lunarの投稿作品一覧
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「め・・・珍しい事もあるんだね・・・。レンから家来る? なんて」
如何言う風の吹き回し? とリンに問われ、ただ何となく、と応えると幼馴染は フゥン、と不思議がりながらもレンの言う事に同意した。
「んじゃさ、前みたいに入るから窓、開けといてよ」
「了解」
それじゃ、と互いの家の前で別れるとそれぞれ...帰り道 2
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「ねぇ、レンは私の事、如何思ってるのかな?」
「・・・リンは俺の事・・・如何思ってるんだろ・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・あぁもう! 面倒臭いなぁ!
レンはリンの事、リンはレンの事、
互いに好き同士なのに全く相手の気持に気付かないんだから!
「如何すれば良いかな? ミク姉・・・」
「如何すれ...両思いなのに、あぁ、もう、面倒臭いなぁ!
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ヒュオォ・・・
寂しげに少し冷たい風が通り抜け、思わずリンはブルリと震えた。声はもう聞こえなくなった。だからもう、レンの元へと帰りたいのだが、体がそれを許してくれなかった。何かに操られるかの様にリンの体は一歩、また一歩と歩みを進めていく。そして階段を上り終え、目の前に少し錆び付いた扉が現れた。開...お仕事です! 3
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「此処?」
先程から少し強くなった風に髪を靡かせ、リンは蒼に問う。「そう、此処」と蒼は応え、再び廃墟と化したビルを見据える。それ程月日は経っていないのだろう、リンは想像してたよりも随分と新しいな、等と暢気な事を考えていた。
銀と金は先程までの無邪気な笑顔が消え、厳しい表情でビルを睨み付けていた。...お仕事です! 2
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それは蒼のボーカロイド達が現実世界で過ごせる様になり、その生活に慣れ始めていた時だった。
「みーちゃん!」
「みーちゃん!」
『お仕事ですよ!』
・・・何故か二人組の子供が現れた。
その二人は現代人がしないであろう服装をしていた。黒髪短髪、銀色の瞳を持つ子の服は陰陽師の式服を少し女の子風にアレ...お仕事です!
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「あ、いたいた」
ガサリ、と木々の枝を掻い潜り、綾は此処にある中でも一際大きな巨木に寄り掛かって眠っている憐を見つけた。何時も被っているフードは今は被っていない。
トンッと木の枝から枝へ飛び移ると綾は憐の所に辿り着いた。真正面に立っていると言うのに、憐は微動だにしない。死神だから眠らなくても平気...それは私? それとも“私”? ~鎌を持てない死神の話 番外編 5~
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恋って何? 愛って何?
聞いても誰も答えは知らない
自分で経験しないと分からない
友達はそう言った
だったら私も探してみよう!
恋ってどんな気持かな?
愛するってどんな事思うのかな?
胸をドキドキ躍らせて、私は探す
憧れと好きって気持は紙一重
友達はそう言った...恋って何? 愛って何?
