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『ネルちゃん、お願いがあるの』
――――――――――何気なく考えた、受験生カルテットを祝うためのセール。
俺は今さらだが―――――このセールは双方にとって大成功だったのではないかと思った。
『ちびボカロを―――――作ってください!』
目の前のちずさんとゆるりーさんに、ロケット砲のように飛び込んで抱き...dogとどっぐとヴォカロ町!~改造専門店ネルネル・ネルネ出張版⑨~
Turndog~ターンドッグ~
「ほほぉ。このIHコンロを修理してくれ、と? どこも壊れていそうにはないけれど」
「しるるさん曰く、ただの持ち運び用で機能がいろいろ簡略化されてるから普通に使えるようにしてもらって、と」
「ふーん……そりゃつまりあたしの自由にしていいってこったね?」
「ま、まぁそうなるのかな……」
『きらーん』とい...dogとどっぐとヴォカロ町!~改造専門店ネルネル・ネルネ出張版⑧~
Turndog~ターンドッグ~
「さてっとぉ!!」
どっかりとカウンターに腰を下ろし、俺の部屋の扉を輝く眼で見つめるネル。その扉が開くのを、今か今かと待っている。
「ネル……いくら何でもそうそう同じ日に客が現れたりはしないと思うぞ……?」
「わかんないでしょっ!?」
「じゃあせめてもう少し屋台を前にな、机が開いてくれんと勉強もでき...dogとどっぐとヴォカロ町!~改造専門店ネルネル・ネルネ出張版⑦~
Turndog~ターンドッグ~
ネルが『スターシルルスコープ』を生み出してからかれこれ一か月ほど経った。
ネルはあの時の経験が生きてか、少ない材料で高品質の物を作ることにハマったらしく。
今では『ネルネル・ネルネ出張店』で売っている物はほとんど普段の半分から5分の1ほどの材料で作ることができるようになっていた。
そう、ネルはかなり...dogとどっぐとヴォカロ町!~改造専門店ネルネル・ネルネ出張版⑥~
Turndog~ターンドッグ~
いろは・リュウトとの死闘から一週間。
メイコ、リン・レン、そして未だロリ化したままのルカは、『改造専門店 ネルネル・ネルネ』にて、ネルが現れるのを待っていた。
しばらくして……
《♪てんてんてててーん♪》
どこかで聞いたことのあるようなチャイムが鳴った後、奥の扉が開いてネルが現れた。その後ろからは―...輝く鏡、拡がる音 Ⅱ~満身創痍~
Turndog~ターンドッグ~
―――――それは小さな一言だった。
「ねぇどっぐちゃん、髪伸びて来たんじゃない?」
「ふぇ?」
遊びに来ていたネルに呼びかけられて、どっぐちゃんが振り向いた。
言われてみれば、確かに随分と髪の長さが伸びたような気もする。年明け前に切ったはずなんだけどなぁ……。
「ちょっとあたしが切ったげるよ!」
「...dogとどっぐとヴォカロ町!~改造専門店ネルネル・ネルネ出張版⑤~
Turndog~ターンドッグ~
もそ、もそ、もそ。
ほかほかのご飯を噛み締める音だけが、ジムの中に響いていた。
律も、煉も、俺も。誰一人として言葉を発することなく。
昨夜の大騒動の後、俺に潰されたと勘違いして気絶していた豚饅頭の役人は警察に連れていかれた。
どうも俺たちへの脅迫以外にもいろいろと裏で悪事をやっていたらしく、タイミン...四獣物語~幻獣少年レン⑥~
Turndog~ターンドッグ~
『…………!』
律と煉の耳が同時に動く。
聴覚の敏感な二人にとっては―――――あまりにも耳障りな音。
「……聞こえるね」
「ええ……大勢でここに迫ってる」
その数秒後の事だ。
《―――――ガシャンっ!!》
