レイジの投稿作品一覧
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閲覧注意
念のため。
悪食娘コンチータ 第二章 コンチータの館(パート13)
「遅いなぁ。」
リリスは皿洗いを一通り終えると、小さな溜息と共にそう呟いた。ここのところ料理人がいないものだから、食事の支度から後片付けまで、全てレヴィンと二人で回さなければならない。この後レヴィンと二人で食事を摂...小説版 悪食娘コンチータ 第二章(パート13)
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閲覧注意
食事時にうpしといてあれですけど食事前は閲覧しないようにしてください。
お肉が食べられなくなる危険性があります。
ほか、精神的に不安なら絶対に閲覧しないようにしてください。
第二章が終わったら気持ち悪くない、さっぱりとしたあらすじを書く予定なのでそちらを見るようにしてください。
では、食後...小説版 悪食娘コンチータ 第二章(パート12)
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弱音ハク探偵事務所(後半)
「お、ご予定はお済で?この後どうです?」
ハクがミクを連れて一番に訪れた人間は、先程から懸命な営業活動に励む先程のホストであった。未だに客が捕まらないらしく、その表情には軽い焦りが見えている。
「景気よさそうね。」
社交辞令とばかりに、ハクはそう言った。
「いや...弱音ハク探偵事務所【ハロウィン特別企画】(後半)
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弱音ハク探偵事務所(前半)
都市の中には様々な風景を目にすることが出来る。近代化された、造形豊かな建築物。天をも恐れぬ高さへと伸びた、機能を追及するがゆえに生まれた美しさをもつ高層ビル。そして、そこを生活の場とする、数多くの人間、成功者。清潔な、光に見出された種族。
だが、そんな街の中であっても...弱音ハク探偵事務所【ハロウィン特別企画】(前半)
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警告:閲覧注意
何度目か分かりませんが。
これまでとは想像を絶する気持ち悪さを誇る文章になっています。
というか犯罪的文章になっているような気もするので、閲覧時は十分に注意してください。
食事前は如何なる理由があろうとうも閲覧禁止です。
その他、気の弱い方、年齢の若い方
絶対見てはいけません。
...小説版 悪食娘コンチータ 第二章(パート11)
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閲覧注意
今回も相当に気持ち悪いです。
食事前にはくれぐれも見ないようにしてください。
それ以外の時間に見て、嘔吐感を覚えた、頭が痛くなった、食欲が減退した等の被害が発生しても責任持てません。
もし些末でも不安があれば閲覧しないで下さい。
それでは、覚悟できたかたと耐性のある方だけどうぞ。
悪食...小説版 悪食娘コンチータ 第二章(パート10)
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閲覧注意
最高に気持ち悪いです。読まれるときは十分に注意してください。
食事前に読むのは厳禁します。食欲なくされても責任持てません。
具合が悪くなられた場合も、同様に責任を持てません。
それでは、覚悟できた方だけどうぞ。
悪食娘コンチータ 第二章 コンチータの館(パート9)
「料理?」
「その通...小説版 悪食娘コンチータ 第二章(パート9)
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悪食娘コンチータ 第二章 コンチータの館(パート8)
「やれやれ、これは参ったな。」
呆れた様子で、レヴィンがそう言った。翌朝のことである。いつまで経っても厨房に現れないヴァンヌの様子を図りに来たレヴィンとリリスは、ヴァンヌの部屋に残された、綱状に加工されたシーツが窓枠から外に投げ出されているこ...小説版 悪食娘コンチータ 第二章(パート8)
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悪食娘コンチータ 第二章 コンチータの館(パート7)
思わず毀れた溜息は、誰もいない厨房の壁にどことなく消えていった。
あれから一週間程度の時間が過ぎ、朝晩がすっかりと冷え込むようになった早秋の晩。ヴァンヌは心底疲れ果てた、という様子で大きな吐息を漏らした。本日の晩餐はレヴィンとリリスがどこから...小説版 悪食娘コンチータ 第二章(パート7)
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悪食娘コンチータ 第二章 コンチータの館(パート6)
