しるるの投稿作品一覧
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#12「襲撃」
その日の深夜、僕は部屋の窓から外を眺めていた
相変わらず外は森ばかりで、明かりがなく暗い
森の方から虫が鳴く声が聞こえる
僕は自然の音を楽しんだ
そして、ある程度楽しむと窓を閉めて寝ようとした
その時、森の入口付近で何かが動いているような気がした
真っ暗でよく見えない
前回同様、何か...妖精の毒#12
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#11「感情」
翌日の夕方、診療所からの帰り道…
僕を待っていた人物がいた
「お?レン!どうしたんだい?」
それはレンだった
「ちょっとお前に話がある……ついてきて」
レンはそういうと人通りの少ない方に歩いて行った
…といっても、この村自体にそんなに人はいないのだが…
「なんだい?森の入口までつれて...妖精の毒#11
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#10「問診」
僕とマイは、こっそりと僕の部屋に入った
ほんとはミクを騙したことに、少し罪悪感があった
でも、この子が困っているようだったので、こちらを優先してしまった
「さ、ここなら大丈夫だよ。好きなところに座って」
僕がそういうと、彼女は机の椅子に座った
キィという音を椅子がたてる
僕はベッドに...妖精の毒#10
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#9「マイ」
夕方、僕が仕事を終えて孤児院に帰ってきたときだった
「あ!こら!マイちゃん、待ちなさい!」
ミクが誰かを追いかけている声が聞こえた
そして、奥の部屋から、【あの子】が出てきた
昨日、森で助けた、黄色い髪の女の子だ
【その子】はきょろきょろしている
「おーい!君!体は大丈夫なのかい?」
...妖精の毒#9
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#8「旧知」
僕は自室で、今日起こったことを振り返っていた
「あれは……なんだったんだろう……それにあの子は…」
あの【怪物】は……
あの子は……
それにあの夢は……
疑問は積もるばかりだった
コンコン
部屋のドアがノックされる
「カイト兄……入っていい?」...妖精の毒#8
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私のリンがこんなに冷たいはずがない…
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#7「救出」
僕は決意をして、近くに落ちていた棒切れを片手に【怪物】に突撃した
「やめろぉぉぉ!!」
僕は力の限りおもいっきり、棒切れが折れる位、少女を捕まえている枝に渾身の一撃を叩きこんだ
すると、【樹木】は少しだけひるんで、少女を離した
彼女が地面にどさっと落ちる
僕はそれを素早く抱き上げると、...妖精の毒#7
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#6「再現」
僕は明るい日の光で目が覚めた
「ん…ここは……」
そこは森の中だった
「そうだ!僕は傾斜を滑り落ちて………」
幸いなことに、どこも怪我をしていなかった
次に僕は辺りを見渡した
辺りの霧が綺麗に晴れている…僕は一体、どのくらいここに倒れていたのだろう…
さらに持ってきたかばんの口が開き、...妖精の毒#6
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#5「出発」
次の休みの日
僕は、森に薬の材料をとりに行こうと準備していた
「おい!お前!」
「ん?なんだいレン?」
僕はレンに後ろから声をかけられた
「お前、今日も森に行くのか?」
「うん。それも僕の仕事だからね」
僕はレンの方を見ないで、荷物の点検をしていた
薬草事典、ルーペ、飲み物に応急処置用...妖精の毒#5
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#4「脅威」
僕は明るい日の光で目が覚めた
「え?ここは……」
しかし、そこは自分の部屋ではなかった
僕はなぜか森の中にいた
しかもその森は、いつも薬草を取りに行く村近くの森とよく似てはいるものの、すこし違った雰囲気があった
「ここは一体どこなんだ……」
僕は立ち上がると辺りを見回した
しかし、周り...妖精の毒#4
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#3「成長」
僕は村の人が用意してくれた小さな空き家を利用して診療所を開設した
正直、医師としての経験がまだまだ浅い僕だったが、それでも精一杯やることをやった
そして、僕がここに来て二カ月が過ぎ、仕事にも少しずつ慣れてきたころだった
診療所が休みの日
僕は孤児院の廊下にあるベランダに出て外を眺めてい...妖精の毒#3
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#2「鈍感」
奥の部屋に入ると、若い女の子がお茶を沸かしていた。シスターは椅子に座っていた
「さぁ、カイト君、そこに座って」
シスターは自分の向かい側に僕を座らせた
「早いものね……あなたがここに来たのがついこの間のようよ。でも、実際には二十数年も経っているのね」