入口の扉が壊され、入ってきたのは―――――大勢の獣憑きを連れた、役人だった。
「……町の皆まで...四獣物語~幻獣少年レン⑤~
Turndog~ターンドッグ~
《ビィィィィィィィ―――――――――――――――ッ!!!》
部屋の中で、激しいブザーが鳴り響く。
真ん中には正方形のリング。そこで俺と対峙しているのは―――――赤い髪の『少女』。
どっしりと構えて、拳を握りしめ俺を鋭く睨みつけてくる。
相手は自分から動くことのないカウンター型だ―――――仕掛ける...四獣物語~幻獣少年レン②~
Turndog~ターンドッグ~
「へぇ……清花ちゃんと会ったか!」
「はい、彼女が置き忘れたシルルスコープ届けてくれて、それを追いかけてですね」
「どうだ? 彼女、いい子だったろ?」
「なんかターンドッグさんが言うといかがわしく感じるんですが…ええ、いい子でしたよ!」
「なんでいかがわしいの!?」
謎な会話を繰り広げる俺と雪りんご...dogとどっぐとヴォカロ町!~改造専門店ネルネル・ネルネ出張版④~
Turndog~ターンドッグ~
かなりあ荘に戻ってきた俺たちは、することもないのでとりあえず外に出てみた。
すると―――――
「ふんふん、スコープの注文ね。今すぐ材料用意できる?」
「あ、明日になれば……元旦から申し訳ないんだけど……」
「へえ、いいじゃん縁起良くて! 明日は本店の方もすっからかんだから、まさしく来年最初のお客様よ...dogとどっぐとヴォカロ町!Part11-5~年収め:ゆるりんてぃあ+ちず~
Turndog~ターンドッグ~
……一年というのは早いものである。
気づけば木枯らしが吹き、昆虫は姿を消し、俺は生き甲斐を失い、どっぐちゃんは自らの髪にくるまり、ルカさんは灰色のコートを着て出勤するようになる。
師走―――――12月とはそんな時期だ。人肌恋しくなるぐらい寒く、それ以上に忙しい。
そんな冬の時期――――――――――
...dogとどっぐとヴォカロ町! Part11‐1~年収め:しるる・清花・ネル~
Turndog~ターンドッグ~
「うにゅにゅにゅにゅにゅにゅにゅ…………………………」
ミクが頭を抱えて悩んでいる。
『TA&KU』との戦闘でもなければ悩むこと自体が殆どないあの子が唸りながら悩むとすれば。
まぁ、『あの子たち』についての問題かなんかあるんだろうな。
そう思いながら、久々の休暇をとった私は紅茶を静かにすすっていた。...【リンレン誕】愛する双子に追憶の音を
Turndog~ターンドッグ~
「へえ? ルカさんが子供にねえ……どうなってるのか調べてみたいなぁ……」
「もう少し落ち着いたら調べさせたげるわよ、ネル」
「ネルお姉ちゃん……あんまりいじられたくないよ……」
「う゛っ!!? う……なんて破壊力……このあたしが良心の呵責に苛まれるなんて……」
『改造専門店 ネルネル・ネルネ』のカウ...仔猫と竜と子ルカの暴走 Ⅳ~Queen of VOCALOID・HATSUNE MIKU~
Turndog~ターンドッグ~
――――――――――#10
AKITANERU――――――――――うわあやられたあぁ、なんつって、ぇえ!!!
「結月、前みいや!!!さっきから!!!!!」
言われて、ハッとした。急ブレーキに急加速とドリフト、アグレッシブな運転をしていた。
「聞こえ取るか!!返事せんでええから、クラクションや...機動攻響兵「VOCALOID」第6章#10
九十九折坂の狐
<Dear My Friends!番外編 クリプトン王国の「くるしみますパーティー」>
(クリプトン王国 王室)
カイト王「ねーねーめーたん?」
ゴスッ!
