


 …GUMIちゃんのバカァ!


 そうだとも言えなくて、結局私とレン、GUMIちゃんとGUMIYA君でVOC@LANDまで向かう事になった。
 電車の中。私とレンが座って、目の前にGUMIちゃんとGUMIYA君が吊革につかまって立っている。
レン「お前ら座んなくていいの?」
 電車はすいていて、ほぼ私たち4人貸切状態だ。
GUMI「立ってなきゃリンちゃんと話せないもん~」
レン「GUMIYAと話せばいいのに」
GUMI「リンちゃんがいい~」
 GUMIちゃんに抱き着かれる。ふわっと甘いにおいがした。
 なんでか分からないけど、GUMIちゃんはいっつも甘いにおいがする。お菓子作りとか、そんな女の子らしい趣味はないみたいだけど。なんでか気になる。
GUMIYA「GUMIちゃんがリンちゃん盗るなら俺レンきゅんで我慢するわ」
レン「キモいうるさい離れろ変態」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

VOC@LANDに行きましょう!1 ~到着まで

なぜかお化け屋敷の話が書きたくて。。


それより、秋休みだああああ!ほとんど三連休だけど…
遊ぶぞー!うおー!

通知表の結果は気にしない!←

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閲覧数:428

投稿日:2011/10/08 17:25:10

文字数:2,794文字

カテゴリ:小説

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  • シベリア

    シベリア

    ご意見・ご感想

    ちょw人数www めーちゃん、悪いけどうちはカイトと行くって約束をs((殴蹴叩
    グミちゃん、そこから侵入できるんだね!よし、うちもグミちゃんと同じようにお邪魔しちゃおう!((不法侵入
    クオがデレデレwwグミッ!リンは渡さないかならなあああああ!
    レンきゅんはグミヤ君といちゃいちゃしててね!((殴

    …なんか、自分がおかしいぞ…(^ω^)あれれ? 日本語がおかしくなってきた!!チミー助けて…!

    通知表は貰ったら燃やすか、破くか、水に浸してぐちゃぐちゃにするのが一番。もちろん親に見せる前に!というわけでうちはまだ親に見せてない!いや、見せない!←
    秋休み中暇だ…w

    2011/10/08 18:02:19

    • 絢那@受験ですのであんまいない

      絢那@受験ですのであんまいない

      ボカロって結構人数多いんだねwじゃあ私はめーちゃんと行こうっと((
      きっと歓迎してくれるはずさ!兄さんのベッドにもぐりこm((黙
      クオ君はツンデレよりデレデレだと私は信じる!!そっちの方が俺得だから←
      レン「だが断る」

      日本語は世界の中でも難しいからねえ…あれれ? でも私シベリアの日本語は理解できるぞ!

      撤退してるwwwまだ見せてないのかあ…今度からそうしよう←
      期末テストの結果は見せてないけどww
      秋休み中は部活行ってゲーセン行ってカラオケ行って終わるw

      2011/10/09 08:20:53

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