タグ「初音ミク」のついた投稿作品一覧(42)
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風はいつか さらりさらさら 砂を巻いて
月は仄か 在りし記憶を照らす
刻の小箱 ひとつ胸に抱き
光へと背を向けた
うるわしき蒼 渡り鳥の舞い
絆一重に 結ばれて桜雨
小指の先で 袂分かつ糸車
無情なほど 静かに歴史は廻る
蕾密か いまのいまでも 春に焦がれ
君の腕に 綻ぶ日を託した...縁唄 ~Enisi Uta~
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少しだけ遅かったみたいね
実っているわ 色めく夜露
長いものに巻かれてくような
侵食の淵へおいで、ね。
にっちもさっちも いかなくなるのが顛末
くるりくるり遊ぶ躰と 恋鎖のメビウス
抱き締めて 抱き締めて
月の花も恥じらうほど
湖畔には ふたりきり
蛇と蛙(かわず)の 戯れ...蛇と蛙のパラドクス
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花びらいろ 硝子は満開
おとぎ話は 砕けてく
魔法が解ける 瞬間はなぜ
心地がいいの
錆びたままの 蒼い時計台
誰がわたしを 呼んだのか
歪(いびつ)な馬車 蹄の響きが
遠ざかった
昏い(昏い) 森の(奥で)
ふわり(ふわり) 浅い(目覚め)...シンデレラ・ミラージュ
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枕元で抱えてる
悩みの種は どこに浮かぶの
羊たちは夢うつつ
追いかけながら 吸い込まれた
心はズームアウト
意識の果てで 出逢う二人
色を寄せあうように
裏映しの 手のひらに触れた
夢の中で 交わしたハイタッチ (あなたと)
ありのままの心を 響かせて (二人で)...ドリーム・ハイタッチ●
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音のない蝉時雨 戻らない波の跡
温もりを求めては 何かを失った季節
ひまわりの夏化粧 陽炎は遠いまま
朝露を拾いあげ 優しい草木へと還す
走り去った君に 何ができたのだろう
愁いを乗せても 水平な羽根
風車 くるくる廻る
時を取り戻せないのなら
風を失うことが 倖せですか
あぜ道の先にある 一夏の枝...風車、廻る夏●
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輝くベールが 街を染め上げても
グレーな吐息は 空を彷徨うだけ
心の中にも 手のひらの中にも
探している 温もりはどこへ
その瞬間を (待ち焦がれて)
冷たいままの (襟元に触れた)
うずく痛みに 目を背けながら
あなたを想う夜に
降り注ぐ光が
翼のように 無垢なものだとしても...ユキノヒトヒラ○
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どんな夢を見てるのか
みんなみんな寝相が悪い
二月半ば 教室に
浮かぶショコラの蜃気楼
胸が焼けそうな
口上なんていらないから
Bitter ほろ苦さで導く
恋は危険なシルエット
ガラ空きな Sweet spotには
振り向きざまに微笑んで...Hearts of Bitter!
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眠れぬ海のゆりかご
ひとりの夜明けは 遠く
そっと 硝子色の向こう
眺めてる
破れかけのチケット
キミと行くはずの場所
光が彩る世界
魚たちが落とす影
ひらりひらり 漂って
届かない距離と...ナイトアクアリウム(仮)●
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魔法少女とーじょー?
の~!の~!の~! その子じゃない
見つけてほしいの わたしのこと
お~、いぇぃ!
机に隠してる 描きかけのチューリップ
セリフにならないキモチと 一緒にね
二人のまわりだけ ふわりとお花畑
ウワサの魔法少女は よゆーのほほえみ
置いてきぼり さみしい
ジュモンなんて 知らな...もぶ・あんど・らぶ
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ひとりひとりの音 それぞれの演奏を
重ね合わせてみようか
未完成の夢を 掲げながら
五線譜から 散らばる音符のカケラ
キレイに並べたけど
何かがまだ 足りないよね
埋まらない そのパズルに
差し伸べられた手
寄り添いあうように キミの音重なって
輝きはじめたピース...ユメオトパズル○
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夕焼け映す キャラメルの空
ゆらゆらと 甘く流れても
今日という一日がまだ
溶け切らず そこに残ってる
一人で歩き出した あなた
影法師には なれない寂しさ
紙ひこうきが 運んだ風
すぐに止んでしまうけど
明日も同じ 軌道描くように
夕日と背中に さよならを。...紙ひこうきと帰り道○
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憧れを乗せた瞳で 見据えた彼方は
どこまでも 果てしなく映った
閉ざされた 手の中にひとつ
鼓動鳴らす種は
澄み渡る世界 知らずにいる
いま キミを解き放つよ
小さな勇気で……
手のひらで風が芽吹いて 染まった瞬間
花びらは 舞い上がる翼へ
悲しみも 喜びも連れて ...タイトル未定
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紅い月にもたれかかる 花はまだ動かず
乾きすぎた口元から 解けた渇望
貴方の肩先に近づいて 牙を馴染(なじ)ませたら
衝動にほら 身を委ねて
黒よりも濃い赤で 塗りたくる夜には
沈黙がよく似合う……
遠吠えするオオカミさえ 恐れをなす夜明け
風にマントひるがえせば「その時」は迫る
何も語らず 眠り...クレナイの牙○
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溶けない砂糖だけ寄せあつめ 固めて
造りあげた世界でただ 白馬の帰りを待った
ポケットの中に秘めた キャンディのような
あどけないその微笑みは まだ大人を知らない
楽園の片隅 何かを語る風
わたしの先を歩いてく うしろ姿はどこへ
夢見心地の景色に 水を差すような
甘さの次の感情が コトバを包み隠す
...Lost Sugar Season○
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ふわり浮かんだ あのお月様
今日もまた 窓辺におじゃまします
半分ずつのミルクを解いて
あなただけ 角砂糖は三個
「ねぇ、ヒマだからあれやろー」
「トートツだね、いつも……」
指と指は 無難なキョリで
まるくまるく 触れあう
今日も あしたも
なんとなく続けましょう?...なんとなくオセロ
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遙か彼方で薄れる 潮騒の音(ね)に導かれた
消えることない群青
掲げた夢と 色のあせた海図(かいず)
期待と不安 帆先に絡ませた
視線の先に 何があるだろう?
