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「ねぇ、Turndog」
「んー? なんぞルカさん?」
「突然だけどさぁ……デートしない?」
「んぁ? デートね、いいよー………………………って」
『えええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!?』
――――――――――想定の斜め上を行ったルカさんのとんでもない一言...【ルカ誕】I Never forget you【最期の時まで忘れない】
Turndog~ターンドッグ~
ハロウィン。
子供たちが奇々怪々な怪物たちに扮して大人たちを脅はk……もとい誘惑するこのお祭り。
去年も一昨年も、変なものをやるもんだと斜に構えてたあたしだけど。
……たまにはそんな変な風習に身をゆだねてみるのも、悪くないよね?
『Trick or……treat!!』
そう嗤い掛ける私の目の前で――...【ハロウィン!!】Trick or…Love?【つんでれ☆どっぐちゃん】
Turndog~ターンドッグ~
『ネルちゃん、お願いがあるの』
――――――――――何気なく考えた、受験生カルテットを祝うためのセール。
俺は今さらだが―――――このセールは双方にとって大成功だったのではないかと思った。
『ちびボカロを―――――作ってください!』
目の前のちずさんとゆるりーさんに、ロケット砲のように飛び込んで抱き...dogとどっぐとヴォカロ町!~改造専門店ネルネル・ネルネ出張版⑨~
Turndog~ターンドッグ~
「ほほぉ。このIHコンロを修理してくれ、と? どこも壊れていそうにはないけれど」
「しるるさん曰く、ただの持ち運び用で機能がいろいろ簡略化されてるから普通に使えるようにしてもらって、と」
「ふーん……そりゃつまりあたしの自由にしていいってこったね?」
「ま、まぁそうなるのかな……」
『きらーん』とい...dogとどっぐとヴォカロ町!~改造専門店ネルネル・ネルネ出張版⑧~
Turndog~ターンドッグ~
「……大丈夫だといいがなぁ」
ゆるりーさんのがっくんとルカさんを見送った後、俺はぽつりとつぶやいた。
「まだ言ってるんですか? 本人たちも言ってたし、たぶん大丈夫だと思いますよ?」
「……だといいがなぁ」
もう一度言葉を繰り返す。
確かにヴォカロ町は平和な町だ。だが平和と言っても、『あの世界』基準で...ヴォカロ町へ遊びに行こう 2【コラボ・d】
Turndog~ターンドッグ~
「さてっとぉ!!」
どっかりとカウンターに腰を下ろし、俺の部屋の扉を輝く眼で見つめるネル。その扉が開くのを、今か今かと待っている。
「ネル……いくら何でもそうそう同じ日に客が現れたりはしないと思うぞ……?」
「わかんないでしょっ!?」
「じゃあせめてもう少し屋台を前にな、机が開いてくれんと勉強もでき...dogとどっぐとヴォカロ町!~改造専門店ネルネル・ネルネ出張版⑦~
Turndog~ターンドッグ~
「へぇ……清花ちゃんと会ったか!」
「はい、彼女が置き忘れたシルルスコープ届けてくれて、それを追いかけてですね」
「どうだ? 彼女、いい子だったろ?」
「なんかターンドッグさんが言うといかがわしく感じるんですが…ええ、いい子でしたよ!」
「なんでいかがわしいの!?」
謎な会話を繰り広げる俺と雪りんご...dogとどっぐとヴォカロ町!~改造専門店ネルネル・ネルネ出張版④~
Turndog~ターンドッグ~
「Zzzz……」
2014年元日。
深い眠りについていた私は、陽気なアラーム音により一気に現実に意識が引き戻された。
私は音だけを頼りに、虚ろな目のままを手探りで探した。
数秒後にである祖母から貰った折りたたみ式携帯──電話もメールも出来ないため、目覚まし時計として使用している──のサブディスプレイ...正月のかなりあ荘【withかなりあ荘】
雪りんご*イン率低下
雨も冷たくなってきた、12月中旬のある日のこと。
俺はかなりあ荘一階のしるるさんの部屋の横で、どっぐちゃんと一緒に佇んでいた。
元々の用は、『ネルネル・ネルネクリスマスセール! 大特価で放出しちゃうぞSP!!』という、アイテム割引セールについて相談しようとしていた。
……が。
「……この話声……」
...dogとどっぐとヴォカロ町! Part10-1~邂逅~
Turndog~ターンドッグ~
まずさつまいも(1本)を自転車1分にあるスーパーマーケットまで買いに行く。
買いに戻ったら、なんとなく皮を剥いちゃう。
次にレンジで「温め」のボタンを押し、チン! する。
1分後──。
チンし終えたら、茶碗の上に乗せて──スプーンで潰す。
「ぐっ……ふぬっ」
なんかこれ固いな……と思い、5分の1(5...delicious【withかなりあ荘】
雪りんご*イン率低下
とある夜のこと―――――。
『ターンドッグさーん、まだ起きてますー?』
「……ん?」
夜も更けたころだというのに、ゆるりーさんが訪ねてきた。
「はいはーい、なんぞ……ってぬお!?」
ドアを開けてびっくり。ゆるりーさんが抱えていたのは、でこぼこした風呂敷包みだ。
「よっこらせ……っと、夜分失礼します」...dogとどっぐとヴォカロ町!~改造専門店ネルネル・ネルネ出張版③~
Turndog~ターンドッグ~
~~~~~どっぐちゃん視点~~~~~
こないだの勉強会から、Turndogの様子が少し変わった。
余り笑わなくなり、机に向かっている時間が長くなった。
のぞきこんでみると、『有機化学概論』とか『微分・積分』とか、少しわけわかんないものが並んでいた。
簡単に考えれば、ゆるりーさんたちに触発された……と...dogとどっぐとヴォカロ町! Part9-2~Turndogの暴走~
Turndog~ターンドッグ~
――――――――――つんでれ☆どっぐちゃん。それが、あたしの名前。
変な名前でしょ? Turndogが何を考えたか、こんな名前つけたのよ。……まぁ、せっかくつけてくれた名前だし、悪い気はしないけどね?
