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A
孤独の島 周りは海しかない
そこに囚人達が何万といる
罪を犯したわけじゃない
ただ異形の物と言う理由で
そこに 閉じ込められている
B
助けを求めても 誰も耳を貸さない
『お前たちはここから出られないんだ』
そんなこと知るかよ 逃げてやる 復讐を──...異形監獄
水花火
A
いつもの町は 変わり果てていた
僕を閉じ込める 監獄となっていた
脱獄しようにも 広すぎて目がくらむ
出口探して あっちへこっちへ
B
早く逃げたしたいって あの子追いかけたいって
自分勝手にしたいの このまま超えて
サビ...prison break
水花火
せまく暗い、閉じた部屋にうずくまって、浅い息をくりかえした。
体中が、貫かれるように激しく痛む。残された時間がわずかであることが、手に取るように分かった。
千切れた紙飛行機のかけらを、握りしめる。
あの子の姿が、浮かんでくる。風に舞い上がる白いワンピース。きらきらと輝く髪。
あの子に、会わ...明日
らいおんおいる
◇ 貴方に逢えて私は ◇ ◆ 君に逢えた事で僕は ◆
◇ 忘れかけていた笑顔を ◇ ◆ 失いかけていた笑顔を ◆
◇ 思い出す事が出来ました ◇ ◆ 取り戻す事が出来たんだ ◆
◇ 世界、覆う闇に ◇ ◆ 世界、包む闇に ◆
◇ 切り...紙飛行機 ~邂逅~
葉月 零
翌日。
独房に三人の看守が入り込んできた。
そして突然二人が僕の両腕を拘束すると、もう一人が何かを探し始める。
数分としない内に、その看守はベッドの下が不自然である事に気が付いた。
「ここか…」
彼女の紙飛行機(テガミ)を全て掘り出し、僕の目の前に持ってくる。嫌な予感が胸をざわつかせた。
「こんなも...囚人 ~PartⅢ~
葉月 零
翌日。
僕はいつもの場所に向かい、誰もいない柵の向こう側へ紙飛行機を飛ばした。
二人を隔てるこの“カベ”を超えていけるように、高く、遠くへ。
返事が返ってくるかなんて分からない。あの子がここへもう一度来るという保証だってないし、たとえ来たとしても、読まれずに破かれてしまうかもしれない。
期待と不安が...囚人 ~PartⅡ~
葉月 零
ある時代の、ある場所に、一つの収容所があった。
そこへ連行されるのは、差別を受けているとある部族。老若男女問わず、全員が強制的に連れて行かれた。
そして、僕もその内の一人。
檻の中に閉じ込められ、看守の気紛れで暴力を受ける日々が続く。身体中に痣を作り、床に染みが出来るほど血を流した。その痛みが疼いて...囚人 ~PartⅠ~
葉月 零
∮
二つの星よ… あなたたちは 必ず
心に癒しをくれますよね―
★
目撃したのはそう 姉弟を刺そうとしていた
人相の悪い男でした
姉が刺されそうで 弟が前に立ちました
姉は気を失いました
★
ぼくはその時不意に 頭をしたたか打ちました...希望愁唄(キボウシュウカ)
宵社 月夜≡つっきー
紙飛行機 鏡音リン
ある時代ある場所 混ざらないこの世界で 二人のつたない世界つなぐ 一つの紙飛行機
毎日病院を抜け出し パパの仕事場で 君に会うのが私のすべてで 君の手紙を読むと心が 暖かくなる 頬を染めた これが「恋」なのか
だけど パパは言う 怖い顔 あの子には会っちゃダメ? 私には分からなか...紙飛行機 歌詞
suzuran_10112
囚われの姫君へと堕ちた私は、
真っ暗闇な時間(牢獄)の中で罪を償う。
綺麗なドレスと亜麻色の髪を失って。
初めから、全てをやり直すことなんて出来ないと解っているのに。
