なも吉の投稿作品一覧
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嘘つきな鬼は指を切った
幸せになんかならなくていいよ、と
藍色の空が世界を埋めてゆく
「しかたないね」
もう 目を閉じた
そうしてあの子は指を切った
約束は断たれて髪を切った
思い出せない昨日の歌 囁き声も途切れる頃
そっと 月あかり 淡い部屋
まだ笑っていたんだろう?...ルチル
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幾つもの言葉を重ねた
幾つもの音を連ねた
それでも尚且つ埋まらない
この心の空白
覚えたての言葉はまだ
借り物のように漂う
並べてく綺麗な上澄み
詰まらない音階
飾り立てるのはここで止めにしようか
張り付けた見栄はいらない...月の凪ぐ未明に歌う
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ここに在ることを
わたしの心を
認めるわたしを許してください
あなたの泣き声
水晶のなみだ
すべて忘れずに抱えてゆくから
朝を待つ歌を紡ぎながら ひとり
月のにおいがした
さようならさえも言えないわたしを
忘れるあなたを...餞
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「もしも 君が孤独なら
いつでも側にいるよ」
冷たい背に寄り添った
ただただ、伝えたくて
濁った夜に怯え
堪えて消した言葉
空に弾こう
星の流れる夜に願った
いつか夢が終わるなら
きっと...meteor
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宝石のようさ
あなたの願いは
硬くて脆くて きらきら砕けた
欠片を繋いで また輝ける
囀り澄んだこの場所で
霧を裂いてわたしに触れて
くすんだ朝の靄の中 わたしはまだ此処にいる
水を吸いすぎた
わたしの祈りは
膨れてふやけて ずぶずぶ崩れた...冥眸
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差し出せばそっと
絡まる白く小さな手が
愛しすぎて
語られたうつくしい朝
そこに私はいられなくなる
星に願いを
月に祈りを
捧げましょう
ひとりの寄る辺でまた
両手で足りる残りの夜を...悠か花
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瞳を閉じて音に包まれる
風はまだ遠くの草の上
愛おしすぎて泣いてしまいそう
思い出も消したくなるくらい
未来に進んでいくために
いくつの記憶を置いてきたかな
明日に怯える
今日はもう来ない...slow
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溢れる空
冷たいドア
息を詰める
膝を抱く
窓の外は
烏羽玉へと
針が廻(まわ)る
朝は遠い...黎明
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もしも、の話をいたしましょう。
もしも私が死ぬ時は。
誰にも看取られる事など無く、ひとり静かに逝きたいのです。
月の明かりに照らされて
星の声に耳を傾け
夜の薫りを感じながら
しっとりとしたその空気を体いっぱいに吸い込んで
眠るようにゆっくりと、死に堕ちたいと思うのです。
誰も、私のことなど気に懸け...仮想永眠
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坂道
公園
丘の上
また君の影を探して
当てはめようと躍起になる
街頭
自販機
屋根の下
また君の影を重ねて
当てはまらなくて必死で...16時の片思い
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白い白い世界で
わたしと二人踊ろう
らったった
軽くステップを
哀悼の黒を纏って
黒い黒い世界を
あなたと二人歩こう
らったった
軽い足取りで
白い煙を仰ごう...Sala
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ぽたり ぽたり
これは何の音?
君に流れた雫
波の音 風の音
ここに一つだけ響く
君の後ろに火照る
夜の音 朝の音
誰かがきっとつかまえた
いのちの音
か細い声に揺れてみせて...傍らに静かなうたを
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一人遠くから見つめてた
この花をずっと捜してたんだね
青い空に紛れて誤魔化した
泣くことが出来ない君の目は
空の色が変わる前に君に会いに行く
隣に居ることで君を変えれたかな
君は今どこで笑ってますか
ちゃんと涙流せてますか
空の色はまだ青いですか
僕のことは忘れましたか...雨上がりに花は色付く
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硝子色の鳥が 空を泳ぐ夜
雨に打たれ ひとり 花を殺してく
寝ても 醒めても きっと
世界はぐるぐる回ってて
それに追いつけない 僕は
足を 止めました
優しすぎる 君 に
傷をつけたくなくって
嘘をつく ことでしか
君を 護れないよ...1/2エレジー
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分かれ道だね
これで終わりさ
手を離そう
違う道へ
僕は笑いながらゆくから
君は忘れてしまってね
この道も、僕のことも
別れ道だね
これで終わりさ
仲良しごっこは、これで終わりさ...Last story
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「最後だからさ、笑っていたいよ」
嘘つき、ほんとは
なみだも、出ないくせに
「最後くらいさ、笑ってほしいよ」
嘘つき、嘘つき、
あなたなんか、
あなたなんか、
あああ
こんな月の夜は ちょっと寂しい
私と一緒に居てくれませんか?...嘘つきアリア
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初めて会った日のことを覚えてる?
