+ふたたびの投稿作品一覧
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耳を澄ませば 聴こえてくる
いつか聞いた讃美歌
もしもあたしが神様だったなら
思い返すの すれ違った
星をまぶした世界で
可愛い人に寄り添うあの人を
涙なんか出てこないよ
ただ胸が痛いだけなんだよ
優しい想い出みたいな夜だから
ああサンタクロース...星降り雨のクリスマス
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今日は大して寒くもないのに
息が白い 熱を持つジレンマ
箱庭の向こう側までゆこう
明けてしまったばかりの夜空を
ノスタルジー だけどもう決めたこと
ブレスレットにして慈しもう
降りかけの雨粒が 右の瞼に落ちて
瞳に染み込んでくるような錯覚
今を永遠と喩えるなら
きっと何もかも亡くすのね...ラピスラズリに口づけを、そしてさよなら
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苺ティラミスの 苺だけを
なんとかして食べられないかと
思い悩んでいたのです
歩き慣れてしまった 雑踏の中
君と目があったりしないかと
ありもしない期待をして
去年の冬 甘い放課後を
夢見た想いは
安楽死を願っていたのに
ネオンテトラみたいだ...偏愛ネオンテトラ
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b
走ってゆくよ 走ってゆくよ
重めのピアスが痛い痛い
なじっていてよ なじっていてよ
ぬるりぬるり泣きたいな
a
夜 人気のない線路に降りたって
ああ この先を辿ったら何処までゆけるかな
a
もし ベランダの手すりに凛と立ち...東京キャンディドール
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後悔に塗りつぶした
まだ乾かないカンバスを
そっと眺めている
上から何の絵をえがこう
悲しみに練り込まれた
もう粉々のアルバムが
まだ熱を帯びている
上塗りの思い出はいらない
ヒステリックな自分にとらわれて
大切な 大切な 大切な何かを...好きになりたい
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ぬるま湯のような寝苦しい夜に
響く無性に悲しそうな
my favorite things
ちくたく時計が木霊する部屋は
日曜よりも散らかってる
I giveup escaping
ぺたぺた裸足で床を歩いてく
あ あ ああ 私は
なにかがおかしいと思いながら
どうすればいいのかわからずにいるんだ...angelic
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睡眠ナトリウム
コーラルピンクの指先で
酸っぱいドロップをつまんだ
これはビー玉みたいに綺麗じゃない
私の瞳の水晶体みたいだ
あの深海魚は不眠症
冷たいエモーションに溺れて
息は水滴みたいに不安定で
猫目を縁取る青い睫毛が震えた
もしも私が幸福に盲目だったのなら...睡眠ナトリウム
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a
蛇口を思いきりひねった
言葉にならなくて沈殿した心が
小さな粒になって落ちて
全て流れてしまえばいいのに
a
背中をなんとなく眺めた
言葉も交わさずに一緒に居るだけでいい
なんて思ってた頃が愛しい
心の隙間に寒さが立ち尽くす...無声映画
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水たまり症候群
夏になりかけの最近 夕立が
少年少女の苛立ちみたいに
せわしなく揺れて 揺れて
ふと覗いた虹が凪ぐ 弱い雨
少女少女の寂しさみたいで
苦しくて拭って 拭って
蒸し暑いはずなのに
なんだか寒いよ なんて震える
背中合わせでもいいから...水たまり症候群
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風鈴の音で
蒼い微睡みから目がさめる
カーテンを開ければ あ、明るい
今日はどうしよう
ソーダ水を買いに行こうかな
君が来るのだから ね、楽しみ
寂しがりで隠し持ってた
割れた窓の欠片を取りあげてさ
君は言ったよね いつか
「微熱のような休日だから」って...蒼の休日
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ひどく甘いチョコレートのようで
リビドーに名前をつけてみただけ
さ、また今日も ワントゥー
シーツの上で盲目のパ・ド・ドゥ
触れたくて恋と呼んでみただけ
ね、目を閉じて ワントゥー
それでもやっぱ自他称恋人であるからには
キスからはじめなきゃとか
シた後には好きだよと囁いてみようとか
してみたところ...愚かだねって笑ってよ
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なんだか今日は眠れなくて
寝間着のまま外で星を見上げる
孤独の散乱する 綺麗な空だった
そう言えば昨日悲しくて
雨の降る街で泣いていたんだ
眠りが反射する 冷たい夜だった
世界は静かに嘘を吐き
それから ずっと 寂しがり
アンドロメダ アンドロメダ
一億の彼方で光る涙...アンドロメダ
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25時になった ふくらはぎまで海
心は泡屑 耐えきれない錆
ねえ 息を止めて 瞳閉じて
アンバランスの融解
29時になった 桜貝がナイフ
泪に淡凪 冷たくて開く
ねえ 空をみてる 君もみてる?