静寂に耽り、貴方を想う。
震えた指先が掴んだ虚無。
懺悔という泥沼の中を、罪悪感という足枷を嵌めて行く。
喜劇を望むことなんて許され...忘却ノカナタ
楽音イオ
はぁ、退屈・・・
私はため息をついた。病院なんて面白い場所じゃない。
入院してからもう何年もたっている。何の病気か私は教えてもらってないけど、とにかく悪い病気なこと位は分かってる。
それにしても、退屈だ・・・
―トントン―
あぁ、パパが来たんだ。私を訪ねてくるのは、看護婦さんかパパくらい。
だから、...囚人 紙飛行機 ~プロローグ~1
春黄
周りには逃げられないように針金が張ってある柵。
そして何もない部屋。
僕はこの場所から出ることは出来ない。
多分、この先も…。
この時代は人が人を差別する事が酷かった。
迫害された人達はその国の兵士に連れていかれ、この収容所に入れられる。
そして色んな方法で処分される。
僕もいずれ処分されることは分...囚人 -出会い-
壟(ロウ)
「孤独パレードへようこそ」
A:真っ暗な夜道を一人で逃げる
それはそれは悲しい物語
真っ赤な刃物を汗ばむ手で握る
これはこれはお嬢さん
B:僕は罪を犯した
沢山人を殺した
僕が失くした命は 戻らない
サ:「捕まえろ」「ツカマエロ」
響く声が僕を襲う...罪人達のパレード
桜苺、゜○・。
語り部の囚人
ようこそいらっしゃいました。このたびお聞かせするのは作越しに恋をした囚人のお話です。
その囚人は自由を奪われ、迫害を受けており、そんな中で柵の外から囚人を見ていた少女に恋をしたそうです。
そしていつからか、囚人は少女に気持ちを伝えるため、
手紙を書き紙飛行機を折り、少女の元へと飛ばした...語り部の囚人
文鳥
【歌い手:リン】
A1
どのくらい眠っただろう それもわからない
色のないこの部屋で
目の前をゆっくりと進む モノがある それは
ひとつの紙飛行機
B1
そして 私は立ち上がり歩き出す
紙飛行機はどこへ行くの
その先に光がある...【鏡音リン】はじめまして(仮)【鏡音レン】
友愛@うり
次は、俺が紙飛行機を飛ばす番。
ヒュン―――――――――。
柵を越え、女の子の所へ真っ直ぐ飛んで行く。
女の子はまた上手に紙飛行機をキャッチし、
中を読んでいく。
・・・・、反応がない。
もしかして・・・・失敗?
「フッ・・・・」
あれ?
今、微かに笑い声が聞こえた・・・・?...囚人意味不な解釈してみた。4
ココロ
・・・もういい。抜け出してしまえ。
早く行かなきゃ、早く、早く―――――。
でも、汚い僕と君とじゃ
「サガアル」 「サガアル」
もう一度、手紙を書いて紙飛行機に折り、
柵を越えて行けるように
「トンデケ」 「トンデケ」
走る、走る、走る。早く、早く、早く。
会いたい、会いたい―――――!
息を切らし...囚人意味不な解釈してみた。3
ココロ
青い蒼い。どこまでも続く空。白く光る太陽。緑の芝生。暖かい風が、心地よく吹いている。深呼吸をする。
いつもと同じ風景。いつもと同じ二人。ただ、一つだけ違っていた。二人を引き裂いていた、痛々しい、刺々しい柵はなくなっていた。二人は黙ったまま、不思議そうにお互いを見つめた。そして笑い合うと、いつもの...囚人―Prisoner―15#エピローグ
華音
あなたと会えなくなって、もう何ヶ月経っただろう?私の体は、石のように固まってしまって、体を起こすことさえ出来なくなっていた。隣には心電図。口に呼吸器。そして数が増えていく、鎖のような管。まるでもう、私をここから動かさないとでもいうように。・・・・お迎えはもうすぐ来るのかな・・・・?
