タグ:ヴェノマニア公の狂気
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レンファンドの笑顔に怯んだかのようにカムイは一瞬言い淀んだ。
が、すぐに決心したように面をあげると口を開いた。
「貴殿のお察しの通り、私は両親の死んだあの火事は事故ではない。とは言っても、完全に計画的だった訳でもないんですがね――」
死んでしまえば良い。
両親による養子縁組の計画を立ち聞い...アスモデウス卿の好奇-3
璃蝶
混乱の渦に飲まれた会場に僅かばかり後ろ髪を引かれる思いをしながら、レンファンドは屋敷から駆け出すと待たせていた馬車にヒラリと飛び乗った。
彼の遣い魔が扮した御者が馬にピシリと鞭を打つと、嘶きと共に一定のリズムの振動が馬車全体に伝わる。
馬車に据え付けられた柔らかなソファーに身を沈めると、レンフ...アスモデウス卿の好奇-2
璃蝶
ATTENTION
これは悪ノPオリジナル楽曲「ヴェノマニア公の狂気」の捏造小説です。
歌詞に沿って物語をつけさせていただいた前作「ヴェノマニア公の狂気」とは違い、100%私璃蝶のオリジナルです。
・ヴェノマニア公(神威がくぽ)の少年期がメイン
・主役はアスモデイア卿こと鏡音レン
・全て捏造過去
・...アスモデウス卿の好奇―1
璃蝶
こんにちはー、サテリアジス=ヴェノマニアでぇーす。
えっと今回は雪……なんだっけ? まぁいいや。
とにかくそいつに呼ばれたから、次元と時空の壁越えてわざわざやってきたんだが……お?
「サティ~!」
「グミナ!? なんでこんなところに!?」
「うん、厨二野郎に呼ばれたから、サティの服の裾持ってついてき...【ヴェノマニア公の狂気】僕の宿敵がこんなにカワイイはずがない【原曲者に謝れ】
雪りんご*イン率低下
こんにちは。ヤンデレの絵文字です。
初めに言っておく。
これは実話だ
なぜ今まで黙っていたのか。
いやツイッターではもうバラしている
たださあ、相談に乗ってくれる人が少なくて。(いや全然相談じゃないんだけどね)
まあ、バラしたいの。理由はなんとなく。
ということで自己紹介っていう感じで聞いて下さい。...私の脳内がおかしいです。
絵文字
僕の名前はサテリアジス・ヴェノマニア
今は、七つの大罪のうちの一つ、色欲に取り付かれているんだ
だが,大丈夫
僕は、それによって快楽を得ているのだからな!
わーはっはっはっはっはっはぁ!!
どうしてだ
何があったのだ
僕に惚れた筈の淑女達がどうして……
これじゃあまるでイジメじゃないか!
今朝起きた...負けるな ヴェノマニアくん!×嫌いな性別
アリサ
グミナはヴェノマニアの屋敷を眺め、自分と幼馴染の先祖へ思いを馳せる。
数百年も経ったのに何も変わっていない。帝国家は歴史に記された事を疑いもしないし、民は英雄の血を引いているのはベルゼニア家だと信じて疑わない。
強い力を秘めていた事も、勇者の血を引いている事を知らなかった幼馴染は、悪魔と化して...二人の悪魔 11
matatab1
ベルゼニア帝国アスモディン地方の街道。少し前まではヴェノマニア公が治めていた領内に、一つの箱馬車が止まっていた。馬車の脇には人間が一人立っており、深々と体を折り曲げる。
「申し訳ありません。これ以上あそこに近づくのは……」
乗客の頼みを叶えられない事が心苦しく、御者は頭を下げて謝罪する。馬車が壊...二人の悪魔 10
matatab1
ヴェノマニア公の狂気
プロローグ
アスモディン地方に、ある少年がいた。
少年の名前は、ガスト=ヴェノム。
ガストは、どうも冴えない顔だった。ガストはこの冴えない顔のせいで周りに嘲り笑われていた。
…つまり差別というところだろうか。
ガストは1人も相談に乗ってくれる親友はいなかった。ずっと1人で生きて...【自己解釈】ヴェノマニア公の狂気
雨斗
『グミナ=グラスレッドの独白』
アスモディン地方、故郷を離れてからそれなりの時間が経っていた。ヴェノマニア事件の被害者かつその加害者サテリアジス=ヴェノマニア公の幼馴染みである彼女、グミナ=グラスレッドはエルフェゴートへと亡命すべく馬車の中で一人揺られていた。しかし彼女はいたって平静だった。他の被...『グミナ=グラスレッドの独白』
栖夏
普通の人間であれば肌を焼く高温によって動けなくなってしまう状況の中、金髪の悪魔は炎に包まれた屋敷内を平然と歩いていた。
最下級の悪魔や炎が苦手な種族ならば行動を制限されてしまうかもしれないが、この程度の熱さでやられてしまう脆弱な悪魔は存在しない。
ここは焼き払う! 早く行け!