アンアースに水溶
青い 青いガラスの欠片をみつけた
あの水平線の続きはもしかしたら...ガラス
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イヤホンから流れ出す悲しい歌
口ずさむように街を歩く
街灯は綺麗なまま滲んで
拍動性の頭痛が私を締め付けていく
人間が人間たる由縁は何か
指先で描くくらいに容易く
語ってたエレジーは夜に溶けて
鼓動を聞いた私はなくしたアイデンティティ
優しさと強さとあとひとつ
足りないものは何だろう...銀色のラプソディー
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「ね、もしもだけどさ」
傷を引っ掻き赤く染まる爪
「私死んだら泣く?ねぇ泣く?」
手首はリトマス 酸性なの?君
「じゃ、嘘だけどさ」
光るピアスは紫水晶
「撃たれたいのは銃?あ、雨?」
僕は刺されたいし 青いナイフで君に
世界の終わりは黄昏らしい
僕の終わりは夜明けがいいな...トキシック愛玩
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ナイフの切っ先を
君に向けた暁には
大声で愛を歌ってみようと思う
だらけた爪先が
赤く染まる明け方には
目を閉じて名前を囁いてみようと思う
涙の数だけ強くなれるのなら
泣けない僕は弱いままなのかな
涙の数だけ強くなれるのなら
いつか君は飛び立ってしまうね...ピリオドの雨
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あ、お気に入りの
マグカップにひびが入った
とってもとってももしかして
嘘つきの世界だとしたらさ
む、えりすぐりの
お付き合いにひびが入った
とってもとってももしかして
好かれやすい私だとしたらさ
あー 今までの全部偽り
私の日常はのっぺり綺麗よ...泣かないでライア
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「幸せ」と繰り返す歌が
自己暗示みたいで少し嫌だったのを
今でも覚えてる
泣きながら甘えればいいのに
自己犠牲気取ってずっと我慢してたら
誰も優しくなかった
涙はこおってしまって
僕のなかにきらきらと降り積もって
痛む胸から逃げるように
冷たいまま僕は眠った...縛られたままの心に幸福を
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昔グラニュー糖が詰まっていた
瓶の欠片の山を裸足で歩いていく
足の裏に突き刺さったままの言葉が
痛みをせき止めたまんま
いつか四角いロックが溢れていた
夢の憂鬱の束を煙草で燃やしていく
赤いピアスに塗りたくられたままの毒が
時間を凍てつかせたまんま
空から針をばらまいた
君が涙をばらまいた...アイノイズ
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埋められない穴があるんだ
この心のどこかに
もしかしたら真ん中に
隠していたい穴があるんだ
心が収縮する
どうしたって埋まらない
詰め物じゃきっと駄目だ
だって だって ほころびそうだ
僕が大人になるまでは
抱えていなければいけない痛みだ...ex)
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真実より優しい嘘がいい
なんて嘘をついた 嘘をついた
凍えそうな日には君を抱く
なんて嘘をついた 嘘をついた
君は優しい人だから
なんて思うのは
僕を悪と決めつけて来た
大人達と変わらないじゃないか
もう一回 もう一回
もう一回だけでいいからさ...嘘をついて愛を。
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固められた雪はとろけずに
今なお道端に身を寄せあってる
絶対零度の蹴りに散らされた
顔を赤らめた人は足早で
今なお互いに寄り添ったりしない
最低気温の冬風駆け抜けた
遅刻しそうだと呟いて 自転車を走らせる
皆がみんな 俯いていてぶつかりそうだ
人がこんなに溢れているのに
なんて陰鬱な街...少女と街
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例えば 小さな失敗を
おかしたと感じたとき
僕の中に燃えないゴミが溜まって
饐えた臭いが胃から這い上がる
例えば 誰かの苛々を
理不尽に向けられたとき
僕の中に燃えないゴミが溜まって
澱んだ汁が内から侵食する
どうしようもなくなって
泣きそうになって簡単に堕ちたくなる...タイトルなし
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気づいてないの?君が
ひとりぼっちとのたまう隣で
また今日も一人傷ついた
「友達がいないよ」 君が
寂しがってわめき散らす隣で
また今日も一人傷ついた
口のなかで転がる飴
お風呂に落としたイヤホン
ぜんぶノイズを泳いでく
そのうち君はノイズに溺れるね...ウニ
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Hello Tower Hello Tower
Hello Tower Hello Hello Tower
普段見上げることもある空
たくさんのcolor
ひとりでしかめっ面
赤くなることもある空
火事かと思った
今更気づいてる
サイダーを注いだシャンパングラス
みたいに実は大したことなくて愛着...Tower
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あたためたミルクを揺らす
こんこんと煮出す雌黄色
砂糖を大さじ二杯入れた
じっと待ち すこし冷ました
ゆるゆると沁みるぬくもりと
しつこいほどの甘さが優しい
だってさ それくらいがちょうどいい
今日は ずっとひとり
しとしとの雨で寂しさを洗えば
穏やかな慈しみみたいな...寂しミルクティ
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期待してたメールは来なかった
それよりは膿が疼いた
覚悟してた最後も来なかった
穏やかに裏切られた
ここはもう夜だけど
あの地平線にはまだ夕暮れが残ってる
ビルも木も全部真っ黒の隙間から
赤と紫と青を見てた
壊れそうな夢の中で
過ぎてゆく感慨を思ってる...エヴァに乗れる日
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小洒落たポップスを
赤いヘッドホンつけて
頭に反響させながら
ショートカットを揺らす
リズムを刻むように
規則的に歩きながら
坂道を下っていくんだ
予想外に疲れる
かっこつけたふりをして
大人ぶるのはしんどくて...放課後キラー
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静かにつもってるんだろう
溶けそうなほどやわらかに
冷たく優しく潔く
消えてしまわないように
恐らく聞こえてるんだろう
振り払うこともできずに
夢を見 重なり 隠れあう
凍えてしまわないために
胸に抱えた寂しさや不安が
破裂してしまってかまわない...キズモノ
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夏が明けた頃
髪の毛の色素が薄くなったからと
君は照れながら髪を黒く染めたそうだ
いつものことだけど
誕生日のメールを送るのを迷った
君は僕の知らない誰かに笑ったらしい
君の声が霞んでもう思い出せない
開いた瞳孔で顔も正確には少し
眩しい思い出になって行く
愛惜は遠く安楽死...愛惜は遠く安楽死