私はうっすら開...囚人―Prisoner―14#紙飛行機
華音
私は自分を殴りつけたい気分だった。愛する娘にも、娘が愛するあの少年にも、憎まれて仕方がない。言い訳がましいことだが、こんなことはしたくなかった。立場を使ってあの少年を苦しめ、殺してしまったのだ。
あの時少年に殴られた生傷が、ずきずきと痛む。
ノックをする音がした。
「入れ」私は溜息混じりに行っ...囚人―Prisoner―13#追悼
華音
狂ったような目つきの人々が、何人も何人も部屋の中にいた。暗い部屋の壁に、どす黒い赤で“希望”――蝶が描かれている。黄ばんだ人骨もある。まだ“シャワー”を浴びていないというのに、そこはまさに地獄絵図のようだった。思ったとおりだ・・・・ここは“毒ガス室”――。
僕はガクッと座り込んだ。足に力が入らな...囚人―Prisoner―12#囚人
華音
それから、どうやって収容所の中に戻ったのか覚えていない。僕は夢遊病のようだった。生きている感じがしない。真っ暗闇の中を、手がかりも無く彷徨っている。自分が今、進んでいるのか、退いているのか分からない。もしかしたら、もう止まってしまったのかもしれない。ただはっきり覚えていること、はっきり分かることは...
囚人―Prisoner―11#狂囚
華音
私はいつものように病院を抜け出した。
・・・・もう、ここから生きて出られないのかもしれない。私はそう考えていた。もしかしたら、収容所に着く前に、あなたに会う前に、私はもう何も感じなくなるのかもしれない。でも、それなら・・・・。パパの言うことを聞くわけじゃない。でも、最後にあなたに心配だけはかけた...囚人―Prisoner―10#決別
華音
「先生、娘は――!?」
急だった。私の仕事場に電話がかかってきた。血相を変えたような、リンの担当医の声がした。私はやりかけの書類を放って、病院に向かったのだった。
呼吸器をつけているリンの表情は、いつになく苦しそうだ。額は汗が流れているが、顔は海のように蒼かった。
「――少し休めば呼吸器は取れる...囚人―Prisoner―09#光絶
華音
これでいくつめだろう。手首、腕、手の甲、足。日に日に増える管の数は、まるで私を病院に鎖でつないでいるようだった。
「リン――リン?」ママが声をかける。
「え?ごめんなさい。なあに?」私は少しはっとして、ママを見上げた。
「リンったら、何回も呼んだのに気付かなかったのよ――・・・・じゃあ、ママ達は帰...囚人―Prisoner―08#苦鎖
華音
※注意、必読
この話は囚人P様の名曲「囚人」「紙飛行機」のPVを基にしたフィクションです。
原曲がそうであるように、約70年前の某国で起きた事実を参考にはしていま すが、そのものではありません。
アレンジを加えている部分もありますし、史実とは異なる展開もあります。
この話は一貫して「紙飛行機」PVに...看守~「囚人」「紙飛行機」二次創作~
おー太
ココロ「はい、前回の続きだよ☆」
レン「次何??」
ココロ「じゃあ新世紀ー!囚人・紙飛行機もいくよ☆」
リン「おk」
ココロ「のーぼーるーのーぼーる~こ~のー
エレヴェータァー♪」
リン「絡み付く未練を~振りはらい~♪
上を目指し昇~り続けるっ♪」
レン「何故私は昇っているのですか?
エレヴェーター...ボカロと僕の生活。31
ココロ
あれから毎日、君の紙飛行機が僕の唯一の喜びだった。
・・・・それ以外は、“どん底”と言ってもおかしくない――いや、これ以上のどん底がまっているかもしれない。ただはっきりと言えるのは、確実に穴の底は近づいているということだ。
ここに来て、もう何ヶ月経っただろうか?僕の右腕に、“02”と赤く刺青し...囚人―Prisoner―07#轟雷
華音
私は、宝物を入れているハコの中にある、紙飛行機の数を数えた。
「今日で十通目だわ」無意識に顔がゆるむ。
少しずつ増えていく宝物は、今迄で一番楽しいことだった。・・・・あなたもそう思ってくれてるのかな・・・・?
手紙を読んでいると、収容所がどれぐらい酷いものか分かる。彼はなんでもないことのように、...囚人―Prisoner―06#一光
華音
彼女から届いた手紙。
For you
お手紙、ありがとう。うれしくて、何度も繰り返して読んだのよ。
昨日は本当にごめんなさい。私のパパは、貴方のいる収容所の将校として勤めてます。今まで私、知らなかったの。本当にごめんね。あんなに酷いことを、パパがしてるなんて・・・・。
あなたは私の初めてのお友達...囚人―Prisoner―05#夢見
華音
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