auroraの投稿作品一覧
-
おはようございます。『ネットワークGU3』のお時間です。
まず最初のニュースです。昨日、山田さんの家に泥棒が入りました。皆さんお気を付けください。
では、続いてのニュースです。
≪ハートブレイク・ヘッドライン【自己解釈】≫
キャスターのグミです。では、ニュースです。
昨年2011年の失恋人...ハートブレイク・ヘッドライン【自己解釈】
-
――いまさら言ったってもう遅いよね。
僕は今更、君が幸せな灰になったあとで
君が好き、だって。
≪地球最後の告白を【自己解釈】≫
海岸。
誰もいない。居るのは僕だけ。ほんと、うざったいくらい誰もいない。
君もいない。あんなに、好きだった君だってもうここにはいない。
息を吐いた。微かに冷...地球最後の告白を【自己解釈】
-
【A】
闇に聳える高い壁は
弱い人の金を盗む
さあさ見ろよ 闇市のはじまり
今日の獲物はなんでしょね
【B】
ホログラムの扉から現れたのは
天使に視えるクソッタレな悪魔
ヤるだけヤって あとは知らない
そんなクズを蹴り返してやる...ただの記憶データの混乱だけです。
-
エネの電脳紀行
-
ナツノヒノイロ(instrumental)
-
作戦会議の場所へ着くやいなやリーダー格の女性に睨まれた。
「や、やぁ……キド」
「二十分遅れだぞシンタロー。貴様が遅刻とは珍しいな」
「い、いろいろあってだね」
「わぁ~っ!! ここが作戦会議の場所ですか~!!」
「わっ!! ちょっとエネ!!」
なんということだろうか。エネはスマートフォンから飛...カゲロウプロジェクト 23話【二次創作】
-
「ご主人様! 遊びましょう! 遊園地! メアリーと遊園地行きましょう!」
「さっそく他曲のネタ持ち込むのやめようか?!」
「何を言ってますかターラッター」
「確信犯だこいつ……」
「あっはっは。面白いですねえご主人様! 契約書は絶対破り捨てさせませんよ?」
「もういいよ好きにして……」
少年は、今...カゲロウプロジェクト 22話【二次創作】
-
八時半の登校時
クラス入ると黒板消し
巧みに操る彼がいて
その隣に僕は座る
少しして友達やってきて
今日も四十八枚のカードを並べる
ああ それをしてる君の表情はとても楽しそうで
だけど難しそうだから僕はそんなことができないんだ
こんなクラスの平凡な僕らだからかもしれないけど
後ろでやってるトランプは...コイコイ
-
ホルマリンの香りが溢れかえる部屋で、眠るようにココロと身体が離された彼女は電脳的に糸くずのようにかろうじて心理の糸がつながっていた。
しかし、ディスプレイ端末になってからの彼女は随分派手に動いていたらしい。
電脳世界で、精神がとある時間の間肉体を放置してしまえば、その肉体は息を引き取ってしまう...カゲロウプロジェクト 21話【二次創作】
-
10秒で、交差点にひしめき、ざわめき出す悲鳴をかすめた。
それはまるで合唱のようで、なんだかすこし悲しくなり、涙目にもなる。
この状況を、出来れば疑いたかった。嘘だと思いたかった。
だけど、そんなのは無理だった。
たとえ疑っても、この人類賛歌は終わることはないだろう。
「駆け抜けろ、もう残...カゲロウプロジェクト 20話【二次創作】
-
僕は川辺を歩いていた。
「ふっふふーん」
明日は彼女に、指輪をプレゼントしてプロポーズする日だから。
期待に胸が詰まってしまいそうだ。
「あっ」
それは一瞬だった。
少し、躓いただけだったのに。
「ああああああああああっ!!!!!」
もう、その時は遅かった。
掌の上で踊る指輪が、仮に『...エイは育ち、僕はプロポーズに鉄を曲げる【二次創作】
-
雨が降ったのはもうどれくらい前だろう。
彼女がトラックに轢かれるのはもう何回体験しただろ。
――そして、それを見て、吐瀉物を吐き出すのも。
泥棒に刺されたのはいつだろう。
僕が来る前に間に合わなかったのはいつだろう。
そもそも、彼女は何回死んだんだろう。
そんなに僕は生真面目じゃないか...カゲロウプロジェクト 19話【自己解釈】
-
窓の外は大きな飛行機がまるで鳥のようにざわめいていた。当たり前のようだがラジオで言っていた「落ち着いて行動してください」云々は無視して、渋滞となっていた。エネは自転車に乗り込もうと思ったが、その渋滞を見て一つ舌打ちをして、歩くこととした。
「……ヘッドフォンでもつけるとするか……」
エネは常にと...カゲロウプロジェクト 18話【二次創作】
-
その日は、随分と平凡で当たり障りない一日だった。
それはその日を過ごしたどの人間でも言うことかもしれない。
ここにいる少女――エネだって、もしくは。
彼女は暇だったので自分の部屋で最近話題のRPGをプレイしていた。部屋には遠くからラジオの音声も入ってくる。
『――これで正午のニュースを終わり...カゲロウプロジェクト 17話【二次創作】
-
空を見ているのは、シニガミと言われる化け物だった。
