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スーパーヒーロー大集合! GUMIの大冒険! 第5話 キノコネットコーポレーション > ブクマでつながった作品

スーパーヒーロー大集合! GUMIの大冒険! 第5話 キノコネットコーポレーション

<スーパーヒーロー大集合! GUMIの大冒険! 第5話 キノコネットコーポレーション>

(ジューキの村・旅の宿“安全第一”・ロビー・朝)

GUMI達一行は、朝食を取り、身支度を終えて、ロビーに集まった。そしてGAKUは昨日撮影した、謎の男の写真を見せながら、宿の人にとりあえず訊いてみることにした。

GAKU:昨日の闘技場の試合で現れた、この男なんですが、心当たりありませんか?。
宿の人:うーん、やっぱり見たこと無いんだよね。一緒に消えちゃった鏡音建設の双子さんも、うちには泊まってなかったし。
MEIKO:あら、これもいつものパターンとはやっぱり違うのね。
GUMI:あの男の話通りなんですね。あの双子も現実世界から来たけど、私たちとは境遇が違う。敵味方で言うと、あの男側の人間。
GAKU:では、あの双子の事で知っていることは他に何かありますか?。
宿の人:う~ん、うちのお客さんじゃなかったから、あんまり知らないけど、村で知られている一般情報なら、いくつかあるよ。
GAKU:教えてくれますか?。
宿の人:いいよ。あの双子はね。村に倒れていたとか、そういうんじゃないんだよ。あのメイン道路を通って、二人で歩いて来たんだ。その後村長と会って、朝~昼は、同姓の建設会社のロードローラー運転手として働き、昼~夕方は、闘技場で村の興業に貢献していたんだよ。どこに“泊まっていた”というか“住んでいた”のかは誰も知らないんだけど、いずれにしても村のために頑張ってくれていたとは思うよ。
MEIKO:なんかぺっちゃんこにしたの、悪い気がしてきた・・・。
GUMI:仕方ないよ、お互い敵同士だったんだから。
GAKU:しかし、この一般情報だけから考えてもあの男のスタンスは、“ここに来るように指示した”だけだな。あの男のセリフにあった“私が現実世界から派遣した双子”って部分だ。“派遣”ってそういう意味だったのか。
MEIKO:“そういう意味”?。
GAKU:僕たちは“倒れていた”って形だったし、特に指示を受けていた訳でもない。でもこの双子は、ちゃんとした目的を持ってここに来た。“ここで生活する”って重要な目的を持ってね。
GUMI:なるほど、私たちのケースとは根本的に違うのね。昨日の意見交換で予想していた部分が“確定”に変わった気がする。
GAKU:うん。とにかく、ここではこれ以上の情報は聞き出せないから、メイテイの街に戻ることにしよう。酔っぱらい集団だけど、宿の人とか施設関係者なら、ちゃんと話を聞いてくれそうだしね。
MEIKO:いろいろありがとうございました。私たち、これから出発しますね。
宿の人:気をつけてね。あ!、あの道路、鏡音建設の話では、暫定的に安全に通れるようにしたそうだから。
GUMI:ありがとうです!。

こうして、GUMI達一行はメイテイの街に、最短ルートのメイン道路を使って、移動する事にした。

***

(キノコネット・位置不明・秘密基地・ネルの部屋・朝)

ガラッ!

プリマ博士:こら!、起きろ!。
ネル:準備できてます!。
ハク:食事後、いつでも出発できます!。
テト:σ(・ω・)ゞ

プリマ博士:あ、あら、今日はしっかりしてるのね。ちょっと感心したわ。
ネル:“今日も”ですよ~。それに~、今回は“尾行”だから、彼らが観光地に行けばそこに~、温泉に行けばそこへ~、って感じで、ヌフフフフ、半分観光じゃん!。
ハク:今回は心ゆくまで飲めますから。地酒が楽しみです。
テト:o(゜ー゜*o)(o*゜ー゜)o

プリマ博士:はぁ~、まぁそうなんだけどね。とりあえず御前様の指令を伝えるわ。「昨日の通り、食事が終わったら出発して貰って、メイテイの街で彼らを見つけ次第、尾行を開始するように」。以上。あ、そうそう、食事は台所のテーブルの上にある、おにぎりと、昨日のカレーの残りのチンと、たくあんで済ませてね。
ネル:頑張ります!。
プリマ博士:んじゃ、宜しく。あの戦隊には別行動を指示するから。

こうしてネルハクテトのトリオは、食事を済ませて秘密基地を出発した。

***

(キノコネット・メイテイの街・インフォメーションセンター・検索PCの前・昼)

GUMI達一行はメイテイの街に戻り、そのままメイコの案内で、主に観光とニュース情報だがPC検索できる施設“インフォメーションセンター”に向かった。1台のPCの前に座ったのは、一番PCに詳しいGUMIだった。

