タグ:マスター
437件
ある日の昼下がりの話。
「・・・ね、カイト」
分厚い本をぱらぱらとめくっていたマスター(作者)は同じリビングにいたカイトを呼ぶ。
「・・・・ん、何ですか?」
空を眺めていたカイトはマスター(作者)の元へ。
「・・・うわ、よくこんな真っ昼間から読みますね、しかも英和辞典なんて」
カイトは驚いて呆れて感...日常的環和短編 英和辞典とカイトと
もごもご犬
動かない 人形の傍
咲いている
消えるコト無き
紅の華
一粒の雫が空に還る時
祈りの歌声(こえ)よ
天(ソラ)まで響け
思い出す
アンタの言葉(コエ)を
あの日々を...未来に繋がる歌
莉花
ゆっくりと、まるで時間の動きそのものが遅くなってしまったように見えた。
マスターはフェンスに身体を預けたまま、呆けた顔をしていた。
六道は目を瞠って、走り始める。でも、それはあまりに手遅れだとしか言えない行動だった。
落ちようとするマスターも、決して届かない手を伸ばす六道も、雨のひと雫さえ。...雨の日の話 Ⅵ
秋徒
この先、過激な発言&暴力表現があります。
注意してお進み下さい。
背が高く、でも筋肉がついてなくて針金みたい。
声が意外とハスキーボイス。でも少し掠れてる。
おどおどとした感じだけど、笑顔が優しそう。
あの人、マスターに初めて会った僕の印象は、そんな感じだった。...雨の日の話 Ⅴ
秋徒
六道は病院で初めて会った女の子がすごく可愛かったとか、その子が『舞鶴』と呼ばれている事以外何も知らないとか、ぶっちゃけ年齢も知らないけど多分小さいから年下だと思うとか、かなりどうでもいい話が大半だった。さすがに寝かせろと抗議すると、六道は「これで最後にするから」と言って、ほんの少しだけ自分の話をした...
雨の日の話 Ⅳ
秋徒
もっと綺麗に歌えって?
ロボ声だって? もちろん!!
私ロボだし たぶんね。
ワガママスター
私のマスター
ねぇ 歌わせてくれないの!?
ワガママスター
私のマスター
わがままばかり言うけれど
でもね 私...ワガママスター☆
おゆ
ある5月5日、ある商店街のスーパーのお菓子売り場で、1パックの柏餅を凝視するボーカロイドがいた。
餡を包む白くのっぺりとした餅に、更に普段ではあまり見る事の出来ない緑の葉っぱで包まれた和菓子(2個1パック)に興味を示したのか、キラキラと輝く純粋な瞳で穴が開くほど見つめていた。
そこにその子のマ...花より何とやら。な話
秋徒
マンションのセレブ感は外装だけでなく、どうやら内装や部屋の設備にまで散りばめられていた。寧ろ、マジでセレブなマンションだった。
「ちなみに2LDK、風呂トイレにクーラーと床暖房付き。更に1部屋は完全防音構造だ」
「すげぇ・・・。あと心読むな」
上から下までぐっしょり濡れた僕達3人からは、当然なが...雨の日の話 Ⅲ
秋徒
僕と姉さんを買ってくれた前のマスターは、何だか気の弱そうな男の人だった。あの頃は前のマスター以外の人間を知らないからそう思わなくて、ただ何となく“いい人”だと思った。
「良い人そうで良かったね、レン」
「うん、リン」
僕達はここで幸せに暮らすのだと、当然みたいに考えていた。
「あーっ!レン、アタ...雨の日の話 Ⅱ
秋徒
「KAITO、さっき、何言おうとしたの?」
同じベンチに座り、マスターが先ほどの言葉の続きを促してくる。
「べ、別に、何も…。」
気まずくなった俺は、誤魔化すことにした。だって、俺だけを、なんて…。ずうずうしいにもほどがある。
「嘘だ。」
俺の頬をがっちりつかんで、マスターは俺の目をまっすぐに見つめ...デート 続き。4
冬馬
――レン、大丈夫?――(ざあざあ、ざあざあ。)
聞こえるのは鈴のような声と、雨の音。
――もうマスター怒ってないよ。大丈夫だよ――(ざあざあ、ざあざあ。)
閉じ込められた押入れの中、目の前にいるのは、僕と同じ顔をした少女。僕の姉さん。