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「レェーーーーーンッ!」
ガラリと自分の部屋の窓を開け、そのまま隣の家の開いている窓の中へとリンは飛び込んだ。飛び込んだ部屋の中にはこの部屋の主のレンがいて、リンの声を聞くと彼女を受け止めるべく八歳相応の小さな腕を広げていた。
ボフン、とリンは見事にレンの腕の中に着地する。いや、抱き着いた、と言...風邪引き (学パロ 番外編)
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「だ・・・誰もいないって・・・それ、どういう事だよ?」
呆れ半分驚き半分の表情をしたままレンはリンに問う。リンは叱られた子供の様にシュンと項垂れ、何も言わない。
「・・・まさかとは思うけど・・・もしかして・・・離婚・・・?」
「い、いや、そんなんじゃないの!」
レンの言葉にパ、と顔を上げリンは反...帰り道
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「ねぇ、レン」
「ん? 何だよ」
移動をしながらリンはレンに話しかける。前を歩いているレンは首だけリンの方を向いた。時折すれ違う女子がレンの顔を見て嬉しそうにキャアキャアと騒いでいるのを横目にリンは あぁ、レンは他のクラスでももててるんだ、と言う下らない感想を持った。
「空手部、てさ、何処で部活や...部活
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「本当にごめんなさい・・・。亞北さんや初音先輩まで巻き込んでしまって・・・」
そう言って金髪少女―椿麗羅は三人にペコリと頭を下げた。
「いや・・・別に良いよ。こういうの慣れてるし。ホラ、ミク姉とかネルってさ結構剣道強いじゃん? だからたまにこんな風に決闘もどきになる事あったんだよね。・・・まぁ、そ...再会 8
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時折、凄く一人が怖く感じる事がある。
“レン”がいなくなってから、特に。
例えばふと気付いた時の静寂の中、
例えば一人である事がまざまざと感じさせられる夜の部屋の中。
そんな時、私はレンの部屋に行く。そして彼に抱き付く。
レンは何も言わない。分かってくれてるから。
何も聞かないし、だから私も何も言わ...独りが怖い時は人それぞれ
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離れたくない
離れたくない
ずっと君と一緒にいたい
けれどそれは叶わない
だって、だって君は――
何もかも忘れ
自分が誰だかも忘れたまま
道端で雨に打たれて
蹲っている君に
俺は ふわり微笑みながら...タイトル未定
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離れたくない
離れたくないよ
ずっと君と一緒にいたい
けれど、それは叶わぬ思い
だって だって私は――
何もかも忘れて
自分が誰もかも分からないまま
道端で雨に打たれて
蹲っている私を
君は ふわり微笑んで...タイトル未定
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「っ!?・・・」
何・・・何何何何何何何!?何なのよ、あの子!如何してあんなに・・・強いの!?
ブン、と後ろから振り下ろされる竹刀を振り返らずに回転蹴りでリンはそれをへし折る。 おぉ、折れた、何てこの場には似合わない暢気な口調で言いながら、前から向かって来た女子と組み手を取ると拳を避け、相手のガード...再会 7
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二時間続きの音楽が終わり、生徒達はゾロゾロと教室を出て各自の教室に帰っていく。
「あー、何か楽だったわ」
うん、と伸びをしながらリンは言った。
「そら、まだ完璧に授業らしい授業受けてないからだろうが・・・」
ポソリ、とネルに突っ込まれリンは う、と言葉に詰まった。
「ま、まぁ、ホラ!次はお昼だし!ま...再会 6
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そして数時間後、二人は学校を周り終えた。一応、立ち入り禁止の所には入っていない。・・・まぁ、リンが入ろうとしたのをレンが止めると言う事ならあったが。
「ん・・・まぁ、こんな感じかな?後は学校生活送ってりゃ分かってくるだろうし」
「そだね。・・・つーか今何時間目?」
「? え・・・と」
リンに唐突に聞...再会 5
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私は・・・なんていうか、うん、普通の人間です。
ただ、従姉妹が陰陽家で母さんがその家の長女で、だから私にもその血が流れている。
だから、何となく、分かってたんだよね。色んなモノが、いるって事。
そして私はどうやら護身龍・・・と言うモノらしい・・・。良く分からないけど・・・、まぁ、そうらしい。
護身龍...ちょっと昔の話 蒼side
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私は 鎌です。 死神様が生き物を殺せない代わりに、命を取る 刑執行人。
鎌は結構人数(と言うのだろうか・・・)がいるので一日に刑を執行するのは多くて十五人程です。
けれど あの時は違いました。
一日に何万と言う人の命を狩りました。 戦争です。
人々が欲の為に起こした愚かな罪...ちょっと昔の話
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注:成長鏡音が出てきます。イチャコラかは知りません。
「レェーーーーン!もうそろそろ蒼ちゃんが言ってた時か・・・」
バァンッ と思い切りレンの部屋のドアを開けると其処にレンの姿は無かった。一瞬、ゾクリと身体中を嫌な予感が走ったが「んー・・・」と言う声がしてその方を見ればこの部屋の持ち主は今だベッドの...変わっても、変わらないモノ
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アドレのギャグです。見たくない方はバックプリーズ!