シスターは目を細めて、僕の顔を見る...妖精の毒#2
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#1「帰郷」
僕は首都から遠く離れた辺境の村にやってきた
そして、【久しぶりに】あの孤児院の前に立っている
僕は深く深呼吸すると、意を決して玄関のドアに手をかけた
「たっ…ただいま」
この言葉を久しく使っていなかったためか、ひどく緊張していた
「あら?どちら様かしら」
そう言って近づいてきた初老の修...妖精の毒#1
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#13「君たちは、実に元気だなぁ」
テトとルコはテイの部屋に仕掛けたという盗聴器の受信機をオンにした
『…ザー…ごめん』
しるるの声だ
『なによこれ!』
テイの声…なんかもめているようだ
「やっぱり、まだ話は続いているようですね…」
「うん……テイ、かなりヒートアップしちゃってる…」
ルコとテトが受...君たちは、実に…#最終話
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#12「君たちは、実に口下手だなぁ」
テイの部屋に、しるるとテイの2人だけが残った
「テイ…昨日、河原にいたよね…」
「!!?」
しるるの一言にテイが驚いてこちらを向いた
「な…なんでそれを………」
「だって…見てたもの」
しるるは小さな声でそう言った
テイの拳に力が入る
「だったら!どうして…どう...君たちは、実に…#12
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#11「君たちは、実に気難しいなぁ」
テトとルコは、正直、困っていた
今、テイと会うのは気まずい
でも、やはり、謝らなくてはならない
「と、とりあえず…マスターに連絡しませんか?テイ先輩が帰って来たって…」
「そ、そうだね!じゃぁ、電話してみるよ」
そういって、テトが自分の携帯から電話をかける
「あ...君たちは、実に…#11
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#10「君たちは、実に孤独だなぁ」
時は少しさかのぼり……テイがしるるの家を飛び出した後
テイは行くあてが、全くなかった
昼の間は、ずっと街中を歩いていた
特に何するわけでもなく、ただただ時間を潰していた
でも、街中は居心地が悪かった
だれもが、楽しそうに歩いている
仲のよさそうな人を見ると、イライ...君たちは、実に…#10
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#9「君たちは、実に真剣だなぁ」
テイが家から出て行った次の日の朝……
そうです
二話前から、まったく時間が進んでいません
ついでに話もまったく進んでいません
「今回こそ!今回こそ!テイを探しにいくよ!」
「おお!テト先輩、気合入ってますね…」
テトが勢いよく立ちあがったので、少し驚いたようにルコが...君たちは、実に…#9
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リリィ、V3おめでと~
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みくが雨に濡れちゃったので…
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#8「君たちは、実に邪魔だなぁ」
「え~、僕とテト先輩とマスターの三人はテイ先輩を捜索するために、作戦会議をしています」
「ルコ?なに一人でしゃべってるの?」
「あぁ、そっか!テトにはまだ言ってなかったね~。ルコからの依頼で、ナレーさんは消去したんだ~」
「ナレーさん?」
「そうそう!ナレーションの...君たちは、実に…#8
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#7「君たちは、実にうかつだなぁ」
テイが出て行った次の日の朝
パタパタと足音を立てながら、テトがルコの部屋にやってきた
「ルコ!大変!」
「ん?テト先輩…どうしたんですか?」
ルコは、まだ眠そうに目をこする
ルコは成長期だもんねぇ、まだ眠いよね~
「ちょっと!話が進まないから、ナレーション、黙って...君たちは、実に…#7
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#6「君たちは、実に荒いなぁ」
時を少しさかのぼって……
「テイ~、あのさ、今日帰りが遅くなるから……私の部屋を掃除しておいて~」
携帯電話の向こうから、わけのわからないことを言うマスターがいる
「はぁ?帰りが遅くなるのと、部屋の掃除…どう関係してるのよ?!」
テイはもっともな反論をした
「いやぁ~...君たちは、実に…#6
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#5「君たちは、実に無関心だなぁ」
「ふ、ふざけないでよ!」
テイの怒号ともとれる声が家中に響く
「わかったわよ!私、こんなところ出て行く!」
玄関のドアがバンッと音を立てて、勢いよくしまった
「え?なにこれ?何?この急な展開?」
テトがリビングできょろきょろしている
「さぁ?これ、いつもの『君たち...君たちは、実に…#5
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#4「君たちは、実に単純だなぁ」
