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瑕だらけの鳥が 空を撫でる
うそつきの兵器が 夢を灯す
問い 問い 問い 返事は無く解もなく
俄旅 行く宛てを背負って生きるは――
言葉の彩蓮が 光塞ぐ
出鱈目の正義と星の腫れ(ハレ)
遠い 遠い 遠い ヰ国の宝石箱
開けるたび泥まみれになる
それを見て
嗤うもの 堪えるもの...ヰ世界の宝石譚
ヰ世界情緒
歌を歌うのは寂しいから
目を閉じるのは聞きたいから
風を読むのはあなたを
少しでも近くに感じたいから
明かりになったあなたへ
宇宙を飛べるまで待っていて
明かりになったあなたの
心臓は点滅するかしら
歌を歌うのは哀しいから
目を閉じるのは泣きたいから...シリウスの心臓
ヰ世界情緒
こわれるまでだきしめて
眠りにつくまで
水無月の雨すら
流しきれない
私のほほにこびりついた
深い碧色
はやくはやく手を綱いで
日暮れ前に瞳を見せて
人形遊ははじめてですか?
こわれるまでだきしめて...ラピスのお人形
ヰ世界情緒
隠されるでもない
ひけらかすでもない
ただそこにある
ただそこにある
ただそこにある心
その一粒を
その一粒を
持って帰りたくなった
帰り道には気付かれないように
花が咲いてるものなのよ...とめどなき白情
ヰ世界情緒
「さようなら、世界。」
何にもない 形もない
喉元の音 途絶えて
闇に 導かれて
「はじめまして、この度は。」
名前もない この実験体
呪いの魔法を唱えて、開いて、縫い合わせて、
この声 この顔 どなたのものでしょう
ありふれた悲劇的思考で染め上げないでよ
遥かなる未知数を 穿つこの花...物語りのワルツ
ヰ世界情緒
仇花は心の奥に
気付かれて終わないように
誰よりも無機質であり 美しくあれ
壊れない理想を描くとき
誰かの眼差しを瞞す
嫋やかな感情から
この声は迸る
呼吸ができないまま抱えた痛み
解けずに絡み合う造花の様に
何処へも行けず彷徨えないのならば...斯く美しき造花
ヰ世界情緒
Eins Zwei
一つずつ 一つずつ消えた
Drei Vier
理不尽に 理不尽に歪んだ
Fünf Sechs
ただ君と ただ君と生きたい
Sieben Acht
何もかも 何もかも叶えるの
あまりにも暗い、暗いこの世界
冷たく光る水泡を眺めていた...深淵
ヰ世界情緒
幽霊屋敷の窓からひとつ
知らない誰かの声がする
「眼を向けたら戻れはしない」
お筆のせんせが言っていた
はじめはなんだかわからなかった
もやもやがかったお友達
一人でいるのを赦してくれた
静かな交差点
青空は深い青 到底ここらで買える絵の具じゃ
描ききるったって無理だよ だからみんな空を見てる...霞がついてくる
ヰ世界情緒
あなたが空白を埋める度
推測断つ意味を教えて
私が空白を埋める度
痛覚立つ意味を教えて
いいですか?
あなたが空白を埋める度
推測断つ意味を教えて
私が空白を埋める度
痛覚立つ意味を教えて
隘路から急に伸ばした低能さが...ハイドレンジア
ヰ世界情緒
夜明けを待つひとり
最後の詩が消えても
世界を眺めている今
(窓辺に立ち)
始まる鼓動が鐘のように
(胸を打つの)
光を探して 手の赴くまま
描いて 届いて
まだ見ぬ明日へ
すぐそばにあるものの...誰もいない絵で
ヰ世界情緒
真っ赤な着物拵えて
張子の虎の指を重ねたの
葉っぱで爪は隠すの
空音 撫ぜる為に
ぱぱぱ、
ぱぱぱ。
薄荷の花に誓って
唐紅の嘘を重ねたの
唯の一つで好いの
約束を教えて...いろはに咲きて
ヰ世界情緒
描いたあの日の空は
真っ青な海底のようで
狂おしい程に宝物になった
大事なものが溢れて
手のひらでは足りないの
あなたがまだ見ぬ光
届けたい
木漏れ日が踊るベンチ
綴られた文字を追って
美しい小鳥の囀りに...ARCADIA
ヰ世界情緒
ヤミーバイト!!(YUMMY BITE!!)
