タグ「納品」のついた投稿作品一覧(27)
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不可能アップデート
【A】
風にはためく髪の毛が 頬をくすぐる
感情もない日常が ただ過ぎるだけ
純粋無垢なあの日はどこへやら
ちょっとした人生譚をぶち壊そう
【B】
僕だけが世界から 切り離された
無駄な努力もしないで 嘆いてるだけの木偶に
助けなんかないんだ 見向きもしない...不可能アップデート
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【A】
姿が映りかえったショーケースから
規則正しく並んだペットボトルを取るついでに
誰もが望む俺を選別している
自分じゃない誰かに成り代わるのにはもう慣れたね
【B】
興味のない話に相槌をうったり
浮浪する愛なんざ無効なんだって
嫌いな子にまでもご機嫌うかがったり
苦労する愛なんざ不要なんだから...量産型
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【Aメロ】
あの板の上で 演じるの
誰にも譲れない
私が主役のこの物語
誰にも渡せない
落ちた先には不思議の国が
誰かに呼ばれたの
それがなにかをつきとめるために
誰かと旅に出るの
【Bメロ】...-幻想アリスの不思議な旅-
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【C】
今ぼくのなかで波打つ鼓動の意味が 鈍色の雲に呑まれた
愛する人の愛した人を 呪ってしまう前
【A】
天界に住んでいる 純白の羽根を持つ青年
花のように笑う君に恋をした 少し曇っていた昼下がりのこと
人の子のふりをして 思わず声をかけてしまった
これが恋だと知らないで 叶わない恋だと知らないで...この感情をぼくは何と呼べばいい?
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【A】
浅い息に混ぜた 煙草の煙を吐き出して
今もどこかで君の面影を探してる
だからきっとこの夜が明けることはない
【B】
安心してね なんて自虐的に笑うけど
どうかお願いだ 僕に勇気をください
君の元へ行くために 君の後を追うために
静かな涙だけが出て あと一歩が出ないんだ
【S】...歩道橋
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「小説のなかの 雨を見に行こう」
そう楽しそうに笑ってたのは 誰だったか
穏やかに傘を叩く雨音が 寂しさと悲しさを思わせ
空の気まぐれが 形となって落ちてくるようだった
新しくできた水たまり レインコートの面影があった
天気予報では連日の雨 いつかの小説のなかとは程遠く
雨のなかを通りすぎる 子供た...rain
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【A】
青白い輝きが君に伝わって 「あなたを愛しています」
けど僕は知っている 嘘で溢れ 争い合う日々 体を震わせて 涙が押し寄せる
あなたの横顔が ゆるりと逸らされていく
【B】
やがて箒が尾を引いて この夜を染め上げる
幾千の時を越えて それでも失わない輝き
誰もが魅了され 君を求める 僕だって...未定
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【S】
僕は生きたまま死んでいる いつしか心を殺して
そろそろこの身も朽ち果てるのを待ち望んでいる
枯れゆく思い出の旋律 なげうつ通り値の現実
望んでもない値札をはがされたガラクタは泣く
【A】
思い出が紙に露わになると 笑顔を作る余裕も
なくなっていたようで 指に力がこもった
無理して作ったような...アローン
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【A】
カーテンの隙間から落ちた光で目を覚ます
花に愛でられたはずの あなたがそのとき消えた
もう逢えないと頭でわかっても 心がわかることはない
【B】
木枯らしが泣いて にわか雨が哂う
泡になって消えてしまったあなたに
心を隠して 言えなかった言葉
それでも私は今もあなたのことが
【S】...黄昏も寝静まるころに
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「あなたへの贈り物」その名に刻まれた
ある日届いた招待状には カードが3つ
夢への鍵は 今ここに GETしました!
「嗚呼、彼氏がいれば」見知らぬ屋敷に
襖が開いた私の後ろで 「私」が笑う?
夢への扉は 閉じられた?
