タグ「葉山つばめ」のついた投稿作品一覧(110)
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黒髪の波に揺れる反射光溢れて
視線にぶつかって少し逸らしたけど後悔
白い肌に添い映える薄紅色の頬
触れるほど近く触れられないほどに脆く
あなたが見せるその笑顔
それだけで生きていけるなんて
大げさだけどそれでいい
細い指の線 わたしに向けられたサイン
意味がわからずに目でその指を追いかけた
あなたが...楓
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あなたとわたし まるでコラージュ
つなぐ手と手が隙間を埋める
不自然なほど息を合わせて
違う歩幅を合わせてみたい
あなたとわたし まるでコラージュ
つなぐ手と手が隙間を埋める
交わらないとわかっていても
違う歩幅を合わせてみたい
わたしの恋心が嘘じゃないなら
踊る姿が笑顔で花咲き...ワルツ
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涙など容易く流せない
そう思うことの愚かさを知った
何気なくふと日常を振り返れば加速されていく
ほら速すぎて...見えなくて...
「それでも今は・・・」
私に永久の時間をくれたんだ 未来と引き換えに
消せない記憶 その記憶に私は生き続けてる
涙ならいつでも流せばいい
そう思うたび弱さを積んだようだ...それでも今は
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水溜りで跳ねた水玉は模様
反射する世界はまるで水の中
息を止めてぷかぷかと浮かべる気がした
目を瞑りまぶたのスクリーン映し出す
私とあなたの距離は薄いガラス一枚
届かないけど届きそうな距離もどかしく
私まだ水槽のサカナ
帰り道いつでもこんなことばかり
明日こそはとまだ思えているから
息を止めてぷかぷ...アクアリウム
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両手には実りの果実 鮮やかに映りアイドマ
頬張れば沫糸吐息 深呼吸香れば天使
好奇心もう一つだけ 飴のように頬に転がす
溶けるまで噛むのはダメよ 噛むとほら悪魔が気付く
振り返ればすぐそばにひとり 嘘じゃないよ嘘じゃないよ
天よりも高くそびえる塔から
眺める世界をここに記す
ストーリーブック
あなた...ストーリーブック
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生れ落ちて消えるまで
置いてけぼり悲しくなるね
自分だけが殻の中
作り上げた理想郷
一つの疑問が頭に残れば
考える術はある
意味などわからぬままに行き場なく
答えを吐き捨てるわ
愚かに夢を探し求めていた頃
雲を掴み遊んだ...考察
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夜と朝の真ん中で メロディ月にぶつかった
月が泣いて雨模様 濡れた花には傘を
花の香り漂えば 両手広げ飛んでみよう
そして鳥とごあいさつ メロディ探してはばたく
月の涙 悲しい唄
太陽の声 包まれて
海のささやき 身をゆだねた
流れるコーラス
夢色ピアノ メロディだけ
弾く指先 軽やかに...夢色ピアノ
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箱から溢れる目紛らしい言葉の列は長く
箱から溢れる白白しい嘘の出来栄え酷く
箱から溢れる痴がましい真実の意が怖く
あなたと手と手取った
「苦しまぬようできるだけ優しく絞めて」
あなたは手延び早く
「やらぬならわたしが先にしてもいいのよ」
時の刻む音が遅く低く響く
涙枯れ心を空に
「想いを消して」...箱
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窓辺の陽が朝を告げて
また何処かへ行くのだと
連れ出すならもっと遠くへ
最果てでも見てみたい
君と僕で創る未来の最初はモノクロ
崩れだした世界の明日
救おうともこの手じゃできない
許されぬ罪だとしても
目を逸らした
窓辺の陽が影を撫ぜて...未来論
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机の上 花が咲いて明日を紡ぎ形になる
右手のペン滑らせたら 君のもとへすぐ行くから
椅子は小舟 海に浮かべ沈まぬよう気をつけてね
名もない歌 奏でたなら鳥も歌う音楽会
内緒で世界を抜け出そうよ
無理だとしても言わないでね
そんなことばかりで夢を見てた
君が描く一筆に命があるとするならば
わたしも生き...君が描く世界
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通せんぼどうすんの?
カラクリだらけの魔性の側面
これが所謂 彼女の戦略?
見えぬところで愛願うの
甘い苦い一粒舐めて
好き嫌いは次元違いです
泡になるかなこの恋
燃やして灰になるまで
後編と前編のつなぎは確かな技術の差
これは即ち彼女の圧勝?...ハッピーキャンディ+ハッピーシンキング
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発散、試算、無産 ○有限 ×無限
頭=喧騒!
回転、加点、雨天 ○中止 ×続行
体=傾倒!
斜めに書いたひらがなかなにか(?)
右手にフォーク左手にナイフを
まだまだギコチナイけどKISSを
串刺し肉にお裾分け♪
あなたもこうなりたいのかしら?
遠慮なく言っていいよ...∇
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小指の爪の先の先
雲間へ伸びる蜘蛛の糸
影なくなれば陽は落ちて
空へ散った星の海
いくつの夢か
夜空へとクジラになって泳いでみたい
天の向こうに届くほどに高く
まだ見ぬ空を見てみたい
微かな寒さなど感じないから
夢見た空を見てみたい...クジラ
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枯葉が舞い散る春 雪解け間近の夏
青緑色の秋 眠りから覚める冬
世界が変わってしまう前に
気付いてよ この声に
掌の上で廻した惑星たちは傷付いて割れる
迫り来る終焉の夜空がやけに綺麗ね!
