タグ「曲募集中」のついた投稿作品一覧(25)
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枯葉の舞い散る 秋の夕暮れ
窓辺に佇み 空を見上げてた
鮮やかに染まる 雲の色さえ
涙滲んで ぼやけてしまう
あの日あなたの心から 僕のすべてが消えた
名前を呼んでも 叫んでみても
あなたには僕の声が もう聞こえない
手を伸ばしても 届かない指
あなたには僕の姿 もう見えないの
月明かり照らす 一人...Missing
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そよぐ風に揺れている 可憐な白爪草
露草と重ねて編んだ 髪飾りを作る
飛び立つ小鳥の声に 空を見上げ微笑む
柔らかなあなたの薫り 僕を優しく包む
何処までも 澄み渡る空
二人で歌う 子守唄
ひと時の 夢だとしても
どうか 覚めないでいて
きらきら光る木洩れ日 二人に降り注いで
さらさらと吹き渡る風 ...夢の記憶
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黄昏色に染まる空 風が運ぶ祈りの歌
ねぐらに帰る鳥達 私は何処に帰る?
暮れてゆく空に輝る 赤い星の道標
宛もなく歩いて行く 白い砂漠の海
月影揺れる水面に 風が散らす花模様
オアシスを彩る花達が 艶やかに咲き誇る
淡紫に染まる空 消え残る星の光
乾いた風に吹かれて 私は何処へ向かう?
流れゆく雲を...果てない旅の終わりを夢見て
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硝子色の匣の中に 蒼い雪が降る
誰も知らない 夢の果て 立ち枯れた杜広がる
静かに積もる雪の中 沈む石の墓標
刻まれた 見知らぬ文字に 誰かの声重なる
泣き顔忘れた頬を 冷たい雪が濡らして
響き渡る鈴の音に 心砕かれてゆく
錆びた鎖に 躰縛られ 滲む視界の端で
降り積もる 雪の欠片が 私を蒼く染めて...硝子の匣
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夜の空に掛かる 色のない虹
舞い飛ぶ羽花の群れ 刹那の生命灯す
水面を渡る風 月影揺らす
水辺にそよぐ 名も知らぬ花 風が花びら散らす
切なく届く古い調べは 誰が歌っているの
朽ち果ててゆく この身を誰が 嘆いているの
青い空流れる 白い雲ひとひら
飛び交う緋(あか)い蝶 艶やかにひらめく
陽の光煌...朽ちゆく神への鎮魂歌(レクイエム)
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夜の闇に光る 猫の目の月
冷たい鏡の向こうから 【私】が手招きする
押し潰されそうな 深い夜の底
伸ばした手を掴むのは
【私(だれ)】なのでしょうか?
舞い散る記憶の欠片を 拾い集めて
パズルの様にはめた時 月が嗤う気がした
繋いだ手の温もり 確かにあるのに
何も見えない闇の中で その姿探せない
夜...月が嗤う
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篠突く雨に 濡れて揺れる 淡い紫陽花の花
儚く可憐な華模様 移ろう感情(こころ)映して
雨に煙る石畳 紅い蛇の目の傘
すれ違う美しい女性 螺鈿の簪
水無月の雨すだれ 灰色の空の下
雨音だけが 耳に響いて 切なさ募る
水面を叩く 雨の雫 揺らぐ紫陽花の影
決まらぬ花色雨模様 わたしの心染めてく
時を刻...紫陽花
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硝子色の砂の海 立ち枯れた水晶の森
空にかかる双子月 片翼広げた銀河
蒼く揺らめく水面 甘く薫る翡翠の華
夜空を舞う紅孔雀 湖底に眠る金の龍
竪琴奏でる指先 優しく響く子守歌
風にそよぐ瑠璃の髪 夜を閉じ込めた瞳
果てしなく広がる砂漠 夢の亡骸降り積もる
崩れゆく石の墓標 幾千万の星流れ逝く
月灯り...夢想歌
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春の風に揺れる華苑 麗し君の姿
艶やかな長き黒髪 鮮やかな花衣
咲き誇る緋牡丹の花 花弁ひらりと舞う
夜を集めた君の瞳は 僕を映しているの
陽炎のように 消えそうな君
この胸に抱きしめる
ずっとずっと 守り続ける
ずっとずっと 愛しているよ
月灯りに揺らぐ華苑 夜露に濡れる牡丹
抱きしめた君の躰は ...花仙の戀
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ひらひらと雪が舞う 買い物帰り
花屋の店先で ふと立ち止まる
あなたの好きな ピンクの報春花
可憐な花を 咲かせているよ
ちょっとお財布の 中身と相談
おやつのアイス 我慢しようかな?
