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核を押さえ込まれたような
異物感に目を覚ます
胸のしこりに手を乗せて
そっと溜め息をつく
昨日もその前も
拭いきれなかった 気持ち
早く楽になりたいの
どうすれば息の根止められますか
膨張する気持ち 今も
私を十分に苦しめる...肩重い
知野あうと
あぁ、落ちゆく 落ちてゆく
深い水底みたいにもう光は見えないの
真っ暗で真っ暗ですべてが見えなくなってく
マスターの下で歌うために送られたわたし
目に映る優しげなヒトがわたしのマスターだとわかって
とっても嬉しかったんだ
最初は色々難しくて
マスターに迷惑をかけちゃったこともあったね
なのにマスター...あぁ、そしてわたしは
緋月紅夜
(a)
出会った時に 確かに聞いた
運命の輪の 軋む音
憎しみ隠す 一途な瞳
昏い炎を 秘めた宝石
(b)
夜の闇の
影に生きる
心持たぬ
死神の...Masquerade at midnight
馬宮 千歩
サビ
あなたは其処にいたはずで
私も此処にいたはずで
それでも今この部屋は
何事もなく在るままなんだ
A
「初めまして」と呟き落とす
笑顔がとても眩しかった
「苦しいよ」と微笑み零し
あなたはずっと其処にいた...四角い白い部屋
長谷川絢香@縮小活動かも?
小さな水の落ちる音で、私は目覚めた
見覚えのない、暗い場所だった。
私の身体は、その暗い水に浮いていて
(あぁ、そうか・・・)
「私、落ちたんだ」
そう、私は落ちた
兄さんが、レン君が、敵に撃たれそうになってたんだ
だから、庇った
銃口を蹴りあげ、狙撃兵に拳を振りかざし、一人で走った
所謂囮だ...闇、水、そして空虚
レイ(仮)
[オルゴール]
誰もいない12月の海岸を裸足で歩いてみる
誰もいない閑寂の海辺を独りで歩いて行く
冷たい波が寄せては返し
付いて離れてゆらゆらり
小さな事で笑い合えてた
最愛の人は今や
遠い何処かに行ってしまって
もう此処には戻らないのでしょう
繋ぎ合ってた掌も今では...白いワンピース《改定版》
韻=D
寒がりが押し付けた窓の外
吸い込む空気に混じる雨の匂い
枯れた眼の先には、僕によく似た
虚ろな顔した 君の青い影
名前を呼ぼうと 息をした
灼けるような痛みに噎せ返る
生きるために必要なものは
僕から言葉を奪っていく
渇いた喉は
掠れた声も出せず...Thirsty Noah
雪もち
しんと しんと
よる がつもる
くろいもり の そのおく に
ひそ ひそ こえ が する
ある よる の こと。
森の奥に一人住まうは
亡國のお姫様
淋しさ紛らす唄の相手は
森に住まう夜啼鳥。
誰も知らない物語...夜啼鳥のバラッド。
韻=D
あの子が欲しい
美しいままちょうだい
約束しましょ
ゆびきり
げんまん
うそついたら
はりせんぼん
のます
ゆびきった
桜小道を通り...籠の中の
ミトロ
鈍く光る黒き太陽に
身を焼くは罪多き闇の住人達
光も届かぬこの世界には
正義も悪もありはせぬ
曇天の下で交差するは
見るに耐えがたき罪人の仮面
何度、輪廻、幾度となく罪を犯した罪人は
非道、冷酷、仮面の下で何を浮かべる?
人は容易く人を見下すが
果たしてその見下しは...闇天(あんてん)※
Dark・MASTER
生きている価値なんて僕にはあるのかな
自らを傷つける僕なんかに生きている価値はあるの?
それとも自ら命を絶つしかないの?
僕は聞いている。
家族に 自分に 友達に 世界に
返答は返ってこなかった
やっぱり生きている価値はないのかな...聞く。
樟葉陽漣
炎の海で見(まみ)えた 黄泉(よもつ)の使徒は
たおやかに微笑み 復讐の赫を差し出す
澄まさせた耳朶を 擽る囁き
火の粉と共に散るか 狗(にく)を爛(ただ)す爆ぜ音
嗚呼 風の咎餓狼は
朽ち果てぬ愛(哀)を 胸に焼き付けて
嗚呼 その姿蒼く
黒に沈んで夜の森を 駆け抜ける
血潮香る鎧が背負った 命の...Covetous Wolf - Dark Messiah
syrin03
A 夕べ 雨上がりの道
差し込む日差しは ほどなく途切れた
B 沈む街は春の熱で 色を帯びる
ただ 君といた景色だけが 色褪せてく
サ 今も 君の影は薄れるほど長くのびて
ずっと シミのように胸の奥に こびりついて消えない
...ながい影(仮)
くろいひと
風が気持ちいいよ
僕はリンゴと同じ
速度で落ちてくよ
勇気はいらないよ
みんなの笑う声が
僕のせなか押した
傷がないと気付かないの?
