タグ「オリジナル」のついた投稿作品一覧(83)
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永久凍土/裏命 off vocal
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融界に顰(ひそ)む昨夜(よべ)の儘
昏昏の水底(みなそこ)を果てと定めて
生きているだけで疲れて仕舞うわ
鼓動の音すら煩わしいな
弄言に転(まろ)ぶ日々でまだ
蟠り許り美しく思えて
錆びた羈絆も切り離せないわ
何時しか夢も忘れて仕舞った
「どうしたの?」
「どうもしないわ」...クレーエ/可不 歌詞
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クレーエ/可不 off vocal
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何時迄も続いた
不確かな空想の先で見上げたのは
案外、いつも通りの空で
退屈な世界だ
虚飾を並べて
盲目の街で言葉を売った
盗んだ水彩で色を塗れど
美しくはなかった
神様を造って
壊れた洋琴(ピアノ)で祈りを歌った...或いは最果ての創造で/星界 歌詞
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或いは最果ての創造で/星界 off vocal
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いつか忘れた詩の話をしよう
私はまだ口遊めそうだから
ただ、過ぎ去って征く今日を
思い出せるようにと
夜降(よぐた)ち落つ背(そびら)が愛おしいのだ
霽月(せいげつ)が差す光は透過して
今、戛々(かつかつ)と刻むように
足取りは重く成って
綻び続けた、終わる事も無い儘
頓(とみ)に接いだ言葉は空っぽ...ルッカウル/可不 歌詞
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ルッカウル/可不 off vocal
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終日(ひねもす)、鬱々、楽観論者の
うらぶる聲は遠い反響
解をひとつ、くれよアスター
牴牾(もどか)しさだけじゃ生きられないわ
祈事(ねぎごと)を詰めた憐憫の書架は
雨漏る儘に溶け出して
愛をひとつ、くれよシスター
感情がまだ動かせる内に
嗚呼
海神(わだつみ)の星から眺めた空は...心悲しも独りし思へば/星界 歌詞
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心悲しも独りし思へば/星界 off vocal
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晨煙(しんえん)に霞む、暁月を眺む
私は今日も
花に泪の代わりを
注いでいたのだ
箱庭の中で
小さく息をした
苦しいわ
苦しいわ
案外、世界は儚くて
少し触れば壊れそうで...夢想に咲くラミウム/可不 歌詞
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夢想に咲くラミウム/可不 off vocal
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夕暮れ待って零れ落ちた
薄明を住処に今日を征く
羨んだ空の朱い熱も
疾うに隠れて仕舞うんだな
誰何(すいか)の聲も知らないわ
聴こえないように耳を塞ごう
消え返る泡沫で夢を描こう
そんな麗らかな夜が愛おしい
アイリスアウトが知っていた
正しい人生の終わり方を...ルミナスと水葬/初音ミク 歌詞
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ルミナスと水葬/初音ミク off vocal
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空白に埋む子ら、蹌踉(よろ)めく儘に灯りに離るる。
過たず翳々(えいえい)に隠した月よ暇よ、渇いて、渇いて。
松柏の葉は百代を眺む雲のように。
身罷る為の口実を努々探していた。
何処(いずく)、斎(いわ)いの楽隊の音は遠く、幸(さき)くあれど苦しいようだ。
波よ這った砂上に転びつ、倦む瞑目を待つ儘。...天秤/初音ミク 歌詞
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天秤/初音ミク off vocal
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遠い空から落っこちた
雨粒が律を刻むように
今日に総てを置いて征こうか
嘘で象った過去だから
心の奥に仕舞い込んだ
僕らしさが見つからないように
そっと階(きざはし)を降りてみようか
世界から踏み外さないように
書き記した言葉と常々連れ添って
息継ぎもせずに記憶を泳ぐのだ...メリア/鏡音レン 歌詞
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メリア/鏡音レン off vocal
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燻(くゆ)り揺る夜に冷めた応答
耳に入浸り朽ちた音楽が
偽物の愛を歌っていた
傷に滲みる言葉にも慣れきった
自鳴琴(じめいきん)の鍍金(めっき)が剥がれた朝に
詰めた薬莢をそっと抱えて
「もう遅かった」
独り言つ儘
言葉は消えた
踊りましょう?...Sonorous/可不 歌詞
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Sonorous/可不 off vocal
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Mer chante(メルシャンテ)
笑ってよ
最終列車の警笛が夜を裂く前に
訪(おとな)って、其の儘、連れ去って
私に恋を忘れさせないで
馬鹿だ
まだ私は優しい言葉を受け入れられずに喚いては
不幸せだなんて嘆くんだ
何も彼(か)もを誰かの所為(せい)にして
嘘みたいだった...メモリーホリック/初音ミク 歌詞
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メモリーホリック/初音ミク off vocal
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泥濘(でいねい)に沈む私の身体は
疾(と)うに動かなく成っていて
救いの歌許(うたばか)り残った
私達が救われない儘に
幸福に満ち満ちた世界の温度が
水槽の聲(こえ)を凍らせて
霞(かす)む記憶を絵に残した
選んだ色は酷く濁っていた
燻(くゆ)る空蝉(うつせみ)が楚々(そそ)と紛れ
廻る明滅を取り零...レトラ/可不 歌詞
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レトラ/可不 off vocal
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パルレ/可不 off vocal
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空が泣いた夜は
同じ夢を見た
海を通る夜汽車(よぎしゃ)の窓から
誰も居ない街を見た
言葉を重ねた洋墨(インク)が霞(かす)んで
或(あ)る日の記憶も不鮮明に暈(ぼ)けた
遠回りをしたのだ
子供の儘でいたくて
散漫、意識が絶えた
案外、悪くもないが...プシュケは曇天に溺る/初音ミク 歌詞
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プシュケは曇天に溺る/初音ミク off vocal
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曖昧、私揺らいだ
まだ生きたい?
悲しみが暮れる朝に
再々演目、どうか
喜劇的な歌聲(うたごえ)を響かせてよ
拝啓、まだ見ぬ今日へ
昨日の私はなんとか生きました
倦怠感が積もって
鈍臭(のろくさ)に歩く、歩く
絡繰(からくり)の心は置いて征って...ハルモニア/可不 歌詞
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ハルモニア/可不 off vocal
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海、寫(うつ)した隘路(あいろ)に
翡翠(ひすい)の夢を落とした
空、揺蕩(たゆた)う中で
芒(すすき)の聲(こえ)が
泣いていたから
嘘、あなたの背(そひら)が
朝靄(あさもや)に視えた気がした
屹度(きっと)、絡まった糸が
千切れているんだ
知っていたから...灰白へ/初音ミク 歌詞
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灰白へ/初音ミク off vocal