鈴猫(りんねこ)と申します(´`*) 歌詞や小説なんかをちまちま書いてます どうぞよろしくお願いいたします(*'ω'*) ただいま小説…かなんかわかりませんが!! 私たちの花物語という作品をなごみるくさん⇒【 http://piapro.jp/yunano 】 と歌詞と小説(?)的な感じでコラボってみようということで なごみるくさんの歌詞を元に小説を書いていこうと思っています!! 歌詞に曲を付けて下さるという方やイメージイラスト(小説の方にも)を描いてくださるという方がいらっしゃいましたらお気軽にメッセージ下さい! もうもう大歓迎ですのでヽ(`・ω・´)人(`・ω・´)ノ そしてこの小説だか何だか分かんないものを書き始めた人物が気になった方は お気軽にツイッターの方やこえ部でもフォローしてくださいな(ノ)・ω・(ヾ) ↓↓ twitterID⇒【 https://twitter.com/Rewrite_CC 】 こえ部部員ページ【 http://koebu.com/user/tiakihutago 】 仲良くしてください_(:3 」∠)_
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ぞくり、と変な悪寒が背筋を震わせた。
「世良?」
小首をかしげて、さらさらの真っ直ぐな金髪を揺らしながら奈々が心配そうに私を見た。
「気にしないで。一瞬…寒気がしただけ。」
「風邪かな?世良最近人混みにいること多いから」
「居たくているわけじゃ、ない。」
大勢の人がいるところはまだ慣れないし、人と目...私たちの花物語 ゼラニウムの不安、彼岸花の敵意
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奈々が、変わった。
ある日を境に、変わってしまった。
「せーらっ!」
「な、奈々…重いわ…あと苦しい」
「世良はかわいいなぁ…かわいいかわいい可愛すぎるよおおお!」
「とりあえず私を離して話を聞いてちょうだい。窒息するわ…」
世良と呼ばれたあの娘。
あの娘と登校した日あたりから、奈々は別人のように変...私たちの花物語 彼岸花の苛立ち
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あと一限で午前中の授業は終わる。
ちなみに四時限目は担当の教師が休みのため自習だ。
クラスの連中も実質今からの長い休み時間に浮かれている。
既にぐっすりと昼寝をしている奴もちらほら見受けられた。
かくいう俺も、教師にうまく見つからない程度に校舎を徘徊しようと考えてたりする。
携帯を片手にさてどこふら...私たちの花物語 紫君子欄への想い
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お昼休み。
私は世良に連れられて裏庭へ続く通路を歩いていた。
登校中、世良はお昼を一緒にしようと切り出してから、私が話さない代わりに一生懸命に会話を続けようとたどたどしく自分の話や勉強の話をしてくれた。
私はそんな世良を見て、少しずつ調子を戻していった。
おかげで学校に着くころにはいつも通りに話す程...私たちの花物語 紫君子欄の光
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午前5時45分。
目覚まし時計も何もなく私は目が覚めた。
ベッドから足を下し掛布団だけきっちりたたむ。
朝食を適当にパンで済ませたら制服に着替える。
白いブラウスに首元には学校指定の黒い紐リボン、茶色でチェックの少しオシャレなデザインのスカート。
スカートの丈は膝ちょうどあたり。
髪型を変えたり伊達...私たちの花物語 紫君子欄の揺らぎ
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彼と出会ったのは、中学三年のときだった。
一つ年上で、髪を一つに束ねたどこかチャラい感じで初めて会ったときは、そこまで好きな人間ではなかったと思う。
向こうも向こうで、私の事なんて興味の無さそうな顔をしていた。
今日から一緒に住むことになるなんて言われても、はっきり言ってどうでもよかった。
私はその...私たちの花物語 紫君子欄の回想
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世良は、とても可愛い。
「私と友達になりたい」そういったときのあの世良の顔を、私は絶対に忘れないだろう。
赤面しながら、人の目を見るのが苦手なのにもかかわらず一生懸命に私の方を見て、白い手を固く握りしめながらそういった世良。
その姿がすごく、すごく可愛らしくて。思わず恋をしたかのように胸がキュンと高...私たちの花物語 紫君子欄の思い2
