ブクマつながり
-
#1-2 「みんなで朝ごはん」
「お、ミク殿、御苦労でござった」
がくぽはリビングに戻ってきたミクを見て言った
すでに下に下りて行った人たちは食卓についていた
「あれ?メイコ姉さんたちは?」
寝ぐせをなおして、まともになったレンがたずねた
「メイコ殿とハク殿は、昨日も夜遅くまでお酒を飲んでいたでござ...みんなでボーカロイド観察(仮)#1-2
しるる
-
#1-1 「みんなを起こして」
ある日の朝
リビングのドアが開き、初音ミクが入ってきた
「あ、がくぽさん。おはようございます。」
そこにはすでに神威がくぽがいて、朝ごはんの仕度をしていた
「あ、ミク殿、おはよう。」
「がくぽさん、早いですね。あれ?今日の朝ごはんの当番は私ですよ?」
ミクはがくぽに近...みんなでボーカロイド観察(仮)#1-1
しるる
-
#4-【B】-【C】-【F】
「リン…えっと……頑張ってね」
あなたは、リンが勉強自体はちゃんとやってるし、細かい事は別にいいかと思い、とりあえず激励だけしておいた
「う、うん?」
当然、リンが不思議そうな顔をする
「じゃぁ、私は向こうにいってるね」
「はーい」
リンの返事をきいたあと、あなたは部屋...まるちえんでぃんぐ#4-【B】-【C】-【F】
しるる
-
#3-4「みんなに広まる秘密」
寮のリビング
「う…うーん…」
「あ、がくぽさん気が付きましたか?」
がくぽは意識がはっきりしない中、目の前にピンク色の髪をした女性がいることに気がついた
「ルカ…どの?」
そして、次の瞬間には驚いたようにがばっと起き上がった
「ルルルルル…ルカ殿!拙者のために…そそ...みんなでボーカロイド観察(仮)#3-4
しるる
-
#3-1「みんなで手伝おう」
ある日の早朝
ルカは早く目が覚めたので、部屋を出てリビングに向かおうとしていた
そして、玄関の脇を通った時に人影が見えた
そっと覗いてみると、そこにいたのはレンだった
「あら?レンくん?どうしたの?こんな朝早くに、どこかにお出かけ?」
ルカが話しかけるとレンはビクっとし...みんなでボーカロイド観察(仮)#3-1
しるる
-
#4-2「みんな、だらしないわね」
―――1時間後 ぽっぽー♪
ドサッ!
がくぽが椅子から転げ落ちた
「がくぽ!大丈夫!?」
カイトが心配して、がくぽに近付いた
しかし、当のがくぽはスヤスヤと寝てしまっていた
「え?もう酔っ払っちゃったの?だらしないわね~」
メイコががくぽを見下しながらいった
...みんなでボーカロイド観察(仮)#4-2
しるる
-
#5-4「みんなで食べるものだから」
料理班:メイコ、ルカ、がくぽ
キッチンに立ったがくぽは1つだけ、どうしても気になることがあった
「…メイコ殿は食器を並べてもらえたら、それでいいでござるよ」
「え?どうして?」
がくぽは気になっていた
「あ、いや…その…メイコ殿、疲れてるかなと思って」
「大丈夫...みんなでボーカロイド観察(仮)#5-4
しるる
-
#30-2「みんな、あれから」
この寮から、ミクがいなくなってから2年の歳月が流れた
ミクがいなくなった当初は本当に大変だった
リンは部屋に引きこもるようになり、ネルはぼーっとする機会が多くなった
メイコとハクも毎日大量の酒を飲んでいた
他のみんなも気落ちして、沈んでいた
それでも、みんなが立ち直っ...みんなでボーカロイド観察(仮)#最終話ー2
しるる
-
#5-3「みんなにもアイスを」
買い出し班:カイト、ハク
2人は近くのスーパーにきていた
「ねぇ、ハクさんはどのアイスが好き?」
「…え?」
「やっぱり、歓迎会にはアイスは必須でしょ!バニラ?チョコ?抹茶?ミント?」
「え、あの…カイトさん…」
ハクは歯切れ悪く呼びかける
「ん?なに?…あぁ!そうか...みんなでボーカロイド観察(仮)#5-3
しるる
-
#20-2「みんな撃ち落とせるかも」
レンとネルが神社に着いたときは、人が多い時間帯だったため、とても混雑していた
「すごい人だね…」
「うん…ほんとだ……お互い、放れないように手を繋ごっか?r…あ、ネルさん!」
そういって、手を差し伸べてくるレン
ネルは嬉しすぎる事実で、若干の違和感をなかったこと...みんなでボーカロイド観察(仮)#20-2