星色の髪の毛に 空色の瞳
夜色の外套に 冬色の首飾り
幼かったけれど わたしはよく覚えているよ
猫のような髪の毛に 鷹のような瞳を持つ
あなたは小さな両脚をちょんと揃えて
微睡んでいたね 赤ん坊みたいに
わたしは緊張して 「はじめまして」と言った
声が震えた
涙が滲...空に一番近い街
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静かな夕焼けが 沈む
時間が止まって さようなら、さようなら
さようなら?
俯いた君
目を閉じた僕
泣いているのは誰?
眩しい朝焼けが 昇る
時間は廻って さようなら、さようなら
…
いつの夢?...Sunset
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どれほど あなたを憎んだでしょう
どれほど あなたを呪ったでしょう
しかし私は あなたが大好きなのです
どれほど あなたを嫌ったでしょう
どれほど あなたを怨んだでしょう
しかし私は あなたを愛しているのです
あなたは私のすべてを奪っていったと云うのに
あなたは私の生きるすべてだったのです
あなたは...無題
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切なさだけが
この場所に取り残されて
残り香だけがゆらゆらと
君の存在を語る
何も無いと思っていた
当たり前さえ見えなくて
昨日の景色の儚さが
痛みへと変わってゆく
届かない筈だった
けれど本当はすぐ近く...奏で
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嫌いです。
嘘です。
好きです。
嘘でした。
ありがとう。
「どうしたの?」
ごめんなさい。
「だいじょうぶ?」
ごめんなさい。
「…。」...vista
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雨の音が聞こえる
それは大きく響いて
私の心を濡らしていった
それ以上来ないで
笑顔なんて邪魔なもの
雨よりずっと汚いもの
だから
感覚なんて要らないよ
あなたなんて要らないよ
お願い...レイニーブルーに恋をして
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「こんにちは」
それは始まりの言葉
別れを繰り返す度に 出会いの意味を問うんだ
痛みを感じる程に 君に近付ける気がした
今 この意味の無い両手に 宇宙を
今 その広がる空っぽの胸に 愛を
「さようなら」は言わないよ
君が泣いてしまわぬように
「ごめんなさい」は言わないよ
君が悲しんでしまわぬように...はじまりの君へ
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間違って間違って
間違ってしまったんだね。
いつから…?
間違った距離感に
傷ついた関係は
閉め切ったこの心
もう二度と戻れないの。
間違った距離感で
傷つけた左腕
閉め切ったその扉...近距離シンドローム
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ページを1枚捲って
物語に飛び込んだ
現実逃避?
そうかもね
なんだっていいさ
「こんにちは」
「はじめまして」
「あなたは何処から来ましたか?」
優しい笑顔の向こうに
オオカミの牙が見えた気がした...ドルチェの最低値
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意味も無く ただ繰り返す日々
果てしない暗闇の中で
見えない誰かの面影だけ
唯一 煌めいていた
不規則な 存在の証明
続けたのは 何かが欠落した日常
交錯する細やかな非日常
孤独の中に生きると決めた
幸せと思い込んだんだ
ありふれた幸せを...364
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誰かのおはなし
落ちてく
空の揺籠
優しく
一人で揺らしてる
いつからか、こうしていたの
気付かずに
ああ…痛い
痛い、ずっと
痛い痛い、今も...A.I.I
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躓いて転んだ
両手をついて立った
両足で土を踏み
両の目で前を見る
風の温度を感じた
鳥の声が聞こえた
この口で喋っては
同じ口で息をした
息をしている
「あなたが一番最近...Predawn
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彼女は一人で舞台に立った
「誰も助けてはくれないの」
そう言って一人踊り始めた
照明が一つ 寂しい劇場
二人の観客 微笑んでいた
アリス
あなたは一人 いつまでも一人
アリス
それでも踊って 踊り続けて
この舞台の光が消えるまで...Hey,Alice.
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あなたが辛い時
私は側に居ることしかできない
あなたが悲しい時
私は何も言ってあげられない
あなたの考え方は
私のそれとは違っていて
その違いを知る時
感じるのは
あなたと私は、ただ
どこまでも他人という事実...自己嫌悪
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