TUCCAの投稿作品一覧
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A
浅はかな夢が沈む 川の行方を見ていた
家は遠く 空も遠く
何も無いが美しく 緑青の転がる午後
言えば遠く 言えば遠く
B
視界の外を 音立てて汽車がゆく
空の果まで飛んでゆく
S
歌は 空を流れて 僕は 溶けて横たわる...知らない川辺で
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A
もしも きみがいなくなったら
海の見える丘に 家を建てるよ
かなしくなった夜には 水際に降りて
息を吸っては 満肺の星に泣こう
B
一人の世界は たぶん
いつも 溺れかけたまま
真冬の波に流れて そっと暖かい底へ
S...息継ぎ
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ミュージアム、二篇
「ミュージアム」
A-B-C-A-C'
ぴたり 僕は鏡の上に 足をつけては
大理石は 冷たくなりきれない 氷河
ああ 飾るには まだ 早いかな
忘れたくない感動が もう沢山あるのにな
誰もいないミュージアムを歩く
ここは全部 無題ばかりのパレード
誰もいないミュージアムを歩く...ミュージアム、二篇
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A
街の隅に 吹き溜まる僕の手足は
粛々と 明日への準備を進めて
温くなった 浴槽の水が纏わる
この夜は どれだけ長くてもいいよ
A
くもる窓に 不安定な願い映して
その影が 帰ってゆく音が聞こえる
囁き出す 散らばった夢の粒子に
月明かり 浸りたかった詩集を閉じる...二月のこと
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Herald
雪は止み 真白に燃える
魂の帰り着く夜半
揺れる 静寂 ひとつ
青く 溪の空気は密か
悴む葉で 木立は 騒めき合い
白く足跡は闇へと消えーーー
おお わたしは
おまえに 会いたかった
吹き過ぎる夜風が...Herald
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A
焦燥 枯れた幻燈らは歌う
木枯らし 揺蕩に枯れた鐘の音
剥落 ここに吹き曝しのわたし
突き刺し 行旅は濡れた砂だ、ね
B
抱擁 灰色の夜明け いと高きところへ
燃え出す秋霜と 煤け、今は亡き春の手
S
花散らす風 前に 花抱く恋 思う...【作曲者募集】farewell
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A
窓の桟
積もる埃を 吹いた ああ
月の光が こんなにも
冷たくなったようなのは
いつからでしょう
A
夜がまだ 何か言っても
今日は もう
疲れてしまったようなんだ...【作曲者募集】眩しい様な
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fail.
~~~~~~
fail.
fail.
take fruits.
it's time to go.
blue jug.
fail.
夢が流れる。
裸足の夢。...fail.
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雨に秘密
A
雨が降るほど 乾いていく心を
空のバスタブ 呟いた言葉
残響と
さして僕らは 傷ついちゃいないと
軋むレコード 項垂れた言葉
反証を
B
水を注してよ...【作曲者募集】雨に秘密
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『どの星にも、額を』
一、
昼過ぎ 降り注ぐ 音
空は融けて 垂れ下がった 青に
鳥も 木々も
呼吸さえ みんな 溺れようとし
電信柱の 影に 眠る藍靛や
遠く 燻る ざわめきなど
(どこへ行く その ちぎれ雲)
わたしの 中に 逃げ込んだものは...『どの星にも、額を』
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樒 呼ぶ枯れた意味に
ほのか開き 朝のうた
気層を梳く 八月の夢みたい
再び逝くさ
鶲 克明な雨から
月の底が見えたなら
気層を裂く 藍冴えて
ひとり咲く
再び逝くさ
萱は掠れ...月を見つけた
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冷めた気球は 夢の隣に いつも
繰り返し 頷くだけの 漏斗と
初め呼吸は 錆びた街角のよう
皆 乞うに 思い出すため 航路を
うつろい うつろう 頓に晦ます奉賛 対 曖昧
梔子 砂場に脆い姿と相殺? 浮体 チムニー
うつろう うつろい 夜が再び崩壊しないように
揺り浮き 流離う さよならだけの本懐を...Retro
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まっさらな顔をして
ぼくの前に立つ
風は 人々の心を掻き回して
ひとつの 虹色を作った
端正な顔立ちで でも
もう ここにあるものは
見えていない顔で
そっぽを向く彼は
"さよならを言う前に"
と言った そして...たずねる
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瞼の裏に張り付いた、
目下、
いちめんのみどりだ!
同時多発的な、
透き通った青の、
微かに擦れ合う音!
ささやき、ささやく、ささやけ
一週間ぶりの、生だ!
わたしは、
ここで息を吹き返した!...!