しるる
-
#4-4「みんな、よっぱらい」
朝になり、リビングにミク達が全員一緒に下りてきた
レンがリビングのドアをあけた
「うわっ!酒くさっ!!なんだこれ?」
レンはたまらず鼻と口を袖でふさいだ
「あ、メイコ姉とハク姉がテーブルにうつぶせになって倒れてるよ」
「ソファの方にはカイトさんとがくぽさんが倒れてます...みんなでボーカロイド観察(仮)#4-4
しるる
-
#5-1「みんなで手分けして」
ある日の昼下がり
「みんな、ちょっと下のリビングに集まって」
という、メイコの声が下の階から聞こえた
そしてみんなが、なんだなんだといった具合にリビングに集まった
「今日、この寮に新しい子が来ることになってるの」
「えええぇぇ!」
メイコの発言にみんな驚いた
「私たち...みんなでボーカロイド観察(仮)#5-1
しるる
-
#3「成長」
僕は村の人が用意してくれた小さな空き家を利用して診療所を開設した
正直、医師としての経験がまだまだ浅い僕だったが、それでも精一杯やることをやった
そして、僕がここに来て二カ月が過ぎ、仕事にも少しずつ慣れてきたころだった
診療所が休みの日
僕は孤児院の廊下にあるベランダに出て外を眺めてい...妖精の毒#3
しるる
-
#4-3「悩みはみんなもっている」
「ったく!男どもはなさけないんだから!」
カイトはエビ固めを決められ、そのまま気絶した
「…そうですねぇ」
ハクはお酒を水のように流し込む
しかし、彼女は少し頬が赤らむ程度で意識もはっきりとしており、到底2升も飲んだ人には見えない
「ねぇ、ハク。」
「え?…はい?...みんなでボーカロイド観察(仮)#4-3
しるる
-
#12-1「どたばたするみんな」
今日は、朝からどたばたしていた
「レン、ちょっと手伝ってくれないか?」
「ちょっと今手が離せないから無理!メイコ姉に頼んだらいいだろ?」
レンはリンの荷物を持たせられながら、カイトに言い放った
「レンー!早く持ってきてー!」
「はいはい!今行くよー!」
レンはリンに...みんなでボーカロイド観察(仮)#12-1
しるる
-
#5-2「みんなから注目を」
時間稼ぎ班:ミク、リン、レン
彼らは、新しい入居者が間もなく着くという駅にやってきた
「あのさ、ミク姉…俺、重要なことに気がついたんだけどさ…」
「なに?レン君?」
「新しい子って…どんな子?」
「あ…」
そう、彼らは新しい子がどんな子か…男か女かさえも知らなかった
「...みんなでボーカロイド観察(仮)#5-2
しるる
-
#4-1「みんな!飲むわよ!」
ある休日前日の夜中、子供たちとルカが自室でベッドにもぐったころ
「さぁ!今日も飲むわよ~!!」
メイコは手に持っていた酒瓶をテーブルの上にドンと乱暴に置いた
「は!はいぃぃ。」
ハクはビクッと驚き、少し涙目になりながら返事をした
「メイコ殿、一つよろしいでござるか?」...みんなでボーカロイド観察(仮)#4-1
しるる
-
#27-2「かわりにみんなを守らなきゃ」
ミクとリンが自室に戻った後、続々と自室に帰っていった面々
そして、リビングにがくぽとルカだけになった
「がくぽさんも、怒ったりするんですね」
ルカががくぽにお茶を出して、そういった
「はは…面目ないでござる。2人がいない今、拙者がみんなを守らないといけないと...みんなでボーカロイド観察(仮)#27-2
しるる
-
#30-1「みんなとの別れ」
翌朝、天気は快晴
今日はミクがマスターと共に寮を出る日
寮のみんなは、ちゃんと全員が起きて朝食をミクと一緒にとった
そして、朝食を食べ終わると寮のインターホンが鳴った
それはミクのマスターである彼女がやってきた音だった
しかしその音は、みんなにとって、ミクとの別れが近い...みんなでボーカロイド観察(仮)#最終話ー1
しるる
-
#26-1「みんな、あいつの仕業」
テト達が去った日の夜…
夕飯を食べ終わって一息ついたころ…
リビングにカイトとミク、リリィがいた
「そっか…やっぱりそれじゃ、テトさん達は出て行ったんだ」
ミクがそういうとカイトは黙ってうなずいた
「でも…かわいそうじゃないですか?確かにあの人たちがしたことって、...みんなでボーカロイド観察(仮)#26-1
しるる
-
#27-3「みんなから逃げた理由」