メイコ王妃の拳骨が頭部に直撃した。
カイト王「ぬぉぉ…」
メイコ王妃「貴方、最近だらしないんじゃないの?」
カイト王「だぁ~ってさぁ~、娘達...Dear My Friends!クリスマス番外編 クリプトン王国の「くるしみますパーティー」
enarin
――――――――――#9
「ふぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
SUKONETEI――――――――――六十四月流操剣術師の三、師屍
奇声とショートエコーに続いて、空からビッチとピンクの毛玉が落ちてきた。戦闘配備していた量産型たこルカが着地点にわらわらと押し寄せた。落下の衝...機動攻響兵「VOCALOID」第6章#9
九十九折坂の狐
とある夜のこと―――――。
『ターンドッグさーん、まだ起きてますー?』
「……ん?」
夜も更けたころだというのに、ゆるりーさんが訪ねてきた。
「はいはーい、なんぞ……ってぬお!?」
ドアを開けてびっくり。ゆるりーさんが抱えていたのは、でこぼこした風呂敷包みだ。
「よっこらせ……っと、夜分失礼します」...dogとどっぐとヴォカロ町!~改造専門店ネルネル・ネルネ出張版③~
Turndog~ターンドッグ~
――――――――――#8
いざよいまちりゅうそうけんじゅつおうぎてんのだん、こうりゅうついち。
彼女の右手の長いほうの刀、左手の短いほうの刀。流れるように踊る右手の刀の裏側で、左手の短い方は水銀灯の光を照り返して、そのまま刺す様に思えた。
だから、ずっと短い方の刀を見ていた。あれが、僕を殺すこ...機動攻響兵「VOCALOID」第6章#8
九十九折坂の狐
~~~~~ルカさん視点~~~~~
ネルの空間操作によって作り上げられた階段を駆け上り。
かなりあ荘の階段を駆け上って。
2階についてみると―――――
そこには、大きな荷物を抱えた黒い服に身を包む男がいた。
『ドロボ―――――――――――――――ッ!!!!!!!』
全員がびしりと指さし叫ぶと、男は驚い...dogとどっぐとヴォカロ町! Part8-4~TurndogVSイズミ草!!③剣士たちの正義の一刃
Turndog~ターンドッグ~
~~~~~ルカさん視点~~~~~
―――――驚いた。
Turndogの意外なまでの足裁きの良さにも驚いたけど。
もっと驚いたのは――――――――――――――――
わずか開始1秒。相討ちにも近い状態ながら―――――Turndogの面がイズミ草さんの面金に触れるよりも速く―――――イズミ草さんの胴が決ま...dogとどっぐとヴォカロ町! Part8-3~TurndogVSイズミ草!!②殺意とテクの激突!!~
Turndog~ターンドッグ~
シアンの髪を持つ美女―――――イズミ草さん。通称イズミさん。つかさ君とは先輩後輩の関係だ。
彼女はしるるさんによって、『かなりあ四天王』なんて呼ばれたことがあった。最もしるるさんは大見得切って呼んだことはなく、表で呼んでいるのは俺ぐらいだが。
イズミさんがかなりあ四天王と呼ばれていた理由は、しるるさ...dogとどっぐとヴォカロ町! Part8-2~TurndogVSイズミ草!!①激闘の始まり~
Turndog~ターンドッグ~
――――――――――#5
廊下から玄関の扉、門は開け放たれていて、その先にサイドカー付きのバイクがあった。エアバギーでない、タイヤ付きのビンテージだ。左付きで、エンジンは既に掛かっている。
「任務ご苦労」
ネルはサイドカーの後方で偉そうに腕を組んでいる何者かに振り向き、手を振る。影の中の人物は...機動攻響兵「VOCALOID」第6章#5
九十九折坂の狐
「……本当に、いいのね?」
