ラピスラズリの投稿作品一覧
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夢を見ていた
誰かを好きになって一緒になる幸せな未来
憧れの職業になって送る充実した日々
何でも話せる心強い友人達との日常
どれもこれもうまくいかないから
あきらめた
だから夢を見るなら
絶対に自分を裏切らない夢をみたい
例えば
何か自分の好きなことをひたすら努力して、...未来の夢
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ある日の夜、シェイドがセツナの家をたずねると・・。
「シェイド!いいことがあったの!」
セツナが笑顔で迎えた。
セツナの婚約者は他のお金持ちの家との結婚が決まり、セツナとの婚約はなかったことになった。セツナにとってこれほど嬉しいことはない。これからは普通に暮らしていけるのだ。ただ両親が積極的に助けて...悪魔のレクイエム(3)
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セツナは昨日のことを思い出していた。
部屋に黒い羽をした悪魔のシェイド、エトワール、ブーケが現れ、魔界と人間界の平和を守るために闇を浄化する悪魔たちの「祈り」にセツナが魔力のパートナーとして選ばれたとのことだった。
日付が決まったらまた知らせにくるらしいが、セツナは昨日のこともそうだが、いつもの自分...悪魔のレクイエム(2)
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さめない悪夢をずっと見ている
何度もつまずきそうになって 泣いたよ
今回はかなり厳しい悪夢だ
それでもできる限りは立ち向かうけどさ・・
正直、辛すぎて自信をなくす
あきらめることばかり考えるよ
人生最大の強敵にはさすがに敵わない
勝てなくても立ち向かうことが大切
結果がわかっていてもまだあきらめたく...星が見える場所へ
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「それ」に気づいた時には遅かった
いつものように「会おうね」と約束をして
久しぶりに2人で出かけて
これからも最高の友達でいたかったのに・・
あの日 いつもと君は違った
1年ぶりに会った君には「あの頃の君」が少なかった
あんなに楽しかったおしゃべりも
なんだか私が辛いと思う言葉ばかり言うようになった...物語の結末
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美しい湖の前で読書を楽しむ青年が1人。
彼が読んでいる物語は多くの人に愛されている名作だ。
その物語は、とある少女が愛してもいない人と結婚させられるところから始まる・・
私の高校生活の目標は彼氏を作ることだった。
彼氏がいる友達もいたから憧れていた。
高校生だったら彼氏がいてもそこまで違和感がないか...悪魔のレクイエム(1)
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「すみません、放送委員ですが・・?!」
ルイがハンドメイド部の部屋に入ると1人の男子部員がいた。
「はじめまして、ハンドメイド部のアスハです。実は放送委員さんにお願いがありまして・・」
「ねぇシエル、何でルイは落ち込んでいるの?」
「先ほど情報屋の鳥さんに聞いたところ、どうやらルイの片思いのアスハ君...わんこ探偵(1)〜プレゼントの行方〜
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光にあふれた景色
すべてがまぶしかった
この瞳にうつる世界はキラキラと輝いて
幼い私の未来は「希望」に満ちあふれていた
将来の夢 誰と結婚するのかな?
楽しい想像でいっぱいだった
朝起きるまでの夢を見ているあいだは
夢ではなく「現実」だと信じているように
真実を知るまではこの世界は美しい
現実なんて...希望という名のまやかし
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同じ名前の人に恋をした
それは初恋の人と同じ名前
でも今はあなたには会えない・・
お元気ですか?