僕は、かつてめーちゃんと初めて出会った街に来ていた
そして、かつて待ち合わせをした場所にやってきた
しかし、辺りにめーちゃんの姿はない
それでも、諦めきれなかった僕は街を走り回った
メイコは一人、空を見上げていた
空は昨日に引き続きどんよりとしている
私は寮のみん...みんなでボーカロイド観察(仮)#27-3
しるる
-
#18-4「みんなが理解した」
その日の夜、仕事から帰ってきて、みんながそろった
「わたくし、リリィと申します」
「ミク様とネル君は、あまりリリィに近付かない方がいいと思うよ」
グミが素早く注意を呼び掛ける
「え?どうしてさ?…ボクは亞北ネル、よろしく」
そういって、ネルが握手を求めようと手を差し出...みんなでボーカロイド観察(仮)#18-4
しるる
-
#1「君たちは、実に馬鹿だなぁ」
ここはしるる宅…
三人の人物がリビングに集まった
「こんにちわ~!重音テトです!」
「みなさん、お久しぶりです。欲音ルコです!」
「あんたたち……なにやってんの?」
挨拶をする2人に対して、一人の少女が冷ややかな深紅の目で言った
「え?何って、いつもの挨拶を…」
「...君たちは、実に…#1
しるる
-
#あとがき「みんなにありがとう」
こんにちは、しるるです
【みんなでボーカロイド観察(仮)】見てくれてありがとうございます!!
え?みてない?
だったら、そっちを先に見てください!ww
↓
http://piapro.jp/bookmark/?pid=shiruru_17&view=text&fol...みんなでボーカロイド観察(仮)#あとがき
しるる
-
#22-4「みんなに話さないで」
「がくぽさん、さっきはありがとうございます。あの、グミさんはどうなりました?」
「グミでござるか?とりあえず、布団に寝かせてきたでござる。そのうち、起きるでござるよ」
と、手慣れた様子で話すがくぽ
「そうですか、よかったです。がくぽさんは、グミさんとはいつから知り合...みんなでボーカロイド観察(仮)#22-4
しるる
-
#1-3 「みんなが迷惑」
昼過ぎになって、リビングにハクが頭を抱えてやってきた
リビングではルカが一人でお茶していた
「あら、ハクさん、大丈夫ですか?顔色がよくないですよ」
ルカが立ちあがって心配そうにハクを見る
「うぅ…大丈夫です…二日酔いなだけですから…」
ハクがお構いなくといった様子で手を挙...みんなでボーカロイド観察(仮)#1-3
しるる
-
#19-4「みんなに断られたし…」
お祭り当日…
神社の周辺には出店が立ち並び、活気ある声と賑やかな出し物が華をそえていた
その音は寮にもとどいていた
「レン君、早くいこう!」
「あ、うん。今行くから、先に玄関で待ってて」
ネルは、もうわくわくして我慢できなかった
「ねぇ!早く!ルカさん達は、もう先...みんなでボーカロイド観察(仮)#19-4
しるる
-
#12
私はミクが消えて泣くだけ泣いた後、ミクの形見ともいえるデータを世間に公表した
私を犯人に仕立てて、会社の地位を墜落させようとした、真犯人は私の後輩だった
彼女はライバル会社から買収されていた
つまり、彼女がスパイだったわけだ
わが社のデータを盗み、それをライバル会社で大手企業に自社の企画とし...初音ミクという名のソフトウェア#最終話
しるる
-
#6-4「みんなお見通し」
一方、レンにネルのことを任せて、ミクを連れ出したリンはというと
「リンちゃん…相談っていうのは?」
「え?あぁ!そうだった!えーとねー。うーんとねー。」
リンはそこのところ何も考えてなかった
「分かってるわ。…あの場所から、私とネルさんを離すためでしょ」
当然、ミクにはお...みんなでボーカロイド観察(仮)#6-4
しるる
-
#30-3「みんなの歌姫」
ライブは満員御礼の大盛況
いざ、ライブが始まると大熱狂のファン
カイト達は、グミから最前列のチケットを手配してもらっていたので、最前列でグミを応援していた
リンやレンは汗だくになりながらぴょんぴょん跳ねている
他のみんなも手を振り上げたり、手を振ったりしている
そして、ラ...みんなでボーカロイド観察(仮)#最終話ー3
しるる
-
#81「使命」
「ルカさん!これって!」
