タグ「初音ミク」のついた投稿作品一覧(92)
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ずっと眠っていたのかも
波打ち際 温い益に
答えを出すのはだれだって怖いから
あのサイレンに立ち止まったまま
電波の先にはテツガクがある
いてもいなくても気付かないの
ピピピピ イマジネーションで放て
誰もあたしを笑えないくらい
ピピピピ エモーションのその先に
架空の雨が降っていても...ことばはいまも
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まずここに夢があって
そこからあたしが生まれたのなら
まっすぐ走って行けただろうか
まずここにあたしがいて
そこから夢が生まれてしまって
だからまっすぐには行けないの
空がぐるぐる(ぐるぐる ぐるぐる)
耳をふさいで(ふさいで ふさいだ)
傘に傾く水色の日も ほんとは悲しかったんだ
ちょっとね...パワードスイングバイ
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天使の嘘を許せたら
ふたりここで最後のダンス
となりから見えた涙の音はあまりにも
あの星もいつか消えて
物語なら終わってしまう
最後のページに
辿り着く勇気はあったのに
君だっていつか消えて
この奇跡だって一度きりだと
知ってしまったから...囚人と天使の86,400秒
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三番街の忘れられた小さな並木道
あの子は今日もひとりきり 街灯の影と背比べ
誰がいつそう呼んだのだろう 三番街の「ガイコツ通り」
あの子は今日もひとりきり 花びらの影を数えてる
長く伸びた影が寄り添ったのは
遠い遠い昔のお話
「また明日」が来るなんてこと
思い込んでいたかったよ
ハロー ハロー エコ...ガイコツ通りのあの子
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正解のない海の色をひとつずつ挙げた
百円ぽっちのライターみたいな感傷
文字に色は見えなくても
ことばには色がついている
ふたり 同じ海をみて 生きてきた
逆しまの球体は
ひとり プラスチック越しの視界
潮騒が見えた
ばい ばい ばい
未明に見た映画がやけに響いて...コバルトブルー
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きみが見ているものは 本物じゃないかもしれない
みんなが見ているものじゃないかもしれない
けれど
かさねて つないだ 数だけ
言葉は伝わらない
たとえば なまえが 変わるの
世界のひとさしで
忘れたことがアイになって
きみが見ているものに みんなは背を向けていたって
振り向くつもりなんてないんでしょ...満ちる
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何か探すふりしてれば
きっとみんな幸せさ アネスティージア
執着心がなくなれば
きっとみんな幸せさ アネスティージア
羊水みたいに想像もつかない世界
あんな目をしたあいつはどこ?
寿命いっぱい生きられたって
祝ってくれなきゃ意味がない
誰も最後の一人になんてなりたくはないから
祝わせてよ Who i...アネスティージア
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ゴキゲンな君の横顔に
はにかむ術を探してる
見つからないのは誰のせい?
不平不満を綴らせる
罫線の素直さも
空っぽになったごみ箱みたいな
くすくす笑いが耳に痛いの
君なんて嫌いだよ
フキゲンな僕は今日もまた
君の横顔を眺めてる...ゴキゲン←フキゲン
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チープなドラマみたいな
フィクションの暗がりで
僕ら踊ってる
君の手首を数えてみたり
そうして 長い長い夜をやり過ごしてきた
朝が来たらため息をついて
また日が暮れるのを ただ待っている
それでもまだ
想像のつかない世界に 居たいの? 居たいの
僕の薬指を数えたり...ステイミー
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ワンルームのお城に住み着いて
これで三度目の革命の夜
ライフラインを携帯したって
君とつながる保障はどこだ
秒針は逆に回らなくても
君がそうだとは限らないでしょ
今日何曜日だっけな
燃えないゴミの日は昨日で
何か予定あったかな
ありがちな言葉でごまかした...える どらど
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テラリウム アクアリウムを模す
ガラス窓 雨は降っていない
架空のプラネタリウムと
分かってはいたのに
ここからなら ここからならば
すべてが見えたのに
目に見えないもの
どうやらそれが
ほんとのようだ
愛して止まない...ゆめみる不定形
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たとえばいま
二足歩行のぼくは
四足歩行のきみを見つめている
伸びた影は足がかり
月の砂漠に心変わり
きみとぼくのいのちの距離
きみの息を探して
遠く近く 雨雲のにおいがした
たとえばいま
二足歩行のぼくは...二足と四足の曖昧模糊
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焦がしちゃったスポンジケーキも
バッテンだらけのさっきのテストも
やり直せたらいいのにな
何でもないことで泣いた日も
君に笑われちゃったことも
やり直せたらいいのにな
バスタブに浮かべた涙も
なかったことにしてほしいな
やり直すのは簡単さ
ふたつのキーでさようなら...Ctrl+Z
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あの日 置いてきたものを想っている
昨日の その前から
そうだね 行ってしまうんだね
きっと 長い 長い旅になるだろう
また会えたら 手を振ってくれないか
振り向いたってきっともう届かないから
会いに行くよ 迎えに来てくれないか
そうして僕はまだ 夕焼けを想っている
そうだね 行ってしまうんだね
き...「いってらっしゃい」
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キミと繋いだ左手から
あふれる新しい世界は
これもそれもあれもどれも
ひとつもマトモじゃないの
口から出任せで気を引いて