あなたに会えない日々はさみしいです
でもいつかまた会えると信じています
その日まで体に気をつけてください
失った色を取り戻す旅はまだまだつづく・・
世界の終わりと私の滅び、いったいどちらが先になるでしょ...初恋の人の名前
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この職場で働き始めて半年。
少しは仕事にも慣れてきた。
嫌な上司もいるけど、我慢しなきゃいけないから頑張っている。
入社したばかりの頃はみんな優しかったけど、ある時から上司に怒鳴られるようになった。
私の先輩は私と同じミスをしても上司に怒鳴られないで「人間だから間違いもあるよ!次は気をつけようね!」...旦那さまの秘密(1)
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「あなたを守ることが僕の使命」
そう思っていたのに
守りたい気持ちは「憧れ」を経て
不思議な気持ちに変わっていく
あなたが「彼」の名前を呼ぶだけで
僕は「彼」がうらやましくて・・
でも、あなたを想う彼の気持ちと
彼を想うあなたの気持ちも知っている
そんな2人のあいだに僕が入ることはできない
こうして...お姫様への手紙
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「ヒナタくん!今度のデートどこ行く?」
ヒナタの恋人であるサキは嬉しそうにそう言う。
「サキさんはどこか行きたい場所はあるの?」
恋人達は次のデートの話を続ける。
ヒナタに恋人ができたのは人生で初めてのことであった。
そのことを知ったヒナタの友人達はそれはそれは驚いた。
だかヒナタは妹のリンにそのこ...好きって言えない!(2)
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自らまねいた過ち
止まらぬ涙は愛していた証
1番失いたくないものを
自分のせいで失いかける・・
いつになれば また会えるのでしょうか?
今はそれが 生きる理由
今はそれが 私の願い・・
あなたに また会いたいから
私はそのためなら
「今の私」を変えてみせる...最後の恋
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「はじめまして!ミナトの姉のサクラです!来てくれてありがとね、カエデちゃん!」
サクラさんもミナトくんと同じでとても明るくて笑顔の素敵な女性だった。
3人はリビングでお菓子を食べながら話す。
「ミナト〜、カエデちゃんと女子トークしたいから少しだけカエデちゃん借りてもいい?」
「・・俺は今から本気の掃...春の楓(11)
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それは映画館の帰りのこと。
「カエデちゃん、このあとって用事ある?」
「ううん、あとは帰るだけだよ?」
「姉さんがさ、お菓子もあるしよかったら話したいって言ってて、カエデちゃんどうかな?」
ミナトくんのお姉さんってどんな人だろう・・?
「私も会ってみたいなぁ〜、どこかで待ちあわせするの?」
するとミ...春の楓(10)
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命は大事って知っているよ
だからちゃんと守りたい
でもね、大事にしたいのに
それを壊そうとする人達のせいで
守りたいのに守れなくなりそうになる・・
命は大切
だから頑張っているよ
でもね、時どき疲れてしまうの
だけど負けないで守ってみせるよ
だって頑張るしかないんだもん・・...幸せな人へ
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また心が殺された
また「私」が死んだ
これで何回目だろう・・?
言葉のナイフに刺されて
言葉の石をぶつけられて
何回も何回も
数え切れないほど心が死んでいく
「私」がいなくなっていく
もう昔の「私」はいない
ここにいるのは心も体もボロボロになった「私」...心が殺された日、心が死んだ「私」
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初めて学校を休んだ。
ものすごく具合が悪くて、こんなことははじめて。
布団から起き上がる力もない・・。
ご飯も食べたくない。
どうしてこうなっちゃったのか。
理由はなんとなくわかってる。
大好きなお兄ちゃんに彼女ができたって知っちゃったから。
私、こんなにショックだったんだ・・。
今ごろお兄ちゃんは...好きって言えない!(1)
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人が好きだった 大好きだった
しゃべることが楽しくて
友達が増えると嬉しかった
でも僕と仲良くしてくれる人もいるけど
僕を嫌う人もいる
僕は仲良くしたいけど
相手が僕を嫌いなら仕方ないよね・・
新しい友達 愛する家族 愛しい君
僕は幸せだ
忍び寄る破壊の音に気づかずに僕は生きてた...ガラスの檻
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「あー、映画みたーい」コウイチくんが嘆く。
「ヒット作って気になるからね」シロップくんが答える。
「フフフ」ミナトくんが笑いながらある物をとりだす。
「あー!ミナト!それ!おい!」
「手に入れちゃったんだよねー!偶然!」
どうやらチケットらしい。
「ミナト〜!お願い!サービスでウインクもしちゃうよ?...春の楓(9)
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怖かったの・・
誰かに嫌われることが
恐れていたの
人に嫌われることを
なぜうまくいかないのかな?