かるーくあたしのこと、おさらいしよっか。
あたしの正体は、Turndogから分離したあいつの精神体...【つんでれ☆どっぐちゃん】どっぐちゃんと清花
Turndog~ターンドッグ~
かなりあ荘だって人の出はいりがある。
ほぼ常駐の人(まぁ主に俺だけと言っても過言ではない)、比較的頻繁に顔を出す人、たまに顔を出す人、ほとんど顔を出さない人、いつの間にかいなくなっていく人。
中には、忙しかったけど多少の暇ができたから顔を出す人や、新しく入ってくる人もいる。
そんな中。
浅葱色の髪を...dogとどっぐとヴォカロ町! Part8-1~新たな色~
Turndog~ターンドッグ~
「……ヴォカロ町の皆の輪に入っていけない……と?」
「うん……」
グミが切り出したのは、友好関係の話だった。
「……と言ったって、お前ルカさんとはよく話してるだろ? それにミクとも……」
「みんなで話すことができないの。二人と一対一で話すのはまだしも、皆で話してるところに入れなくて……」
「ふーん…...dogとどっぐとヴォカロ町! Part7-2~グミの悩みとTurndogの《罪重ねた論理(いいわけ)》
Turndog~ターンドッグ~
ヴォカロ町に元からいるボーカロイド達は、全部で8人いる。
メイコ、カイト、ミク、リン、レン、ルカ、ネル、ハク―――――彼女らは目覚めてから15年、町の皆と彼女らのみで暮らしてきた。
だがしかし―――――15年が経ったある日。
一人のボーカロイド少女が、新たなヴォカロ町の仲間として加わった。
彼女の名...dogとどっぐとヴォカロ町! Part7-1~グミちゃんの来訪~
Turndog~ターンドッグ~
「お待たせー!!」
元気な叫び声をあげて、パソコンからどっぐちゃんが飛び出してきた。
「お、お帰りどっぐちゃん」
「どうだった!? どうだった!?」
「ゆるりーさん落ち着いて!」
どっぐちゃんの帰還を待っていた俺、ゆるりーさん、しるるさんは一斉に振り向いた。
「言われたとおり、ネット伝いに雪りんごさ...dogとどっぐとヴォカロ町! Part6-2~苦しみの少女と抗う蒼~
Turndog~ターンドッグ~
人には好き嫌いというものがある。
病的なほどに好きなものがあれば、雑菌の如く忌み嫌うものもある。
そんなわけで、全てのものには『ファン』と『アンチ』の二種類の人間が存在するのだ。
ファンの人間は時としてアンチの人間の刃のような誹謗《ことば》を浴びることもある。
大抵の人間はそれを自制心と愛で乗り越え...dogとどっぐとヴォカロ町! Part6-1~Black Apple!!~
Turndog~ターンドッグ~
かなりあ荘には、俺を含め総勢13人が住み込んでいる。
ついこないだどっぐちゃん協力の元リフォームして、多少マシなアパートにはなったものの、未だにぼろいアパートのままだが、忙しい中みんなが楽しく暮らす明るいアパートだ。
因みになぜか男は俺だけ。本来ならハーレムだがすっごいいじられてる気がするんだよなぁ...dogとどっぐとヴォカロ町! Part4~かなりあ荘~
Turndog~ターンドッグ~