テト、ルコ、テイの三人が机に座っている
テトがコホンと咳払いをして、話し始める
「え~…今回はきちんと議論して、テキストで何をやるか決めようと思います」
テトの発言を黙って聞くルコとテイ
「いままでグダグダやってきたけど、これではしるるの面目を潰してしまうと思うんだ...君たちは、実に…#4
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#3「君たちは、実に詐欺だなぁ」
「テト…今回は何する?」
テイが椅子に足を組んで座った
「何って…このテキストのこと?」
「そう」
テトが手に湯呑を乗せた御盆を持ちながら、テイの話しをきいた
「う~ん…どうしようか?」
「というか、ルコはどこにいったの?」
テイがテトの言葉を聞いてなかったかのよう...君たちは、実に…#3
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#2「君たちは、実にずるいなぁ」
ここはしるる宅…
三人の人物がリビングに集まった
「こんにちわ~!重音テトです!」
「みなさん、お久しぶりです。欲音ルコです!」
「あんたたち……なにやってんの?」
挨拶する2人に対して、一人の少女が冷ややかな深紅の目で言った
「え?何って、いつもの挨拶を…」
「い...君たちは、実に…#2
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#1「君たちは、実に馬鹿だなぁ」
ここはしるる宅…
三人の人物がリビングに集まった
「こんにちわ~!重音テトです!」
「みなさん、お久しぶりです。欲音ルコです!」
「あんたたち……なにやってんの?」
挨拶をする2人に対して、一人の少女が冷ややかな深紅の目で言った
「え?何って、いつもの挨拶を…」
「...君たちは、実に…#1
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「まるちえんでぃんぐ」#あとがき
こんにちは、しるるですww
今作はどうでした?
実験的にマルチエンディングにしてみました…
まぁ、似たEDもありますけど、そこは許してくださいww
しかし……疲れた…
正直、普通に書くよりも全然難しく、面倒でした
あと、サイトへのアップも一気にやる必要があったので、...まるちえんでぃんぐ#あとがき
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#4-【B】-【D】-【H】
「…仕方ないわね…今回までよ…」
あなたは、ため息をつきつつ、リンの宿題を手伝ってあげることにした
「ありがと~!マスター!!」
リンが満面の笑みでこちらを見る
あなたは苦笑いをしながら、「ほんとリンには甘いな」と感じていた
「マスターは優しいから大好き!」
調子のいい...まるちえんでぃんぐ#4-【B】-【D】-【H】
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#4-【B】-【D】-【G】
「ダメ!手伝ったら、また次も私を当てにするでしょ!」
あなたはリンの甘えを拒否した
これもリンのため…
そう思ってのことだった
「え~!そんなことを言わないでお願い!」
リンが自分の顔の前で両手を合わせて頼み込む
「だ~め!こうなったのは、全部リンのせいでしょ?!」
「...まるちえんでぃんぐ#4-【B】-【D】-【G】
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#4-【B】-【C】-【F】
「リン…えっと……頑張ってね」
あなたは、リンが勉強自体はちゃんとやってるし、細かい事は別にいいかと思い、とりあえず激励だけしておいた
「う、うん?」
当然、リンが不思議そうな顔をする
「じゃぁ、私は向こうにいってるね」
「はーい」
リンの返事をきいたあと、あなたは部屋...まるちえんでぃんぐ#4-【B】-【C】-【F】
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#4-【B】-【C】-【E】
「リン…音楽を聴くのをやめて集中してやりなさい!」
「え?どうして?」
「どうしてって…そんなのつけてたら頭に内容が入らないでしょ?」
あなたはそういってリンの音楽プレーヤーを取った
「あ!か~え~し~て~!私、それがあった方が集中できるんだもん!」
「だ~め!集中して...まるちえんでぃんぐ#4-【B】-【C】-【E】
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#4-【A】-【B】-【D】
「うん…仕方ないかな…いいよ、見ても」
あなたは宿題を終わらせるには仕方ないと判断し、答えをみることを容認した
「ありがと!マスター!」
「なんでお礼いうのよ……」
なんか…同罪になってくれてありがとう!と言われているようで、いい気がしない
「よし!うつすぞ~!」
リン...まるちえんでぃんぐ#4-【A】-【B】-【D】
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#4-【A】-【B】-【C】
「いや、答えをみてもリンのためにならないよ」
あなたは、たとえ間に合わなくても、リンのためにと…自力でやるようにいった
「え~…それじゃ、絶対に間に合わないよ…」
「でも、ズルしてまでやっていっても、どうせ休み明けのテストで結果が出ちゃうでしょ?」
「う~…そうだけど…...まるちえんでぃんぐ#4-【A】-【B】-【C】