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UV-WARS
第二部「初音ミク」
第一章「ハジメテのオト」
その6「ボーカロイドを触ってみた」
画面の中の八人の視線は、桃に集中していた。
桃の視線は完全に画面に貼り付いていた。
桃は目の前のテーブルを乗り越え、テレビ画面に向かった。
〔なんだ? 何をする気だ?〕
画面の中のミクたちも戸...UV-WARS・ミク編#006「ボーカロイドを触ってみた」
仮免美紀
UV-WARS
第二部「初音ミク」
第一章「ハジメテのオト」
その5「彼の作ったボーカロイドたち・3」
「テッド君、君の作ったヴォーカロイドたちを、桃ちゃんに見せてやってくれ」
「え?」
長年テッドの家に出入りをしていたテトが、ミクたち、ユーティリティープログラムの存在を知っているのは当然だった...UV-WARS・ミク編#005「彼の作ったボーカロイドたち・3」
仮免美紀
UV-WARS
第二部「初音ミク」
第一章「ハジメテのオト」
その4「彼女が初めて来た日」
開け放たれた玄関の向こうは海があり、沖には白いクルーザーが一艘浮かんでいた。
「それにしても…」
テトは辺りを見渡してため息をついた。
「玄関なのにこれほど涼しいとは」
もう一度ため息をついた。
「相...UV-WARS・ミク編#004「彼女が初めて来た日」
仮免美紀
UV-WARS
第二部「初音ミク」
第一章「ハジメテのオト」
その3「彼の作ったボーカロイドたち・2」
リビングのテレビモニターは、彼がやりかけだったゲーム画面のままだった。
テレビはリビングの東側置いてあり、南側はテラスに続く窓があった。
窓にカーテンは掛かっていたが、薄いレースのカーテン...UV-WARS・ミク編#003「彼の作ったボーカロイドたち・2」
仮免美紀
もう何年前になるかな
長らく忘れていた記憶だ。
6000年以上前だとは思う
いかんせん、僕は長く生きすぎているから
物覚えが悪くなってきた
テトだって、もう何歳になったかな
可愛い娘まで巻き込んだのは
・・・僕が、研究に貪欲だったせいだな
最愛の妻を失ったのも
愛すべき娘をキメラにしてしまったのも...Its True Vampneese
刹那=Laurant
Sigh of ted(仮)
(T)扉越し ああ凍えた鳴き声が
俺の名を 呼び続けている
(T)トラブル咥えて来るというなら
家に上げないと言ったはずだが?
襤褸布みたいなナリで見上げる
お前に他のルートはないのか
(R)冷たいことを言わないでさ
他に頼れる相手が居ない...Sigh of ted(仮)
成瀬 伍
1,漆黒の翼 空の色写し
深紅の月の下ですべてを包んで
優しい瞳 見つめていたい
宵闇の底へと ねえ、連れて行って
何も知らずに贈られる愛に目が眩んで
君の笑顔を見つめられず
戸惑うまま
舞い散る羽根に夢を
甘い果実嗅いで
繋いだ細い手首に...Innocent Purification
咲椰このは@桜華
壁の穴をふさいだベニヤ板の向こうから、聞こえてきた男の人の声。
そばにいた3人は、思わず顔を見合わせた。
「んー、なんやろ? 男の人の声、聞こえましたよね」
マコさんが、首をかしげて言う。
「ええ、たしかに」
ぱみゅちゃんも、眉をしかめて答えた。
マコさんとレイムさんは、部屋を見回した。男の人はもち...玩具屋カイくんの販売日誌(154) ニコビレ、作業室の謎の穴
tamaonion
「失礼します」
そう言って、ドアを開けて入ってきたのは、おしとやかそうな、背の高い女性だ。
「綾奈さんですね」
「はい。よろしくお願いします」
彼女は、椅子に座った。
ここは、絵本作家の重音テッドさんの事務所、「重音舎」。
女性の前に座るのは、テッドさんと、ちょっと年上の男の人の2人。
彼女は、こん...玩具屋カイくんの販売日誌(141) 新しい「カフェ・つんでれ」は!