代わりの料理人は、レヴィンが思っていたよりも早く、その日の夕方には見つけることが出来た。いや、正しく料理人と言えるのかは分からない。ただ、コンチータ領に所属する農民の娘が半ば興味本位でレヴィンの誘いに乗っただけ、と表現した方がよほど的確な表現で...小説版 悪食娘コンチータ 第二章(パート6)
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なんども言いますがグロいので以下略。
ではでは大丈夫な人はどうぞ。
悪食娘コンチータ 第二章 コンチータの館(パート5)
「もう、何をしているのよ。」
両手を腰に当てて、拗ねたような口調でリリスがそう言った。場所は再び厨房、先程バニカの食事を終えて、食器の片付けにとレヴィンと二人で訪れた時のこと...小説版 悪食娘コンチータ 第二章(パート5)
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※何度も告げますが、グロテスク表現を含みます。
苦手な方は読まないで下さい。
悪食娘コンチータ 第二章 コンチータの館(パート4)
「今日も、素晴らしいディナーになりそうね。」
薄気味悪い笑みを漏らしながら、バニカがそう言った。今日の料理はオクトパスの焼き物らしい。バニカの目の前に差し出された、...小説版 悪食娘コンチータ 第二章(パート4)
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第四章 ガクポの反乱 パート7
視界良好、ガクポは上手く立ち回ってくれたみたいね。
人が駆ける地響きと、狂気に近い興奮を持って叫ぶ武装集団の叫びを身体全体に感じながら、それでも総督府を守護する鉄扉は重々しく開かれる。土ぼこりの先に現れた、グリーンシティ総督府、ミルドガルドで最も美しいと評される建...ハーツストーリー 69
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※今回も若干グロテスクな表現を含みます。
注意して読んでください。
気持ち悪くなられても責任もてません。。
悪食娘コンチータ 第二章 コンチータの館(パート3)
ランチタイムに現れた料理人は、瞳が落ち窪んだ、病的にまで頬がこけた、青白い人物であった。
「マイヴェイと申します。」
低く、そして響...小説版 悪食娘コンチータ 第二章(パート3)
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第四章 ガクポの反乱 パート6
どうやら、上手く進入できたようだ。
テトが内壁南門を守備する衛兵との会話を終えて、一度止めていた馬車を再び移動させる気配が伝わると、ガクポは安堵したように、周囲に気取られない程度の溜息を漏らした。先日のテトとの会談から一週間後。五月二十一日の出来事である。今頃、リ...ハーツストーリー 68
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第四章 ガクポの反乱 パート5
「ガクポには、グリーンシティを制圧の後、リンツ経由で帝都へと進軍してもらいたいの。」
一通り過去を懐かしんだ後に、リンはリリィが用意していた地図で指差しながら、ガクポに向かってそう言った。リンツは旧緑の国と旧青の国との国境に位置する街である。
「了解いたしました...ハーツストーリー 67
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※閲覧注意
今回から、多少気持ち悪い表現が含まれています。
苦手な人は読まないで下さい。大丈夫といえば大丈夫です。
・・でも気分を悪くされても責任持てません。
それでは、宜しい方はそのままお読みください。
悪食娘コンチータ 第二章 コンチータの館(パート2)
ああ、爽快。
大気を覆う熱が立秋を迎...小説版 悪食娘コンチータ 第二章(パート2)
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悪食娘コンチータ 第二章 コンチータの館(パート1)
夏も半ばを過ぎて、それまで肌を刺すような暑さも幾分かは和らいだこの時期に、避暑という名目で王都を離れる貴族は通例ならば存在してはいなかった。ただ今年に限っては、唯一の例外として、少人数ながら精鋭の護衛を引き連れたバニカ夫人だけがコンチータ男爵領...小説版 悪食娘コンチータ 第二章(パート1)
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悪食娘コンチータ 第一章 王宮にて(パート7)
「落ち着いて、フレア。」
オルスがそう言いながら、フレアの透き通るような美しい腕を掴んだ場所は屋敷から飛び出して正門へと向かう前庭の中央、人型に彫刻された噴水が手にする壷口から、さんさんと暑気払いのための水分を放出している場所であった。
「離して...小説版 悪食娘コンチータ 第一章(パート7)
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悪食娘コンチータ 第一章 王宮にて(パート6)