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青ざめた風景の下で
わたしは あくまでも
間奏曲であった
日常から
滑り落ちていく
微かな影さえ
わたしの痩けた
頬を掠めて
帰っていくばかり
よろめいて...間奏曲
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絡まるイド
の延長線上には
再びさんざめく
衝動的膾炙と
夕陽
再び完成する
ことのない歴史に
遍在する
私たちの羽撃き
を縫い繋ぐ...取り交わされる赤
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一、
わたしたちは 歌おう
歌っていよう しばらくは
回り出した風見鶏の 視線を追う
風の色は新しくて わたしたちをそっと揺らす
心は どこまでも 軽くて 風に乗る
わたしは がらんどうの風船として
知らない 風景に行きたい
二、
旅装は どれも 真新しいものにしよう...十篇の詩による「風の旅程」
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A
くわえた硝子が鋭いので、
くるめいた今より鮮明な、
歌えば歌うほど透明な、
春の匂いの中にいたっけな。
すぐ皺を増やし朽ちていくような、
記憶などは追い越していくような、
未来さえ追いつけないくらいの、
いつかまやかしと知るスピードだ、
Ah…...【作曲者募集】スピード、忘れ物、春の空、遠く
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明日を待ちながら
A
クローゼットは その役目を終えて
ぼくを夜に沈める
今は 何を隠してるのかい
あれから黙ったままの 君も
A
思い出してしまうのは きっと
切なさを求めてしまうから
傷をつけた心が ぼくを...【作曲者募集】明日を待ちながら
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死の匂いのたちこめた優しい世界をつくろう。
遠い喧騒だとか、カラスの声だとか、
また団地で遊ぶ子どもたちの笑い声や、
昨日と同じ言葉を繰り返すテレビの音が彩る、
あの赤色の空が東から透き通って、
やがて訪れる静寂が美しい、
あの時間のことです。
あるいは全てのビルの明かりがようやく消え、
繁華街から...死の匂いのたちこめた優しい世界をつくろう。
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「祈り」(intro.)
Kyrie eleison
Kyrie eleison
主よ、わたしとわたしを歌う心のために
「森」
樹木の梢から光が散りばめられて
どこも真新しい匂い
時間さえも惚けたまま 一度全てが立ち止まる
こんな季節には 何と名前をつけよう
わたしもしばらく座り込み 夢に耽っていた...二篇のソネットによる「森とまどろみ」
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A
引き伸ばした日常を切り取ったような部屋に
穏やかに降り頻る雨は 時間を融かしていく
手を伸ばせば 今だって 触れられるはずの君は
夜遅くに部屋を出ていって
もう帰らないだろう
B
春の雨はひらめき
床には散らばった記憶
もう覚えていることは少ないけれど...春の雨はひらめき、
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A
引き伸ばした日常を切り取ったような部屋に
穏やかに降り頻る雨は 時間を融かしていく
手を伸ばせば 今だって 触れられるはずの君は
夜遅くに部屋を出ていって
もう帰らないだろう
B
春の雨はひらめき
床には散らばった記憶
もう覚えていることは少ないけれど...春の雨はひらめき、
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A
積んでいく 言葉は
触れたらすぐに崩れてしまうよ
積んでいく 言葉は
そろそろ崩してしまう頃かな
積んでいく 言葉が
崩れた山を掻き分け君は
顔だけ 覗かせ
僕の方を見て笑いかけた
B...告白
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A
積んでいく 言葉は
触れたらすぐに崩れてしまうよ
積んでいく 言葉は
そろそろ崩してしまう頃かな
積んでいく 言葉が
崩れた山を掻き分け君は
顔だけ 覗かせ
僕の方を見て笑いかけた
B...告白
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A
湿らせた衒いが 煙る二階の羽冠
A
君の手は懈怠飼う 駅に栄えた雲雀
B
るらりら 感動も平ら 四位体はいつも
灰 邁進とロール 聳えている
S
歌 感動は真中
暮らせば 高楼に白い笛の音...fairy
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A
叶えたのは 指の隙間から
滑り落ちる生活の果て
一人帰る夜の窓辺に 君が残していった灯り
A
映し出した 春の風景に
ただ二つ 淡い幻灯のように
浮かぶ歌は今でも そこに見えているだろう?
B
君の手から 伝わる振動と...faith
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A
照り出す 鳥撮る
徒と取る 路辿る
瑠璃すら 蔦 手々
氷柱と 雲母と
A
裏見て 峙つ 暗がり 知る由
灯と海鳴り 白雪 疾く止め
どうして 薄明かり
どうして 繰り返し...shin
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S
感性と渡来 脳内に惚け 飲んだ油彩
埋まらない機雷 積むだけ
A
可能なら 采配は晒さないでいたい
佩刀へ 酔って 歌え 老公
魔法 揺ら 曖昧な話だって無い
愛と暮れ 総体さえ 翁の理由か
S
解体に由来 空帯 日時計読んだ二人...【作曲者募集】besides
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A
早春の憂い 華やい疎
踏襲とフリー 構想路
朗々と君 もう飛んだか
春陽にeyes 本当さ
A
拝礼 告訴 炎天に blueな速度 酩酊 非
逍遥なら もう飛んだか 遊星にeyes このまま
B
照り焼く日 間奏はlight 最愛と glue...【作曲者募集】eyes