「ええ……ここにリンがいないとなると、本当なのでしょうね。」
ルカさんが悲しい顔をした
「これがあいつの……女王の悪戯だと思いたかったのに……リンがいないんじゃ、これじゃ……ほんとに……くそっ!こうなったら!」
ルカさんが踵をかえして、森に向かって歩き出す
...妖精の毒#81
しるる
-
#0 「みんな、よろしく」
とある場所に、ボーカロイドたちが暮らしている寮が存在していた。
その寮は個人の部屋は別々だが、リビングは共同であった。
そのため、食事の際などには顔をそろえることの多く、ほとんど家族といってもいいほどの付き合いをしていた
…そんなどこにでもある、ありふれた設定の中
作者は...みんなでボーカロイド観察(仮)#0
しるる
-
#26-2「みんな!緊張の一瞬!」
今日は、リンの部屋で姉弟が2人で寝ている
部屋は真っ暗…
時計の秒針のカチカチという音だけがひびく…
「レン……もう寝た?」
リンは小さな声でレンに向かって話しかけた
リンは少しだけだが、返事が返ってこなければいいなと思った
しかし、返事は返ってきた
「ううん…起...みんなでボーカロイド観察(仮)#26-2
しるる
-
#1「帰郷」
僕は首都から遠く離れた辺境の村にやってきた
そして、【久しぶりに】あの孤児院の前に立っている
僕は深く深呼吸すると、意を決して玄関のドアに手をかけた
「たっ…ただいま」
この言葉を久しく使っていなかったためか、ひどく緊張していた
「あら?どちら様かしら」
そう言って近づいてきた初老の修...妖精の毒#1
しるる
-
#30-4「みんな!大好き!」
ライブが終わった後のグミの控室
そこにはグミとカイト達、そしてミクがいた
「みんな!久しぶり!」
ミクが笑顔でそう言った
「ミク姉!!」
「ミクちゃ~ん!!」
リンがミクに飛びついた
それに便乗してリリィも飛びつく
ミクが2人の頭をなでる...みんなでボーカロイド観察(仮)#最終話ー4
しるる
-
「あ、おかえりなさい」
テトさんは、ブースの前で言った。
「ええ、どうも」
コヨミ君は軽く頭を下げて、笑いながら答えた。
「いろいろ、面白いブースが出ていたよ」
東京ビックサイトで開かれている「雑貨&コミック・フェア」。
テトさんたちが出展しているブースに、会場を回って他のブースを観てきた、コヨミ君...玩具屋カイくんの販売日誌(184) テト・ドール ナチュラル・シリーズ!
tamaonion
-
庭の植物たちは素直にすくすくと上へと育っていく。その伸びて行く先に何か障害があったとしても、柔軟に避けて、そしてまた上へと伸びて行く。自分は何で植物のように行かないのだろう。愚鈍なまでに真っ直ぐに、言わなくても良い事まで行ってしまうほどにまっすぐにしか、進めないのか。
そして失敗したと、間違えた...今日の夕ごはん・6
sunny_m
-
演奏が、全て終わったライブハウス。ホールの中はまだ、ザワザワとしている。
「楽屋に行ってみましょうか」
りりィさんは、レンくんに言った。
「ええ、そうですね」
出口やロビーに向かう観客たちに、さからうようにして、2人は楽屋の方を目指した。
「あれ?テトさん」
レンくんは、ホールの壁に1人でもたれかか...玩具屋カイくんの販売日誌(176) ライブハウスの楽屋で
tamaonion
-
美容雑貨のお店「アディエマス」で。
ルカさんと、たこルカちゃんを前に、レイムさんがとうとうと喋っている。
お話の内容はお得意の、オカルト&コンピュータの理論だ。
「いろんな情報が、縦横無尽に行き交って、蓄積されてる世界。それが、ネットの世界でしょ」
レイムさんは、棚から「はっちゅーね人形」を抱きおろ...玩具屋カイくんの販売日誌(181) はっちゅーねに負けるな!テトドール (レイムさんのオカルト理論・3)
tamaonion
-
“はっちゅーね”の人形を持った、リンちゃんに、どこかアヤシイおじさんは、話しかけつづけている。
「アナタもかわいいし、人形もカワイイねー。」
リンちゃんはちょっと困って、でも強気に応戦する。
「でも、おじさん。写真ばかり撮ってるけど、私が目的?人形が目的?」
おじさんは、ニコッと笑って答えた。
「ウ...玩具屋カイくんの販売日誌(189) リンちゃん攻防戦、開始!
