タグ:亞北ネル
369件
「ロボットものにするか、ヒロインものがいいか、悩むところですよね」
ネルちゃんは、企画書を広げて、指さした。
東京・青山にある「キディディ・ランド」の商談ルーム。
きょうは、グーグレ出版のネルちゃんと、吉育三さんが来ていた。
相手をするのは、キディディ・ランドのカイくんだ。
グーグレ出版では、新しく...玩具屋カイくんの販売日誌 (63) コミックの企画を立てる
tamaonion
「レェーーーーーンッ!」
ガラリと自分の部屋の窓を開け、そのまま隣の家の開いている窓の中へとリンは飛び込んだ。飛び込んだ部屋の中にはこの部屋の主のレンがいて、リンの声を聞くと彼女を受け止めるべく八歳相応の小さな腕を広げていた。
ボフン、とリンは見事にレンの腕の中に着地する。いや、抱き着いた、と言...風邪引き (学パロ 番外編)
lunar
「ねぇ、レン」
「ん? 何だよ」
移動をしながらリンはレンに話しかける。前を歩いているレンは首だけリンの方を向いた。時折すれ違う女子がレンの顔を見て嬉しそうにキャアキャアと騒いでいるのを横目にリンは あぁ、レンは他のクラスでももててるんだ、と言う下らない感想を持った。
「空手部、てさ、何処で部活や...部活
lunar
「本当にごめんなさい・・・。亞北さんや初音先輩まで巻き込んでしまって・・・」
そう言って金髪少女―椿麗羅は三人にペコリと頭を下げた。
「いや・・・別に良いよ。こういうの慣れてるし。ホラ、ミク姉とかネルってさ結構剣道強いじゃん? だからたまにこんな風に決闘もどきになる事あったんだよね。・・・まぁ、そ...再会 8
lunar
この物語はフィクションであり、
実在する人物・団体等とは一切関係ありません。
この物語は拙作
『Project=DIVA Extended RED
~女王の帰還と未来の黎明~』
(ニコニコ動画 nm8550978)の続編となります。
より円滑な世界観把握のため、
動画を先にご覧いただくことを推奨い...【第一話】Project=DIVA〔Extend〕 グレー/スケール【亞北ネル】
初代前説屋
「・・・ん?」
渡り廊下から何か声が聞こえる。
おかしいな?ココはあんまり人が通らなくて静か・・・・
「・・・・・好きです」
っ!!?
告白現場っっっ!!?
相手は・・・・
れ、廉っっっ!!?
うっそ、廉ってほんとにモテてたんだぁ・・・・・
「・・・・・ごめん」...姉弟の秘密
ちぇりー
「っ!?・・・」
何・・・何何何何何何何!?何なのよ、あの子!如何してあんなに・・・強いの!?
ブン、と後ろから振り下ろされる竹刀を振り返らずに回転蹴りでリンはそれをへし折る。 おぉ、折れた、何てこの場には似合わない暢気な口調で言いながら、前から向かって来た女子と組み手を取ると拳を避け、相手のガード...再会 7
lunar
コンコン。
?「テトさん居ますか?」
テト「開いてるよ」
テトの返事を聞くとドアがゆっくりと開き、双子と一人の女性が入ってきた。
?「ヤッホー。テトちん。元気ぃ?」
テト「ミキか?久しぶりだな。調子はどうだ?」
ミキ「絶好調!と言いたいんだけど、ちょっと微妙かなぁ」
テト「神威やグミ博士の事か?」
...【第3章~命の重さ(3)~】失われし世界と運命の歌姫~Diva of Destiny and The Lost World~
悠梨P
二時間続きの音楽が終わり、生徒達はゾロゾロと教室を出て各自の教室に帰っていく。
「あー、何か楽だったわ」
うん、と伸びをしながらリンは言った。
「そら、まだ完璧に授業らしい授業受けてないからだろうが・・・」
ポソリ、とネルに突っ込まれリンは う、と言葉に詰まった。
「ま、まぁ、ホラ!次はお昼だし!ま...再会 6
lunar
そして数時間後、二人は学校を周り終えた。一応、立ち入り禁止の所には入っていない。・・・まぁ、リンが入ろうとしたのをレンが止めると言う事ならあったが。
「ん・・・まぁ、こんな感じかな?後は学校生活送ってりゃ分かってくるだろうし」
「そだね。・・・つーか今何時間目?」
「? え・・・と」
リンに唐突に聞...再会 5
lunar