歩きながら、悪...二人の悪魔 9
matatab1
ヴェノマニア屋敷の門の前に止められた複数の馬車。その中の一つから、波打った長い金色の髪と青い服が印象的な女性が降り立った。周りには軍服を着た兵士が集まっている。
やや背の高い女性は馬車を見渡し、兵士全員に聞こえるよう告げる。
「手筈は整っているな?」
女性の口から放たれたのは、見た目からは想像で...二人の悪魔 8
matatab1
随分と女の数が増えたものだ。
特にやる事もなく、屋敷内をふらつく悪魔は淡々と判断を下す。たまにすれ違う女から会釈をされたり挨拶をされたりするが、気に入った相手ならともかく、興味もない者に意識を向けるのも面倒な為、一瞥する事もなく通り過ぎた。
ヴェノマニアに与えた力。それは使用者本人へ過剰に意識...二人の悪魔 7
matatab1
ある貴族の屋敷の広間で、青い髪と目をした青年が任務報告を受けていた。
椅子に座った青年の傍には二人の人間が無言で立ち、隊長の言葉を聞いている。
「それで、おめおめと帰って来たという訳か……?」
青年が無表情で返すと、一団を率いていた隊長は青ざめた顔で答える。
「も、申し訳ございません!」
跪...二人の悪魔 6
matatab1
国内で頻発している女性失踪事件について調査せよ。
主から受けた命令に従い、青い鎧兜に身を包んだ十人程の一団がヴェノマニア屋敷へ向かっていた。
剣を腰に下げる者。槍を背中に装備した者。先込め式の単発銃を持った者。その格好は調査を向かうと言うより、まるで戦に赴くかのような雰囲気を醸し出している。
...二人の悪魔 5
matatab1
悪魔はヴェノマニアの向かいに置いてあるソファに座り、肘掛に右腕を立てて掌に軽く顎を乗せる。
「どうして何処の世界でも、勇者や英雄って奴は特別なのが当たり前で、それに疑問を持つ奴がほとんどいないんだ?」
それが異常であるかのような物言いに、ヴェノマニアは怪訝に目を細めて言い返す。
「いや、そもそも...二人の悪魔 4
matatab1
「何だと!?」
予想を上回る台詞に驚愕し、ヴェノマニアは悪魔に飛びかかる勢いで駆け寄り、ふざけるなと怒声を上げる。
「あの話は何百年も前の出来事だぞ!? そもそも、あの絵の悪魔とお前の姿はまるで違うだろう!」
右腕で背後の絵を示して、悪魔が告げた言葉を否定する。あの絵に描かれている悪魔は黒く巨大...二人の悪魔 3
matatab1
どれ程走っただろうか、屋敷が見えくなった辺りでグミナはふらつく足を止めた。
共に屋敷を出た女達は皆思い思いの方向へ散って行った。愛しい人達の元へと帰っていったのだろう。
「くっ…」
グミナは頭を押さえて路地裏に座り込んだ。
先程から頭が割れるように痛い。
もうすぐ家に着くのに…
肩で息...ヴェノマニア公の狂気ー3
璃蝶
「あら、公爵様、お顔の色が優れないようだけど、どうなさったの?」
廊下で女に見咎められ、ヴェノマニアは内心ため息をつく。
「何でもない。少し…寝苦しかっただけだ。」
適当に答えると女はクスクスと笑う。
「お可哀想。私なら夜も気持ちよく眠らせて差し上げられますのに。」
そう言って頬に啄むよ...ヴェノマニア公の狂気ー2
璃蝶
ATTENTION
※これは悪ノPことmothyさんの新曲「ヴェノマニア公の狂気」に魅了されてしまった作者による突発捏造小説です。
捏造の上に原曲の素晴らしい雰囲気を損なってしまっています。
原曲未視聴の方、「捏造なんて許せない!」という原曲ファンの方は読まない方が良いかもです。
「何が来ても大丈夫...ヴェノマニア公の狂気ー1
璃蝶
最初の犠牲者が現れたか。
昼を半分以上過ぎた時間帯。眼下に広がるヴェノマニア公の領内で女性の姿を見つけ、悪魔は瞬時に理解する。遠目の技を扱える悪魔には、遥か上空からでも地上の様子を見る事が出来た。
