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UV-WARS
第一部「重音テト」
第一章「耳のあるロボットの歌」
その7「テトvs小隊長(デフォ子)またはネネvsルーク」
帰り道は驚くほど平和だった。
機体もさほど揺れることなく、雲の中を滑るように進んでいた。
テトと小隊長以外は、疲れた体を休めるように深い眠りに落ちていた。
小隊長は...UV-WARS・テト編#007「テトvs小隊長(デフォ子)またはネネvsルーク」
仮免美紀
UV-WARS
第一部「重音テト」
第一章「耳のあるロボットの歌」
その6「リツvsサラ(?)」
テト、モモ、小隊長の三人が発生装置の穴を出ると同時に、発生装置は大きく揺れた。
その頂上から火柱が立ち上ぼり、空をおおう雲に突き刺さった。
同時に、地平線の向こうから日が昇り始めた。かすかな雲の...UV-WARS・テト編#006「リツvsサラ(?)」
仮免美紀
愛してるって言ってこの世界で一番の嘘つきになって欲しい
遠い遠い記憶の中で信じたこと
闇に閉じこもったら思い出したい言葉を
大切にしようって決めた心臓
でも脈打ってるから流れて溶けてくんだ
恨みはしないよ
儚いのは知ってる
だから教えてよ
僕が何も知らないってこと
終わっちゃいないから...ミスト
きーち
まだ解けない心の糸は
絡まるのをやめずに
静かに疼いて消えない
脳裏を焼き尽くして
鋭利過ぎる言葉の刃は
もう錆び付いたはずだと
息もできない時だけが
囁いて戻りはしない
「人は悲しい生き物ね」
それは誰かの為の嘘で...Labyrinth
きーち
待ち合わせ
(1,2,3)
駅から徒歩5分の距離の
いつものカフェのテラス席で
待ち合わせ【UTAU ゴスペル アカペラ】待ち合わせ【オリジナル曲】
Red Eleven
作詞作曲:月(つき)
歌 重音テト 唄音ウタ 桃音モモ
I feel like I can do anything(なんでも出来る気がする)
Tuesday is Nice day.(火曜日は素敵)
How many people were waiting?(どれだけの人々(フレンズ)が待っていた?...New Power Generation
月(つき)この手だけは離
カボチャ (Punpkin)
ミイラ (Mummy)
ドラキュラ (Vampire)
魔女 (Witch)
おばけ (Ghost)
ゾンビ (Living dead)
今日は
ハロウィン (Halloween)
白々しく夜が明けて
いつもと同じ朝が始まる...Alter Halloween
のば
「レイムさんはね、妙に“カン”がするどいというか、ちょっと変わってるの」
紙魚子さんは、メガネを指で直しながら言った。
ミクさんは、笑って言う。
「うん。でもね、私もそういう“オカルト”っていうのかな? それを信じてる、っていう訳じゃ、ないの」
そういうと、ちょっと目を斜め上に向けて、考えながら言っ...玩具屋カイくんの販売日誌(266) “はっちゅーね”をめぐるアレコレ
tamaonion
「向こうの世界...?」
ミクさんはつぶやくように繰り返して、考え込む表情になった。
紙魚子さんも、何かを考えているようだった。
少したって、2人はほぼ同時に口を開いた。
「それで」
お互い、目を見合わせた。
ひと呼吸おいて、ミクさんが切り出す。
「きょう、ここにお邪魔したのも、そのことを伺おうと思...玩具屋カイくんの販売日誌(264)
tamaonion
「ふぅむ。ミクさんの部屋の人形が、しゃべったんですね」
紙魚子さんはメガネのふちを押さえながら、聞き返す。
「で、その人形って、どんな人形なの?」
ミクさんは答える。
「ええ、それが、“はっちゅーね”の人形なの」
「はっちゅーね?」
「うん。私が作ってる製品なの。部屋にはいっぱい、置いてあるんです。...玩具屋カイくんの販売日誌(263) おしゃべり人形
tamaonion
「どうして泣き叫ぶ?よかったじゃないか、蹴落とす敵を減らしてやったんだぞ」
違う、違う、違う…!
「これで余計な感情なく戦えるんだよ?」
違う、違う、違う…!