人ってそう簡単に変われるものなのかな・・・
あたし、鏡音凛。現在高校生です♪
彼氏いない暦16年。そろそろほしいものだwwww
ガチャッ
「ふぁぁ・・・おはよー」
わっ、いきなり入ってこないでほしい・・・・
いきなり入ってきたこの人は鏡音廉。
あたしの血のつながってない双子の弟なんだ。
なんか、お母...凛と廉
ちぇりー
「て言うか、リンちゃん、まだレン君のこと、好きなの?」
「っっ!?」
ポソ、と耳元でミクが囁くと途端にリンの顔が カァ、と赤くなった。その様子を見てネルはただ一言、
「悪魔・・・」
と呟いた。
「やーっぱりねー!まだ好きだったかー、そうかそうかー!」
「ちょ、ミク姉、声デカイ!」
「大丈夫、レン君鈍...再会 2
lunar
それは期末テストも終わり、夏の気配が徐々に表れ始めた、とある朝のHRの事だった。
(・・・眠ぃ・・・)
HR中、鏡音レンは朝の涼しさの中、睡魔に襲われていた。窓際の席なので少しだけ開け放たれている窓からは爽やかな風がそよそよとレンの額を直接撫でていった。
それがまた心地よく、レンは早々に寝る事を決意...再会
lunar
「そうね、出すからには、売れるものを出さないとね」
ネルちゃんは、2人に言った。
「ここにいる方も、この前、野菜で作った動物とか出したのよ」
彼女は、隣にいる男の人を見た。
「ナスで作った牛とか並べたけど、全然うれなくて、しょんぼりしてたもんね」
「それは言っちゃダメ」
男の人は苦笑した。
ここは、...玩具屋カイくんの販売日誌 (54) アートのフリー・マーケット
tamaonion
第七章 戦争 パート10
ここが最後の防衛線になるはずだけど。
翌日、インスブルグの街中に陣を構えたネルはそう考えながら、黄の国の軍の到来を待つことにした。計算では黄の国の軍は昨日中にインスブルグの町に入るはずだった。それが到来しなかったのは街中での夜襲を警戒した為だろうか。では、正々堂々と日中...ハルジオン34 【小説版 悪ノ娘・白ノ娘】
レイジ
第七章 戦争 パート7
その頃、レンは混乱を続ける戦場の中で一人、メイコの姿を探して駆けまわっていた。緊急を伝える銅鑼の音で飛び起きたまでは良かったが、赤騎士団とは少し離れた場所に宿舎を構えていたレンがメイコと合流できた訳もなく、とにかく直属の百名程度の歩兵部隊と共に乱戦の中に飛び込むことし...ハルジオン31 【小説版 悪ノ娘・白ノ娘】
レイジ
第七章 戦争 パート7
緑の国の軍勢がミルドガルド山地から撤退したのはそれから三十分程経過した後の事であった。乱戦不利とみたネルが早々に軍を引いたのである。敵将ながら天晴と感じたのはおそらくメイコだけではなかったであろう。引き際のタイミングも撤退方法も完璧と表現するべきものであり、赤騎士団を始め...ハルジオン30 【小説版 悪ノ娘・白ノ娘】
レイジ
第七章 戦争 パート6
さて、どう戦おうか。
ミク女王の執務室から退出し、青の国への出立の準備へと向かったグミとも別れた後、ネルは自身の私室へと戻るとその様なことを考えた。そのまま、窓際に立てかけてある緑の国の全図を取り出して私室の中央に用意されている長机の上に広げる。長机とほぼ同じ大きさの地図...ハルジオン29 【小説版 悪ノ娘・白ノ娘】
レイジ
第七章 戦争 パート5
黄の国の軍勢が来襲。
その報告が緑の国のミク女王に届けられたのはそれから三日後のことであった。私室でいつもの様にハクが淹れた紅茶を嗜んでいたミク女王は、ミク女王直属の親衛隊であるウェッジからもたらされた報告に思わずティーカップを手から滑り落とし、床に落下した白磁のそれ...ハルジオン28 【小説版 悪ノ娘・白ノ娘】
レイジ
第五章 緑の国 パート3
本来ならば国賓として迎え入れなければならないカイト王の突然の来訪ではあったものの、今回はお忍びという立場をとっている為に盛大な出迎えは控えることになった。それでも相手は大国の国王。無下に扱える訳もないというミクの判断により、自ら緑の国の王宮を囲む内壁正門まで出迎えることに...ハルジオン⑮ 【小説版 悪ノ娘・白ノ娘】
レイジ
第五章 緑の国 パート2
