KAITOの種20(亜種注意)

投稿日:2009/06/11 23:18:22 | 文字数:1,096文字 | 閲覧数:270 | カテゴリ:小説

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二人のマスター第二弾。マスターとは(美鈴論)です。
……うん。とうとう種KAITO出なくなったね。
まぁこれもマスターのため。仕方ないということで。
しかしマスター二人書いてるの楽しいなww

んー……。
氷菓イトの話しを考えたんだが、全くもって文にならないww
全てみーだからなぁ………どーすっかなぁ…。
こういう時絵が描けたらと思います。
……誰か暇な人、自分の代わりに描きません?←



モモイト君にストロベリーアイスを分けてもらいたい…。
http://piapro.jp/content/?id=aa6z5yee9omge6m2&piapro=f87dbd4232bb0160e0ecdc6345bbf786&guid=on


6月24日 22:00
暇な時に個人宛てにでもメッセしてくれればおk。

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TEXT
 

アイスとその他諸々が入った袋が重い。
歩く度に揺れ動き、手が痛くなっていく。
その横で美鈴がアイス入りのぶんぶんと袋を振り回している。
そうしていると、やはり高校生のようだ。
ぽつりと美鈴が話しかけてくる。

「…モカ君が熱出した時、何考えましたか?」

美鈴の口調は答えを求めているような感じではなかった。
だから口を開く前に考えを巡らせた。
何だろうか。
色々考えた気がするが。
考えすぎて混乱して、そのままどろどろと思考の沼にはまっていった記憶がある。
マスターとしての立場とか、責任とか。
あの時初めてちゃんと向き合ったような気がする。

「クロが熱を出した時、正直何も出来ませんでした」

真っ直ぐ前を向いて話す美鈴は後悔とも焦燥ともつかない表情をしていた。

「一人っ子で、ちゃんと誰かの世話をしたことなくて。本当なら親とか、頼れる人がいるのかもしれないですが、私の両親は共働きで家に居ることは滅多にないんです」

美鈴の袋を振り回す手が止まる。
夕方数歩手前の時間帯、中途半端な長さの影が先を歩く。

「そうして思ったんです。マスターって肩書は自分が考えてるよりずっと重いって」

空を見上げて、自嘲の笑みを美鈴は浮かべた。
その姿は先程とは違う、とても高校生とは思えないものだ。

「私がなんとかしなきゃいけない。他にクロのために何かする人はいない……マスターって言うのは全てを背負う覚悟を持つ者だけが名乗る事を許されるものなのかな、なんて」

おどけたように笑う。

「柄にもないこと、考えちゃったりしました」

……美鈴は。
普段黒ゴマKAITOをからかって、虐めているように見える。
でもそれはある種の愛情表現なのかもしれない。
人によっては幼稚だと言うだろう。
ただ、からかうという行為は相手なら許してくれるという絶対的自信が無ければ出来ないものだ。
絶対的な信頼があると確信がある。
こう見えて美鈴も一人のマスターとして黒ゴマKAITOを信じているのだ。

「すみません、変な話ししちゃって。気にしないで下さい」

微笑む美鈴は何故か悲しそうに苦しそうにもも見えた。
半年。美鈴と黒ゴマKAITOは半年の時を過ごしてきた。
やはり色々あったのだろう。
今度、機会があれば聞いてみたいものだ。

「あ、ちょっと急がないとアイスやばいかもしれないです」

言われて頷く。
だが、もうすぐ家だ。
恐らく騒がしいであろうリビングを想像する。
…少々、帰るのが怖いな。
それでも帰らないという選択肢など無い。
見えないが伸び続けているであろう影を追いかけるように、足を速めた。

自分の辞書には「自重」とか「遠慮」などの言葉が欠けている様です。


素敵なアイコン画像を予感子様からいただきました。
兄さん必死です。
ありがとうございましたー。



・思い出とオルゴール後書き
ここまで閲覧いただき、ありがとうございます。
何故ここに書いたかといいますと、あの場に余計な文を書きたくなかったのです。雰囲気を大事にしていたので、それを壊すことはしたくありませんでした。…まぁ壊れる程雰囲気が出ていたかわかりませんが。

このお話は所謂死ネタというものです。文をぼかしていますが、最後は二人とも亡くなっています。
始まりで作者である自分が「KAITOと種KAITOの違いを追求した一つの結果」と言いました。まさにその結果がこの終わり方です。
種KAITOは生きている。KAITOは生きていない。これがこのお話の大前提です。
だから種KAITOはマスターが死んだ後、天国まで追いかける事が出来るのです。

KAITOの亜種というからにはKAITOに似ている部分、KAITOと違う部分、両方ある筈だと思っていました。アイスが好きなところ、顔が似ているところ、マフラーをしているところ。皆似ています。
では違いは?と考えた時に先に述べたあの考えが出てきました。性格に関しては元が性格あるものではなく、それこそ好きな性格を創造出来るので省きました。うちの子設定とかありますしね。
そのほかにも違いはあると思います。成長すれば大きくなりますし。

自分の中で種KAITOは死ぬと霧散します。アイスから生まれたので最後は溶けてなくなるのでは、と思ったのです。
そしてもう一つ、マスターが死んだら種KAITOも死んでしまいます。
…この設定については「KAITOの種シリーズ」でいずれ出そうと思っています。

長々書きました。すみませんお喋りで。
いずれ修正して投稿し直そうと思っています。自分にとって大切なお話なので完璧にしたいのです(笑)
タグ、コメントありがとうございました。
特にタグは思い入れのある話なのでいい話と言われて嬉しかったです。…最後、ああなってしまいましたが、いい話だと思っていただければ幸いです。
まだまだ語りたいことはありますが、そろそろ失礼致します。
次はいつもの通り書きたいです。それからもうすぐチャラい種KAITOことモノの話を書きたいですね。…挑戦状の締切が迫っています(笑)

ここまで読んで下さって、ありがとうございました!

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作品へのコメント2

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    ご意見・感想

    エメル様
    マスターに成長してもらうために美鈴に頑張ってもらいました。
    いい人かどうかはわかりませんw
    美鈴は家庭環境がちょっと複雑です。複雑って程ではありませんが;
    育った環境と高校生という年齢。美鈴の考え方はそんなところからきてると思います。
    絵が描ける方は自分の尊敬対象ですww皆さん素晴らしい。
    エメル様には絵よりも早く続きを書いて頂きたいですっ。忙しいでしょうが、いつも楽しみでなりません。
    どうしようもなくなったらどなたかに土下座しようかと思案中ですwww

    閲覧&コメントありがとうございました!

    2009/06/20 19:57:43 From  霜降り五葉

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    ご意見・感想

    おはようございます~

    例のごとく書き終わるまで読まないという、馬の目の前ににんじんをぶら下げて走るということをやっていたら一週間以上読むのが遅くなってしまいました。何言い訳いってるんだろ。すみません><
    ようやく読めました。とはいえまだ約束を果たしてはないのですがw

    美鈴さんっていい人ですよね。マスターというものにそこまで重きをおいているなんて。そんな考えがあるからこそゴマイトくんも何されても信頼できるんでしょうかね。
    種KAITO出てませんね。でも名前が出てるしいいんじゃないんですかw
    絵ですか。あんな画風でよければなんて、なかなか暇がないんですけどね。そもそも城雪さんとか上手い人がいるから私なんてとてもとてもお呼びじゃないですよねw

    2009/06/20 10:25:36 From  エメル

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