きくはの投稿作品一覧
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A
その時に 声がして
始まりは 恋は今
B
始まりは ある日 突然に
それは 急に 訪れて
無茶苦茶に 僕を掻き回し
だから ずっーと 苦しいよ
いつもよりも 君の声だけ 高く響いていた...始まりは、恋は今
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A
東に 星は浮び
南に 船を見る
静かに 風が流れ
あなたの 歌を聴く
A
鳥影 水に落ちて
魚の 夢となる
大河は 雲と共に...静恋景歌
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A
空よ 響け この声を 届けて
神話の 谷間に 咲いた園
B
影を踏み 踊りの中 問う 君の夢
C
数ある エトスの 一粒に
隠れた 欲望 色めいて
沸き立つ 刹那の 向こうを 覗き込んだ...Pandora
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A
黄色の パラソルを
回して 水音切って
服から 顔出した
子猫が 欠伸をした
見つめる 幾千里
広がる 眺め深く
雨雲 溶けてゆき
木漏れ日は森の色...もりのかなた
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■
心の中に
浮んで消えて
黙って俯いた
気持ちが揺れて
瞼の中で
何かを探してた
A
言葉をひとつ
選んでポツリ...恋空
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赤き 月
欠けた 塔
光 満ち
落ちる 星
蜘蛛の 弦
揺れる 鈴
蛇の 舌
喰らう 韻
闇の 円...詠唱
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A
ぽつりと立ち 声は消えて
見上げた夜 痛みあふれ
星の問いは 瞬きして
口つぐむと 流れ落ちた
Milky Way
B
目が眩む 遠い標
無数の色 流れ...星々の祈り
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A
目を閉じて 妄想
キスした あの時の
赤焼けの 建物
別の手 繋いでる
饒舌な 瞳で
足元 見て笑う
振り返り 比べた
我侭な私...気まぐれにステップ
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A
木漏れ日 映ろう 道草
響いて 見たのは 君
手を振る ワンピース姿が
眩しく
陽炎 ゆらめき 震える
流れて そよいだ 髪
見上げた 夏雲空高く
蝉の時雨...夏空
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■
星は 模様を 描き
月は 雲影 淡く
優しい 風が ゆらり ゆらり
木々は ささやき 揺れて
花は 蕾に 眠る
静かに 猫が あくび
■
あなたの 夢を 覗いて みたい
私は そこに いるのかしら...星々と月とあなた
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①-1
街々が輝いて
(赤い 炎)
祝い鐘 鳴り響く
(黄泉の 響き)
見てご覧 楽しそう
(馬鹿な あなた)
笑い声 溢れてる
(あれは 悲鳴)...Nightmare
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【A-1】
悲しみの
向こうに求める
無限砂漠に咲くと言う
白き砂花
彷徨いの月日は
長く渇いて
仲間をうしない続けた
【B-1】
全ては赤一面 染められゆく...End of the Desert
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■
曇り 空の
都会の 眺めは
交差 点の
人ごみ 揺らして
響く ノイズ
全てが 汚れて
止まる 視界 迷い続けた
■
手と手 繋ぐ...交差点の雨
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■①■
響く 唇を
重ね 紡ぐ
言葉 歯車の
鍵となり
完全無欠
廻れよ 仕組み
連環機構
無限の道
見よ 完全な万華鏡 動き出した 目覚めの起動...The transcendental
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■
声がしたの
近くの道端
傘は隠す
私の姿を
吐息 漏れて
雨音 響いて
そんな時に
雨が上がるの
■...傘の向こう
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①
夢で 美しいものに 出会った
息を呑む様な 景色
少女は絵を 描いた
あの景色を 忘れられなくて
あの景色と 又会いたいから
でもそれは、あまりに遠く向こうの
余りにも 届かない地平の線
②
その手は 描き続ける...夢で見た景色
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①
響きは流れて
少女は倒れる
影は痕なく消え
日差しが捩れて
陽炎を呼んで
地の赤の花を揺らした
男は幻を辿る様に 影の姿をただ追っていく
②...鴉と猟犬
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①
カーテンを開けて 空を見あげた