女性は長い桜色の髪に、旅に向かないのが一目で分かる服装で足を進めている。落ち着きなく辺りを確認し...二人の悪魔 2
matatab1
広大な大陸を支配する国家、ベルゼニア帝国。数百年前、この世界にやって来た悪魔を滅ぼし、世界を救った勇者を祖先に持つ国である。
その一部、アスモディン地方ヴェノマニア領は、勇者と共に戦った者の子孫が治めている地であった。
儀式用のゆったりとした装束を纏った青年が、床に描かれた複雑な魔法陣の淵に立...二人の悪魔 1
matatab1
前書き
これは、「ヴェノマニア公の狂気」を題材にした、ショートコメディです。
それを納得できる方のみ、お読みください。
【ヴェノマニア公の後悔】
「じゃあ、本当に後悔しないのね?」
「ああ、こんな醜い外見からはさっさとおさらばしたい」
「わかったわ、これで契約成立ね。あなたはあたしに代償を支...ヴェノマニア公の後悔
目白皐月
僕の名前はサテリアジス・ヴェノマニア
今は,七つの大罪のうちの一つ、色欲に取り付かれているんだ
だが大丈夫
僕はそれによって快楽を得ているのだからな!
わーはっはっはっはっはっはぁ!!
さぁ、皆さん?
今日は何の日か御存知でしょうか?
ん?
知らない??
はっはっは...負けるな ヴェノマニアくん! vs 美しい淑女
アリサ
私の名前はグミナ・グラスレッド
今は,七つの大罪のうちの一つ,色欲に取り付かれた馬鹿幼馴染に誘拐されて地下室で毎日を過ごしています
何故,誘拐されたかって?
そんなの簡単よ
一緒に居たかったから
でも,こうでもしないとあいつとは一緒に居れないの
感情を表に出すのも苦手だしね
大丈夫かって?
まぁ,変...頑張れ グミナちゃん!×変態駄目男
アリサ
僕の名前はサテリアジス・ヴェノマニア
今は,七つの大罪のうちの一つ,色欲に取り付かれているんだ
だが,大丈夫
僕は,それによって快楽を得ているのだからな!
わーはっはっはっはっはっはぁ!!
「ねぇねぇ」
僕の傍らにちょこんと座っている彼女
この子は,先日招待した子だ
とても,可愛らしい……
何より,...負けるな ヴェノマニアくん!×小さな彼女
アリサ
僕の名前はサテリアジス・ヴェノマニア
今は,七つの大罪のうちの一つ,色欲に取り付かれているんだ
だが,大丈夫
僕は,それによって快楽を得ているのだからな!
わーはっはっはっはっはっはぁ!!
僕は,刺されてしまった
青い髪の,男に
どうせ殺されるのだったら,女に殺されたかった
よりによって,男なんてい...負けるな ヴェノマニアくん!×青の彼
アリサ
僕の名前はサテリアジス・ヴェノマニア
今は,七つの大罪のうちの一つ,色欲に取り付かれているんだ
だが,大丈夫
僕は,それによって快楽を得ているのだからな!
わーはっはっはっはっはっはぁ!!
「ねぇ,サテリアジス様ぁ」
僕に甘い声で話しかけてきたのは,ルカーナ・オクト
僕のお気に入りの一人だ
「前から...負けるな ヴェノマニアくん!×ピンクの彼女
アリサ
ある公爵の話2
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暖炉の火を見つめながら、男は衣服を整える。
痴態を晒した女をそのままに別の女に用意されていた葡萄酒をグラスで煽った。傍...ある公爵の話2
ナカムラ湖オジ
ある公爵の話1
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男は深く椅子に座り込み、長い指に己の長い髪を絡める。
膝に緑の眼の女がやわらかい体を寄せてきて、わずかに唇を綻ばせた。...ある公爵の話1
ナカムラ湖オジ
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