(そんな顔しないで、姉さん)
とても疲れた笑顔の、笑顔の...雨の日の話 Ⅰ
秋徒
そういって引っ張られた場所は、さっきも来た男性服の売っている店だった。ここが一番着せ替えさせられた気がする。
「これとこれ、ください。あと、この服にあうアクセサリーって、どんな感じですかね?」
よくよくマスターの声に耳を傾けると、マスターはどうやら俺の服を選んでくれてるみたいだ。
「マスター、ありが...デート 続き。3
冬馬
「マスター、なんか嬉しそうですね。」
部屋から戻ってきたマスターを迎えたのは、ミクだった。
MEIKOはテレビに夢中だし、リンとレンは仲良く寝てるしで、部屋には不思議な静寂が流れていた。
「そう?どっちかっていうと、傷心なんだけどね。」
苦笑しつつ、ミクの質問に答える。
「ミク、俺、ちょっと今日マス...デート 続き。2
冬馬
「マスター、そんなことしてると、…見えますよ?」
溜め息をつき、青い青年は言った。
「KAITO。今何か言った?」
KAITOに振り返り、マスターと呼ばれた女性は呟く。
「ま、マスターは今日も美しいと言ったんですヨ!」
肩を思いきりびくつかせ、青年こと、KAITOは答える。
「そう。ならいいけど。」...デート 続き。1
冬馬
「マスター、何を聞いてるんですか?」
私はつけていたヘッドフォンを外し、声の方を振り返る。
「親愛。」
答えると、質問者のレンは困惑した表情で答えた。
「水樹奈々さんの曲ですか?マスターがしっぱ、「レン、余計なことは言わなくて良いのよ。
私ね、好きだから。」
だから、今度はアレンジで挑むつもり。とマ...マスター、何を聞いているんですか? (注)
冬馬
この先、コメディですがマニアックな過激表現があります。危険なキーワードは『 首輪 』です。
苦手な方は『戻る』を、
「前の読んだ」、「ばっちこい!」という方は『前バージョン』をクリックしてください。
最終章【終焉で勝者は嗤う】カイトと子犬物語 最終章【終焉で勝者は嗤う】
秋徒
「あ!マスター!猫がいるよ!!」
道端に座り込み、鏡音リンは数歩歩いた先にいるマスターに話しかける。
「ん?ああ、ホントだな。でもな、リン。猫なら家にもいるだろ?」
リンに呼ばれると、マスターは彼女の隣に立ち、屈んでリンの頭を撫でる。
「だって、みんなにいっぱい抱っこされて、リンには抱っこされてくれ...道端、猫、争奪。
冬馬
この先、コメディですがマニアックな過激表現があります。危険なキーワードは『 首輪 』です。
苦手な方は『戻る』を、
「前の読んだ」、「ばっちこい!」という方は『前バージョン』をクリックしてください。
4章【優しさは人を狂わせて】カイトと子犬物語 4章【優しさは人を狂わせて】
秋徒
煙突からたなびく煙。
自分たちの着ている黒い服。
彼女はもう、ここにいないのだと、改めて実感した。
**********
「ミク姉ぇ」
「なぁにリンちゃん」
「ミク姉」
「なぁにレンくん」
黄色い双子は私を腫れぼったい目で見上げた。
目の周りは赤くなっていた。私もきっと同様だろう。...最果て
氷灰
この先、コメディですがマニアックな過激表現があります。危険なキーワードは『 首輪 』です。
苦手な方は『戻る』を、
「覚悟は出来てる」という方は『前バージョン』をクリックしてください。
3章【Escape】カイトと子犬物語 3章【Escape】
秋徒
序章のまとめ
現役中2の水野ひかるは、ボーカロイドの「KAITO」を通販で頼んだはずが、送られてきたのはなぜか等身大の「KAITO」。
ひかるは口あんぐり。
1章 ~①~ 「ミニマム」
「・・・。(´Д`)ポカーン」
ひかるは口あんぐりのまま言葉が出てこない。
「おいっ!!「ごめんなさい」くらい...1章 ~①~ 「ミニマム」
日向~ヒュウガ~(旧名・石音ヒナ
キキーーーッ!!!!!ガッシャーン!!!!!