tamaonion
「ちょっと陰があって、不思議な雰囲気の人...」
さらさらゆれる、りりィさんの金髪を見ながら、テトさんはそう思った。
「じゃ、ダークな感じのドールを作って欲しい、ということですね」
「ええ...そうなんです」
彼女はそう言って、テトさんの目を見つめた。
レストラン「カフェ・ドナ」の席で、雑貨アーティ...玩具屋カイくんの販売日誌 (125) りりィさんの申し出 (テトさんの新ドール・part1)
tamaonion
「あいかわらず、面白いね! キモいところが、“きも”だね」
「あのねえ。そういうオヤジ・ギャグ言うと、もてないのよ」
テッドさんのしゃれに、ぱみゅちゃんは口をとがらせていう。
サンセット・ギャラリー「ゆうひ」で開かれている、クリエイターのぱみゅちゃんの個展。
いろんな作品を前に、ふらりとやってきた絵...玩具屋カイくんの販売日誌 (120) ぱみゅちゃんとテッドさんの“キモ作品”
tamaonion
小鳥のさえずりに
私は耳をすます
あなたの言葉さえ
わからないけれど…
朝夕 繰り返す
屋敷の窓辺からは
あなたの想いさえ
届かないけれど…
あの雲の向こう側へ(幸せをしらず)
月は揺れるの?(歌う、オランピア)...雨音とオランピア
電子雨
産み落とされた争いは、
平和、希望、織り混ぜて
圧し崩された戦場で、
僕は、抗う/私は、戦う
それは、明日のため
それは、夢のため
それは、君のため/それは、日々のため
"守るべきもの"のため…
真っ赤な嘘で生きる世界だから
あの青い空が美しく思えるんだ...non title story-名もなき物語-
電子雨
列車、ゆらゆら 真っ暗闇を
君と、きらきら 宇宙旅行ね
通り過ぎてく 光はまるで
こぼしたミルク シューティングスター
Dear ライラック
I'm ライラック
"私の夢になってね" なんて
散らしたメモは、窓の外側
From リラ
Your リラ...地下鉄の一夢
電子雨
「え、ミクドールって、私、よく見たことなかったけど」
モモちゃんは、そう言って、店のチラシを、机の上でトントンとそろえた。
「そんなに、ここに展示してる、“アマガエルのフォギー”に似てるの?」
彼女は、不安そうな顔をした。
「うん、なんか似てるみたいだヨ」
テッドさんはうなずいて、店内に並べてある、...玩具屋カイくんの販売日誌 (111) パクリかどうかを探れ!
tamaonion
Mirror Image
嘘にしておけばいいのに 背伸びして飛び込んだ夜
帰ることもできたのに わざとタイミング逃して今
歪んだ鏡みたいに いびつに分かれた片割れ
同属嫌悪の裏返し 指を伸ばせば絡んで
重なり合うのは当たり前 甘える呼吸すら同じ
血のような 赤い瞳の 奥に私の涙目
忘れものに気付いた...Mirror Image
成瀬 伍
●テトさん兄妹に相談
御茶ノ水の駅前のショッピングセンター「らら」にある、「ボイス・カフェ」。
ここで楽しそうに話しこんでいるお客。
ちょっと個性的な3人だ。
いちど見ると忘れられない、不思議な、でもやさしそうな雰囲気の人は、湯栗(ゆくり)さん。デザイナーだ。
席の向かいに座っているのは、テトさんと...玩具屋カイくんの販売日誌 (102) ゆくりさんも店を出す
tamaonion
●「つんでれ」で、チャリティ・イベントを
「そうそう、お誕生日おめでとう、テトさん」
「どうもありがとう」
ミクちゃんの言葉に、テトさんは照れて笑った。
きょうは、テトさんのお店、雑貨店「つんでれ」に、ミクちゃんが来ている。
「そうだね、ここでは大体、100人か150人くらいは大丈夫かな。握手会でし...玩具屋カイくんの販売日誌 (97) ミクちゃんのサイン会
tamaonion
あれ?
何か口の中に入ってる?
何コレ?
フランスパン?
ハッと私は目を覚ました。
起きてみるとルコが私の口にフランスパンをつっこんでいた。
「にゃにしてるふぉ?」
(何してるの?)