それは女性のような風体でもあったが、でも結局は化け物として扱われるのに性別なんて関係なかった。
そんな昔のような、今のような、けれど現実離れのようで、空想のような話がある。
*
シニガミは小さくつぶやいた。
「今日もまた、誰にも助けてくれな...カゲロウプロジェクト 16話【二次創作】
-
「いやあ、君にちょっと言いたいことがあってさ」
彼女は小さく呟いた。
そして、
彼は不意に携帯電話を見つめた。
そこに書かれていたことは、
『2月17日午後××時、××高校で女子生徒が屋上から転落――』
彼はそこまで見て、彼女の方を見た。
彼女はもう――居なかった。
*
「ねえねえ、昨日...カゲロウプロジェクト 15話【二次創作】
-
今日も彼の目に地球なんて見えない。空しかない。
いつも――彼は独りで部屋で何かを考えている。
けれど、アラームはそれを破る。
「冷たいやつだな」と、ぽつり。
屋上には誰もいなかった。
(どうせ、答えが解りきってしまうなら――)
彼は、そう思って鎖を超えようとして――
不意にマフラーが後ろ...カゲロウプロジェクト 14話【二次創作】
-
彼が思い出す――たった昔の話。
彼がニートとして生活する――少し前の話。
彼は当たり前のように、男子高校生である。それは分かりきったことなのだ。
だけど。
彼が忘れられない――そしてメカクシ団へ入ることになった一つ目のきっかけ。
*
「眠いなー」
そう言って少年――シンタローは憂鬱ながら...カゲロウプロジェクト 13話【二次創作】
-
そういえば、ヒビヤにとって知らない人間の存在が多い。
例えば如月モモがそのひとりだ。
彼女はヒビヤがいる前から居たらしく、ヒビヤの前に入ったマリーよりも前に入ったらしいので、それを知るのはシンタローと、キドともう一人の――確か名前はカノという――男だけか。
「あの……モモさん、ですよね?」
...カゲロウプロジェクト 12話【二次創作】
-
如月アテンション
-
――疲れた。
私はそんなことを考えていた。
もう、こんな生活疲れちゃったなあ。
「……とりあえず、フード付きのパーカーを、っと……」
そう言って私はピンクのフードがついたパーカを着る。
だって、私は売れっ子アイドル。いつもこんな感じで歩かないと人目に付いてしまうんだよね。
しかも、もうず...如月アテンション【自己解釈】
-
「……ここが、箱庭……、僕がいた世界……」
「思い出したかね?」
キドはヒビヤに問いかける。ヒビヤはゆっくりと頷く。
「……さて、実はだな。君には少し難しい話をしておこうと思う」
「なんでしょう」
キドが言ったのはこんなことだった。
「昔々、世界のことをなんでも解ってしまう少女がいました。
少...カゲロウプロジェクト 11話【自己解釈?】
-
メカクシ団員は、直ぐ様会議室に集められた。シンタローに、ヒビヤ、マリーに、あのときはいなかった団員もちらほらといる。ヒビヤはどうやらニジオタコミュショーヒキニートの存在を見くびっていた。確かにそうだ。こんなアウトドア派のヒキニートがいるはずがない。しかもコミュニケーション能力ももしかしたら人並み以...
カゲロウプロジェクト 10話【自己解釈?】
-
≪メカクシ団アジト≫
「キド、ちゃんと連れてきたぞ」
「ご苦労だったな。感謝する」
「なに、お前の命令だったらなんでもやってやるさ」
シンタローはキドの言葉に、そう答えて部屋から出ていった。
残されたのは――キドとコノハ。
キドはコノハの方を眺め見て、ぽつり呟いた。
「――お前が“命を蒸し返...カゲロウプロジェクト 09話【自己解釈?】
-
人造エネミー
-
彼の頭はただ、考えていた。
ひとつ――この世界に自分がいる意味。
ふたつ――この世界で起きた夢みたいな出来事。
みっつ――そして、現実に起きている事態。
その全てを絡ませ、結論のように呟いた。
「この世界はどうやら少しヤバイらしい」
【これは彼と彼女のお話】
だが、それを伝えようとも作ら...カゲロウプロジェクト 08話【自己解釈?】
-
ファーストコンタクトは冷静な
コンダクターで笑わせないで
ありがちな嘘 とうに消え去った
毎日は退屈 そんな日々だね、と
プラカードを毎日並べては
ヘッドフォンを提げたまま
夢見がちな気持ちどこ行った?
盛者必衰だ アンドロイドでさえ
僕は夢の中に出会った
「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」...プラカード実験所 歌詞
-
わだかまりスペースシップ(instrumental)
-
そういえばまだ今日は何も食べていないことを、口付けで思い出した。
「……ねえ、どうしたの神威?」
ルカがベッドに寝ていた身体を起こして、問いかける。どことなくそのプロポーションは僕だけでなく男全体を必ず興奮させるものだろう。
「……いや、なんでもないよ」
「会社でなんか嫌なことでもあったの?」
...Day first kiss
-
予定調和(instrumental)