コンチータ男爵の葬儀以来だろうか。暫くぶりに見るバニカ夫人の姿は、オルスにとっては少なからず衝撃を与える姿であった。簡易的な食堂にも使用できる、木目が美しい、樫の一本木で作られたテーブルの上座に腰かけているバニカ夫人の、かつて美しく整えられていた肌は...小説版 悪食娘コンチータ 第一章(パート6)
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悪食娘コンチータ 第一章 王宮にて(パート5)
「十人目?」
オルスが思わず、鳥籠に閉じ込められた鑑賞鳥のように呆けた口調で聞き返してしまったのは、フレアの回答がそれだけ現実感の無い回答であったためである。その言葉に対して、フレアは心の底から嫌悪するように眉を潜めながら、変わらずの厳しい口調の...小説版 悪食娘コンチータ 第一章(パート5)
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第四章 ガクポの反乱 パート4
およそ、五年ぶり、になるのかしら。
ルワールから東方へと向かい、旧緑の国の領域に突入して数日後、パール湖街道の終点へと近付いたリンは、感慨深そうに周囲の景色を見渡した。整備する人間もいないのだろう。あの時訪れた時よりも天然の気配が強くなった、鬱蒼とした森に囲まれた...ハーツストーリー 66
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悪食娘コンチータ 第一章 王宮にて(パート4)
翌日。
その日もまた、真夏らしく湿気の薄い、からりとした晴天に恵まれた一日であった。天空から降り注ぐ光に遠慮はなく、それを遮る雲も存在していないから、熱気が直接に地上にまで降り注いでいる。木々はまさにこの世の春とばかりにその緑を一面へと巡らせていた...小説版 悪食娘コンチータ 第一章(パート4)
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第四章 ガクポの反乱 パート3
「ん、気持ちいい!」
ぐい、と両手を真上に伸ばしながら、リンは心から楽しげにそう言った。その動きに合わせるように、先日のように短く括った後ろ髪がぴん、と小さく跳ねる。初夏の気配を感じる、春真っ盛りと言わんばかりの陽光に温められた体温が清々しく、そして心地よい。のん...ハーツストーリー 65
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第一章 王宮にて (パート3)
「戻りました。」
講義を終えたグリスが自身の執務室に戻ったのは、それから三十分程度が経過した頃であった。王立学校へは臨時講師として赴いている為であり、オルス本来の業務は国政を預かる内務官である。
「ご苦労。」
そしてグリスの上司に当たる人物が、内務卿を務める...小説版 悪食娘コンチータ 第一章(パート3)
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第四章 ガクポの反乱 パート3
「そう、ガクポが・・。」
時を戻して、五月六日の夕刻。リリィからことの詳細についての報告を受けたリンは、感極まった様子でそう呟いた。場所はルワール城二階に位置している応接間兼会議室である。
「ガクポ殿は、決起の前に戦略のすり合わせさえ行えばすぐに行動に移って頂け...ハーツストーリー 64
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悪食娘コンチータ 第一章(パート2)
この花束、もしかして。
フレアは自身が目的としていたコンチータ男爵の墓石にまでたどり着くと、先に供えられた花束を眺めながら、何かに納得した様子で頷いた。フレアがコンチータ男爵の墓参りに来るたびに新鮮な花束が常に供えられていたが、それは恐らく先程グリスと同行し...小説版 悪食娘コンチータ 第一章(パート2)
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プロローグ
寂寥という言葉では、言い尽くせない。
オルス=ロックバードは戦を終えたばかりの戦場の中心に呆然と立ち尽くし、一人そう呟いた。春にしては冷たい風が、オルスの身体を吹き抜けた。風の中には、吐き気を覚えるほどの濃い血の匂い。周囲を見渡せば、こと切れた兵士たちの無残な残骸が、まるで屠殺された...小説版 悪食娘コンチータ 第一章(パート1)
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ミルドガルド大陸 全図
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第四章 ガクポの反乱 パート2
用意された、自家製なのだろう、簡素な木製椅子への着席を進められながら、リリィは戸惑った表情を隠すことが出来ずにいた。窓の外から柔らかに降り注ぐ光の筋に照らされて、室内は思った以上に明るい。その中央にある接客用のテーブルに腰かけたガクポの姿をなんとなくぼんやりと眺めな...ハーツストーリー 63