パコパコ・・・

GUMI:う~ん、やっぱり観光案内とニュースしか閲覧できないPCじゃ、私たちが欲しい情報はヒットしないわね。
MEIKO:じゃあ、一般開放してある有料のネットPCコーナーに行きましょうか。この世界のネット情報だけになると思うけど、このPCよりは、もっと深いった情報が掴めると思うわ。

GUMI達一行は、メイコの更なる案内で、ネットPCコーナーに移動した。

(キノコネット・メイテイの街・インフォメーションセンター・有料ネットPCコーナー・昼)

入ってすぐの所にあったプリンターで、あらかじめ学歩が撮った“あの男”の写真を写真印刷しておいたので、ネットPCに接続されているスキャナに取り込み、画像検索を行うことにした。

PC:UNKNOWN & NO DATA

GUMI:うーーーーーむ。手強いな~。これでもダメか・・・・。じゃあ、ワード検索に切り替えるか。

検索ワード:『スナイパーウェア』
PC:UNKNOWN & NO DATA

GUMI:うぬぬ、やはり最初から“核心”ワードはNGでしたか。じゃあ、基本から行くわね。

検索ワード:『キノコネット』
PCの辞書サイト:この世界の名称。ソフトウェア会社“キノコネットコーポレーション”(KNC)が運営、管理、開発している。大きな街としては、メイテイの街、等が挙げられる。通貨はマッシュ。各街村に闘技場関連施設があり、KNCの公認バトルによる収益金で、それぞれの街、村が、独立して運営している側面もある。

GUMI:!、新しいワードが出てきたわね。それも、かなり重要そうなヤツ!。じゃあ、こいつを検索するわね。

***

GUMI達一行を尾行し、この光景を遠目から見ていた、ネル達3人は頭を傾げていた。

ネル:いきなり“スナイパーウェア”で検索してもだめだっつーの!。・・・それにしても“キノコネットコーポレーション”ねぇ。
ハク:ここの運営、管理、開発を行っている割に、それに見合うだけの“規模の大きさ”を持ってないのよね。競合会社がないから今の位置にいるんだと思うけど。
テト:(´△`)Zzzz・・・
ネル:テト寝るな!。
ハク:それにしてもあの人たち、ほんとに現実世界から来たのね。KNCはここの誰もが知っているはずの事なのに。
ネル:あれ?、妖精って、こっち側の存在だよな。なんで教えなかったんだ?。
ハク:そういえばおかしいわね?。
ネル:まぁいいや、観察を続けよう。

***

GUMIはキノコネットコーポレーションの検索を行っていた。

検索ワード:『キノコネットコーポレーション』
PCの辞書サイト:この世界の“運営、管理、開発”を行っているソフトウェア会社。略名“KNC(Kinoko Net Corporation)”。社長はソフトウェアの開発責任者でもある“工藤 海斗”(くどうかいと。ハンドルネーム:KAITO)。会社所在地は、シリコンの谷。会社の一般見学のみ受け付けている。

GUMI:会社とか社長の写真が全然掲載されてないし、HPのURLも何にも書いてないけど・・・みんな、これってもの凄く怪しいと思わない?。ソフトウェア、この世界の管理企業、代表者は名前から考えて、たぶん男。
GAKU:まぁ“キノコネットコーポレーション”って名前の企業は、現実世界では知らないけど、こっちではメジャーなんだろうね。
ミク:でもミクは知らなかったミクよ?、こっちの存在なのにミク・・・。
MEIKO:いや、ミクちゃんは妖精だし・・・。

学歩は新しく買った、前より詳しいマップを広げた。

GAKU:うーん、シリコンの谷なら今からここを出発して、途中のカイセンの村で一泊して明朝出発すれば、昼には到着できるな。見学も予約制ってわけじゃないみたいだから、現地で頼めるだろ。
MEIKO:このマップの説明では、観光名所でもあるみたいね。人もこの会社以外の目的でも往来するし、行ってみよっか!。
GUMI:行きましょう!。絶対何かわかるはずです!。

***

ネル:お、彼女たち、移動する事に決めたみたいだな。
ハク:カイセンの村を経由して、シリコンの谷に入って、KNC本社へなぐり込みですか。
テト:((≧ω≦))
ネル:んじゃ、見つからないように、尾行しましょうかね。
ハク:次の村はカイセンの村ですか・・・。ふむふむ。ガイドマップに寄ると、海沿いの村で名前の通り“海鮮料理”が美味しいんですか。それと勿論、お酒も・・・じゅる。
ネル:ふーん。銘酒“北の誉”(きたのほまれ)ってが有名なんだ。私は飲めないけどね。
ハク:じゅる・・・。
テト:(゜□、゜)
ハク:あれ?、テトは飲めないんじゃ・・・あ、これが目当てなのね。
ネル:え?、あー、あのあまーいスイーツの“雪ミルク”か。まぁ確かに私も飲みたいな。

ジャジャジャジャーン!