「まだ泣くのか、お前は一体…」
「違う!!!!」
ついにグミは叫び、顔をあげた。二人の声が聞こえていたはずだが、視界には姿は移らなかっ...BATTLELOID「STAGE13 表裏」ー(2)
風のファンタジー
[G区画 街‐1エリア]
どうする。
レンは困惑しきっていた。なんて運が悪いんだ。…とは言ってもこのままやられるわけにはいかない…!
どうする、どうする、どうする!?
「…いないわね…」
一方のグミたちはレン探しに手間取っていた。
付近には戦闘の跡。倒れているユキも見つけた。騒がしさが収ま...BATTLELOID「STAGE13 表裏」-(1)
風のファンタジー
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script zero
作詞・作曲:アイミティー
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甘い言葉に躍る
無機質にしがみつく
鳴る鐘は歪みつつ
思い出は灰になる
熱の揺らぎで組んだスクリプト
量りにかけて流し込み...script zero
アイミティー
「なんか、ちょっと変な話になってきたわね。マスター、これおかわり」
カウンターに座った霧雨さんは、身を乗り出すようにして、コーク・ハイのグラスを差し出した。
「強めに作ってね。酔わないと聞いてられないかもね」
そういって、彼女は笑った。
「カフェ・つんでれ」のマスター、吉さんの話が、なにやら不思議な...玩具屋カイくんの販売日誌(216) オカルト談義、白熱!?
tamaonion
「よおし、と。これで終わり」。
引越し用の箱にテープを貼って、デフォ子さんは入口のルナさんに、手を挙げて挨拶した。
「おつかれ様。作業、終わった?」
ルナさんが聞く。
「うん。なんとか。引越し屋さんにも、連絡しといたし」
彼女は手をパンパンとはたきながら、立ち上がった。
ここは、デザイナー支援施設、...玩具屋カイくんの販売日誌(213) デフォ子さんのニコビレ卒業
tamaonion
ティールームで、レイムさんとぱみゅちゃんの話を聞いていたレンくん。
突然、おしゃべりを始めるなど、不思議な人形として知られている“はっちゅーね”。
でも、それは、“特注”もできる、ということを知って、「へえ」とうなずいた。
「そうか。これまで、何となく変わった人形だと思っていたけれど…」
レンくんは...玩具屋カイくんの販売日誌(203) 不思議が起こる場所、起こらせる人
tamaonion
いま活躍中の、デザイナーたちが入居している施設「ニコニコ・デザイナーズ・ビレッジ」。
レン君はここを訪れて、友達のテトさんたちと話している。
「そうなんですか。ここのデザイナーさんたちも、メンバーが変わるんですね」
レン君が言った。
「そうなのよ」
テトさんたちはうなずいた。
「じゃ、皆さんは今度、...玩具屋カイくんの販売日誌(198) 不思議ゾーンと、不思議な人たち
tamaonion
「それでは、ひととおり自由に見てくださいね。ただ、アーチストさんのアトリエや事務所は、遠慮してくださいね」
「はい」
“村長さん”とよばれる、順さんという人に言われて、レン君は頭を下げた。
そして、一人で廊下を歩き出した。
ここは、アーチストたちが仕事場を構える「ニコニコ・デザイナーズ・ビレッジ」(...玩具屋カイくんの販売日誌(197) レン君、ニコビレに潜入!
tamaonion
彷徨った果ての過去が 透明な空をぼかして
見上げた瞳の光は今 何色?
賜った栄えの加護は 憧憬な空を侵して
掲げた祈りの怒りは今 黒い雨降らせた
共に歩ける者を望むのは罪ですか
悲しい記憶 背負ってゆく心もわけて
共に進める者を願うのは酷ですか
激しい軌跡 辿ってゆく覚悟を抱いてくれるものを
嗚呼、...神と人形の話
來澄和樹
ディズニーのエイリアンの人形が、置いてあるカウンター。
その横の椅子に座って、りりィさんが湯栗さんと話をしている。
湯栗はいり(ゆくり・はいり)さんが経営する、雑貨とキャラクター商品のお店「ゆっくり」。
カウンターの上には、エイリアンと並んで、“はっちゅーね”の人形も置いてあった。
「まあ、面白い人...玩具屋カイくんの販売日誌(196) りりィさん探偵団、発動!?
