出来立てオスカルの投稿作品一覧
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間違い探し双六
地雷原ダンス
毒薬を握る
掌から零れ堕ちた
雫
残念
もう此処は楽園じゃありません
まさか視界を信じるのですか?
砂山の頂上には王冠
おんぼろの屑籠で、釈迦になる。...フレーメン
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答えられない
答えられないんだろ?
無理しなくても
別に責めやしないさ
今はいいんだ
分かっていくことが
正しくはない
そんな場合もあるさ
どうしようもない事なんてない
何も変わらないわけないんだよ...さよならだけが人生なのか
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見えなくない?苦しくない?
狭くなる壁の中
分かってくれない
恐怖した闇の色
飲み込めない吐き出せない
感情現象から
偽っても変わらない
殻は破れない
殻は破れない
見えていて見えていない瞳...Plastic crazy
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風見鶏が引っ繰り返った
並木道の木々がざわめいて
留守中の街は正午を告げる
ついさっき割れたベイクドエッグ
カフェテラスからは湯気がのぼる
唯一鳴いたヨークシャー・テリア
それは とても 僅かな予兆
紙吹雪になったラブレター
他人事にひばりがさえずった
誰もいない街に陽は又のぼる...僅かな予兆
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曇ったそれが空を部屋を灰色にするのだろう
それでも何故か眠気から逃れられはしないだろう
いっときそれは思し召しのようにも思えたけど
まやかし甘い白昼夢ではなかったと言い切れる
茹だった息を吐いて 煙と闇に紛れるまで
星さえもないさみしい夜に
掛けようもない言葉含み
降りそうもない雨を待とうか
喘いで...Inflammation
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さぁさ、お集まりの皆様。
面の皮を白く塗り立て
何か隠したいものでもあるのか
それは本当に隠す程のもの?
死んでみたい気持ち顕に
道化を馬鹿にするが如く
まるで隠れ切れないその小心
尚も浮き彫りに晒す人畜生
ドーランで別け隔つ現実はあべこべ
割りに合う事なんてそうないというのに...ドーラン
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貼りついたまま剥がせない
消化できぬその感情が
頬に冷たく凍りつく
飾るように反射する光
違う角度から炙り出される
傷は醜い断面図
涙袋に凝固する感情
硝子の泪がキラキラと輝いて
美しくはない物ばかり照らし出す
硝子の泪に爪を立て掻き乱す...硝子の泪
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飲み込んだ嘘は何処へ逝くのか
知ることができず瞼を閉じる
間違いが明日を奪うのでなく
後悔の先に何もないだけ
感情を消して麻痺したことで
行き止まりという安らぎを得る
踏み込むは誰も居ない精神の
薄暗い君が蹲る場所
吐き出した嘘は形を変えて
確かめる度に痛みが走る...喀血する君と、吐血する僕と。
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会いたい 会いたいなぁ 会いたいけれど
どうして どうしてなの 意味もないこと
ここにも あそこにもね あるよないけど
知ってる 知り尽くして 知りたくないほど
届いて 届いたらなぁ 嬉しいけれど
叶わず 散る運命 知っていたけど
どこにも ないってこと あるよないけど
それだけ それだけある だけ...小さくて届かない手紙
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妄想だろ 拠り所にしている
それだけでやり過ごす人生
聞いてないよ 理由なんかいらない
交わり合わない それでいい
抜け殻の蛇
水のないコップ
空泳ぐ魚
空白が心地いい
煩いんだ 関わり合いたくない
孤独の何が悪いというのか...白い休日
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聞こえているか 還れない魂
陥る路地で反吐に塗れて
這い上がって伸ばした手
何も掴めない 高過ぎる空
舞い上がれ 縛られ 此処へ
置き去りにした 思い出と絆
消費期限切れ 腐ってる
時計の針は止まったまま
同じ顔して 明け暮れる
舞い上がれ 撃ち墜され 此処へ...Fade away
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深い霧が立つ向こうに何処か懐かしい人影
こちらこちら 僕を手招く それを心無く見ていた
長いときは終わりなく胸を責める
夢の終わる気配から刹那探る
まだ知らない明日への期待は
外れていくのだとまた陥る
宛も定かではないけど胸は不本意に揺らめき
探り探り また繰り返し 答えその意味を待ち侘ぶ
晴れてい...悠岸里
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そう何度だって繰り返してしまう
追い込まれたって夢の中はまだ夢
逃げ出すのかい? 振り向くのかい?
地獄はそう此処さ
さよならなんていうなよ
思ってもないくせに
絶対なんてないんだよ
大袈裟だってね
無駄な話さ 所詮は無駄な 話
君だけが唯一認められていたい?...husk
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言わないでいてね
此の心は機械
君を 君だけを 認識する
君だけに言うよ
この秘密は一つ
だけど ただ確か 脈打つんだ
服の下隠す
普通だと装う
君で 君だけが 動力源
君だけを映す...原風景
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目の前の空白
決定的異物
否定などできない
触れるのは壊滅
規則的点滅
其処に神はいない
光はただ光として光るばかりで
感情はまた非科学に矛盾愛して
能率に見た美しさ宿るライシテ
消耗して表層から浮かぶレミニセンス...irradiation
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お前はお前を おまえ自身を
知っているのか 知れているのか
自分で自分は 分からないもの
そこにいるのは お前自身か
痛みか苦しみ 不安に巻かれ
前は空虚で 後ろは破滅
手に汗握って 耐えたくっても
振りに過ぎない 気休めにも
誰も助けちゃくれやしない
それで全てが成り立ってる...お前は誰だ
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幸先よろしい朝餉を済ませた空気の混沌
穏やかに過ぎる時間が全てを解決はしない
忘れる器用をこなせず涙を促す火傷も
頂く
デイブレイクファースト
不埒な湿度が言葉濁した微妙な感嘆
曖昧に嘘が優美を焦がせば残酷は怜悧
愛撫の手つきに潜むは必ず優しさに非ず
You know?
