タグ:初音ミクオ
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わたしはその日、授業を受けながらクオのことを考えていた。クオがあの男の子に「ミクにちょっかい出すな」と言ったのは、わたしのことを心配してのことだろう。それは間違いない。それ意外に、クオがそんなことをする理由、ないもの。
でもじゃあ、クオはどうしてあの男の子をけしかけるような真似をしたのかしら? ...アナザー:ロミオとシンデレラ 第三十五話【ミクのお茶会】後編
目白皐月
月曜の朝、いつものようにクオと一緒に登校したわたしの目には、とんでもない光景が飛び込んできた。
いつもと同じ学校の昇降口。そこにリンちゃんと鏡音君と、もう一人髪の長い女の子がいて、更にもう一人男の子――上履きの色からすると一年――がひっくり返っている。鏡音君と女の子はひどく怒っていたけれど、それ...アナザー:ロミオとシンデレラ 第三十五話【ミクのお茶会】前編
目白皐月
俺の計画は、あっさり破綻した。昼休みにミクからメールが届いたのだ。「鏡音君がリンちゃんに話してるのを聞いたんだけど、演劇部お休みなんだって? 一緒に帰れるね」と書かれている。レンの奴、巡音さんに部活が休みになったこと喋ったのかよ! あいつ、何てことしてくれたんだ! 意趣返しのつもりなのかっ!? き...
ロミオとシンデレラ 第三十八話【クオの後悔】後編
目白皐月
……コウが巡音さんに一目惚れした時、俺は正直、コウのことも巡音さんのこともどうでも良かった。いや、嘘は良くないな。
はっきり言おう。俺は巡音さんのことを不快に思っていた。巡音さんはミクの幼馴染で親友なのは知っているが、だからといって俺が好意を抱くわけじゃない。本人が俺を前にするといつもおどおどと...ロミオとシンデレラ 第三十八話【クオの後悔】前編
目白皐月
「ねえ」
初音さんがなぜか頬を不満そうにふくらませながら僕に言った。
「……何かな?」
今のところ、彼女を怒らせるようなことはしてない……と思う。
誕生日には新しく描いたイラストを贈ったし、夏コミにも一緒に行ったし、好きなアニメの映画も見に行ったし、発売された新しいゲームも一緒に買いに行ったし...【クオミク注意】ヒーローになる方法の後の妄想
絢那@受験ですのであんまいない
「ふぅ」
デスクのパソコンから視線を外し、立ち上がる。
生憎今日は休日だ。
しかし昨日、上司から急に出勤命令を出された。
それに仕方なく職場に出向いた、ということだった。
「もうこんな時間か…」
彼女は時間を忘れていたようで、気付けば日が沈みかけていた。
10時から出勤していたので、間食はもちろん、...休日出勤 ver.禀菟
禀菟
全「おっつかれぇーっ!!!」
ミ「いやぁーっ、楽しかったね、人柱Aliceの撮影!!」
レ「うん、そだね。結構楽しかった」
リ「初作品にだったけど、面白かったねーっ!」
ル♂「まさか最後にあぁなるとは……自分の役だけど地味に「へぇ」ってなったな」
メ「まぁ原曲はBADぽいENDだもんねぇ」
カ「なに...人柱Alice おまけ
アストリア@生きてるよ
デルはミクオを自分の家に運んだ。
ミクオ「…ここは?」
デル「トガキにもあるように俺の家だ」
ミクオ「そっすか。じゃ、さいなら」
デル「待て待て。頑丈に鍵がかかっているからどうせ出られん。……って、おわぁっ!!?」
ミクオ「ん?あ、これ頑丈なカギだったの?ドアの方がぼろいから開いちゃったよ」
デル「...性転換悪ノ娘Ⅲ《亜種注意&ギャグですが何か?》
芙蓉
君も踊らないか?
ピッピッピッというなんだか不気味な電子音。
真っ白な壁、真っ白なベッド。
「ここは・・・どこだ?」
俺の最初の一言はこれだ。
誰でも自分の知らない場所で目覚めたら絶対口から出るお決まりの台詞。
漫画なら横に可愛い女の子がいてやつれた顔をしながら「あ、起きました?」とか言ってくれるん...ダァァンシングゥウゾォオオンンビィイ!!!1with 緑の店員(好きになった人がたまたま男だっただけです。)
なのこ
「おいっ!リトレカいるか!?」
ドアを強く開けて部屋に入ってきたのは、クオ。
「「リトレカってまとめんな」」
「で、何の用だよ?」
「どっちもいるよん?」
クオはとても焦ったような顔をしていて、リントとレンカはそんなクオをあまり見た事が無かった。
「お前らが案内していた双子が………!!」
その言葉を...人柱Alice 11
アストリア@生きてるよ
「ねぇ、今日どこ行く?」
「君が行きたいとこ行こうか」
黙れ。
黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れぇぇ!!!!!!