キミのせいなんて嘯いて
マトモじゃないのはアタシの方
なんて言ってあげないから
うまく言葉にできないから
音なんて追い越しちゃってよ!...スーパーソニックアイラビュー
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ホコリのなかでうずくまる
朝日を弾く眠たい目
誰かが見つけてくれるまで
弱虫は動き出せやしない
触んないでよ
もっと触れてほしくなるでしょ
笑わないでよ
もっと笑ってほしくなるでしょ
答えないでよ
もっと答えてほしくなるでしょ...トランジエント
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綴り抜かしてひっくり返した
アルファベットを滲ませる
沁みて広がる茶封筒まで
溺れる勇気をくださいな
テーブルクロスに散った否と
君が散らしたかがり火に
似たような道を期待してる
カプチーノの甘さも分からない
君と僕とじゃ
同じ味はしないだろう...カプチーノデイ
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しあわせって言ってよ 嘘でもいいからさ
耳を塞いでた手を離したら
君の声がよく聴こえた
思惑重ねて 嘘で塗り固めて
積もり積もって 壊せなくなった
「大人になるってこういうことさ」
嘯く世界を眺めてたつもり
言葉だったものを掻き集めて
風に吹き飛ぶ間隙の重さばかり量ってる
ひとりでいるなんて何でもな...echo
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あの日と同じひどい雨に
君の忘れ物持て余してる
生温い街にひとりきり
みずたまりに溶けていってしまえ
饒舌な君を遠く思うほどに
わたしは言葉を失くしていく
惰性で続くこんな日々も
いつか光が射すと思っていた
心は渇いていくけれど
今日も傘の中は大雨だ...雨を呼ぶ
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僕たちは大人じゃなくて
それなのに子供じゃいられない
喜びも不安もすべて
掻き鳴らせ モノクロ・コントラスト
空の高さを思い知ったあの日
額縁越えて溢れ出す現実
ため息だって 立派な呼吸だから
傘をたたんで ふれる意味を探すよ
思惑で武装した左手が君を汚す
レールから飛び出して 選んだなら始まるのさ...モノクロ・コントラスト
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忘れた
爪のかたちも
真冬のにおいも
銅貨のつめたさも
薄氷の定義も
霜の降り方も
インパチェンスも
忘れた
お湯のあつさも
マフラーの繊維も...忘れた
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クライベイビー 泣こうじゃないか
ありったけの声で
ふらり触れた 雨の気配と
ウソみたいなキミの横顔
僕はそれをどう呼べばいいのか 分からなかったんだ
キミの本当の笑顔が見たいだけなんだけど
どうやら僕では 少し役不足みたいだ
クライベイビー 今日も
笑顔で乗り切ろうとして
クライベイ...クライベイビー
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キラキラとヒカリ光る
目眩めくような 一日のはじまりに
待ちわびた日曜日を
くるりくるり急かす 時計の針
ポケットにつめこんだ 色とりどりのキャンディ
いつもどおりの日々に 魔法をかけるのさ ひとつだけ
夢へ続くこの道を 君と行けたら
どんな上り坂だって 越えてゆける
向かい風も振り...夢見る夢追人
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つぎはぎと 縫い目のさき
ひびわれて 届きそうな
足跡も かさねたかった
思い出に沈むわたしを
どうか起こさないで
てのひらを かえりみれば
よみがえる 爪のゆがみ
かきならす 喉のおくで
待ってる 待ってる
待ってる...にげていくひと
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窓のない部屋
道のない未知
届かない人
返らない問い
いつだって我慢できた
色のない朝
砂のない時計
水のないプール
雨のない日々
いつだって我慢できた...ささくれだったアリアリア
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ひそやかな吐息
左手に破片
やがて灰になる
誰彼かまわず
さよならまぼろし
さめていく部屋で
まぶたを沈める
脈絡はなくて
脈拍は異常
ガラスを砕いて...BadRoom
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土曜日が終わるね
うたた寝のふりをした こんなふうにして
バスタブに沈んで
世界が終わるまでは このままでいよう
粉々になった夜なら カサネテかさねて重ねた
指のあいだをすべりおちる わたしを掬ってほしい
空っぽになるピアスホールを
誰かの好きな唄で満たす
物真似に飽きたら出かけよう...suddenly saturday
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夜空に描いた大きな夢を
見上げた誰かが笑ってゆくよ ドリーマー
君が投げ捨てた小さな夢も
ひとつ残らず継ぎ接いでゆくよ ドリーマー
君の「しょうらいのゆめ」を教えてくれないか
怖がるのは笑われてからにしろよ
朝日に崩れた無邪気な夢に
鍵をかけて塞いだのは君だろ ドリーマー
じゃあ僕の夢...ドリーミングドリーマー
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いくら背伸びをしても 言葉を投げかけても
君にはもう届かなくて 僕は分かってるつもりで
綺麗に仕舞い込んだ 思い出を散らかした
「君」が溢れる部屋で ひとり 立ち尽くす
通り雨に傘をさしたこと
夜になれば ふたりきりで
天体観測に出かけたよね
僕もいつか消えて
おやすみも さよならも...僕が星を掴むとき
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あなたが向かう場所は
きっと しあわせなところだよ
あなたはどこにいても
上手くやっていけるから
いくら背伸びしても
あなたにはもう届かない
綺麗に仕舞ってた思い出を
散らかした 六畳間
通り雨に 傘をくれた 夏の日へ
あなたから 目がそらせなくなった わたしへ...ポートレイト