硝子の瓶に 護られていた日々
さよなら、弱気な僕
旅立とう 波の跡を辿(たど)って
透明な凪はやがて 蒼さを知る
夏の香りを包んで 触れた...透明な凪●
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01…234…… デスク上で経過した65秒
方程式は不変 太古から続いているその理(ことわり)
誰しも わたしもそう
ヒトの姿を宿した 構成成分
地上という図面で
今日も無数のカタチが交差している
キミが振り向いてくれる確率 代入しても
イコールの先 「この恋は、実らない」
奇跡の花は散ってゆく...最終定理ガール●
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夢心地のシュガー
いつもよりも 早く溶けて
待ち合わせのテラス
はねた髪も ソワソワと
戸惑いと愛しさ
スプーン越しに 言葉探すの
カップに 描かれてく
幸せの色した LatteArt
甘い日も ほろ苦い日も
くるりと混ぜた二人...LatteArt Dream○
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優しげに照らす 街のネオンさえも
視界の外へ 弾いてしまおう
震えた肩越し 振りかざした言葉
あなたの跡が
うずいて消えないよ ねぇ
傷つけあって すれ違って
反省会へ ようこそ
湯気を立ててる 甘いミルク
ゆっくりと 溶けてく
「こんなはずじゃ、なかったのに」...遠吠えの詩(うた)
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窓の外へと 旅立ってゆく
そよ風のものがたり
知らない風と 触れ合ったとき
はじまりを揺らす
片道切符と
レールの先を 走る陽射し
Pastel Blueが
夏のヒミツを描いた
青い世界の 水平線から
空と海とが 奏でるコーラス...Pastel Blue Journey○
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あなたが 気付いてくれるまで
ジョウブツしないよ☆
霊界のおじいさんの 世間話、飽きたよ
川をわたって 地上へと旅に出たら
一目惚れ しちゃった!
どうしよ どうしよ~!?
無いはずのシンゾーが ドキドキ奏でる
気付いてほしくて う・ら う・ら・め・し
鬼火を飛ばして アピール
そっぽ 向かないでー...うらめし☆ろまんてぃっく○
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太陽に おはようして
今日のとびら 開けよう
確かめた 土の手ざわり
期待半分=不安半分
ツボミから トキメキの香り
「きっとホラ、素敵に咲くよね。」
「ゴメン、やっぱりウソです。」
萎れてく日もある……orz
だけど 涙の向こう
目をこらして 見てごらん...All light Flower●
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太陽のテリトリーで
誰もが燃えてる
アバンチュールな ひとときが
好きなのね
最高気温の下
パラソルざわめく
だけど私は 涼やか気分
右手のサイダー 透明な海に
何を描きましょう?
ひらひらり舞う Airly Girl...真夏のAirly Girl●
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あの夜に耳を傾けても 聴こえない
寄り添った 風と風は
流れゆく季節を歌う
昼下がり
孤独の岸辺から 跳ねた水
熱帯びた街に混ざり
ユラリ ユラユラ
滲んでく視界に咲いた花を少しは
愛せるようになった
ある夏の1ページ...ロンリー・サマーデイ○
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ヒミツの星の篭(かご)は
音もなく ひっくり返った
散らばる光を手に
会いにゆこう
乗る星はもう 決めている
風の吹く隙間で 深呼吸したら
追いつけ 追い越せ 流れ星
キラキラリ
Stardust way
Stardust way...Stardust way●
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小さな籠の中から
解き放たれた 一握りの風
願った未来 巻き込みながら
夜明けの列島を駆けてく
現実(リアル)を吹き飛ばして
上陸する 私の夢
拡がれ 希望風域
前線を飛び越えた先の
明日へと
立ちはだかる世間は 無風空間...台風Dreamer●
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生きとし生けるもの 凍りつく世界に
一輪の生命 硝子色の薔薇
幻想の楽園の 日溜まりに縋っても
太陽は崩れ 空を剥がれ墜ちる
ねぇ、貴方を
凍らせてしまっていいかしら?
何よりも愛しい 氷の標本
絶対零度の 檻の中で
明日を誓い合うの
かじかんだ 掌に...絶対零度の契約○
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蒼い花が咲いた 名もない海原で
人知れず 生まれた泡が
夜を漂って 消えてく……
孤独には 慣れすぎたの
今日もまた 水と戯れている
涙を流しても
この海の深さに 混ざるだけね
そんな日々に 現れたのは
沈んでゆく あなたの命の灯火
海の底 闇に祝福されて...Mermaid Lover●
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「今日こそは」って 気持ちで
きらめいた 朝日の跡は
教室の影に 埋もれていった
駆け足の時計に
触れたって 巻き戻せずに
チャイムから 後悔が響いた
近づきたいの
でも 少しだけ怖いの
やがて 空は移り変わってく……
夕焼けの靴で 歩き出すあなた...恋色サンセット
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「叶えたいんだ」
青く掲げた あの日の夢
風と握手して いま 行こう!
すべてが カラ回りした日も
涙の向こうに 待ってる晴天
後ろに 下がっちゃった分だけ
助走つけたなら 準備万端?
誇れるような翼 なんてないけど
希望の羽が 一枚でもあれば……
「信じて、進もう」...そらいろの魔法●
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