「食べ尽くして」『いいの?』
しっちゃかめっちゃか しちゃお
ぐるぐる 混ざり合って みない?
『ぼくは 電気の怪獣 声を貸そう』
研ぎ澄ませた牙 ガッ!と立ててYUMMY BITE!!
*
(だったらったったらったった ヤミヤミBITE!!
だらだ...ヤミーバイト!!(YUMMY BITE!!)/天使電影 feat.星界
天使電影
愛 mistake? 偏愛 不可知の世界
理解 旋律を前に
廃 escape? 迷言 無価値の中
世界 旋律の糧となれ
廃世界 閑散な夜が 可笑しな旋律に触れる
愛 世界 精巧な音の罠 まだ 貴方は気付かない
散々と踊りましょう 影が揺れる甘美な夜
さあ 全部忘れましょう 貴方は触れる 災厄をどうぞ...パンドラコール
ヰ世界情緒
遠い 色の無い青を背景に
広がってく窓 揺らいでる
泣いていたい また瞬間重なって 回想
苦しくて鬱いでる
「あとどれくらいなんだろう?」
静かに溜め息ついて
もういい 帰路の無い過去の間違いに
囚われてる 何故? 憂いてる
大抵期待 また瞬間重なって
前と同じ道繰り返す...ディメンション
ヰ世界情緒
ゆらゆら歪んでいく 泡沫 霞んでいく
夢の灯火 理想の戦果
ゆらゆら歪んでいく 泡沫 沈んでいく
君の淘汰 理想の所為か
穿つ戦姫 災厄の日々が奪うのなら
死灰 戦場に朽ち果てる灯火
消えないで まだ消えないで 貴女よ
(壊して 繋いで)
夢の下へ 義体 精巧に錆び喰らうようだ
醒めないで まだ醒...泡沫
ヰ世界情緒
理想セカイ 『私、こんな筈じゃ無い』って
美粧などいつか枯れるもの
昨日とは違うセカイに憧れてた
偽装だらけの言葉に何か壊れた
Lindo Lindo 憐れみ憂う
Lindo Lindo くだり滲む
Lindo Lindo 憐れみ憂う
Lindo Lindo 静かにキミの手を離す
セカイはキミ無し...キミ消失セカイ
ヰ世界情緒
愛想笑いが上手くなって
狡猾くなっていく
しがない末路を 踏み締め
確かめてるような
あなたがくれたのはあの小さな箱庭
触れたら 崩れ落ちそう
演じて 僕は演じて
深く臙脂の糸
唇 絡まる言葉
僕だけの色 画を 描くのさ...ジオラマドラマ
ヰ世界情緒
わたしは眠る白
一人きりのこの箱庭の中は静か
鳥も鳴かず風も吹かず
ただ呼吸だけを繰り返す
きらいなこと数えていた
「どうして。なにもない?せかいは。」
堪え切れずに喉奥から
哀切のうたが流れた
旋律はひとりまたひとりと
感情を揺らし...そして白に還る
ヰ世界情緒
あの日二人
仄かな灯りに照らされていた
今も残るこの心に
譲れない想いが
「正しいこと」の本性は
意外にも煩わしい
(ほらまただ)
徹底的にやってくる
本当どっか行ってくれ
もう限界!...暮れなずむ約束
ヰ世界情緒
過ぎ去ってくあなたのかげ
白昼の中見つめて
遠くで響く声に心で触れる
小さな背にうつるのは
健やかなふたりの夢
赴くままに 迷わないように
ここにはぐくむもの
名前はまだない息吹と
覚えているその秘密
色めく世界どこまでも...かたちなきもの
ヰ世界情緒
触れる右手 最期
残した振動は微かに伝わる
「これで終わり」だなんて
言われなくたって いいよもう
追憶と迷走 震えている
構わないで 何も言わないでって 意図を縫う
振り返った瞬間知った
愛を失った世界は
何処へ行ってしまったのだろう?
