指先の人形に穴があるのを知って
大泣きした日を思い出した
わかりきっていたことなのに
空っぽなのを見たくなかっただけ

手に入れてしまうのを躊躇ってる
たくさんの欠片を失ってしまう
道具は手に入っても二度と返らない
いつだってそれはさよなら言わずに

もう片方の手に乗せてみてよ
それはきっと簡単に消えてく
小さな花びらか雪のように
愛おしくて抱きしめていたいのに


旅先の誰かと笑ってわかり合って
大泣きした日の別れを想う
わかりきっていたことなのに
空っぽな自分を見れなかっただけ

手放してしまうのを躊躇ってる
たくさんの言葉を失ってしまう
心は手に入っても二度と戻らない
今だってそれはごめんね言えずに

その両方の手に乗せてみてよ
これはきっとシンプルに見えても
大きな支えで私をつくる
切なくて繋がっていたいのに


そこじゃない場所に安心するなんてね
一緒になりたいのは本当なんだよ
広がっていたい響かせていたいのに
閉じ込めているようで苦しくなる

目を開けていたら眩しすぎて
どこを見ていいか分からなくなるから
笑った顔だけ思い浮かべておくね
不思議と確かに感じられるんだ


声がかすれても歌い続けるよ
同じ場所を見つめ続けていよう
蔦が這っても苔が生しても
誓うようにしたためるように


もう片方の手に乗せてみてよ
それはきっと簡単に消えてく
小さな花びらか雪のように
愛おしくて抱きしめていたいのに

守りたいのは君だけだったんだ
静かに消えていくのも知らずに
今日も歌おうとしているここで
あんなにきれいな風の音と共に


光らない森も星の無い空もみんな
私は忘れないから覚えてるから
あの時の流星を手のひらの上で
ほらねまだここであたたかいよ

今もまだここであたたかいよ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

ものくろステンドグラス

モノクロでも輝くさ。

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投稿日:2022/04/17 01:10:22

文字数:752文字

カテゴリ:歌詞

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