覚えていられないくらい前からずっと
囚われていたままの感覚を放ちたい
空っぽになった製氷皿みたいな涙が
フワフワ浮かんでは僕をあざ笑った
静かな鎖に繋がれて巻き付かれては
安心できるカタチを求めて彷徨ってる
ここを居場所にできるって言い聞かせ
檻の中で笑いながら目を閉じた
ネバネバした感情だけが取り除けない
触れることも嫌になって見ないふり
隠すのも面倒になって日に焼けてる
今触れたらかすれて血が出そうだね
「本当に削除しますか?」の問いの前で
答えを出さないままのコドモじみた
嘘つけよ昔はもっと残酷だったろって
平気で人を傷つけられるくらいには
唱えていられないくらい長さをずっと
朽ち果ててたままの惨劇を演じたい
色っぽくなった案内役みたいな誰かが
ぽかぽか殴っては僕をよじ登った
愛しい目隠し締め付けて息の根を止めて
慢心できる轍を探してしがみついてる
どこも居場所にならないって言い訳で
檻の外で泣きながら目を取り出す
グツグツ煮込む劣情を焼き冷ませない
食べることも嫌になって吐いたふり
捨てるのも面倒になってカビが生えてる
今飲み込めば星になって飛べそうだね
「本当に好きだったの?」の問いの後に
答えをはぐらかしたオトナに君は
嘘ついた今はもう感じてないよねって
平気で揺らぎ見透かされるくらいには
始まらなかった物語を終わらせる方法は
どうやら僕しか知らないみたいなんだ
最後にピリオドを打つだけなのに厄介で
まだその先に君がいるような気がしてる
ちょっと狂ってるんだな本当にそう思う
あの時喚いた感傷を冷凍保存するなんて
生ゴミと一緒に回収してもらえばほら
誰の目にも留まらずに文句も言われない
バターケースに残った一回分をどうしたっけ?
歯磨き粉の最後の一回分をどうしたっけ?
ほらね何も覚えてないじゃないかって笑う
意地悪な君がもっと意地悪な僕を見てる
武器も薬もスイッチも何もいらないんだ
安寧の疑獄に幕下ろせのひと声でひと指で
名残惜しいなんて言ってられないんだから
次の舞台がもう始まろうとしてる待ってる
残念なことにそこにいる僕はそれを知らない
観客にすらなれなかった僕に許されたのは
ひと目も会ったこととの無い君に
許されなかったことだけなんだ
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