襲う凶悪と闘争本能!...刻印
ヰ世界情緒
嫌々、私の本心を
嘘で塗り固めないで
曖昧な態度 虚実の愛を
飲み込んで 夜の狭間へ
わがままに踊る心臓
愉快な心情 止まる赤信号
張り詰めた謎の緊張
悟る数秒の出来事、陰謀
ありふれた喜びや希望
忘れていた昔の絶望...生存
ヰ世界情緒
間違い探し 正解なんて無くて
ただ消費するだけの毎日に耐え切れず
潰れた怪物のように泥になって
誰かに踏まれ続けていく現実
こっちの水は透き通ってる
あっちの空気は腐ってる
冗談のようなナイフが心に突き刺さる
君の中に眠っている矜持はもう咲かないのか?
泥の中で掴んだもの温度を感じて
どうしようもな...Oath Flag feat.星界 歌詞
ぽりふぉ PolyphonicBranch
プシュケ プシュケ 剥製の蝶
綺麗に羽ばたいて 嗚呼
愚者に ぐしゃり ぐしゃぐしゃにしたい
僅か芽生えた「破戒衝動」
Can I judge this "happy" world should be ruined?
for you, or myself? to expiate my sin
Ca...ドロウ・エゥト(DLROW RHT)【Chapter1】
すたすたろん
託された数多の時間に想い馳せる
貴方の命がこの胸で呼吸する
初めて生まれた気持ちに名はなくて一つ一つに問うよ
君はどこへ向かう?
この世界が愛しいのに息が詰まるよ
波打つ悲喜の緊迫感を
包んでくれた無限のアニマ
どうか自由なヰ世界に連れ出して
広い未来に解き放って内なる全てを
君の一部でありたいと気...描き続けた君へ
ヰ世界情緒
いつも誰かに踏んずけられてる
1番お前がふんずけてる
邪魔をしないで遮らないで
僕を光に当ててくれ
気付かないふりなんてさ苦しいんだってのは
言わなくても分かるはずだ
影法師今日も物陰でさ
見られるのを嫌がってる
影法師今日も誰かの真似
本当の自分見せてやりたいな...影法師
Kia
東京、報われぬ夜明け前
詞/ 軈て
ねえ僕が夢を見ている間に
あぁ誰もいなくなってしまった
ねぇ僕が上手く隠れたら
あぁ誰も気付かないまま またね明日
ねぇ僕は上手く笑えない
ねぇ君ともっと話しがしてみたい
真っ逆さまに堕ちてゆくよ
翼なんてないから...【歌詞】東京、報われぬ夜明け前
軈て
十八枚目:
昨日の朝、三歳の妹が死んだ。
原因は、母の育児放棄によるものだった。
食事もろくに与えず、家に居る時間も次第に減った。
毎日私が、母の代わりにオムツを変えたり、
ミルクを与えたり、身の回りの世話をしていたものの、五~六歳の私が一人でするのには限界があった。
父に裏切られ、シングルマザーと...名無しの手紙(十八枚目)
Kurosawa Satsuki
1章(盲目少女とピアニスト)
私の世界は真っ暗だ。
それは、とある出来事がきっかけで始まった。
触覚、嗅覚、味覚、聴覚、
生きるのに必要な感覚は確かにある。
でも、唯一私に足りないのは…。
……………………………
寂しい時、悲しい時、辛い時、
私は時々妄想をする。
そして、あの頃の記憶にはいつも、...妄想ピアニスト
Kurosawa Satsuki
夜明け間際
少しずつ明るくなるように
覚醒していく
夢と現実の乖離に苛まれる
今日も変わらず変えられない呪縛の日々
妄想と現実の狭間に縛られて天秤が傾きゃ即犯罪者