「ああ、覚悟のうちだ」
「ほんっと変なとこで真面目だよね……あたしそんなの気にしないのに……」
「一応、お前らとの絆の証だからな。こいつらは……」
「……まったく……でも、Turndogのそういうとこ、ホント大好き」
「こないだも言ったろ……そういうこと、下手に口に出すな...dogとどっぐとヴォカロ町!~改造専門店 ネルネル・ネルネ出張版②~
Turndog~ターンドッグ~
――――――――――#4
話を整理しよう、私の為に。
まず、私は猫村中将とお酒を呑む約束をした。
つぎに、私は弱音准将を誘い、エルメルトの方々もご同席頂ければ盛り上がりますと、社交辞令気味に人数集めを頼んだ。
それから、私は参加メンバーを猫村中将と弱音ハク中将から聞き、いくつかの候補の内で料...機動攻響兵「VOCALOID」第6章#4
九十九折坂の狐
――――――――――#3
最初に見た時には、こいつだと思ったのだ。だから、挙動不審気味なそいつに、こう声を掛けた。
「所属は?」
「は?」
まさか私を知らない攻響兵が来るとは思わない。だから、すぐに考えを変えたんだ。こいつは『違う奴だ』と。
「ああ、なんでもない。基地にきた用件はなんだ?」...機動攻響兵「VOCALOID」第6章#3
九十九折坂の狐
もしも亞北ネルという女が、世界のモデル界を魅了するプロポーション抜群の超絶金髪美少女アンドロイドアイドル、なんて存在だったら、どれだけ良かったか…想像していたら、アホらしくなってくる。
そんな妄想じみたことを考える私は、毎日のように街の警備や要人警護とかの仕事をしている。でも、それは普通の警察活...「VOCALOID HEARTS」~第29話・電撃無双~
オレアリア
「お待たせー!!」
元気な叫び声をあげて、パソコンからどっぐちゃんが飛び出してきた。
「お、お帰りどっぐちゃん」
「どうだった!? どうだった!?」
「ゆるりーさん落ち着いて!」
どっぐちゃんの帰還を待っていた俺、ゆるりーさん、しるるさんは一斉に振り向いた。
「言われたとおり、ネット伝いに雪りんごさ...dogとどっぐとヴォカロ町! Part6-2~苦しみの少女と抗う蒼~
Turndog~ターンドッグ~
かん、かん、かん。
軽い金属音が響いて、俺の部屋の前に看板が取り付けられた。
「……っし、こんなもんでいいかな?」
「いいんじゃないかな? 俺の部屋をまるまる使うってのは、どうかとも思うけどな」
「仕方ないでしょー、もう空き部屋ないんだから」
看板に書かれた文字は―――――『改造専門店 ネルネル・ネ...dogとどっぐとヴォカロ町!~改造専門店 ネルネル・ネルネ出張版①~
Turndog~ターンドッグ~
――――――――――#2
「結局、鏡音は何が言いたいのだ?『初音ミクのように悪の全てを滅ぼす』のが望みか?」
神威の言葉に座が沈黙する。神威は顰め面で面々を見回す。
「氷山が『鏡音レンのリリックコードは危険だ』と言っていたが、実際はどうなんだ弱音准将」
亞北ネルが嘴を挟む。
「氷山に聞けば...機動攻響兵「VOCALOID」第6章#2
九十九折坂の狐
『―――――あたしを舐めないでよね』
ネルの突然の“平手打ち”が決まる。
『昔と違って、ただの改造バカじゃないのよ!!』
拳―――――と見せかけた予想外の“肘”が俺を吹っ飛ばす。
……でも、特に理由がないわけではないですよ。
話は十分前にさかのぼる。
「ちょっと暇だから出かけてくるよ!」
「おー、早...dogとどっぐとヴォカロ町!Part2-3~ネルとTurndog~
Turndog~ターンドッグ~
あたしの名前は亞北ネル。『改造専門店 ネルネル・ネルネ』の店長だ。