小さな鉢植えでも あなたなら
きっと喜んで くれるよね
白い世界に ほんのり淡い色
春はまだ遠いけど 春を告げる花...報春花(ほうしゅんか)
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クジラが空を 飛んでいる
牛さん模様 白黒クジラ
ときどき プシュープシューと 潮吹いている
なんだかとても 楽しそうだよ
クジラが空を 飛んでいる
キラキラ光る 金色クジラ
ときどき キュインキュインと 鳴いている
なんだかとても 淋しそうだよ
クジラが空を 飛んでいる
空より深い 蒼色クジラ...クジラが空を飛んでいる
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ひらりひらり 花びらが舞う
春の宵に 妖しく灯る
月の差さぬ 夜にざわめく
白き夜櫻 焔の如く
優しく招く 白魚の指
誘われるまま 唇重ね
白磁の素肌 乱れる吐息
華の褥に 黒髪流る
絡ませた指 肌伝う汗
紅き唇 微笑を浮かべる...夜櫻の檻
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生きてくことを 諦めていた
そんなつもりじゃ なかったけれど
人の心に 振り回されて
流されるのは 嫌だった
顔も知らない 君と交わした
手紙の文字に 嘘はないけど
待たせるだけの 僕の心を
君は恨んで いないかな
花が嵐に 散りゆく様に
空を流れる 星の様に...君がため・・・
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天空に刺さる水晶のオベリスク
駆け抜ける鋼色の戦車 光弾く青銅の剣
沈黙する巨大な幾何学 砂漠のモニュメント
繰り返される生と死
来世を夢見て死者は眠りにつく
安息を乱す者は死の翼に触れ
王の呪いをその身に受ける
猛き獅子座の王は
夢に憑かれて走り続ける運命に従い
光り輝く馬に乗り 世界を...幻想詩
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黄金の翼広げ 空高く舞う鳥よ
導く峰の向こう 天空の湖
陽の光煌く波 蒼く澄み渡る水
古き伝説の都市 湖底に眠る
愚かなる若き王 神の怒りに触れて
その躰貫いた 雷(いかづち)の刃
降り続く雨の中 逃げ惑う人々の
祈りの声届かず 水底(みなぞこ)沈む
岸辺に咲く白い 名も知らぬ花
優しき風に そよい...天空の湖
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今日も朝から お弁当作り
マスターの好きな だし巻き玉子
お砂糖たっぷり 愛情込めて
栄養・盛り付け 味も完璧
女の子には 負けません
目覚まし代わり おはようのKiss
寝惚けた顔も 可愛いですよ
早く起きないと 遅刻しますよ
それともこのまま 襲われたいの?
首筋に痕 付けますよ?...これもいわゆるひとつの愛? 「週末編」
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心が哀しくて 眠れぬ夜は
月香華の花を 差し上げましょう
月の光に似た 冷たい薫り
貴女の哀しみを 癒してあげましょう
蒼白く可憐な 美しい花
枕元に置いて お眠りなさい
哀しみを忘れた 夢の中へ
優しく誘って くれることでしょう
還らぬ男性を想い 涙する乙女よ
せめて 夢の中で 愛しい男性...月香華(げっこうか)
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その肌に咲く 薄紅の花 鮮やかな色 僕を狂わす
この腕の中 優しく抱いて 可愛い声で 啼(な)かせてあげる
指先辿る 花弁の痕 消えないように 今宵も散らし
甘い愛撫と 熱い接吻(くちづけ)眠らせないよ 夜が開けても
蜜に塗(まみ)れて 開く薔薇の華 あなたの匂い 僕を狂わせる
涙に濡れて 潤むそ...狂愛
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流れ行く雲を見上げて あなたの名前そっと呟いた
暮れゆく空 沈む太陽 愛しい面影消えてゆく
手を伸ばしても 虚しさを掴むだけ
あなたの声 耳に残っているのに
愛していると 言葉にしても
あの優しい瞳 もう戻らない
春に出逢った日から 幾つもの季節を過ごしたね
二人で育てた櫻の花は 今年も綺麗に咲いた...逢いたくて・・・
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恋する乙女心 万華鏡 貴方の微笑で キラ☆キラ輝る
切ない乙女心 くるくる廻る 貴方に逢いたくて ゆらゆら揺れる
毎朝見かける 背の高い男性 隣に立ちたくて 早起きをする
ドキドキ抑えて 挨拶したら 貴方は微笑んで 返してくれた
微かに薫る 優しい匂い あの男性に似た 青い海の色
降りる駅まで ほん...万華鏡
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金木犀が香る 秋の夕暮れ
「淋しい?」と 呟いたのはあなた
何も言えなくて ただ首を振り
痩せた白い手を そっと握った
「ずっと傍にいるから」遠い日の約束
あなたがくれた 水晶のお守り
櫻舞う春の日に 出逢ってから
二人で過ごした日々 幸せな想い出
今も僕の胸に 刻まれているのに
その瞳に...願い (先に説明文をお読み下さい)
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夕暮れ響く ひぐらしの声 夏草の杜 波打つ緑
こっちへおいでと 呼びかける声 葉陰の向こう 手招きをする
足下に散る 白く長い枝 乾いた音立て ポキリと折れる
背丈を越えて 伸びる茅の群れ 根元転がる 白い塊
追い掛ける声 伸びてくる影 何処まで逃げても 夏草の檻
捕まらぬよう 振り返らぬよう 二度...夏草の杜
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松に絡みし 藤の花 宵風揺れる 長き房
扇翳して 舞乙女 楽の音流る 春の宵
空に掛かるは 朧月 燃える篝火 揺らぐ影
白檀薫る 舞扇 紅の色房 金の鈴
舞い踊れや 舞い狂へ 今宵ひととき 笛の音響く
舞い踊れや 舞い狂へ 春の暮 妖し夜の 泡沫の夢
花房長く 咲きし花 色合い深し 春の花
艶や...泡沫(うたかた)の夢
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水面をすべる 切なき調べ
高く低く 月夜に響く
岸辺に揺れる 蒼き月香華
古の恋人の 変幻し花
風に乗せて 流れる調べ
遠く近く 心に響く
水面に映る 蒼き満月
古の時代より 変わらぬ姿
深き幽谷の 奥に隠れた
美しき華苑 瀞(きよ)き泉...樂醉夢(がくすいむ)
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白く輝る砂丘の彼方 揺らぐ陽炎
遙かな彼の地の 面影映して
風が描く砂の紋様 夕陽に染まる
砂漠のオアシス 今宵の宿に
今は遠い記憶の彼方 淡い想い出
優しき歌声 儚き微笑
許されぬ恋と 知っていても
想い止める事は 出来なかった
神の愛でし瀞(きよ)き歌声
永久(とわ)に失い...永遠(とわ)の旅人