ブクマつながり
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深い森の裏側で 踊り狂う同胞(はらから)を
這い回る虫達だけが 呆れ顔で眺めてる
獅子が吼えてる紋章の動き出しそな封筒
見覚えのないドレス 心当たりのない招待状
迷わずに 包まれて フィリングのように 蕩けよう
暗い森の入り口で むせる程の香り満ちる
甘い焼きたてスコーンと合いそうもないカモミール
...あやしのもりから
laf_hern
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<A>
私は君 貴方は僕
この血分かちあった双子の姉弟
そんな 小さな物なんかじゃない
私は君 貴方は僕
この血分かちあえぬ双子の姉弟
だけど 確かに同じ血を流してる
<B>
鏡に映る姿 貴方の君の姿
僕は私は笑いかけてね...シュピーゲル
望月 蓮架
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星空に願いを伝えても 流れ星僕には知らん顔
探し疲れたクローバー どんな本を読んでも 迷路の出口は書いてないよ
閉ざしたドア開く鍵はほら とっくに君の右手の中にある
未来変えてく力はいつだって踏み出した一歩にこめた勇気
解ってるはず 願いはただ待っていても叶わない
自分信じ 立ったスタートライン
目...IGNIS(イグニス)
風杜鈴音
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揺れるは花(か) 紅(くれない)の
風吹いて 連れゆく
君の手が 離れた ぬくもりが駆けていく 夕暮れ
まだ気付かないで
大人じゃない
この声が屆かぬことに 甘えてたんだ
影が伸びゆく 闇が濃くなり
音は忍ぶ 君と距離を置く
(嘘ぶいても、尚)
草いきれ 苦しくて...想い、ゆらり(仮)
77°c
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遙かな昔 世界が産んだ神がいた
異世界さえも消し去る力 世界は五神に与え賜ふ
紅き神 その神は
紅き血潮を切望し
鮮血の雨に 悦喜して
残酷な惨劇を創り出す
蒼き神 その神は
嘆きの声を切望し
悲痛な声に 歓喜して
哀れな悲劇を創り出す...五つの神
紅い人形
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がらんどうの映画館・ひとりぼっち・真ん中の席に座る
≪ マ ネ キ 樂 愉 ≫
今宵の上映を オ楽シミ下サイ!
歯車でも軋むような・雑音・古い映写機が廻る
劣化したフイルムに
咳う女の顔が 爛れて見えた
壁一面の褪せた映写幕 滑稽なトーキーが流れる
その薄膜の向こう側に 世界なんてありはしないのに─...愉樂キネマ
五百
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現在という鎖 囚われてしまった貴方
私は単なる 無力で非力な少女で
消え去ってく記憶と 空を掴んだ幻想
昔の笑顔だけが 頭を掠めた
往こう 貴方のもとへ 遠くても
いつか届くわ 空を翔ける歌
貴方の姿を見つけた その場所にあった
氷に覆われ 立ち入れないエントランス
残酷に流れてく時間がつくりあげた...氷のエントランス
由稀南
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激しい雨に 濡れた君と動けないまま
照らす街明かり 二人だけの時は止まる
立ちはだかる壁に 弱い僕は動けないまま
走り出す車 二人だけの時は終わる
何も知らず 甘えてたこと
何も聞かず 許されたこと
今君を奪い返したい
走り出す 寝静まった街を
微笑みが 浮かんでは消えてゆく
動き出す 後悔残して...WILD RAIN
とふかふ@ふかふかP
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亜種と呼ばれた 僕は所詮マガイモノ
オリジナルには かなうわけがない
でも君がもう独りの僕に 笑顔を見せるから
僕は息ができなくて 苦しくなる…
離れないように 包帯で君を抱き寄せて
その唇を奪えれば どんなに嬉しいか
望みは遙かな 弧を描いて見事に歪んだ
さあ《ゲーム》を始めようか
姫君を奪い合う...【帯人】GAME【ヤンデレ】
アイクル
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からん ころん
からん ころん・・・
お山とお山の向こうから
聞こえてきますは囃子の音
さあさ寄っといで
さあさ寄っといで・・・
並んで歩くは狐の面
尻尾も影もありゃしません
やあや珍しい
やあや珍しい・・・...四道のお祭り
朗(ろう)
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オパールのお城の中庭で
レモネードの瞳をみつけた
僕は軽く解釈
向こうの朝までおどりませんか
さぁ さぁ さぁ さぁ
ぼくとワルツを
ルビーの朝がくるまで
オキサイドの夜(よ)あけるまで
軽やかにステップ踏んで
ドレスがよく似合うきみ...グリッターワルツ
shiyu
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ようこそ まれびとよ
由緒正しき 我が城へ
さあさ爺 もてなしの用意を
秘蔵の茶を 淹れるが良い
猫舌だから よく冷ましてな
久方の 客人よ
素晴らしき わが国へ
咎人も 貧富謀反も無く
我と爺と この城だけ
手が回らぬで 荒れているがな...廃墟の王女
hiya
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あのね 女の子が世界で一番可愛くなれる
そんな魔法を知っている?
継母(おかあさま)の毒よりも 王子様の口付けよりも
ずっとずっと尊くて儚い そんな魔法を知っている?
ずっと貴方に恋してきたの すごくすごく貴方が好きなの
でもこの想いは叶わないコト 知ってる 私だって馬鹿じゃないもん!