・・・・???
ど・・・した・・・・????
・・・なんか・・・・音が・・・・。
・・・!!!!!!!!
序章 ~マスター(?)との出会い~
「ぃよっしゃぁぁぁぁぁぁ!!!!!やっと今日待ちに待ったKAITOが発送されるぞ!!!よし、歌作るぞぉぉぉぉぉ...序章 ~マスター(?)との出会い~
日向~ヒュウガ~(旧名・石音ヒナ
ねえ見てよ この白紙の楽譜
何の記号も書かれちゃいない!
主人(マスター) 私は何の為に
拾われたのかを 忘れそう
美辞麗句に飾られた
その奥にある 根本理由
私が歌うことの意味
歌いたい 歌わせて
歌いたい 歌わせて
言葉一つを紡ぐにも...白紙の楽譜
5(ゐつ)
「
ある2月14日、天気は晴れ。いつも休日は8時に起きる俺の身体は、7時15分に、物理的な息苦しさに襲われて眼が覚めた。
眼の前には漆黒の髪と綺麗な黒い双眸を持った、肌がびっくりするほど白くて小さな可愛い少女がいて、口付けができそうなほど近い距離で俺の眼を凝視していた。
「・・・おはようカイト。今...甘い愛を、君へ
秋徒
偽物の歌
造られた心
本物などない世界
じゃあこの気持ちも”偽物”―――?
『嘘ノ花』
+*設定*+
汚染された世界には機械人形へ自分のすべてを移し、生きる者が続出していた
そんな世界で、生身の人間はどんどんと減っていき、ついに生きている…動いているものは機械人形と、それに自分のすべてを映した人――...『嘘ノ花』~初~
玻織
あなたと出逢って 何ヶ月になるんだろう?
あの日から今まで いくつもの想いを歌って
時に苦戦し 時には絶好調♪
私もあなたも あれから成長したよ
もしかしたら この出逢いは偶然ではなくて
運命的に こうなることが決まっていたのかも
だから今ね あなたに伝えたいことがあるの
私はパソコンの中で歌うアイ...出逢い
詩憐
熱い熱い あなたへの想いぎゅっと抱きしめて
誰にも負けたくない 譲れないのこの場所は
あなたが好き 初めて会ったあの日から 理屈は抜きで本気なんだから
だけど君は魅力的過ぎるのかしら 多いライバル 手強すぎるのよ
傍にいれば こんなに楽しいのに いつのまにか敵が増えて
物語が 進むごとに あなたを想...かかってきなさい恋敵!
willpower
今日は、雪が降っている。
ひらひら、と優雅に舞い落ちる雪が、少年はスキだった。
黄色いツンツンした髪に、黒いコートを着た少年、名は鏡音レンと言う。
白い雪が、目の前を舞うのがとても美しく、先程からずっとそれを見つめていた。
「レン! 風邪引いちゃうよっ」
「今行きます、マスター」
彼は人間ではない。...冬、雪降る。
骸音りま
ご注意
・にゃがつく某SNSの日記に書いたsss(ショート・ショート・ストーリー)です。
・関西芋ぱん伝さんの新作「1boy,1life」(sm5600199)を拝見して勢いだけで書きました。
・それなのに関西芋ぱん伝さんは出てこないと言う暴挙ぶり。
・我が家設定のKAITOと男マスターしか出てきま...こちらこそ、「ありがとう」
雹月
※カイトです。この話の9割は、俺と友達の、マスター達の話で出来ています。俺もここと『オマケ』しか出てきません。
「話に興味がある」と思ってくれた方は、下に今までの話を表示したので、そこからどうぞ♪
あと、作者が調子に乗ったせいですごく長くなってしまったみたいです。くつろげる体制をとってからどうぞ。
...聖夜の話【中編・マスター視点】注意:ボカロは出てきません。
秋徒