「いや、テトが倒れたからフランスパン食わせたら起きるかなーって思ってさ」
いやいや、なにしてるんだか。...テトの長いような長くないような一日 3
ドロシー
一方そのころ
ルコと一緒に買い物に行ったルークは買い物の途中でケータイがなっていたのに気がつかなかった。
気付いたルークは覆歴を見た瞬間凍りついた。
そいつはテッドだったから。
そうしているうちにケータイが鳴ったので出てみることにした。
そのころテッドは一回かけたけど出なかったのでもう一回かけること...テトの長いような長くないような一日 2
ドロシー
今回のお話はUTAU達のお話。
のその一人のテトのお話。
「ゴホッゴホッ」
テトが咳をしながらニ階から降りてきた。
「どうしたの?テトちゃん」
とテッドが聞くと、
「風邪ひいたみたい」
テトが辛そうに返事をした。
「それなら早く休んだほうがいいよ重症になっちゃ困るし」
とマコが言った。...テトの長いような長くないような一日 1
ドロシー
●雑貨とカフェと、スタジオギャラリー
「よーし、これで、だいたいオッケー」
テトさんは手描きのポップ(商品の説明)を棚の上にかかげると、手をポンポン、とはたいた。
「もし、全部売れなかったらどうしましょうか」
モモちゃんが聞く。
「平気平気、この雑貨はシーズンものじゃないから。新しいお店で売れるよ」...玩具屋カイくんの販売日誌 (75) つんでれが、リニューアル
tamaonion
輸入商社「ハミングス」の会議室。
美里課長と、ルカさん、そしてテトさんが座っている。
目の前のテーブルに広げているのは、「ボイス・カフェ」と書かれたチラシだ。
「そう、テッドさんが行ってみたの?」
美里課長が、テトさんに聞く。
「はい、兄は、新らしモノ好きなもんで」
テトさんはうなずく。
テトさんた...玩具屋カイくんの販売日誌 (67) え?コスプレ・カフェ?
tamaonion
この小説はテッド→テト→←KAITO要素を含みます。
現代パロディでKAITOとテトは恋人、テッドとテトは双子の兄妹設定です。苦手な方はご注意ください。
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履いているズボンのポケットか...―決壊―
りと
桜の木からは花弁がすっかり抜け落ち、色も緑に落ち着いた。まだ四月の下旬だと言うのに、そんな事はお構い無し気温は日ごとに上がっていき、清涼感は反比例するように消失していく。駅から続く真っ直ぐな坂を登る制服の軍隊も、額にじわりと汗を滲ませている。
その群れの中に、桜色の髪をなびかせ歩く流架の姿もあった。...巡り会えたこの場所で 8
蘭 久音
テッドさんの会社、「重音舎」で、
テトさんとテッドさん、そしてグーグレ出版の野炉間有夫(のろま あるお)さんが、打合せをしていた。
新しいキャラクター「クロミク」の絵本と、コピーライト(商標登録)のアイデア会議だ。
ミクちゃんのラクガキを、デフォ子さんがデザインして、
テトさんがぬいぐるみにした、ミ...玩具屋カイくんの販売日誌 (50) たこるかちゃんとクロミク・ドリンク
tamaonion
「……あれ?」
死んだかと思ったが、痛くも痒くもなかったので、俺は思わずうずくまった姿勢をもとに戻そうとした。
だが、何かが頭に当たってできなかった。
俺の頭上数センチのところに天井が迫っているようだ。重さから考えると、多分土砂がさらにその上に積もっているんだろう。
――おいおい、まさか生き...【欲音ルコ】この声は君にとどかない? 後編【重音テト・重音テッド】
上尾つぐみ
重音テト、三十一歳。
俺と同じ街に住む彼女は、三十路とはとても思えない若々しい外見と、明るく前向きな性格を持つ――俺の憧れの人だ。
ただ、彼女にはひとつの大問題があった。
「ルコ!」
キュートなネコボイスで、俺は呼びかけられた。
「僕は一応君の先輩だよ? 会ったら挨拶くらいしてよ!」
テト...【欲音ルコ】この声は君にとどかない? 前編【重音テト・重音テッド】
上尾つぐみ
・・・・・・。
「ボスお目覚めのようです。」
「ふん。案外としぶといものだ。」
右も左も分らない暗闇が薄れて、それが去った時、視界が、眩い光で真っ白に塗りつぶされていた。
目が痛くなるほどの光も徐々に薄れ、俺は三人の人影が、目の前に立っていることに気がついた。
「よく眠れたか?A-D。い...SUCCESSOR's OF JIHAD第七十五話「託された未来」
FOX2
ある日の昼下がり。
「カフェ・つんでれ」で、テトさんとデフォ子さんが、お茶を飲んでいた。
●クリエイターを支援する施設
「ふぅん、受かるといいね」
テトさんが言った。
デフォ子さんは今日、安い値段でオフィスが借りられる施設の、
面接を受けてきた。
ファッションやデザインの業界での起業をめざす、デザイ...玩具屋カイくんの販売日誌 (43) デフォ子さんの仕事場 計画
tamaonion