tamaonion
-
「あのね、ジローラモ・れおんさんって、チャッカリしてるので、業界では有名な人なのよ」
りりィさんは、レンくんの携帯の画像をのぞき込んで、言った。
彼女のお店、「星を売る店・上海屋」で、レンくんがお茶を飲んでいる。
そこに、妹のリンちゃんからメールが届いたのだ。
レンくんが聞く。
「れおんさんって…。...玩具屋カイくんの販売日誌(188) アヤシイおじさんと、熱心なファンと
tamaonion
-
翡翠が望む明日
木々が生い茂る森の中、少年は目の前で蹲る少女に訊ねた。
「どうして隠しちゃうの?」
少女が頭を押さえて涙ぐむ。
「……皆と違うから。緑髪じゃなくて、変だから」
少年は知っていた。少女が必死で隠そうとする髪の色を。それはこの国ではまず見ない、草木に映える金髪だ。少年自身、緑髪...蒲公英が紡ぐ物語 第55話
matatab1
-
「じゃあ、ちょっと彼らを外に連れ去ってくるわネ!」
霧雨さんは、そう言って立ち上がった。
「大丈夫?」
そわそわしていたリンちゃんは、心配そうに彼女の顔を見た。
「私がこの部屋を出ていこうか?」
「平気、平気。まあ、見ててよ」
霧雨さんは言うと、“はっちゅーね”を抱き上げた。
そして、何やらちょっと...玩具屋カイくんの販売日誌(177) 押しかけファン 一掃作戦!
tamaonion
-
「だんだん、お客さんが増えてきたかしら」
ブースの前に出て、テトさんはコヨミ君に言う。
「そうですね。午後になって、出足が良くなったんでしょう」
コヨミ君はうなずいた。
東京ビックサイトで開かれている「雑貨&コミック・フェア」。
会場のホール1とホール2を使って、いろんな出展者が販売用の机やブースを...玩具屋カイくんの販売日誌(183) リンちゃん ボディーガード発動!?
tamaonion
-
ニコニコ・デザイナーズ・ビレッジにある作業室で。
新しく、この施設に入居するという、紙魚子(しみこ)さんと話していた3人は、そろって、その部屋の壁を見つめていた。
「ちょうど、あの窓の下のその壁が、穴があいていたところだったんよ」
マコさんが言う。
「でも、もう綺麗になおってるね」
「ええ、壁を直し...玩具屋カイくんの販売日誌(202) ニコビレの作業室
tamaonion
-
展示会の会場で、霧雨さんのブースの前の、ゴタゴタは、まだ続いている。
「ネエ、たこるかチャーン、ボクが悪者でないことを、皆サンに言ってクダサイヨ」
皆に白い目を向けられたおじさん、ジローラモ・れおんさんは、困ったように言った。
「うん。悪者かどうかは、別としてさ」
皮肉っぽく、たこるかちゃんは片目を...玩具屋カイくんの販売日誌(191) リンちゃん+“はっちゅーね”の新キャラ?
tamaonion
-
ライブハウス「マルクト」の楽屋前で。
楽屋にいるリンちゃん目当てにおしかけた、おっかけの少年たち。
その前に、廊下のイスに置かれた“はっちゅーね”の人形がある。
廊下の向こうから、霧雨さんが走ってきた。
「いっけない。これ、忘れちゃった。大変大変」
顔色を変えた調子でそう言うと、人形を抱きかかえて、...玩具屋カイくんの販売日誌(178) おっかけファン一掃作戦 (その2)
tamaonion
-
「はいはい、並んでね。あ、通路にはみ出しちゃダメよ」
会場のブースには、男の子たちの長い列が出来ている。
雑誌をメガホンのように丸めて、それを仕切っているのは、霧雨さんだ。
雑貨とキャラクター雑貨のショー「雑貨&コミックフェア」の会場。
その一角で、時ならぬ“ミニミニ撮影会”が起こっていた。
ちょっ...玩具屋カイくんの販売日誌(186) ミニ・イベント in イベント?
tamaonion