早すぎたの進化が 残りはその代償
絵空事と笑いたいなら
足元を見てみなよ
降り頻る過去の灰を被り人は両の手で奪う...スフィア
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短い針が1を指して微睡む視界は夜になった
窓の外から猫の声が愛を奏でて私は踊る
夢を見れるのなら 糸のような命綱でも冒険するのも悪くない?
抱きしめてよぎゅっと 眠りに落ちるまで私に温もりを
唄ってよそっと 子守唄のように私に優しさを
恋心なら花火のようキレイに散って光は蝶に
後ろめたさもないわけじ...おやすみの唄
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一頻り雪 窓は曇って
指這わせ何と書くかな
互いの糸は絡み絡んで
端を見つけてもまだ解かないで
ひゅるる・・・と
絡む糸を解く指は無垢の真白
壊れるほど静かになり
わたしはただあなたを見て
耳障りなほど鳴る鼓動
拍子に乗りあなたを謳う...糸
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-笑い声寂しげにその時を彩る
放課後のひと時が一瞬に感じた-
次の日は空席が
一つだけ残ってた
「サヨナラ」が言えなくて
涙なら背を向け流した
君は居たこの教室の
窓辺の空席に
白い雲追いかけていた
揺ぎない気持ち一つと...サヨナラ
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キラキラ煌びやか輝く
ちりばめた無数の星屑
ユラユラ揺らめいた視線は
何も捉えられず沈んだ
日々は風になった様
どこかに消えた
むかし見た夢はどこかあるだろう
どんなにちっぽけな夢も
押入れやタンスの奥
探してよ!...机の上の小宇宙
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あの出会いが運命で
おとぎ話のようだね
これで君が白馬でさ
迎えに来たらなおさらで
キラキラの笑顔が
もう眩しすぎて見られない
照れ隠しで横向いて
不機嫌そうに気を惹いた・・・
太陽の下
風吹いて髪かき乱す...ヘヴンリーロマンス
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時計は予定を追い越し
君まだ来ないのですか?
空は暗く沈んでく
雫が地面叩き出した
雨の中一人ぼっち
傘を差して歩いていくのよ
上目遣いの瞳
何を映す?何が映る?
雨降る予定より強く
涙を流してくれた...傘と猫
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目を見つめ探るのよ その奥の嘘暴くの
目を逸らし息を継ぐ 呼吸さえもできなくなる
目の奥深くの心の底 眠る気持ちを目指し
息を吸い込んで
深く深く潜り あなたの心を探りたいよ
間違いなら許して 嘘は嫌いなのよ
心の深海探査 二度と覗けない真実
教えてください あなたの気持ちを
優しくね微笑むの その...深海
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詩を詠んだら
月の灯に頬
染まるのです
薄ら薄らと
雲に消え行く
星たちで描くのは
いつかに見てた
夢と幸
一夜
指差すほうへ...月読
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光を掴めるなら 真夜中に連れて行こう
見たこともないほど キラキラと輝くよ
瞬きでもしたら 逃げられて見逃すの
ほらもう星の裏 会えるのは次の朝
指折り数えて 溜め息が浮かぶ
冬の夜はひとりでは 淋しすぎるの!
光より速く飛んでゆく 私のメロディコール
鳴り続け待ち侘びるのはもういや
ラララララ・・...エルベル
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止まりかけてた生命の鼓動に
降り注いだ雨は誰かの涙でしょうか?
夜道を抜けて丸い月を見て
祈る姿がいつの日か報われますように
想えば届くはずと信じて
空が明るくなればもうお帰り
月が見えてるときまでは自由なうさぎです
なんて言ったら笑われるのかな?
でもわたしはいつも真剣に生きています
貴方が望むの...うさぎメサイア
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地を這う人争うたび
死を意味する言葉を生む
天高きを望めるか
穢れたこの瞳で
景色は赤く燃えて
少女は何を見るのだろうか
震える肩抱きしめて
孤独に街の隅で口ずさんで
不協和に掻き消えた歌声
ふわりと舞う死を呼ぶ鳥...戦場の少女
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一途に囀る小半日の火光
霞が深くて消えそうです
蒼き上辺を指で擦るように
昇れば小さき風を纏う
絶えず絶えず色付けては
描く一つの絵が見せる
麗に飛ぶ鳥になれたなら
この世の届かぬ場所へ飛びたいよ
幾つも色混ざり混ざって
彩る闇が広がる...燕
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漂うまま悪夢 顔が並ぶ
白黒描写した蝕する月明かりよ
ふわり 夜の淵へ飛ぶ
鏡に映した君 逆さま
笑えないよね・・・
唇赤く染めた
ほらこの夜に
漂うまま悪夢 顔が笑う
蛹の孵化を見た鳥は唾を飲むでしょ?
ゆらり 指差すほうへ...夜
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あの朝は曇りで、まだ触れぬ微笑み
流れてゆくこの時間さえも創れない
現実だから
あの夜は大雨、まだ濡れぬ泣き顔
流れてゆくこの時間さえも満たせない
理想とはなんだろう
雨音に身を委ねわたしの手を取ってよ
堕ちる空が人を見下ろして
「この雨が過ぎるまで、わたしとレインダンスを踊ってよ。」
とわたしは言...レインダンス
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君とふたりで見たあの花火は
今も心に咲いてる
夏の夜風そっと流れ
ふたりの時間を揺らして
もう少しもう少しだけ
そばに居たい
川辺の道手を繋いで
ふたり待つ打ち上げ花火
もうすぐともうすぐと
ただ胸が騒いで...君と花火
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カッコつけてた
あなたの笑顔に
やられたんだわ
恋したんだわ
あの日見てから
忘れられない
忘れたくない
忘れるわけがない
この恋は止められない
あなたがね...LOVER'S HIGH