A1
市場に人なりかり見ゆ。
ありがたく市催されたり。(もよう)
よろづなるもの売られたり
楽しからむ音(ね)もきこえく。
B1,2
いで、みなも踊らむ。
みなに踊らむ。(楽しき調べ)
あぁ、それ、それ、うたてきこと忘れ
わらは(童)も踊るべきぞ。(あやしき踊り)
*
誰も彼も加はれ、加はれ。
男も女もすずろなり。
はらはらと舞へる紙吹雪
踊りを楽しむべからむや?
A2
屋台の膳、良きにほひす。
踊りこうぜば食ひ食ひて
酒も勧めらる、かたがたより
あなこれに呑まばいまえ踊らず。
**
すがらに踊りたらまほしけれど
我の旅は続くべし。
いま訪るるが無からむこの地と祭り忘るまじくせばや。
---------------------------------------------
市場に人だかりが見える。
珍しく市が開催されている。
いろいろなものが売られている。
楽しそうな音楽も聞こえてくる。
B1,2
さぁ、さぁ、みんなも踊ろう。
さぁ、さぁ、みんなで踊ろう。(楽し気なメロディ)
それ、それ、嫌なことは忘れて踊れ。
あ~、それ、それ、子供も踊ってもいいよ。(奇妙な踊り)
*
誰も彼も加われ、加われ。
男も女も関係ない。
はらはらと舞っている紙吹雪
やっぱり踊りを楽しむべきだろうか?
A2
屋台の料理の良い香りがする。
踊り疲れたら食べに食べて。
酒も勧められる、いろいろな人から。
ああこれで呑んだらもう踊れない。
**
ずっと踊っていたいが
私は旅を続けなければならない。
もう訪れることが無いだろうこの地と祭りを
忘れないようにしたい。
OMATSURI BAYASHI DE ODORANYA
オンガク「OMATSURI BAYASHI DE ODORANYA」の歌詞。
最近は古文の翻訳というのもネットにあるので現代語を入れて古文に翻訳する作業で作っています。
和のテイストは古文との相性が非常によく、現代語で言ってしまうとストレート過ぎて直接伝わり過ぎて日本独特の味が台無しになることがある。同じ日本語でも古文と言う直接的に伝わりにくい言葉を使うことでそれを緩和し、洋楽のメロディにも乗りやすい特徴もあるのでこの取り組みは続けていくつもりです。
日本の場合、特に短歌の世界では上句と下句をそれぞれ違う人が作るというやり方がありますがそれは上句を作った人の心を読んで、下句を作るという高度な感性を使って行われます。その中でも含みを持たせるので意味が直接伝わるというより、読んだ人の感性によりどうとでも取れるよう細工がされています。短歌の場合、特に平安時代に最高潮を迎え、戦国時代でも武将たちが素晴らしいものを数多く残しています。これらの作品は素晴らしいものばかりで普通戦士のような人々がこのような高度な短歌を作るとなると武力以上に教養とか芸術の感性も磨いていることに他ならない。このようなことは世界的に見てもあまり例がなく日本独特の文化構成として評価できるのではないだろうか?短歌ではないものの古い言葉と現代の音楽とを組み合わせることは新しい取り組みだと思うので、チャレンジしたい人はどんどんチャレンジして欲しい。そして日本の文化的な価値に新しいものを追加できればボカロ文化の広がりにもつながるのではないか?と思う。
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