タグ:からくり卍ばーすと
20件
暗く広い部屋には何台ものパソコンが置いてありすべて電源がついている。
いたるところからカタカタとキーボードを叩く音が聞こえる。
そこに大元帥の姿があった。
隣には、自称情報やの少女もとなりに立っていた。
「なかなかお目当ての情報にありつけませんね」
「そうだな・・・」
そんなことを言っていたときだっ...からくり卍ばーすと 第二話
にゅくにゅく
赤いカーテンが半分ほど開いた部屋に2人の軍服を着た男女が険しい面持ちで話していた。
「・・・奴は?」
「また国外逃亡かと」
軍服をきた金髪の男性は、ちっ。と舌打ちをした。
「全くだ、これじゃいつまで経っても捕まえられない・・・」
「今や全国的に広がりつつある巨大組織。潰すのにどれだけの歳月がかかるこ...からくり卍ばーすと 第一話
にゅくにゅく
*PM 11:00
特殊警察の三本柱を失った。
統括は、カイト先輩に代わって俺がする。
カイト先輩は、近いうちに辞表を出すそうだ。
そしてオレは、カイト先輩から組織の狙いを聞いた。...【からくり卍ばーすと】善の剣と悪の銃は交差して 4
楪 侑子@復活!
*AM:6:00 特殊警察本部
特殊警察本部の重役が、二人も欠けた。
一人は殺戮人形との戦いで命を落としたルカ先輩。
そしてもう一人は、重傷を負い入院していたメイコ先輩。
今日の午前三時に、静かに息を引き取ったそうだ。
二人の後任を決めるのも難儀なことで、二人の分も統括しなければならないはずのカイト...【からくり卍ばーすと】善の剣と悪の銃は交差して 3
楪 侑子@復活!
夜の根も暗く、人々が眠れぬ夜をすごしている頃。
組織の研究室は、昼間のように明るく、蛍光灯に虫が集まる。
そこでは、少女を囲んで二人の人物が対峙していた。
「…なんですって?」
「人形の洗脳の効果が弱まっているかと…」
「どうして!」
「恐らく、人形と化する前の記憶を刺激するような何かを見たのでし...【からくり卍ばーすと】善の刃と悪の銃は交差して 2
楪 侑子@復活!
鳥居の下、殺戮人形は口角を上げた。
街は丑三つ時だが、眠る気配は全く無い。否、眠れないのだ。
この街に蔓延る組織と、その殺戮人形のせいで。
殺戮人形は指に入らないほどたくさんの人を殺めてきた。
人形は、それを快感だと思っているからだった。
「たぁくさん、居るじゃない♪」...【からくり卍ばーすと】善の刃と悪の銃は交差して 1
楪 侑子@復活!
―――ねぇ、れん!
「なぁに、りん?」
―――あのね、りんはね、れんのことがね、だいすきだよ!!
「ほんとう?ほんとのほんとうにぼくのことがだいすき?」
―――うん!ほんとのほんとうにだいすきだよ!!
「そっかぁ~。うれしいな♪」
―――でも…、れんはりんのことすき?だいすき?
「うん!すきだし、だ...殺戮人形~2~
白亜
―――……あぁ…脆い…脆いよ、人なんて………。
「ハッ…ハハ…アハッ、アハハハハハハハハハハハハッッッッ……――」
笑いが止まらない、だって私の指先一つで人は息絶えるんだよ。
破壊衝動は止まらない…ううん、止められないわ…だって……楽し過ぎてさ♪
見てよ、この血の量と鮮やかな色合いを……、あぁ…綺麗...殺戮人形
白亜
※この作品は、「からくり卍ばーすと」を元にした二次創作作品です。
原曲の作詞者さん作曲者さんとは一切関係ありません。
※一部に暴力的な表現を含みます。
※本来名字の無いボカロにも名字を設定しています。
以上を理解した方のみ、閲覧下さい。
【機巧警察1】
「eins,zwei,drei,……」
黄昏...【からくり卍ばーすと二次創作】機巧警察1
Luo(ルオ)
パチンッ!!
