出来立てオスカルの投稿作品一覧
-
言葉にうまくできないから蝶々のシュシュを君にあげよう
例えもままにならないから蝶々のシュシュで髪を束ねよう
少しは君と向き合えてる?蝶々のシュシュは君に似合うよ
理由も下手な不器用さで蝶々のシュシュを君に選んだ
センスの欠片もないけれど蝶々のシュシュは髪で跳ね回る
微笑む君に又微笑む蝶々のシュシュは...蝶々のシュシュ
-
涙に薔薇が咲いた少女
瞳は彩られてしまった
悲しみの陰にあるものは純潔の切り傷
葛藤の数が私を作り上げた
別離する距離と明白な窮境
失われていく物の何がこんなに苦しいの?
開け放してしまえれば取るに足らない事なのに
失われていく物を何故に瞳は見詰めるの?
外方向いてしまえれば今日はいい日で終わるのに...涙に薔薇が咲いた少女
-
この通りじゃ君を知らない奴は男じゃないぜ
罷り通った噂をフリルにしては振り撒きまくる
背姿だけで見惚れているよ返してくれよ恋心
透明は着飾って纏う風を彩った
症状は愛情を咲かせては似通わすの
大胆な君は華 Gladiolus Gorgeous
昼食も上手く消化できない情けないだろ
香る声色やっかみ天...Gladiolus Gorgeous
-
自分の世界など持っている奴は誰のものでもない世界で自殺をすればいい
やり場がないのなら闇雲に暴れたらいいじゃないかと思いが過りはしなくもない
おまえの身寄りない言の葉がやたらめったらに傷つけていると気づきもしないだろう
仕組みの一つから逸れてもおまえはおまえと明かしもできない滑稽ざまあみろ
自分の世...BPD
-
どうかどうか許してほしい
僕が君を殴るのは心地よい優位からじゃない
そうさこれは浄化の祈り
生まれながら最低の底を這う君を慰めたい
清くなれるチャンスはあるか?
上目遣い隙をつく機会待つつもりではなくて
天使の羽を捥ぐ趣味に近しい
綺麗ならば汚れても秩序保たれて丁度いい
甘い汁を啜るのは処刑台に立ち...赤文字のメモと1ペニーの幸運
-
飛ばない鳥が塵取りだと誰が決めたのか
塵取りも空を飛びたいかもしれないだろうに
ゆびきりをした約束ほど明日に消えてゆく
遠くなる君は遥か果てに向かう岐路に立ち
もしも、記憶忘れることができるのならば
綺麗。綺麗な記憶のまま風化させたい
馬鹿だと馬鹿を馬鹿にしてる素直な気持ちから
平穏な平和を祈るのは...Open Letter
-
微かに抱きはじめたのが君の夢なら
間違い探しを始める問題を解こう
今はまだ怯えているこころを鍵に
神聖な罪悪で怪我をした胸の奥
こころには名を与え色付けて癒やしてく
絆創膏なりながら寂しがりの傷口
塞ぐけどヒリつかなくなるのはまだもう少し
罪悪は神聖に日常を修飾し
身に覚えない律に裏付けて示してく
...神聖な罪悪
-
信じられないのど真ん中辺り
イメージできない三文芝居
魔法に頼ったちょちょいのちょいを
なんだか信じてもらえずじまい
なんたらかんたらぷいぷいなのに
あーんなことからこーんなこと
なーんてことまでできちゃいます
魔法におまかせ毒でも薬
びっくりどっきりドラマティックに
浮き彫りは寧ろ人間臭さ...センシティブ魔法少女
-
今はまだ何も考えない方がいいのに
気が付くと不安になることばかり考える
揺れている虚ろすぐ後ろにいつもいるから
寂しさを覆って暖かくなるフリをする
失った視界構図その景色を思えば
何もない何もしない方がいいとも思う
諦めた自己を指す嫌悪でもないけれども
北風に舞う木の葉少しだけ羨んでいた
今
壊れそ...I know who I am
-
三秒ルールに縛られたって
退廃市街の君の便りは
開始三行書き損じてる
あまりに拙く綴った文字が
世界の終わりに誤り告げた
三秒以内はギリギリセーフか
三秒以降は責任持てない
三秒ルールで取り繕って
間に合うわけない物もあるって
ピンの外れた爆弾曰く...三秒ルール
-
素敵に真面目に生きるのが
味気ないと感じ始めて
息する奇異の身の面倒に
死にたがりの重い手首は
釣られてばかりはごめんだね! と。
このままもう
考える間もなく
知れたことだと
開き直れ
楽になる日まで...steady baby
-
永遠とも紛う
0.1秒の孤独
耐えられない
震えが止まらない
0.1秒の孤独
苛まれる
この広い空間には自分しかいないようで
何処までも歩けどまだ自分しか出会えなくて
刻々と狭まる中自分へと追い立てられ
気がつけてなかったけど自分の事受けられない...0.1秒の孤独
-
奪いたい でも 奪えない
愛おしい でも 届かない
壊したい いえ 結びたい
息したい? ねえ 息したい
苦しんで 生 いっぱいに
途切れても まだ 途切れない
めちゃくちゃに? 顔 痙攣って
しわくちゃに 皺 歪ませて
媾らせ まだ 清らかに
爪先で 脈 数えたい...君死に嘔吐ふこと莫れ
-
変態気触れを洋風に
粧して連れ込み
極め込みたい
やらかしたい
大胆不敵を淡々に
隠して閑雅に
勤しみたい
よろめきたい
七日終わりの間際には