雨は消えて、青をみつけたの
さわやかな朝のはじまり
私のささやかな時間
白いシャツ 衣替えの季節の始まり
新鮮な気持ちを袖に通し家を出ました
風の匂い 感じていました
道が濡れて 輝いた
②...青空と気持ち
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①
ゆっくりと 霧がこの世界を飲み干している
静かな泉の畔で
あなたと口付け 交わした
鈴の旋律が 虫を通し哀しそうに響いて
花々を連れ 泉に落ちてく
それは色を沈め
ゆっくりと川に流れ沿っていく
あなたは 抱き寄せた手を 離しながら言うのよ
全ての流れに僕...祈りは海原にありて
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①
太陽が東から ゆっくり顔を覗かせ
静かな湊の船辺に 君の姿は見えなくて
でも遠く向こうに 君を感じているよ
湊を出る船は 帆を膨らませている
離れ行く故郷に 束の間の 別れの手を振りあげた
風は船を助け 次第に船足は強く
波を駆け上り また下る
海に落ちた音は 風が引き揚げ 旅を進めた
行かん...海原は祈りとありて
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初々しい詩の眺めは
大切な忘れていた事を思い出す
それが 何か切ないのは
歩いて来た長い道程に置いてきた
遠い景色を思い出すから
始まりはそこだったんだと 気づかされた事が
とても優しくて
あぁ そうだ そうだった、、、
と思うのです
そして また歩こうと思うのです...最初の景色
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買い物帰り
踏切の待ち時間を
歩道橋の時間に代える
のんびりと登ればいいよ
それは 余裕のある感じがするから
上の景色は柔らかい風が流れて気持ちよくて
下に見える踏切を待つ人の群れを見て
さらに一人、贅沢な気分になった
すると、後ろから自転車!?に乗ったサラリーマンが通過していった
と、丁度向かいか...歩道橋
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夢を見たいの と
アンドロイドは笑う
①
流れる景色は 黒に溶けて 碧の地平は 遠のいていく
コロニーは震えて軌道をずらした そこには一人の 少女が残された
離れ行く地球を横目に その少女は
オペレーションの手を止める事をしない
救難者は 全て無事という知らせに笑顔をつくる 刹那
予測航路を告げる...Do The Android Dream of green?
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①
吐き出した塊が 戻せなくて 壊し続ける
逆風 それでいても 進み続けて 足掻き続けるだけさ
自分が何者なのか 忘れない 為にも
だから今は何もかも 大声で叫んでる
全ての苦痛を 糧にして
汚いモノ全て受け入れてさ
くそ泥まみれになってさえも…
でも 言いたく なる どうしても
ちくしょう こんな...逆風
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①
遠い 遠い 異国の娘 ある日 夢を見た
それは勇ましく 優し ひとりの少年の夢
ある日 夢の少年は 戦いに傷ついて
娘は彼を助ける為の旅に出ました
②
それは とても奇妙な旅
とても長い運命の旅
遥かな地平 その先の向こうに見える山
そこに たどり着き 見たのは 巨大な存在...異国の娘
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①
いつもの道は碧色に染まり
夏の光は ゆっくり近づいてる
風が気持ちいいの
日常の日々はあれからも静かに進む
忘れてたの そんな毎日をすごしてた
月日は残酷ね 全てを忘れて追われる日々は優しすぎて
いつも下駄箱でふざけて そんな日常が続くと思ってたから
②
あの約束は今も続いてるよ...日々の景色
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①
やっぱり おとぎ話は 嘘で 空想なのかしら
だけど 青い鳥みたの あの日 朝もやの中で
だから おとぎ話は たぶん どこかの出来事よ
だから 嘘が嘘なの そうよ しんじてる
②
どこにもないメルヘンは きっとあるの
だって 私の心にあふれてるから
③
いつか オトナになったら 絶対 冒険をするの...おとぎ話と私
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太陽と月が重なりを見せた時
二つの産声があがった
ひとりは絶対者の子
もうひとりは貧しき父なし子
ひとりは千のラッパに包まれて
もうひとりは、言葉がひとつ
太陽は幸せか?
否、熱く燃える表面は己さえ焦がすだろう
月は幸せか?
否、冷たく凍る世界は涙さえ拒絶するだろう...太陽と月
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魅惑の声
すべての波形を盲愛させる
あの光さえ逃れられない
美しい変化
その名はデルタ
音の魔術師
そう ただ一人だけの
完全な調律者...調律者
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①
西から陽が立ち
逆流していく
すべての為に
時を越えて行く
あらゆる記憶の元凶
絶対者の花 因果の元へ
②
その繋ぎ目に辿り
見たのは清廉...タイムトラベル