んだよあのバカップル!!
え、何?
非リア充の私への当て付け?
は?
バカなの?死ぬの?
てか殺す。...【Christmas企画】僕はいつも独り(笑)【プロローグ】
禀菟
リンちゃんと鏡音君は順調に仲良くなっているようで、わたしは今日、リンちゃんに「放課後に鏡音君の相談に乗りたいから、またミクちゃんと一緒にいたことにしてもらえる?」と頼まれてしまった。わたしの返事は「もちろんいいわよ」に決まっている。
ついでに何を相談するのかも訊いてみたんだけど、鏡音君の相談とい...アナザー:ロミオとシンデレラ 第二十八話【ミクの要望】
目白皐月
ミクが「レンと巡音さんをくっつけよう」と言い出したのは、十月の頭のことだった。それから一ヶ月ちょっとが経過した現在、事態は妙なことになってきている。
もともと俺は、この作戦に乗り気じゃなかった。レンとは確かに仲がいいが、他人の色恋沙汰になんか興味は無い。それに、どう見てもレンは巡音さんに興味は無...ロミオとシンデレラ 第三十一話【クオの不満】
目白皐月
ワンクッション。
警告。
・腐andBL
・なんだか話の内容がきもい。
・殴っていいよルナちゃん。誕生日おめでとう!! by なのこ to ルナちゃん
なのこ
とある日の昼下がり。
「マジで~!」
「本当だよwキモイよねw」
私、グミと会社の同僚でもあり、昔からの親友であるミクは、会社の食堂の一角で、
とりとめのない会話に花を咲かせていた。
「あ!グミ!もうこんな時間だ~!」
ミクがふいに立ちあがり、時計を指差して叫ぶ。
時計の針は後数分で午後1時を指そう...巡り廻るナイフの物語 第2章「嫉妬する女」 第1話
苺ころね
注意書き
これは、拙作『ロミオとシンデレラ』の設定を使った、ハロウィンのショートエピソードです。
おまけ的なものなので、外伝としてのナンバリングはしておりません。
ただし、『ロミオとシンデレラ』を、第三話ぐらいまでは読んでないと、話の背景がよくわからないと思います。
クオ視点で、クオとミク...ハロウィンなんか大嫌い
目白皐月
「とりっくおあとりーと、クオ君!」
いきなり現れたミクちゃんは、なぜか魔女の帽子をかぶっていた。
「お菓子をくれなきゃイタズラしちゃうぞ!」
…ああ、ハロウィンか。
「いたずら…何するの?」
「英語エンジン欲しいなあ。ルカちゃんみたいに、すらすらーって言ってみたいし。ていうかさっ、ルカちゃんのA...魔女っ娘ミクちゃんは大変なイタズラをしかけてきました【クオミク甘々注意】
絢那@受験ですのであんまいない
「クオーー」
間延びした声が静かなリビングに響く。
……返事は帰ってこない。
「クーーオーーー」
更に間延びする声。だが、やはりその声は寂しく響くだけで返答はない。
「クオってばー、暇ー」
やはり返答は無い。
そんなクオに、ミクはぷうっと頬を膨らませてから、ハァァっとため息をつく。
「何なのよぅ…そ...初音家の休日
芽莉沙
わたしの立てた作戦は、概ね成功したと言えるわ。リンちゃんも鏡音君も、遊園地に行くことをOKしてくれたし。クオは相変わらず「上手くいくわけないだろ」って態度だけど、それは教室の二人を見てないからよ。ちゃんと仲良くなってきてるんだから、後もうちょっとで、いい感じになれるわ。間違いない。
リンちゃんの...アナザー:ロミオとシンデレラ 第二十二話【遊園地でのミク】
目白皐月
とまあ、そういうわけで、俺たちは四人で遊園地に行くことになった。巡音さんは四人で行くという話を全然聞いていなかったらしく――ミクの奴、絶対わざと伏せてたな――呆然としていた。更に俺の方はレンに妙なことを言われたが、真面目に相手をすると俺が精神的に疲れそうだったので、適当な返事だけしておく。
遊園...ロミオとシンデレラ 第二十五話【遊園地でのクオ】
目白皐月
──空が好きだ。
どこまでも広くて、自由で。
──闇が嫌いだ。
何も見えないし、怖くなる。
だから、私は夜が嫌い。
──でも、夜空に光る星たちは大好き。
