タグ「ワカメの国」のついた投稿作品一覧(52)
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「人間はこの頃では機械を使って本国に来ている。馬鹿なものだ。
精神の成長を放っておいて技術にだけ頼って来るなんて。
本末転倒に近いもんだ。別に人間がこの国に精神の成長のためだけに来ているわけではないだろうがな。
おかしな話だ。
前の人間なら、互いを許す事は平気でよくやっていたのに。それに比べて現代人...ワカメの国 序章 王様と女王の御言葉
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第二次世界大戦のときは酷かった。夢の国が壊れた。難しい言い方をすると、夢の国の存在が壊れた。
私たち夢の国の民はワカメの国の民に限らず、全ての夢の国の民が散った。
純粋な妖精の国は平気だったようだ。ワカメの国は純粋な妖精の国ではなく、夢の国でもあるから…。
黄泉の国はその時期非常に忙しかったら...第七章 矢を刺されたニギメ ソドムヨリポッドの物語
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科学的 生物的 現実的
事実に翻弄されて閉鎖的になった思い
其れも肯定しつつ
其んな物は嘘何だ
私はもっと違う方法で生まれて来た
と言ってくれる誰か何か其れは私
海の中で見つけられた
私の真の姿
もっと時めく事は出来ると教えてくれた
私の抱いている閉鎖的な思いを否定する事無く...若芽の国
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休み時間
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ワカメの国スペシャル音源(Youtubeアニメ「ワカメの国」エンディングテーマ)
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歩かされる一行
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ダグダ王のハープ
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「和ニギモノ物ガタリ語」音楽全集
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後書きと言いながら、作品を作ってからではなく、作りながら書いています。
昔は今よりも自然と上手く共存していて、自然破壊など昔はなかったというのはただの幻想だと聞きます。
実際には古代から自然を壊すことによって人間は育ってきたそうです。
しかし、私はその幻想を小説にしました。
ワカメの国は言い換えれ...ワカメの国 あとがき
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【走るビジネスウーマン編】
こんな夢に入ったときもあった。
其の時の夢主(ゆめぬし)は珍しく大人だった。
まあ、大人も見る人は夢を見るのだ。
其の夢はビジネスウーマンが颯爽と走っている夢だ。
ハイヒールを履いた、きちっとした黒のスーツに袖を通し、清楚な髪型の人だった。
軽やかに走っていた。
足元に...ワカメの国 第九章 正し過ぎた人 広美の物語【走るビジネスウーマン篇】
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【女王との出会い編】
あああ、全く、来てしまったからには仕方無い。
お城に行くか。
内心来てしまった事で後に引け無く成ったので、
この体が少し浮く感覚、ワカメの国にいた時の感覚だ。
陸地と違って一応水の中だから、少し体が軽くなったような感じがするのだ。
それから、肌が水に触れている感覚が少しだけある...ワカメの国 第九章 正し過ぎた人 広美の物語
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【暖かい海】
私は、ワカメの国での働く女をしていた。
フランジェリムさんからは、「働く女、私って何て格好いいの?とか思うのは良いけれど、遣り過ぎは駄目よ」
と言われた。確かに其の通りである。私の夫は、仕事のし過ぎもうつ病と関係していた。
私が二の舞をしてしまっては駄目だ。2人揃って(そろって)鬱病...ワカメの国 第九章 正し過ぎた人 畑広美の物語【暖かい海】
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【竜宮の使いPart2】
和昆戦争真っ只中、私が迷い子案内所から移動に為って、ニュートリション上で働いていた時の事である。
働くと言っても、実際の内容はストローを砂に突き刺してチュウチュウ吸い、すると栄養分だけ濾されて出て来るので其れを入れ物
に入れて行く。と言う単純な作業だ。
其のニュートリショ...ワカメの国 第九章 正し過ぎた人 畑広美の物語
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【ふぐ編】
私が一生懸命ストローで吸っていると、何物かが話しかけてきた。
「よお、姉ちゃん、其の服似合ってないね」
カチン
「あら、こんにちは。」
振り返ってみると、其処には河豚(ふぐ)が居た。
私は、こんなデカイフグを見るのは初めてだ。
いや、違う。
大きさは普通なのだ。
しかし、私は今ワカメの...小説ワカメの国 第九章 正し過ぎた人 畑広美の物語【フグ編】
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またまた、今度は何事だろうか。随分いつもと雰囲気が違うでは無いか。いつもの通りに迷いご相談所に出勤したら、同僚のワカメさん達がザワ付いている。
何だろうと耳を澄まして聞いてみる。
「ダグダ王が来るってさ」
「え、私ダグダ王嫌い。っていうか、デ・ダナーン神族自体が嫌い。」
「私は好き。だってカッコい...第九章 正し過ぎた人 畑広美
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【再びワカメの国へ編】
………
此れで私の物語は終わる筈だ。
しかし、
私は、また、ワカメの国に呼び出されてしまったらしい。
私は夫の病状が良い方向へ向いている事に些か希望を持ち始めていた。
此れなら又遣って行ける!
