「めーちゃんっ!何やってんの?」

「わっ!びっくりしたわね……」

鏡台の前で悩んでいるといきなりKAITOが声をかけてきた。突然の事に驚いて素っ頓狂な声を出してしまった。

「あ、驚かすつもりはなかったんだよ?めーちゃんが鏡台の前にいるなんて珍しいからなにしてるのかなー?って」

「珍しいって失礼な奴ね。ピアスよピアス。開けてみようと思ったんだけど……」

「ピ…ピアス?!めーちゃんピアス開けるの?!だめだよ!」

大声で大反論してきたKAITOに圧倒されて思わずピアッサーを落としてしまった。いったいなんなのよと問うと半泣きで言葉を紡ぎだした。

「だってピアスって体に穴を開けるんだよ?せっかくマスターが僕たちを大事にしてくれてるのに傷つけるような事しちゃだめだよ!」

熱弁を奮いながら詰め寄ってくるKAITOはいつのまにか私の両肩を掴んでいた。いつものKAITOには見られないその姿に少し驚いた。

「それにそれに、穴開けたときに白い糸が出て来てそれを引っ張ると失明しちゃうんでしょ?!そんなのすごく困るし悲しいよ!だから絶対開けちゃダメ!」

「………え?」

「いや、だから穴から糸が…」

「あんたそんな事信じてるの?」

まさかこんな都市伝説を真に受けてそれを理由に怒られると思わなかった。

「え?嘘なの?」

ズビッと鼻をすすりながら目を真ん丸にして私の目を覗きこんできた。照れるじゃない馬鹿。

「嘘に決まってるじゃない。でも……心配してくれてありがとね。」

「へへっ…よかった。」

そう言って顔をふにゃふにゃにして笑うKAITOに愛しさが込み上げてきた。この気持ちはまだ教えてあげない。







君の優しさに眩暈を覚えた
(めー姉ならさっきピアス開けてたぜ?)
(えぇっ?!めーちゃーん!!!)

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

君が心配だから!【カイメイ】

ボロボロな文ですみませ……!

まだまだボカロ達の事を知らないのでもっと勉強しなくては!

バカイトはなんでも鵜呑みにするんだろうなーという妄想の産物です(笑
そしてめーちゃんはそんな優しさに顔を赤くすればいいよ^^

閲覧数:814

投稿日:2009/01/07 20:55:07

文字数:768文字

カテゴリ:小説

  • コメント2

  • 関連動画0

  • 恭華、

    恭華、

    その他


    はじめまして!

    あわばばばばありがとうございます!

    にやにやしていただいてよかったです(笑
    アイスべきバカイトは可愛いですよね^^

    2009/01/08 12:31:17

  • イルカ

    イルカ

    ご意見・ご感想

    はじめまして!

    読ませていただきました!

    カイメイ大好きなんで凄くにやにやしました(笑)
    情景想像してたらKAITOがバカで可愛かったです…!(笑)

    2009/01/07 20:39:57

オススメ作品

クリップボードにコピーしました