僕はこんなに泣いてたのに
誰が僕をこんな風にしたの
何が僕をこんな風にしたの...自由落下
風杜鈴音
1 きらびやかな城に背を向けて 青空の果てをただ目指すわ
石畳の道 大広場 町の家族にもお別れを
白い雲が皮肉に輝く この馬車だけが逃げ出して行く
2 影を潜め始める人波 町外れを知らせる家並み
砂埃が濃く立ち込める 未来までも遮るように
...逃亡
くろいひと
夜のテラスに 1匹のネコ
狂ったように 啼いてる
眼と眼があった 手招くネコ
夜のダンスにご招待
お城は茨の城
真っ赤な薔薇が誘惑してる
お城の舞踏会
ゆらゆら ぽたぽた
ブツブツ グチュリ
狂奇舞踏会...狂ウ舞踏会
兎家チル
夜の海 私は 見つめていた
あの人の いく 瞬間を
大海原へ 私は手を振り
どこか分からない 場所へ 旅立つ
その瞬間(とき)を
ちょっと前には 2人で 笑って 笑って
楽しかった(零れ落ちていく)
あの人の前で はしゃいでいた 私
今は 涙があふれて 笑う事なんてできない(消えてゆく微笑)
夜の...ある一人の少女が語るつい最近の話
綾瑠
アタリマエにあった世界は 主観という一面的な顔
きっかけさえあれば 綻び緩やかに崩壊を始める
疑い始めた心は加速度を上げて すべてを偽りへと変える
無条件に信じられるものが欲しくて
縋るように伸ばした手は 酷く傷ついた
何が真実?なにが嘘?
判断すら曖昧な世界で 流れる時間(とき)に置いていかれない...セカイ
陽菜
人ごみの中をひとり歩く
雑踏のざわめきは無常に心を削り空虚が残るだけ
私はどこ行けばいい?
灰色の世界で空を見上げても何も見えないよ
満たされることの無い世界で流れに流されて
わからないの 教えてよ
どうして私はここにいるの?
目に見えるすべてが全部じゃない
傷つくことになってもあなたは知りたい?
...悲愴(ひそう)
陽菜
<A>
樹雨と光が降り注ぐ
幻想みたいな森の中
私は独りで立ち尽くす
君の想い解きたくて
約束忘れて待ち続け
真実から目を逸らしても
かつての誓いを守っても
何も残らなくて
<B>...樹の海と時の風
わたぬき十時
降り出した雨は 涙の雫
嗚呼、どうかそのままで
映し出す私の顔
波紋が顔を汚す
どうか どうか
静かに息の根を
どうか そっと
貴方のもとへ
そっと どうか
湖の底まで...粒
RinNe-輪廻@海漓
遠きあの日の貴方に
私の小さな祈りを
夢を見たくて泣き叫ぶ
祈りを空へ捧げる
煌めく星空 貴方の心
気高く咲き誇る一輪の花
全て私が解き放つ
祈る 魅惑の時空
逆らえない流れに乗り
祈る 魅惑の肉体...祈り
kirameki3
混沌の闇 絡み合う糸
世界は雲の巣
もがけば逃げれなくなる
あなたは綺麗な毒蜘蛛
私は醜い蛾
ぐちゃりぐちゃりと
蝕まれる心
身体は全て あなたで溶けた
甘さなんていらない
苦みを頂戴?...bitter
RinNe-輪廻@海漓
この世界でも 僕の生きる所があるなら
その場所まで連れていって
君がいてくれるなら 僕は眠れるから
ずっと側にいて
一人の寂しさを 知っている君なら
僕を置いて行かないで
見えない明日に 苦しみながら
一日が終わっていく
二人が出会ってから 今日まで
得たモノはいくつあって...chain
RinNe-輪廻@海漓
窓の外で手招く闇
歩き出す暗い道
声なく消えたGenial
見捨てられた答え
奥底で蠢く火群
螺旋階段
誰もいない教会に
打ち捨てたWhite Cross
壊れた旧いオルゴール
葬送の鐘の音...White Cross
葉流いずみ
ダメージを喰らう
停滞した淀んだ空気に包まれたままで
ゆっくりと 息を止めていく
皮肉げな視線
曇った窓越しに世界は見えない
触れたガラスの冷たさだけが
この部屋がかろうじて誰かと繋がれる可能性
とうに腐り落ちた首輪に
惰性で呟く 「自由をください」
舌を噛む力すら残っていないと...ダメージ
葉流いずみ
この右手を離せばすぐ
天国(そら)に逝けるよ
目を閉じて身を任そう
心地よいしびれに
アスファルトの世界の上
こなごなの夢
目の前で閉ざされた
扉を叩いて、"Who...?"
指の先まで沈んでいく
温い泥のなか...Fall ourselves
葉流いずみ
60メートルの自由落下(フリーフォール)を
狂った天使の真似で飛ぼう
堕天の幻(ゆめ)もさめないうちに
汚れた翼が僕を呼ぶ
カラダから剥がされた
その眼球(め)で見上げた空の上
ドロドロに濁った
宇宙が僕を嘲笑(わら)ってた
コンクリートの地面の上に
君への愛をぶちまけて...Good-bye.
葉流いずみ
そらには夜が満ちて 星が瞬く
しっこくの 森には 何かが蠢く
照らす月明かりには
誰の影も映らない
連想 恐怖 足音だけが響く
縺れた 足取り 自分の息遣いしか聞こえない
息を潜めて 恐怖に耐えた
涙だけは 溢れて止まらない
雲が空を覆い始めて
長い夜に取り込まれた...Nothing.
砂野
暗い部屋で独り見る
夢は闇に墜ちたまま
醒めることを知らずに
気泡は深く沈んでゆく
悪夢の欠片
僕の眸の中
永遠に終わらない
終わり続ける 音
差し出された君の その腕に縋れば
欠片は涙と共に流れるのだろうか...閉塞空間
由稀南