私が作り上げた幻の思い出
空間の狭間に置いてきた この世界との境界線
夢を現実...初恋妄想夢絵巻
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【A】
あなたの歩いてきた道を 何も知らない誰かが箒で掃いた
残してきたはずの足跡も 誰かの善意で消えてしまう
もし歩き続け疲れたら たまには相談してくれてもいいけど
そんなことを言ったらあなたは 怒ってしまうかもしれないね
【B】
未完成の空白パレットが 悲鳴を落として逃げだした
孤独に染まる前に...笑って、咲って
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【A】
ふたのかぶさった小さな 木のベッドには
瞳を閉じる君がいる 淡い花を敷き詰めて
ひっそりと孤独の夜に もぐってしまう
そのうち表情や声も 忘れてしまうのだろうか
【B】
触れられる距離にいるのに このもどかしさを
何度笑いかけても 溢れるのは細かい滴だけ
どうかお願いだから目を 夜が僕を笑う...果てない恋は
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1Amero 60
今夜 音なく 彼方へ 星が降る
どこへ 行くのか わからず あちこちに
光 ふりまき 誰かの 目に留まり
そして どこかへ 消えていく
1Bmero 52
それは 美しい 光景で 息を呑む
時間が 幾千に も重なり 動き出す
孤独の 星々は 悠々と 流れた
1サビ 44...星の海
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【A】
覚えていますか 箱庭に足を踏み入れて
閉ざされた子供だけの箱庭に 放り込まれて
恐怖と緊張が 交互に入り混じる感覚
【B】
数十人の小さな国家 数人ずつの小さな集落
お偉いさんから目の敵に されないように縮こまり
箱庭に溢れかえった 笑顔と言葉の隠れ蓑
【S】...王様気取りの絶対政権
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【A】
盲目の少女は毎日僕に祈願する
神社に住まう僕を置き物だと思い込んで
「どうか目が見えるようになりますように」
【B】
少女は僕の横に座る しばらくしてから
君の声が少し震えて 泣いて 泣いて
こんな時間が早く終わればいいのにな
【S】
明るすぎる街では 星は霞んでしまう...君の吐息一つで消えてしまうだろう。
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【A】
黒く澄みわたった画用紙に
白の淡さをそっと垂らした
流れるような星は 消しゴムで消してしまおう
【B】
願いを聞き届けてくれないのなら
願いを受け取ってもらえないのなら
なかったことにして 新しくペンで付け足すんだ
【S】
地球を取り囲む星団に 理由を求めて...Cosmos Paper
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【A】
また会えるといいねと口を噤んだ
どこか遠くへ行ってしまう君の背に
心締め付けられて 冬の空は遠くなる
【B】
夜空に刻んだ星屑に
願いを届けてほしくて
夜空を流れた星屑を
掴もうと手を開いた
【S】...Stardust Empty
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(1A)
(10)青い瞳の猫が
(10)軽々と塀を跳ぶ
(10)あくびを落としていて
(14)高い場所から僕を見下ろした(15)
(10)運動も勉強も
(10)誰かに優っていて
(10)誰かに劣っている
(14)平凡で退屈な日常で
(2A)...青と黒の猫
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誰もかれも 見捨てはしない
そう信じて 狂気劇
開幕 一から始めて
A
ただ 近づいて まだ 愛して
ただ 傍にいて まだ 囁いて
ただ 遠ざかる まだ 伝えて
ただ 愛してよ
走馬燈を流させて
B...^p^
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S
おもちゃ箱には 昨日までの僕がいる
好きなものだけ 集めて入れる箱で
広くて狭い箱に 僕を入れて
おもちゃ箱を閉じ込む
大人になるため なるために
A
精一杯 背伸びしても
変わることなく 不思議に思っている
大人には なれなくて...おもちゃ箱
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【S+】
見えなかった振りをしてもいいでしょ?
聞かなかった振りをしてもいいでしょ?
私はまだ今まで通り 隣にいたいの
貴方とまだ今まで通り 笑っていたいの いたかった
【A】
「彼氏ができた」って君はいきなり言った
がつんと鈍器で殴られたような衝撃が
どうして 君の隣に立つ貴方は私の想う人
せめて...いたい
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【S】
とある時計の木の下で
君は歌って 僕も歌って
笑顔であふれた この世界に
すべてはここから始まった
【A】
青く輝く空の下に 響いた音符
風に吹かれて 空を舞う
流れる声は時を動かして
【B】...すべてはここから始まった
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【S】
とある子供の 冒険譚
綴られるとも 語られるとも されないけれど
確かな旅の 始まりを
【A】
時間になると 杖を片手に
君のいる場所へと 駆けていった
傍らにいるヒーラーと 旅に出る
【B】
魔法使いの私と ヒーラーの君...とある子供の冒険談
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【S】
巡る 巡る 季節は巡る
隣にいる君と 変わらずに これからも
廻る 廻る 世界は廻る
走って転んだ 土の道 手を引いて
【A】
カチカチと時計の音が鳴り響いた
やる気のない顔していた 君が目に映る
「遊ぼうよ」 知らん顔する 昼のこと
【B】...思い出の彼方
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僕はヒーロー 僕は無敵
誰にも負けない 正義の味方
そんな僕は みんなのもの
だけど世界は 変わらないのさ
ちゃんと見てほしい ちゃんとね
敵を倒して 拍手喝采
だけどたまには 悪役がいい
なんて言えない 考えてもだめ
人気は絶頂 夢みたいだな
頼られるのは 最高...目立ちたがりヒーロー
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夕暮れ 君と一緒の帰り道
暗記のテストで 散々で
暗い僕を 君が照らす
覚えるのは苦手だよ
君に恋をしたことだって
明日には忘れちゃうかもしれないね
明日も君を 呼ぶことにしよう
暗記の必勝法 僕は知らない
何も知らないんだ
だけど僕は一つだけ知っているんだよ...僕と君の記憶
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【A】
黒く澄んだ星空に
君を待ち続けるんだ
夜が明けるまで
【B】
温かな手袋を身につけて歩く
君がくれたマフラーを
ねえ 君は今誰といるの?
【C】
白い息が街に溶け込む...星空を背に