デイブレイクファースト...デイブレイクファースト
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口から出る言葉は全部嘘になる
信じられる物なんてないさこの世には
存在から疑い事実否定する
自ら描き始めた物語だろう
請負う他ないのになぜ泣きそうなの?
おねがいたすけて。おねがいあいして。だなんてさ。
擁護をする相手に真意なんてない
心からの善意さえ手持ち無沙汰から
絶叫から沈黙までは秒読みさ
小...Erica
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ほら復ただ
復た気づかない
気づけないのか
間が悪い
無意識に
復た口走る
此処にはいない
今いない
誰かしら
否誰だって...Be Honest
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俺にはなんにもないのさ生まれてきたのが自慢さ
壊れてしまいたい誰にも頼られたくない弱いんだ
もう少しだけ待っていて
あの日に全て
明け渡してしまった
後悔をしているんだ
もうこの場所にもいられない
記憶は置いて
旅立つ他ないから
振り向かないでいるんだ...Underground admirer
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言葉にうまくできないから蝶々のシュシュを君にあげよう
例えもままにならないから蝶々のシュシュで髪を束ねよう
少しは君と向き合えてる?蝶々のシュシュは君に似合うよ
理由も下手な不器用さで蝶々のシュシュを君に選んだ
センスの欠片もないけれど蝶々のシュシュは髪で跳ね回る
微笑む君に又微笑む蝶々のシュシュは...蝶々のシュシュ
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涙に薔薇が咲いた少女
瞳は彩られてしまった
悲しみの陰にあるものは純潔の切り傷
葛藤の数が私を作り上げた
別離する距離と明白な窮境
失われていく物の何がこんなに苦しいの?
開け放してしまえれば取るに足らない事なのに
失われていく物を何故に瞳は見詰めるの?
外方向いてしまえれば今日はいい日で終わるのに...涙に薔薇が咲いた少女
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この通りじゃ君を知らない奴は男じゃないぜ
罷り通った噂をフリルにしては振り撒きまくる
背姿だけで見惚れているよ返してくれよ恋心
透明は着飾って纏う風を彩った
症状は愛情を咲かせては似通わすの
大胆な君は華 Gladiolus Gorgeous
昼食も上手く消化できない情けないだろ
香る声色やっかみ天...Gladiolus Gorgeous
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自分の世界など持っている奴は誰のものでもない世界で自殺をすればいい
やり場がないのなら闇雲に暴れたらいいじゃないかと思いが過りはしなくもない
おまえの身寄りない言の葉がやたらめったらに傷つけていると気づきもしないだろう
仕組みの一つから逸れてもおまえはおまえと明かしもできない滑稽ざまあみろ
自分の世...BPD
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どうかどうか許してほしい
僕が君を殴るのは心地よい優位からじゃない
そうさこれは浄化の祈り
生まれながら最低の底を這う君を慰めたい
清くなれるチャンスはあるか?
上目遣い隙をつく機会待つつもりではなくて
天使の羽を捥ぐ趣味に近しい
綺麗ならば汚れても秩序保たれて丁度いい
甘い汁を啜るのは処刑台に立ち...赤文字のメモと1ペニーの幸運
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飛ばない鳥が塵取りだと誰が決めたのか
塵取りも空を飛びたいかもしれないだろうに
ゆびきりをした約束ほど明日に消えてゆく
遠くなる君は遥か果てに向かう岐路に立ち
もしも、記憶忘れることができるのならば
綺麗。綺麗な記憶のまま風化させたい
馬鹿だと馬鹿を馬鹿にしてる素直な気持ちから
平穏な平和を祈るのは...Open Letter
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微かに抱きはじめたのが君の夢なら
間違い探しを始める問題を解こう
今はまだ怯えているこころを鍵に
神聖な罪悪で怪我をした胸の奥
こころには名を与え色付けて癒やしてく
絆創膏なりながら寂しがりの傷口
塞ぐけどヒリつかなくなるのはまだもう少し
罪悪は神聖に日常を修飾し
身に覚えない律に裏付けて示してく
...神聖な罪悪
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信じられないのど真ん中辺り
イメージできない三文芝居
魔法に頼ったちょちょいのちょいを
なんだか信じてもらえずじまい
なんたらかんたらぷいぷいなのに
あーんなことからこーんなこと
なーんてことまでできちゃいます
魔法におまかせ毒でも薬
びっくりどっきりドラマティックに
浮き彫りは寧ろ人間臭さ...センシティブ魔法少女
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今はまだ何も考えない方がいいのに
気が付くと不安になることばかり考える
揺れている虚ろすぐ後ろにいつもいるから
寂しさを覆って暖かくなるフリをする
失った視界構図その景色を思えば
何もない何もしない方がいいとも思う
諦めた自己を指す嫌悪でもないけれども
北風に舞う木の葉少しだけ羨んでいた
今
壊れそ...I know who I am
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三秒ルールに縛られたって
退廃市街の君の便りは
開始三行書き損じてる
あまりに拙く綴った文字が
世界の終わりに誤り告げた
三秒以内はギリギリセーフか
三秒以降は責任持てない
三秒ルールで取り繕って
間に合うわけない物もあるって
ピンの外れた爆弾曰く...三秒ルール