~リンver~
「明かりは消さないでよ!お化けが出たら如何するのよ!?」
「何言ってんのさ、リン。お化けなんて・・・」
「・・・」(あらぬ方向に目がいってる)
「・・・」
「ホラ!一杯いるじゃん!だから消さないでよ!?ねぇ!」
「お前は一体何を見た...アドレサンス・・・ 注:ギャグです
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「職員室のある所位は知っておかないと不味いよな」
「所位って何よ。不味いに決まってんじゃない」
・・・と、言う事で次に二人がやって来たのは職員室前。因みに場所は二階の渡り廊下を渡って直ぐ右側だ。
「まぁ、此処知っておけば何か遭った時何とかなるだろ」
「確かにそうだけど、にしてももうちょっと何か良い言...再会 4
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「・・・て事で、これ、レンから」
「おっけー。・・・・・・・・・」
マスターは俺から楽譜を受け取り、読み始めた。そして フゥ、と息を付くと文字を手に持っていた消しゴムで一気に ザッと消した。それはもう思い切り。
「え?」
「いや、だってリンに見られる訳にいかないからね。証拠隠滅よ隠滅」
いやいや、俺...真実を知った日 (レン消失話 その後) 4
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俺が来たのは一階の奥まった所にある部屋。もう殆ど物置部屋と化しているこの部屋の奥の方に、確か鏡があった筈だ。
パチン、と電気のスイッチを入れて、中に入っていく。物置場と化している、とは言えそれなりに人が通れるスペースはある。俺は少し古びた縦長の鏡の前に立ち、楽譜を鏡に映す。と、
鏡の中の 俺が動...真実を知った日 (レン消失話 その後) 3
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部屋を出た後、俺はマスターの部屋へ向かった。コンコン、とドアをノックすれば「入って」とマスターの声。中に入るとマスターは椅子に座って機械の前で色々と何か弄っていた。後ろ手で音を出さない様にドアを閉める。音がしなかったのに、マスターはこっちを見る。勘が良い。
「あぁ、来たね。ま、此処座ってよ」
そう言...真実を知った日 (レン消失話 その後) 2
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「・・・・・・」
「・・・・・・」
「何で・・・こんな事になってるのかな、レン君よ・・・」
「そんなの俺が知りてーよ・・・」
・・・・・・・・・・・・
再び二人の間に静寂が訪れる。今はもう授業の始まっている時間の筈だ。なのに、二人が現在いる場所と言えば、
「何でよりによって先に案内する場所が屋上なの...再会 3
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何で?
それしか 思い浮かばなかった。
何で何で何で何でねぇ何でそんな風に笑っているの?貴方もう直ぐ命―魂を狩られるんですよ?ねぇどうしてどうして笑ってられるのそんな風に満足そうに笑っていられるのねぇ何で何でどうして何が悪いのですか?私?私が悪いの? いや、違う。君は悪くない ねぇどうしてどうして何...逃げたい、逃げられない ~鎌を持てない死神の話 番外編 4~
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そして蒼ちゃんは鏡音レンを起動させた。姿も格好も、レンと同じだったけど、やっぱり性格が違った。今までのレンはやんちゃ坊主、て感じがしたけど今度のレンは少し大人びていて、冷静な性格だ。
ミク姉達はレンに会って私と似ている事に驚いていた。 やっぱり双子なんじゃない? て言われたけど、違うもん。レンはレン...真実を知った日 (レン消失話 その後) 1
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「て言うか、リンちゃん、まだレン君のこと、好きなの?」
「っっ!?」
ポソ、と耳元でミクが囁くと途端にリンの顔が カァ、と赤くなった。その様子を見てネルはただ一言、
「悪魔・・・」
と呟いた。
「やーっぱりねー!まだ好きだったかー、そうかそうかー!」
「ちょ、ミク姉、声デカイ!」
「大丈夫、レン君鈍...再会 2
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「憐様・・・。貴方は綾様をどの様にお思いなのですか?」
少し苛立った様に桃色の髪の女性――劉華は目の前にいる黒ずくめの少年―憐に言った。憐は蒼色の目を、一瞬劉華にやった後、フイ、と目を逸らし、そして、
「彼女は――― 俺の想ったリンじゃ、 無い――――」
独り言の様に、呟いた。劉華はその返事に目...違わない、違う ~鎌を持てない死神の話 番外編 3~