はじめはみんな優しかったのに
コミュニケーションをとるたびに
すれ違いが生まれて
印象が変わってしまう
無理をして話すのも辛い...鳥かごの外のオランピア
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春の桜も 夏の花火も
みんなキレイだけど
あなたにさとられないように
私は今日も作り笑いで過ごす
その気持ちを抱いた時は
もう遅かったの
あなたの視線の先に映るのは
私じゃないって知っていたから
髪を切ったって きっと気持ちは変わらない
忘れることなんて...ラグナロクの姫
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君のイメージが崩れはじめる
さりげない1言が胸にチクッとつき刺さる
少しずつ少しずつ君へ抱く黒い気持ち
耐えきれなくなり
すべてが壊れる
破滅へ向かう音が響く・・
始まったカタストロフ
終わりのメロディ
積み上げてきた美しい思い出が
いらない物になる...カタストロフ
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「ミナト姉ちゃん女神だわ〜!」
「いつもありがたいよね」
「わー、おいしい!ミナトくんお姉さんいるんだね!」
ミナトくんのお姉さんの作ってくれてクッキーを私達はいただいていた。
「姉さんは何でも作るよ!ケーキとかも!」
女子力の高さ・・。
「俺コンビニ行ってくるわー!」
「俺も行こうかな」
シロップ...春の楓(8)
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大切な友達を予想外の出来事で失った私は女子が苦手になってしまった。
だけど男子はなんだか話しやすくて、それから私は男子と話すことが多くなった。
性格は色々あるけど男子だって優しい子はいるし友達になれる。
今の私は学校では基本的には1人で過ごしてる。
休み時間は男子と話すけど、お昼ごはんはみんなグルー...春の楓(7)
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あの出来事のあとも私達は友達ではいたけど、確実に以前よりも心が離れてしまった。
そんなある日また事件がおきる。
ユカはある男子に恋をしていた。
私もそれは知っていて応援していた。
ユカはバレンタインデーに好きな人にチョコをわたした。
ホワイトデーの日にロッカーでユカと私はユカの好きな男子と会う。
「...春の楓(6)
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私にはとても仲の良いユカという友達がいた。
本当に仲がよくていつも一緒にいた。
色んなところに出かけたりもしたし、ユカは大人になっても私の大切な友達だと思っていた。
ある日私達はいつものように出かけてとある女性に声をかけられた。
「すみません、この近くにコンビニはありますか?」
「はい、ありますよ!...春の楓(5)
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月曜日になった。
試練には失敗したけどこれからもミナトくんと話せるのなら私はそれで嬉しい。
午前が平和に終わりお昼休みになった。
荷物を片づけているとミナトくんが声をかけてきた。
「カエデちゃんこのあと用事ある?」
「ううん、お昼食べるだけだよ」
「よかったらさ、俺たちと一緒に食べない?」
嬉しいお...春の楓(4)
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ミナトくんに謎の試練を与えられ、いつもと違う毎日になっていた。
そして私はミスに気づいた。
1週間を勘違いしていたのだ。
金曜日にミナトくんと別れたあと残り2日あるから大丈夫だと思っていたけど、土日を計算に入れるのを忘れていて月曜日で1週間経ってしまうからすでに試練に失敗していたのだ。
この1週間で...春の楓(3)
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「おはよー」
近くにいた男子に挨拶をしてミナトくんが教室に入ってくる。
本人が観察を許可してるんだから、もう思いっきりどうどうと謎の試練に挑んでみようと思った。
ミナトくんと目が合った。
私に気づくとミナトくんがニコッと笑って手を振った。
私も手を振り返した。
近くの席の男子が少し驚いたような表情を...春の楓(2)
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