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目の前にいる赤毛の少女はどうやら冗談で私に消えろと言っているわけではないらしい。
なぜ彼女がそんなことを言うのか、そんな理由は容易に察することができた。
「奈々に、近づかないでくれる?すごく目障りよ。今朝から奈々にずっとまとわりついて。貴方、なんなの?」
敵意をむき出しにして鋭い言葉を私に次々と投げ...私たちの花物語 ゼラニウムと曼珠沙華の衝突
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「放課後、二年の教室に来て。そこでもう一度話を聞かせてもらえるかな?待ってるから。」
青髪の上級生は、そういって真剣な表情で私を見つめた。
目元を手で拭いながらこくこくと頷く。
それを見て彼は安心したようにまた微笑んだ。
彼がまた、私の手を優しく包みなおす。
「……目の赤みが引くまで、もう少しここに...私たちの花物語 ゼラニウムの安堵
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昼休みになった。
あたりはざわつき、楽しそうな話し声が聞こえてくる。
教室で近くの机同士をくっつけてお弁当を広げる者。
学食へ急ぐ者。購買へ行く者。
お昼の過ごし方は皆それぞれだった。
もちろん人が苦手な私は、教室でお弁当を広げたり、学食に行くなんてこともしない。
購買で適当にパンを買い、裏庭へ移動...私たちの花物語 ゼラニウムの涙
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「……世良。」
メガネをかけなおし、背筋をピンと伸ばして足早に教室へと戻っていく世良を”私”は見送った。
『な、奈々…』
近くにいたクラスメイトが戸惑うような目をして私の名前を呼んだ。
今朝、世良と話している時もこの子は私に笑顔で手を振ってきていた。
しかしどうやら彼女は世良の事が苦手なようで、世良...私たちの花物語 紫君子欄の想い
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足早に学校まで来たせいか、私の息は上がっていた。
”休み時間に教室で待っててーー!!”
奈々、彼女は一体何を思って私にそう言葉をかけたのか。
お堅いガリ勉、それが私の周りから思われやすい人格だろう。
話しかけても反応は冷めているし、薄い。
なのにどうしてあんなにも短時間しか一緒にいなかったというのに...私たちの花物語 ゼラニウムの戸惑い
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朝、外は灰色の曇り空。
鏡の前に立つ自分を見る。
透き通るような肌。大きな瞳。手触りの良さそうなやわらかな髪。
華奢な体躯。けど発育はちゃんとしている。
くびれた腰にすらっとしている脚。
まさに美少女!なんてことはとりあえずない。
髪も可愛くセットしていなければ服装も”オシャレ”のセンスすら感じさせ...私たちの花物語 ゼラニウムと紫君子欄の出会い
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<登場人物>
世良 sera (ゼラニウム) IA
茜 akane (彼岸花) 重音テト
奈々 nana (紫君子欄) Lily
飛香 asuka (アスター) 巡音ルカ
真那 mana (アネモネ) GUMI
恋禰 koine (黒ユリ) 弱音ハク
愛梨 air...私たちの花物語 あとがきならぬさきがき
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そろそろ寝なくちゃ そういって君は通話を切った
その後に心にある何とも言えない寂しさ
そうだ、本でも読もうかな
手に取ったのは源氏物語をモデルにした小説で
開くとそこには様々な花たちの物語
潔癖で純粋な葵 幻のように淡く儚げな夕顔
無邪気な日に日に成長してゆく紫草…
それぞれの花たちの恋物語
清らか...私たちの花物語 序章
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静かな寝息 私より年上なのに少年のような寝顔
思わず笑みがこぼれる
私の膝枕で気持ちよさげに眠る彼の髪はサラサラでやわらかで
身体はとても暖かで 息を吸うたび動く肩は
やっぱり男の子なんだと意識させるには充分しっかりしてる
いつもは少し意地悪で不器用なところもある人だけど
こうして寝ているときはとて...ほっとすりーぷ