数億年前の眩い光。
暗い夜空で自分の存在を主張する懸命さ。
「同じ空でも、何でかなぁ」
昼と夜では全然違う。...夜空の君に
禀菟
「……ただいま」
「おかえり!久しぶり!!」
「あぁ、そろそろお前が俺を必要とする時期じゃねーかな、と」
「さっすが!正解だよ。それじゃぁ早速……いい?」
「ん、いいよ。………さて、アリスは何処だ?」
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さりげなく、前を歩くクオの...人柱Alice 7
アストリア@生きてるよ
月曜の朝、わたしが教室に入ると、リンちゃんが鏡音君と話をしていた。見た感じだと、前よりもリンちゃんは打ち解けてきているみたい。……やったわ! クオにはお前の作戦全然効果なかったじゃないかとか言われたけど、なんだかんだで距離は縮まっていたのね。
わたしがリンちゃんにおはようと声をかけると、鏡音君は...アナザー:ロミオとシンデレラ 第十八話【ミクの奔走】
目白皐月
「作戦はうまく行ったわっ!」
その日の夕方頃――ちなみに、中間テスト一週間前なので部活は休みである――俺の部屋にノックも無く駆け込んできたミクは、いきなりそんなことを言いやがった。……あのなあ、俺は勉強中だぞ。
「作戦って、なんの」
訊き返す義理はないような気がするのだが――何せ俺は勉強中なわけ...ロミオとシンデレラ 第二十一話【クオと電話】
目白皐月
「ふぁ~…眠……。」
閉じそうになる瞼を手でこする。
髪の毛がグチャグチャだ。
手で整えようとするが、なかなか直らない。
……いつもより、寝癖がひどいかもしれない。
そう思い、急いで洗面所まで走る。
鏡を覗くと、やはりあちこちに髪の毛が跳ねている。
…寝相、それほど悪くないはずなんだけどなぁ。
鏡の...距離を縮める方法
檸檬飴
「ミクさーん!」
「こっち向いてー!」
ここは学園内廊下。
そこで歩いていた美少女の名は初音ミクという。
容姿端麗、それに加え文武両道。正に完璧なのだ。
先ほどから聞こえる声援も全て彼女のファンによるものだ。
「えへへ、皆、ありがとねーっ!」
ミクが放ったウィンクに、その場にいた者たちは甲高い声を上...人柱Alice 6
アストリア@生きてるよ
「レン君…クオ君…」
私の前にレン君とクオ君が居る。
でも、彼等は正気じゃない。
【あの御方に逆らった報い。受けさせてもらう】
「レン…私だよ…リンだよ…!」
【分かってるさ。でも、家族より大切な物を僕は見つけたんだ】
「仕方ない…」
リンちゃんは魔法を唱え始めた。
「汝、我の妨げと成る時。汝炎に包...夢の魔法世界【嫌だった世界】
sinne-キョノリ@戻ってくる努力中
ーTORINOKO CITYー
「おはよー」
「おはよー☆」
「今日さー・・・・」
朝恒例のおしゃべり。
そんな中私は一人で何をするというあてもなく、椅子に座っている。
「やっぱさー。初音さんて何か恐くない?」
「あーわかる!!私はあんたらとつるんでる暇ないんですっって感じ。」
「ねえー、私絶対無理...TORINOKO CITY【Ⅰ】
あきのき
「何…!貴方達!」
「何これ…」
私達は、はっきり言うと、大勢の人に囲まれている。
この世界の真理に気付いたせいだろうか、それとも、この世界から逃げ出そうとしたからか。
真相は分からない。
【あの御方に逆らうつもりか】
【この世界は無限の世界】
【この世界は魔法の世界】
【誰もが求めた夢の世界】
彼...夢の魔法世界【消し去りたい世界】
sinne-キョノリ@戻ってくる努力中
ミク視点
「ネルちゃん…」
まさか、ネルちゃんが、巻き込まれてたなんて…。
「ふふふ、馬鹿ね、悔やんでも戻ってこないのに」
「ミク!あいつの言葉に耳を貸すな!」
クオ君が私に言った。
「もしネルが巻き込まれていたとしても!ソングパワー。お前の歌の力は人を傷つける物じゃないだろ!」
「クオ君…」
確か...歌姫戦士ボカロボット第20話
sinne-キョノリ@戻ってくる努力中