目標も無くのんべんだらりと過ごしてゲームとネットに逃げ込んで現実世界は引きこもり
恋愛ゲームじゃ食ってもいけず
バトルゲームじゃ歯牙にも...天秤
ドライブ
私は物心付いた時から、化け物が見えた。
そして、それを知ったみんなは、
私を気持ち悪がった。
…………………………………………
人の形をした黒い化け物達は、
昼も夜も関係なしに、
街、駅、家の中と、あちらこちらにいた。
私はその黒いものがなんなのか、
分からなかった。
……………………………...幼い少女の独り言
Kurosawa Satsuki
誰も悲しむことはない
何も残すことはない
悪が悪を討つ
ダークヒーロー
闇夜の光は黒がいる
太陽の下でも影はなく
恨みに突き刺す刃
助けを叫んでも響かない
心の叫びが裂けたとき
大事な物と引き換えに...ダークヒーロー
ドライブ
あなたにルールがありますか
自分のルールを外した他人を許せていますか
今日も正義の名の下に争いが起こっている
自分の信念がそんなに正しいのか?
自分の信じるものがそんなに正しいのか?
自分を正当化するために都合よく解釈してるのではないか?
イジメも国の争いも自分の弱さを隠し他人を傷つけ自分の正義を正...正義という悪魔
ドライブ
女の子の人間関係は複雑である。
男には理解できないほど、大変なのだ。
私がその事を知ったのは、
小学校に上がってからだ。
幼稚園の頃はまだマシだった。
他人に合わせる必要はあまりなかったから、
割と簡単に友達が出来た。
グループ内での上下関係があるのは、
小学生の頃からで、私はそれが嫌だった。
自分...花言葉(椿)
Kurosawa Satsuki
お別れの時期がやって来た。
自分の年齢すらも覚えていないが、
周りからは、
おばあさんと呼ばれるようになった。
今まで書いた物語を読み返すが、
あの頃の気持ちが分からなくなっていた。
私は今まで何を成し遂げたのだろう?
多分、何も無い。
名誉も勲章も、財産もない。
残ったものは、...花言葉(百合)
Kurosawa Satsuki
朝顔
幸福とはこの事か。
美しい女性だった。
容姿ではなく、心がだ。
少なくとも、俺からしたら綺麗だった。
汚れを知らないのか、彼女は俺に笑顔を向けた。
嫌われ者だからこそ、叶わない夢だからこそ、
せめてもの慰めの為に、
見えない何かに恋をしようと思った。
……………………………………...花言葉(朝顔)
Kurosawa Satsuki
少女は見た。
真夏の夜の出来事だった。
着物姿の色白の女性が、
向日葵畑の中で天を見上げ、
美しい音色を辺りに響かせながら歌っていた。
悲しく切ないその歌声に、少女は心を奪われた。
たった数分の出来事だったが、
気がついた時には、自室の寝床にいた。
少女は、先程見た光景が夢である事にガッカリした。
...花言葉(向日葵)
Kurosawa Satsuki
桜
私は今日、入籍した。
相手は、大手企業に務めている若い人だった。
若いのにしっかり者で、人柄も良く、
なんでも気が利く人だった。
プロポーズは、海が一望できる海辺の街でされた。
無理を言わず、昔ながらの亭主関白という訳でもなく、家事も文句一つ漏らさず卒なくこなし、
私に、理想の夫像を見せてくれた...花言葉(桜)
Kurosawa Satsuki