tamaonion
「お、いたいた。ちょっと説明してもらお」
のんびりした調子で、デフォ子さんは言いながら、室内に入ってきた。
雑貨アーチストたちが、アトリエを構える施設、「ニコニコ・デザイナーズ・ビレッジ」。
作業室では、レイムさんとぱみゅちゃんが、机の上でラフデザインを広げて話しているところだった。
「あ、デフォ子...玩具屋カイくんの販売日誌(175) 不思議サイト「クリスタル&クレイ」
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「ウン、やっぱり、兄さんに似てるよ」
レン君は、トートバッグに描かれた、天使の絵を見て笑って言った。
「う~ん、そうかナ。ちょい、恥かしいけどね」
そういいつつ、まったく恥ずかしそうでないのは、うれしそうにうなずくカイ君だ。
原宿にある玩具店、キディディ・ランドの売り場。
常連のレン君が、店長のカイ...玩具屋カイくんの販売日誌(172) 心のある人形と、女社長
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ここは、アーチスト支援施設「ニコビレ」の作業室。
ちょっと不思議な人形“はっちゅーね”について、レイムさんが熱心にしゃべっている。
「この人形が、“異界”とつながってるすると、どこか他の場所の声が聞こえても、不思議じゃないですね」
「それって、フシギなんじゃな~い?」
のんきそうに、デフォ子さんが言...玩具屋カイくんの販売日誌(169) “はっちゅーね”をめぐる人たち (その2)
tamaonion
ここは、ゆくりさんのお店、「ゆっくり」の売り場。
お茶が飲めるコーナーで、リンちゃんとレンくんが、仲よくケンカをしている。
「人の姿を写真にとって、勝手にブログに上げるなよな!」
キャンペーンの天使の姿のまま、怒るレンくんに、リンちゃんは涼しい顔で言う。
「いいじゃん。天使のテト・ドールの宣伝にもな...玩具屋カイくんの販売日誌(168) “はっちゅーね”をめぐる人たち
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≪Music:えいてる 様≫
<A>
何処までゆくの?
繋いだ手と手
白い木洩れ日
眩しく照らしました
<B>
そよいでる風
まるでふたり包むように撫でて
愛おしい刻...Transitory days
迷夢
ニコビレの作業室で、あいかわらず、長電話を続けているデフォ子さん。
その横で、3人が人形を囲んで座っている。
「この、しゃべる不思議な人形の、“謎”が解けるの?」
ミクちゃんが、レイムさんに聞く。
「そうですね。あくまでも想像ですけどね」
レイムさんはそう言って、部屋の中を見回した。
「この部屋。前...玩具屋カイくんの販売日誌(166) “はっちゅーね”の不思議 (その3)
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アーチストたちが、アトリエを構えている施設、「ニコビレ」。
その1階の奥にある作業室で、ミクちゃんとルナさんが話していた。
彼女たちの前の机に置いてあるのは、人形の“はっちゅーね”だ。
「こっちの声が、向こうに聞こえるって…。それ、一体どういうこと?」
ルナさんが、ミクちゃんに尋ねた。
「うん。たと...玩具屋カイくんの販売日誌(165) “はっちゅーね”の不思議 (その2)
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ここは、ゆくりさんの雑貨店「ゆっくり」。
さきほど、ちょっと不思議なことが起こった。
売場に並んでいる、話しかけると答える人形の“はっちゅーね”。
そのしゃべり声が、デフォ子さんの声にそっくりだったというのだ。
自分のバッグから携帯電話を取りだして、モモちゃんは、りりィさんに聞いた。
「デフォ子さん...玩具屋カイくんの販売日誌(164) “はっちゅーね”の不思議 (その1)
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[某所 モニタールーム]
「ふう…説明って疲れるもんだぜ…」
ルコ―欲音ルコがため息をつく。
「お疲れ様…といいたいところだけどねルコ、あんた重要なこと言い忘れてるわよ。」
こう冷たく言ったのはテイ―健音テイだ。
「そうそう、せっかく皆が持ってるフォン、高度なやつなのに、何の説明もなしにどう使え...BATTLELOID「STAGE0.5」
風のファンタジー
「デフォ子さんの声が、聞こえたの?」
りりィさんは聞き返した。
ゆくりさんのお店の棚に置いてある“はちゅーね”人形。
それが、急にしゃべったのだ。
いままで、リンちゃんと言い合いをしていた、天使のコスチュームのレンくんまでが、
不思議な顔をして、人形をのぞき込んでいる。
りりィさんは、モモちゃんに聞...玩具屋カイくんの販売日誌(163) “はっちゅーね”との、ひととき (その3)
tamaonion