世にも奇妙なはらめきを...サタデーナイトフィーバー
-
痺れた舌から
ジワジワくるのは
死ぬかもしれない
予感がくるから
勘弁してくれ
本気じゃないのに
過剰な悪夢を
勘繰る挙句か
口へと運ぶは
手持ちご無沙汰な...トマト2
-
波乱パーツをかき集め
落ち込む理由をパッチワーク
僅か求めた心根は
彼方を目指した面影かな
斜陽槓子は色あざみ
歪んだ人格パッチワーク
ひどくくすんだ眼球に
兆しを感じた玄同なら
頭ん中ほじくって
快楽を見積もって...パッチワーク・ラボ
-
そうやって静かな顔の真下で
畜生と同等だねと言ってる
清楚に隠した薄い笑いが
吐き気を伴い腹を擡げば
地獄の釜から髑髏が腕出す
今すぐ無下に殺してくれ
跡形もない無様な目を
潰せばせめて慰み者
獰猛な獣でさえも一発
呆気ない生命の火は蝋燭...縊恨
-
仮初の嘘に囚われて嘘が嘘かもわからずに
有触れたものに奪われた黒目視線は右左
イイはイイってダメはダメって
安心させて欲しかった
所詮は夢です ねぇもう A-ha Que Será Será
しばかれ視線に間引きされいつがいつかも定まらず
待ち伏せる人に足元は斬られ捌かれ血の海で
痛い痛いと言ってい...サブスタンダードモラル
-
太陽に焼かれていたい
凍えてしまうんです
目を潰す光は
波打つ根源へ
届くことはないでしょう
真っ黒に炭なろうとも
残してしまうんです
手に余る遺物は
悲しき符号化へ
追い遣られ風に舞う...生血で鋏
-
袂浮かぶ証明は何を示すのか
振り払えない栄光を神は笑うのか
質の悪い共鳴が鼓膜焼き尽くす
無機質な白抜文字はこの目だけなのか
頬に浮かぶ照明は今を嘆くのか
打ち崩せない決断に神よ笑うのか
それはとても単純な意味で蒸し返す
氾濫の白抜文字は洪水のように
野鶲が不意にさざめいて
雷は不意に閃いた...end role
-
偽物の朝日がまた上る
暗い暗い、暗いのは
心でも空でもない
どうとでも受け取れる
クッションのような負荷
君は今どんな夢を見る
何を忌々しげに顰める
君は今どんな現実の
非現実的な苦に痛む
此処は嘘初めから皆無...幻日病
-
足元から奪われる
恐怖がいつまで経っても消えない
悪いのは僕じゃない
言い聞かす矛盾が頭巡ってる
大体僕が全部悪いんです
最初にごめんなさいと言うんです
階段から落下する
悪夢は予兆な気がしてならない
心当たりしかない
気が付けば贖罪癖が板につく...卑屈な奴は嘘をつく
-
その言葉に意味を託すことができずに
君は戸惑い口を塞ぐことをもできない
余儀なくされる命の音を
携えた今何を求める
救いの手伸ばし輪郭を悟る
頑と楽園でない一端と疾うに至る
照りつく明日に気概砕け
動けなくなる夕間に父う
まだ記憶に嘘を塗すことができずに
明日に迷えば瞼塞ぐこともできない...催亜眠
-
私の前には壁がある
私の壁は死の前である
私の死の壁の前で
私は初めて私になる
壁と私と死の目の前で
初めて私であるとなる
後ろの私は誰でしょう?
列挙する壁が死であるなら
列挙する壁が私ならば
列挙する死は私であります...目の前に壁がある
-
聞こえない声量で息に溶かして
満ち足りた願望を灰汁で汚した
欲しくないんだったら構わないでよ
でも薄眼手を口に添えてまた鳴く
君は Mockingbird Mockingbird 餌は美味しい?
返さない返答を待つこともなく
消極な閉口の色も読まない
僕はただ君と今話したくない
でも途切れたりしない...Mockingbird
-
声は喉で
詰まるばかり
指を結ぶ
糸はきつい
滲む赤は
割と好きで
少し嬉し
指の付け根
小指から
落としてく...セルロイド女子と不完全回路
-
冷め切った喧噪 落ち切った粘層
先っき死に転送 恍惚で無礼講
痰に唾 by 脳
Are you happy?? すらもただ冥捜
不幸せとしても 安定と印結ぼう
婚礼に到った
あの舞踊る景色に 思い重ねる絵が 鳥の様に飛んでった
冷めた湯船 浮かぶ君に
僕は熱い シャワー流す
そんな夢に 溶けて残る...アルプスの少女ハイジ
-
今朝また僕は何かを失ってしまった
心だけじゃ飽き足らずに失ってしまった
このまま空になったら模型でもなるかな?
段々削り落としていく様が無様ね
全く持って損切りしてばっか可笑しい
Colourful Colour A Day In The Lifeをくれよ
今朝また僕は何かを失ってしまった
身体なん...Colourful Colour A Day In The Life
-
降り頻る雨の中
繋がれた右左
歩み合うその先は
斑色も褪せる世界
雨宿る艶姿
喪に服すその背中
最初から分かっていた
なればこそ声を掛けた
麗しき君へ 愛盗の意を捧ごう
舌舐めずりして囁く言葉で...愛盗の意
-
溶かし込んだ心の絲
くるりくるりスプーンする
色を変えて粧し込む
結ばれていく
やがてひとつなるまでは
ミルクのように温めて
混ざり合った色探す
召され合える
喉を鳴らす
それまでは...心愛