だあれ? だ...狂想恋歌 ―白雪姫―
カミナリ
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ゴスロリの女の子が森を彷徨っているイメージです。
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霧がかった 森の中(65)
裸足で 歩いて行くの(47)
足の裏が 踏みつける(65)
草音 大きくなって(47)
たどり着いた先には(10)
ほんのり光る メリーゴーランド(...メリーゴーランド。 ★
ぶち。
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幼いころ 読みふけった 神々の 神話
姫に 恋し 白鳥に なった 健気な 王 ゼウス
空想の 地球儀 回せば ボクだけの 星も 見えてくる
何でも アリの まっさらな 空に 夢を えがくんだ
「みてごらんよ、ホラ。」 今までは 見えなかった
2人を 結ぶ たしかな 糸が 星座に なってさ
「はばたい...星空ファンタジア
れれれP
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誰がこのパイを食べた?
一生懸命作った毒が
沢山沢山入ったパイを
誰が白い薔薇を植えた?
折角撒いた赤い水
飲み乾し赤く染まる白薔薇
時計の針が進む度
首の縄がキリキリ締まる
ちょいとそこのお嬢さん
私と一緒にお茶でも如何?...ALICE
えんどーまめ子
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「私が笑うとどうなりますか」
「日照ります」
「そうですかじゃあもう笑わないことにします」
「是非そうして下さい」
「泣くとどうなりますか」
「雨が降ります」
「泣きますか」
「そうして下さい。豊作になれば皆喜びます」
「じゃあ泣きましょう」
「お願いします」...愚者
shari
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黄昏の 始まりに
君乗せる 汽車が来る
小箱から 溢れ出す
旋律が 合図さ
叫ぶ汽笛 空を染めて
覆い隠す 未練なんて
体一つ 在れば十分
黄昏まで 御案内
さよならを告げる間も
与えない一瞬で...黄昏準特急
鳥野ささみ
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もっともっと
触れていたいのに
すり抜けてゆくように
離れてくあなたの後ろ姿
もっともっと
そばにいたいのに
深い闇に埋もれて
遠ざかるあなたの後ろ姿
いま私はどこにいるの
扉の鍵をなくしたままで...睡りの森
momiji1225
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おのれの声と引き換えに
故郷を捨てた人魚姫
恋に敗れて 悲しみ深く
夜明けの海に消え去った
魔女は水面をふと見上げ
「ばかな子だね」と呟いた
何も知らない王子らは
娘を探し さまようが
ついに行方は 誰にも知れず
呼び声だけが こだまする...魔女は小さくつぶやいた【動画化済】
浮草
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小さな村に住む男
名も無き羊飼いの男
家族は大きなお屋敷の主(あるじ)の大事な羊達
丘に登って 羊を放し 同じ夢を見ている
見上げる空はいつも高くて
飛ぶ鳥達が羨ましい
羊飼いの男は願う
いつかは村を出てみたい けど
主の言葉 耳に残る
羊がいる限り 他所(よそ)へは行けぬ...羊飼いと娘
知野あうと
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司教様は夢を見た 海に浮かぶ小さな島
海が割れ道ができ 古き民は山に祈る
稲妻走り 声響く 「祈りあれ」と
驚き目覚めた司教様 おかしな夢だと
気にもせず顔洗う 水鏡に移る頭の穴
驚き走り 声響く 「祈りあれ」と
モン・サン=ミシェル
Adolf
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石畳の
真っ赤な街
夕日に伸びた
黒い影が笑う
遠い記憶
閉じ込めた鍵
握り締めて
家路へと急ぐよ
振り向いたけど
誰もいはしない...黄昏の足音
鳥野ささみ
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白い森の奥深く 高くそびえ立つお城
二度と来ない客人を 待ち続けている
そこでただ一人生きる 青い瞳持つ少女
時を忘れた時計に うつる未知の時刻
輝き失い明かりも消えうせた シャンデリア
もう一度誰か教えてくださいあの ステップ
さぁダンス いまワルツ ショパンの調べに合わせて
きっともう 戻らない...月虹のワルツ
れれれP
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青空広がる箱庭に
ひとつ赤を溶かして
抉る度はしる痛みは
貴方への愛の証
開かない扉の向こうには
絆を裂く獣
喚く声 耳を塞いで
草原に独り立つ
(傷跡 恍惚 眩暈)
この身は全て貴方のもの...マゾヒズム・シンドローム
雪那
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本を置いて駆け出した 幼さ残す少女が一人
時計ウサギは案内人 片道だけの案内人
赤い瞳が笑ったら それは警告 さあ逃げろ
帽子屋の友には甘美なティーポット
琥珀の紅茶 一口目には猛毒を
二口目には 帰ることを許さない
グラス片手に落ちたら終わり キングが掴んで放さない
そしてそこにはナイトメア 君を...Nightmare Paradise Ver0.1
Syoue
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物心つく前からずっと私の側に居てくれる…貴方はだぁれ?
青い鬣(たてがみ)支柱に繋がれた4本足 深いブルーの優しい瞳
貴方の周りで魚の尾をくねらせて舞う様に、細かい泡を纏わせる
今日も物言わぬ貴方の為に蒼い深海で独り歌うの
愛おしそうに私を見下ろす大きな異形のカルーセル
私は木馬に恋してる
華奢な手...【初音ミク】 *深海カルセル*
taman