ネルの携帯が突然鳴った。

ガチャ

ネル:はい、ネルです。

御前の声:バッカモーーーーーーーーン!。飲み食いの話は後にして、さっさと尾行するんじゃ!。
ネル:は!、はひ!。
ハク:すみません!(絶対、荷物に盗聴器あるわ・・・・)。
テト:━━(゜Д゜;)━━━

こうしてGUMI達一行は、センターを後にし、簡単な食事をとり、カイセンの村へのルートを確認してから出発し、ネル達も見つからないように尾行していった。

***

(キノコネット・メイテイの街とカイセンの村の中間・海岸沿いの道・昼)

GUMI達一行は、こそこそ声で会話していた。

MEIKO:(・・・・尾行されているわよね、絶対・・・・。)
GAKU:(というか、“尾行している”あの3人、気づかれてないと思っているのか?。)
GUMI:(とりあえず、あの男の捜査線上で浮かんでくる人物は、全部怪しんだ方がいいからね。)
ミク:(それにしても、海岸で“山賊の格好”しても、カモフラージュにならないの、わからないミクかね?。)

***

ネル:ふふふ、完璧な変装だな!。
ハク:完全に背景にとけ込んでいるわよね。
テト:( ̄▽ ̄;)

***

そして、その地点から少し離れた、彼らからでは全く見つからない丘の上に、2台のミニ電動バイクが止めてあり、二人の人物が何らかの作業をしていた。

少年はしゃがんで双眼鏡を片手で持ってGUMI達を眺めていた。もう一人の少女は携帯で誰かと連絡を取っていた。

黄色い髪の毛、少年は寝癖頭、少女は大きな白いリボン。そう、彼らは“修復された”LENとRINだった。

RIN:こちらRINです。GUMI達一行の予想ルートは、今夜の宿泊地として立ち寄るだろう“カイセンの村”だと考えられます。はい。おそらく最終目的地は、シリコンの谷のKNC本社だと。・・・・わかりました。先回りして、闘技場の二人に彼らの撃破の連絡をしておきます。・・・・はい、それでは。

ピッ

RINは電話を切って携帯電話を後ろのポケットにしまった。

RIN:全く・・・・。我々に深入りしなければ狙われなかっただろうに・・・。それにしても彼らも運が悪いというか。あの二人のいる所に立ち寄るとは。こっちとしては新規の召還社員を使わずに“介入者”を消せるから楽でいいんだが・・・。

LEN:我々のプライベート情報はこの世界では完全にオミットされている。あの闘技場で起こった事が、ある意味不測の事態だったとはいえ、事情を知らない連中が見ても、意味はわかるはずがない。にもかかわらず、誰がどういう使い方で彼らを召還したのかわからないが、ここに来た彼らは、知らないはずなのに、KNC本社に向かっている。勘がいいのか、単にラッキーだったのか・・・。

RIN:いずれにしても、“介入者”になってしまった以上、最後までつきあってもらわなければならないのよね。
LEN:ところで、あの後ろの3人はどうする?。
RIN:特に指令は受けてないし、あれで尾行していると思っている連中は、放っておきましょ。
LEN:じゃあ、そろそろカイセンの村に入りますか。
RIN:そうね。

ブロン!、ブロロロロロ!!!!

二人はそれぞれの電動ミニバイクにまたがり、急ぎ足でカイセンの村に向かった。

☆オリジナル作品第6弾である、「スーパーヒーロー大集合! GUMIの大冒険!」の第5話です。

☆謎の解明と、次の目的地への移動、そして次なる刺客。だんだん、ストーリーがはっきりしてきました。

☆さぁ、謎の男とその仲間達の謎とは何なのでしょうか?!。

☆あのネル一味は、もう定番のボケをやってくれるので、助かります。

☆め~こ人形については、これまでと同じ扱いになります。

☆巡音JIMさんについては、女学園の時と同じです。

***

☆ルカ亜種の巡音JIMについては、下記参照をお願いします。(巡音JIM、使わせていただきました!。ありがとうございます!)
○検証P様の描かれた作品:http://piapro.jp/content/unjl60mu3xmfq8qc
○nonta様の描かれた作品:http://piapro.jp/content/8355mqi5l98ervo1

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hata_hata様が、第1作目のきのこ研究所のイメージイラストを描いて下さいました!。まことに有り難う御座います!。
『「却下します!」』:http://piapro.jp/content/oqe6g94mutfez8ct

☆hata_hata様が、第2作目のきのこ商店街のイメージイラストを描いて下さいました!。本当に有り難う御座います!。
『causality』:http://piapro.jp/content/c0ylmw2ir06mbhc5

☆nonta様も、同じく商店街のイメージイラストを描いて下さいました!。本当に有り難う御座います!。
『ようこそ!、きのこ駅前商店街へ!』:http://piapro.jp/content/dmwg3okh7vq1j8i1

投稿日時 : 2010/03/02 20:22    投稿者 :enarin

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