俺が左手を鳴らすと本部の扉が開く。
「無事任務完了しました。」
俺が上官に向かって言う。
「ご苦労。レン次はその書類の整理を頼む、それから…」
この男は人遣いが荒い。俺はさっき任務から帰って来たばかりだというのに…
こんな生活をしてもう一年になる。五年前に最愛の彼女とデートをしていたと...月下の二人―からくり卍ばーすと②―
Raito :受験につき更新自粛><
落ち始めた月の下、私に迫る影が三つ。いいわ、相手してあげる。私は口元を緩める。この瞬間は何度体験してももぞくぞくする。振り返った私の眼に入ったのは三人の男。全員雑魚ね。男達の襟章を見て私はそう思う。さあ、早く出しなさいよ!私はそういう意味をこめて愛しい銃を取り出し、引き金に指をかける。男達はそれを見...
月下の二人―からくり卍ばーすと①―
Raito :受験につき更新自粛><
地面に倒れている長い髪の女の子を横目で確かめながら、私は携帯電話の向こうに声を掛ける。
闇に溶け込む特警の服装の中で、地面にばらりと散らばった桜色の髪だけが月の光を反射してぼんやりと輝いていた。
幻想的、とも言えるのかもしれない―――もっと平和的な状況でなら。
「はい、任務完了。で、私はこの後...異貌の神の祝福を α.M
翔破
お互いに相手の命を握っていると言ってもいいような高揚感の中、さわり、と風が吹く。
私たちの影の落ちた砂利道の上に、彼の黒い帽子がふわりと落ちた。
覗いた顔はとても端正で、でも…
私は一度瞬いた。
…斬られたみたいな傷痕と、片目を隠しているみたいな眼帯。
…まるで、潰れた目を隠しているかの...異貌の神の祝福を 8.R
翔破
視界が少し悪い。
理由は簡単、目深に被った帽子とそれに押さえ付けられた前髪のせいだ。
でも俺はそれを解消するのではなく、寧ろ改めて深く帽子を引き下げた。
この顔を、見られたくなかったから。
結局、こちら側には俺とルカさんの二人が配置されることで本決まりとなった。
と言っても、ルカさんは飽...異貌の神の祝福を 7.L
翔破
「こーろーしーたーいー!」
私は叫んだ。もう、自分の年齢がどうだとか気にしないで、思いっきりわがままに。
「あの子をっ、殺したいー!」
「リン、最近そればっかり」
「だって!」
呆れたみたいなミクちゃんの言葉に、跳び起きて反応する。うん、子供っぽすぎるのは重々承知ですとも!
すっかり着崩れてし...異貌の神の祝福を 6.RL
翔破
二場面混在です。説明回です!読む方ご注意
~~~~~~~~
大きなカフェテリアの隅の席に、メイコは腕を組んで座っていた。
仕事場から直行して来たため、その身に纏うのは仕立てのいいスーツ。仕事帰りの会社員、という分類を非常に良く体現した格好だ。
窓から差し込む日の光がプラスチック製のテーブルの表面に当...異貌の神の祝福を 5.Others
翔破
「遅かったか…!」
そう搾り出したのは、一体誰だっただろう。
しかし、それがその場にいた人全ての思いだったのは間違いなかった。噛み締めた唇に、血の味が滲む。
…くそ…!
俺達は、警戒していなかった訳じゃない。この会が狙われることなんて簡単に予測できた。だから事が起きればすぐに対応出来るように...異貌の神の祝福を 4.L
翔破
昔のことは、覚えていない。
別に思い出す気にもならないからそのことと自体は良いんだけど、私の中にはいつまでも消えない何かが居座っているらしい、と気付いたのは結構前の事だった。
思うに、一番最初に私の背中を押したのは、きっとそれだったんだろう。
殺せ。殺せ。殺せ。殺せ。
それは間断なく私に囁...異貌の神の祝福を 3.R
翔破
大きく弧を描いた口元が、闇夜に浮かぶ。
反響するのは哄笑。香るのは鮮血。
その強烈な印象が、消えてくれない。
俺は椅子に腰掛け、俯いていた。
「レン、どうしたの。酷い顔をして」
「…いえ」
直属上司であるルカさんにそう言われ、一言だけ言葉を返した。
怜悧な美貌が、応じるように黙って俺の顔...異貌の神の祝福を 2.L
翔破
・人によっては不快かもしれません。ご注意ください。
・ひとしずくP「からくり卍ばーすと」より
~~~~~~~~
物心ついたときには、私はもうコレが好きで好きで堪らなかったんじゃないかと思う。
「あはははははは」
私は笑いながら、手当たり次第に刃物を振り回した。
「ははははは、あはははははははは!...異貌の神の祝福を 1.R
翔破