ミクの私室を退出したハクは、ミクの指示通りにネルとハクを呼び出す為に二階へと向かうことにした。緑の国の王宮の二階は高級官僚の私室や、官僚たちの為の執務室が並んでいるフロアとなっている。緑騎士団騎士団長であるネルも、緑の国唯一の魔術師でありかつ参謀であるグミも二階フロアに居...ハルジオン⑭ 【小説版 悪ノ娘・白ノ娘】
レイジ
第五章 緑の国 パート1
ハクがミク女王に仕えるようになってから、瞬く間に一カ月の時間が過ぎ去った。近頃はようやく周囲を観察するだけの余裕を持つようにはなっていたが、これまでビレッジの外へ出たことの無かったハクにとって緑の国の王宮は驚きの連続であった。ミクの統治する緑の国は、ミルドガルド大陸の南東...ハルジオン⑬ 【小説版 悪ノ娘・白ノ娘】
レイジ
第三章 千年樹 パート 4
ハクはその後、自宅に戻るまで結局一言も言葉を発しなかった。重たい沈黙を感じながらミクはハクに続いてハクの自宅に再び侵入し、そして自宅の扉を閉めた。ぱたん、という小気味の良い音がミクの耳朶を軽く打つ。そのままドアノブから手を話したミクは、うな垂れたままのハクの背中を見つめ...ハルジオン⑩ 【小説版 悪ノ娘・白ノ娘】
レイジ
第三章 千年樹 パート3
少し、寝坊したかしら。
そう思いながら、ミクは寝台から起き上がり、上半身を思い切り伸ばした。心地よく身体が伸び、それによってまだ目覚めていない細胞が活動を開始するシグナルを感じてからミクはベットから降りた。ハクと同じベットに寝ていたはずだが、ハクの姿はない。朝の準備に出...ハルジオン⑨ 【小説版 悪ノ娘・白ノ娘】
レイジ
第三章 千年樹 パート2
グミがネルの元に到達したのは日付も変わる頃であった。ミルドガルド大陸でも南部に位置する緑の国は比較的温暖な気候で知られているが、今日に限っては妙に肌寒い風が馬を駆けさせるグミの身体を吹きさらしている。周囲に視覚として確認できる姿は天空の星空と、近くを走る先導の兵士の姿だけ...ハルジオン⑧ 【小説版 悪ノ娘・白ノ娘】
レイジ
第三章 千年樹 パート1
少し、遠出をしすぎたのかしら。
若草の様な淡い緑色の髪をツインテールにした少女はそう考えて、騎乗した馬の手綱を一度引き絞った。それに反応して、馬の歩みが止まる。
ここはどこだろう。彼女はそう考えて、周囲を見渡した。周囲に見えるものは彼女の髪の色よりも深い緑の木々ばかり...ハルジオン⑦ 【小説版 悪ノ娘・白ノ娘】
レイジ
第六章 消失 パート4
「かなりの被害が出たようだな。」
夜襲を受けた翌日、苦虫を噛み潰したような表情でロックバード伯爵はメイコに向かってそう言った。被害報告は黄の国の死者が二千名に対して、緑の国の死者は数十名に過ぎない。
完敗と言っていい被害であった。
「本日中に敵軍を打ち破る必要がありま...悪ノ娘 小説版 (VOCALOID楽曲二次創作) ⑭
レイジ
第六章 消失 パート3
黄の国の軍と緑の国の軍が激突したのはそれから三日後のこと。場所はミルドガルド山地であった。
黄の国から緑の国へ進軍するには、まず大陸中央部を縦断しているミルドガルド山地を越えなければならない。それほど標高の高い山ではないが、それでも道は狭くなり、大軍の移動が困難になる地域...悪ノ娘 小説版 (VOCALOID楽曲二次創作) ⑬
レイジ
第三章 緑の国の女王
「ミク、また手紙が届いているわ。本当にモテモテね、あんたって。」
緑の国の女王、ミクに対して遠慮のない言葉を放ちながら緑の国の謁見室に現れた人物はネルという。明るい金髪をサイドテールにした髪型が特徴である彼女は、ミク女王に向かって半ば放り投げるようにして手にした手紙をミクに...悪ノ娘 小説版 (VOCALOID楽曲二次創作) ⑦
レイジ
螺旋状ノ恋
01
「カイト殿下、ミク秘書官様。本日はお越し戴き誠に感謝しておりますわ。」
アタシは満面の笑みを浮かべて言う。勿論その笑みは普段浮かべている偽りの物などではなく、心からの物だった。
「いや、丁度≪紅≫の工業の技術を学ぼうと視察を考えていたところでしたから。僕達にとっても都合がいい。」...螺旋状ノ恋 第一話 01
kmy。@元蒼刻楼藍