其う思居ながら私は自家用車を駐車場に置き、車から降りた。
其の時、何か匂いがした。...第九章 正し過ぎた人 畑広美
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【お別れの日編】
ある日私は、
部長の部屋に用事があって、お邪魔した。
整然と綺麗に部屋は整理されていた。
でも、何だか入って左奥のコーナーが見えない。
本棚が天井近くまでくらいあって、左奥が隠されている。
いやに気になる。
デスクは真ん前にこちらを向く形で普通に置かれている。
私は、目をいくつかし...ワカメの国 第九章 正し過ぎた人 畑広美の物語
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其れも当たり前みたいな感じでいた。
【所長の話】
これまた、所長は面白かった。
人間界から来て、この職場に入ったばかりの新米の私によく愚痴をしゃべってきた。
ふつう愚痴は面白くないものだけれど、グチっている内容が本当にどうしようもなくって、おかしくなってしまった。
実際に顔に出して笑うと良くないので...ワカメの国 第九章 正し過ぎた人 畑広美の物語
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【ニュートリション編】
和昆戦争が始まった。
私は、戦争を味わった事が無い。
私の年は、34歳だ。
第二次世界大戦を知ら無い。
だから戦争の雰囲気がどうとかは余り知ら無い。
でも、此れだけは言える。
絶対に戦争は駄目。
誰にとっても。
若しかすると、他の生物からすると、人間と言う邪魔な生物が居無く...ワカメの国 第九章 正し過ぎた人 畑広美の物語
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【竜宮の使いpart1】
ねえ、ねえ、竜宮の遣いって知ってる?
「はあ?何其れ?…あ、済みません。何ですか其れは」
私はうっかり、タメ口で話して仕舞った。
ああ、そういえばタメ口を使う何て何時以来だろう。
小学生、中学生、高校生、大学生、中学校教員と言う道を辿って来た私だけれど。
今と成っては、ほ...ワカメの国 第九章 正し過ぎた人 畑広美の物語
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【黄泉の国】
フランジェリムさんは本当に多くの事を教えてくれた。
普通に教師をしていては到底知り得なかった事をだ。
「ヨミの国ってどうしてヨミの国って言うか知ってる?」
フランジェリムさんは突然そんな事を私に尋ねて来た。
「え?知らないです。というよりヨミノクニという物自体あまり聞いたことが無いで...ワカメの国 第九章 正し過ぎた人 畑広美の物語
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【お洒落な妖精編】
フランジェリムさんはそうでも無かったが、ワカメの国の民は基本的に毎日の様に物凄く服装が変わった。
物凄い勢いで。
そして其の変わり方も物凄かった。
正に其れは言うのであれば、「変身の術」であった。
其の服装の激早の激変わり様についてフランジェリムさんに聞いてみた。
「水系の妖精...ワカメの国 第九章 正し過ぎた人 畑広美の物語
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【初仕事】
迷い子案内所の仕事場は24畳程度の広さだ。
部屋の周りに机が、中央を向く形で並んでいる。
とても、変な机の配置だ。
壁にはぎっしりと、長い時間を感じさせる茶色の棚がずらっと並んでいる。
棚が壁でもある。
そして、真ん中には、何も無い。
朝、仕事場はざわざわしている。
壁代わりの棚から紙を...ワカメの国 第九章 正し過ぎた人 畑広美の物語
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【人間界で】
―夫が鬱になった。
私は、いつもの生活を送っていたのだった。
その「いつもの生活」というのは、職場に行って仕事をして、家に帰ってきて家事をするということ。
それが私の「いつもの生活」だった。
私の仕事は中学校の先生だった。
一昔前は学校の先生というと、うつ病になってしまうとかでものす...ワカメの国 第九章 正し過ぎた人 広美の物語
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私は出稼ぎに都市に行くことにした。
昆布の国の都市、妖精の国の中ではかなりお堅い妖精達が集まることで有名な、あの昆布の国の都市にいく。
私は、昆布の国の田舎で育った昆布の妖精マコア・ぺディグリン。
マコアが名前でぺディグリンが名字だ。
私はお母さん、お父さん、妹、弟の5張家族だ。
昆布の国では一人...ワカメの国 第八章 スカウトされた昆布 マコア・ボジェクゾシムの物語 1ページ
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ニギメの国の戦争賛成宣言が行われる前の話である。
その頃私はカイさんに夢中だったのだ。
人間界で戦争が起きようとしているという話は聞いていたが、
それは私の中では意識のかなり遠くの方で存在しており、
それよりも私はカイさんに夢中だった。
戦争が恋愛に負ける状態が私の中では起きていた。
事の重大...ワカメの国 第七章 矢を刺されたニギメ ソドム・ヨリポッドの物語page4
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私は噴水で一休みをしていた。
魔法は疲れるのだ。
向こうから何かがこちらを見ている。
「あ、亜紀子ちゃん!」
まさかと思ったがそうの様に見えたし、そうとしか見えなかった。
「どうしたのこんなところで」
思ったままを訊いてみた。
「どうして私の名前を知っているの?」
そんな事を聞かれても、亜紀子ちゃん...ワカメの国 第六章 浮かれた人 貝塚浮世の物語
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「浮世!ちょっと下に降りて来なさい!浮世!」
「はい」
私はドアに向かって怒鳴るように返事をした。
雑誌の読んでいたページにしおり代わりにベッドの毛布をはさんでから、自分の部屋から出た。
階段を、わざと大きな音をたてながら降りていった。
どっどっどっどっどっどっ
「何!」
リビングに入って早々、私...ワカメの国 第六章 浮かれた人 貝塚浮世
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強迫神経障害とはどういう病気か。最も簡単に言えば、「考えすぎ病である」。
例えば、ガスコンロの火を消したかどうかが気になって、何度も何度も確認してしまい、外出出来ないとか。
お母さんは、その状態であった。
先生が強迫神経障害とはこういう病気ですよと喋っていた内容が、もろにお母さんの最近の様子と合致し...ワカメの国 第五章 知識の人 木下嘉人の物語
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まただ……。
お母さんが寝室に閉じこもっている。
僕が朝、起きた時にはもうすでにお母さんは閉じこもっていた。
2階のお母さんの寝室から、何かをしゃべっている声が1階の僕の所まで届いてくる。
何をしゃべっているのかは分からない。
何かを必死でしゃべっている…。
静かになったかと思ったら、突然大きな声を...ワカメの国 第五章 知識の人 木下嘉人の物語
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