と言っても、他に従業員なんかいないんだけどね。あたし一人で何とかなっちゃうから。
ヴォカロ町の町民やボーカロイド達の、家具の修理も承ってるけど。
正直単なる修理なんて面白くない。すっごい機能を追加してこそ、機械いじりは楽しいんだ。
...【亞北ネル】ネルネル・ネルネの一日【改造専門店へようこそ!】
Turndog~ターンドッグ~
――――――――――#1
窮地の最中にある。一旦事が起きれば、すぐに死地だ。
神威がくぽだけなら、なんとでもなると、余りにも甘い考えをしていた。
奴が参加する宴会、全員が攻響兵だ。最悪だ。正攻奇攻あらゆる全てが不利。
神威がくぽ、猫村いろは、亞北ネル、弱音ハク、巡音ルカ。初音ミクと共に、メデ...機動攻響兵「VOCALOID」第6章#1
九十九折坂の狐
(レン)春霞 懸カル此ノ夜ニ 輝クハ 望月
未ダ少シ 蒼キ夜空ニ 金ノ 光ヲ放ツ
(ネル)春風ガ ソヨ吹イテヰル 暦ハ 未ダ卯月
春霞ニ 邪魔ヲサレテ 金ノ 光ガ滲ム
(レン)今夜ノ様ナ 朧月夜ハ 月ノ光ニ 照ラサレテ
(ネル)二人一緒ニ 夜桜並木 眺メナガラ 歩キマセウ
(ネル)月...「レンネル系の歌詞」 朧望月 「オリジナル」
ジャンファー(線分AB上を秒速1㎝で動く点P)
遅い夏が終わり、短めの秋にさしかかった。
今日は風もなく穏やかな天気だ。
そういえば校舎裏の焼却炉は取り壊しになるとのことで、
業者の人間が何人か来ていた。
あの場所が姿を変えることで、一つほっととしている。
初音先輩も立ち直り、合唱コンクールに向けて頑張っている。
俺とクラスメートの仲はまだギクシ...【レンネル小説】少年は嘲笑(わら)われる。#11
時刀 純(邪界ニドヘグ)
初音先輩。優しげで笑顔が眩しくて、
その日先輩を見られるだけで俺は幸せになれた。
振り返る仕草にドキドキした。
白い首筋に目を奪われた。
決して足は速くなかったけれど、
走ってるフォームはとても綺麗だった。
この世界の醜さなど何も知らないであろう無垢な瞳。
鈴を転がしたような可愛らしい声。
誰に対し...【レンネル小説】少年は嘲笑(わら)われる。#10
時刀 純(邪界ニドヘグ)
カルト宗教がよく使う手口にこういうのがある。
新しく入った信者を街中に立たせ声かけをやらせる。
「あなたの幸せを祈らせてください」とかなんとか。
信者は多くの人に無視されるような状況を体験し、
自尊心を破壊されたところで、神が救いを差し伸べる。
“無力なおまえには神が必要だ”と。
つまり、問題と回答...【レンネル小説】少年は嘲笑(わら)われる。#09
時刀 純(邪界ニドヘグ)
[某所 モニタールーム]
ガチャリ、とドアが開いた。
「…テイ!一体どこにいたの!?」
中に入ってきたテイの姿を見るや否や、リツが声をかけてきた。
「…ちょっと釘を刺しに行ってきたの」
「…は?」
訳の分からない返事に、リツは変な声を上げた。
「…まあ、何でもいいですわ。丁度、あの方からの指令...BATTLELOID「STAGE10.5」
風のファンタジー
過去が、 絶えた
そして、 未来が 死んだ
第11の時代が
土屋様の傷口が、 広がる
紅い宇宙は
土屋様の羽であり、
目に宿る 黒い闇に
少しずつ溶けていく……...赤い蝶の界①---3/10〈夜よりも黒い夜〉
ゆめ咲扇
――――――――――#10 /第4話fin
正面切って、「今日はアラとかも出す」と言われた様な物だ。確かに美味しいし、高いマグロを入れたのだろうとは思うが。
「旨いな……」
「せやな……」
「ふむ」
「この香味、味を生かしてとても濃い味わいにしていますね」
「うむ。旨いな」
猫村中将と...機動攻響兵「VOCALOID」 第4章#10/第4章fin
九十九折坂の狐